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トピックスの内容が増えてページが重くなったので新規のページを作ることにしました。

トピックス目次
トピックス1(2004年10月〜2007年2月)
トピックス2(2007年2月〜2007年12月)
トピックス3(2008年1月〜2008年6月)
トピックス4(2008年7月〜12月
トピックス5(2009年1月〜現在)


 
 いよいよ年末   2008年12月19 日


いよいよ年末。
ことしもいろいろあったな〜。

ここんとこの工場は世界中の車が乱舞。

フランス車専門じゃない って名乗ってるけどこれだけ集まるともうわからん。
まずはエクズカージョン。
HIDをお買い求めいただいた。
後は足回りガタの点検。 
でかい。
アメ車の中でもこいつはでかすぎる。
だから操舵系にかかる負担もでかくてこの辺の車は大体タイロッドのボールジョイントが最初に駄目になる。
でもその辺はすでに何回も壊れて交換されてるはずだから日本に来ている中古平行車だとステアリングギアボックスにガタがでてくるのよ。
この車の素性はわからないけどタイロッド回りは交換済みだということなのでギアボックスのがたを調整してやった。
結果はもちろんOK。
昔アメ車屋の整備もやってたんでね〜^^

お次はベンツC200
このくらいのベンツはいま相場ががた落ち。
下手するとカローラよりも安く買えるからびっくり。
理由は海外での需要がないから。 日本の中古車の市場は海外の人が支えている。
安いからといってよく見ないで飛びつくとはまるよ。
エアコンとかちょっとしたところ治すだけで同じ車もう一台買えちゃうから。うはははは。
これはLLCの交換時の写真。

一度負圧で引いてからLLCを流し込む。
だからホースは一度ぺちゃんこになる。
LLCはベンツOKなものをつかう。
高いけどベンツのアルミはなぜか弱いんで。・・・・。

それからスマート
これも車検。
きちんと整備しようと思うとこんなにばらばらにしないといけなかったりして。^^;
お客さんこれ見たらびっくりするだろうな。

エンジンだってちょっと何かしようと思ったらすぐにおろさないといけない。
簡単に降りるんだけどめんどうくさいな〜 って先入観が働くよね。
てかこんなのよその整備工場どうやって整備してるんだろ。・・・・・・。

そんでもってプジョー306
ここは弱点。
フロントロアアームのボールジョイント。
かならず駄目になる。
これとロアアームのブッシュ類もだめになる。
他の車種より明らかに寿命が短いと感じてるのは私だけでしょうか。

しかもリア側のブッシュは部品の設定がない。
そうなるとロアアームごと交換を余儀なくされる。
????
てことはボールジョイントとかブッシュとか具合悪いのしってるからAssy交換させようというハラか。???? ^^;

でもうちにはリアのマウント部品で在庫持ってたりして。
これは日本ではうってないよん。
写真ないや。


それからルーテシアRS。
これはね〜 リアハブベアリングと内装のプラスチックが弱点。

内装のプラスチックは色つきのプラスチックの上にビニール系と思しきコーティングがされていてこれが溶けてべたべたになるのよ。
この傾向は昔アルピーヌのV6ターボにもみられた。
少しは学習しろよ〜 ってんで対処してやれば問題は解決できる。

原因はいろいろ考えられるんだけど紫外線と熱だけじゃあなさそうなんだよね〜。
たぶん他の内装材が発するガスと反応してるみたいで日陰に止めてある車もなる。

リアハブベアリングはなぜか部品の注文が多いな〜 って以前から思ってたんだけど、大概ルーテシアの中でもRSだけなのよ。
どうしてかな〜なんて思ってたらなんだ〜。
ハブキャップないじゃん。
しかも補修部品にはハブキャップがはいってくる。
なんだよ付け忘れか? ってRSは全車有りませんから〜
とてもよくしてくれる某ディーラーさんにきいたら うちに入った車は全車取り付けることにしています。
だって。 さっすが〜。

逆側は点検してOKだったから キャップつけといた。^^v
雨が入らない理由がないよね〜。
グリスが乳化して潤滑しなくなるからあっという間に壊れるっての。
ちなみに音が出てたほうはこんな感じ。
↑これ外側    これ内側↓
外側(写真上)は表面が減っちゃってるけど内側(写真左)はまだ銀色。
同じ加重を受け持ってるんだから外側が駄目になる条件が存在する。
てなわけで  もうすこしがんばりましょう。  

プジョー106は車検。
エンジンマウントは相変わらずこんな感じ。
左使用済み 右新品
切れてなかったけどこうなるとエンジンがかなり下がっちゃってるし振動とかぜんぜん違う。

シビックはメタルクラッチがおしまい。
クラッチ交換。
メタルクラッチはフライホイールへの攻撃性が高い。
だからコストは高いんだよね〜。
こいつは強化カバーもついてた。
となるとものすごく乗りにくい車だしね〜。
組み付けもしっかり気を使ってあげないとクラッチペダルが必要以上に重くなっちゃうし。
工夫して組むと軽くなるんだけどいがいとそれやらないところ多いのよねん。

これも車検
最新。
でんきではしる ぷりうす。

40年の月日がうちの工場に入れ替わり立ち代りで来てる。
毎日が車との知恵比べ。
知らないこともたくさん。 調べて知ったこともたくさん。 教えてもらったこともたくさん。

あと平日4日。
納車もたくさん。^^;

従業員は消耗戦。火曜日なんか1日で4台車検とおして2台エンジン下ろして1台つんだ。
今日その車NOx解除してきた。パリから帰省中の従業員も助っ人に借り出す。
ありえないだろ〜。
あとひといきがんばっていくぞ〜。        どよ〜ん。

忘年会は年明けてからだな。^^;


  ここんとこの工場 Twingo流行中??  2008年11月23 日


な〜んか忙しいような。手がすいたかな と思うと誰かが来る。

車をお買い求めいただきました。
今 府中レーシングで流行ってるのはTwingo。
???

2台Twingo
前はOHCイージー
後ろはOHVパック

いまごろ? ってかんじするんですけど実はすごくわかる。
左ハンドルでマニュアルで排気量がでかくなくって安くって変わってるのってこれしかない。^^;
小さいけどリアシート広いしとてもいいコミューター。

日本のTwingoは エンジンが1200のOHVと1100+αのOHC。
どちらもインジェクションでよく走る。
しかも燃費がいいのは排気量から見てわかる。
トランスミッションは5速マニュアルかクラッチレス5速。

ユーザー層からこの車種の中古をプロファイルすると
距離が進んでいない車も結構ある。
外装に傷があるものも多い傾向。
車に詳しくない人が乗ってた可能性が高い=ノーメンテかディーラーメンテのどちらかが多い。

とこの辺に気をつけながら車選びをすれば結構いいタマ見つけられる車なんだけど一時期のガソリン高騰で小排気量車の人気が上がったから以前よりは高値がついてる。
屋根があくやつは限定車かキャンバストップなんで選択肢が少なくなる。
イージーは必ず壊れる。でも車体番号でリコールがはいってるからその手を選んだほうがイージーシステムが新品に交換できる若しくはされてるから他のより長持ちする。
メタリック車は塗装がやられてるのが多い。

なんて傾向にある。
Twingoは昔記事書いたころが底値だったんだけど今は少し上がって下がったところ。
だからこれから車を選ぶんだったらよ〜くみてメンテの行き届いたものを選ぶとお買い得です。
落ち着いてみればいい球がまだまだみつかるよん。


先日こんなTwingoも修理に来た。

なんとTwingoなのにオートマ。
実は本国にオートマ仕様も存在する。平行輸入車みたい。
これはセルモーター交換。
ピニオンギアが出たまんま。
だから5回に一回くらいしか
エンジンが始動できないで空回りしてた。
修理しようかと思ったんだけどセルモーター安いんで交換。


で、Twingoなんだけど有る程度古くなってるからきちんと治すとある程度の金額になる。
だから元のメンテがいい車を見つけるのがコツで、その後乗る前にマウントやらタイヤやらを交換してやると結構良いよ。
足回りもへたる前のやつが見つけられればいいんだけど、7〜8万キロ行ってるならショックとアッパーマウントを交換してやると直進性が元に戻る。
ショックは社外でもいいなら安いしね〜。

てなわけでなぜかTwingoだらけのここんとこでした〜。







  プジョー505 ファミリアール   2008年11月5 日


とにかくこの車なまえがよくわからない。^^;
この車はアメリカから新車並行で入ってきた車らしい。
なので多分名前はプジョー505
SW8 になるんだと思います。
ま、正直名前なんてどうでもよくて目の前にある車がすべてなんでとにかく悪いとこどんどん治しちゃう。
すでにうちに来たときからまともに動かない。^^;
なもんで修理なんだけど部品が何が必要なのか洗い出ししてる最中に手持ちの部品で治せそうだからついつい治し始めちゃった。・・・・・。

まず走らない。うはははは。
動くんだけど調子悪い。ターボが効き出すとすぐパンパン吹き返しちゃう。
この辺が駄目で前の人手放したな。
実際アイドル不良で修理したんだろうな〜っていう部品がすでに新品に交換されてた。
てことはそこは他の整備士が苦労して直らなかったんだからその人と違うところ見るほうが早いな。

こんなの簡単。
まずは症状の切り分けから。
調子が悪くて吹き返す。 は実は2個の原因。
まずインタークーラーはずして。

一つ目は 調子が悪い のほうが   
なんじゃこりゃ〜!!!
みりゃわかるだろすぐに。
交換してよ〜。
 エアフロメーターからタービンを接続しているホース。
これだけぼろぼろだと吸入空気量なんか測れるわけ無い。・・・・・・
で、こんなもん昔ターボ車やってたからそこらへんにごろごろ。
あ、ない。最近ターボやって無いからいらないやってんで軒並み捨てたんだった。^^;
とりあえず1個みっかったこれでいいや。
多分日産のスカイラインのやつ。
なんとなく形似てるけど長いんで適当に切ろう。
で、取り付けたら調子よくなった。
その間に純正品頼んでおいて次々〜。

ブーストがかかるとパンパン吹き返す。
こりゃオーバーシュートだな。
ホース交換し時点で吹き返しは消えたんだけど今度はブースト計を振り切った瞬間に急減速する。
タービンの加給圧があがりすぎちゃってエンジン制御側が危険を感知して燃料カットの制御を入れてるんだろうってことでタービンの点検。
とにかくたどり着くまであれこれはずす。
エンジンマウントはずしたから
特製マウント はさんどいた。
またタービンがさ〜下のほうについてるもんだから何も見えない。
下からエンジンマウントはずしてやっと見える。
オーバーシュートするってことはあがりすぎたブーストをそれ以上かからなくするためのリリーフバルブっていうかウエストゲートバルブっていうかポップバルブとかって言われるバルブ周りのトラブル。
なのでそこらへんを見るんだけど、そのバルブを動かしてるのがアクチュエーター。

これ。
ブーストがかかりすぎるとこの中のダイアフラムがポップバルブをあけてタービンを回す排気ガスを逃がしてやることでブースト圧を制御してる。でテストしてみたら すか〜  ってすかしっぺみたいな音がするだけで動きません。
部品交換しようにも手持ちは無いから他の車のでいいやってんでルノーの21ターボから拝借。
当然そのままじゃつかない。 505用からブラケットをはずしてやって21T用に移植。
その後ロッドの長さをあわせてやって解放圧をあわせてやって取り付ける。
完成〜。

こんな感じ?

てなわけで後は組みつけておしまい。
問題なく走る車完成〜。

インジェクション制御の車で燃料の基本噴射に必要な3要素は水温信号、吸入空気量、アクセル開度。
で、それ以外の補正の要素にO2センサー信号やら点火時期やらブーストやらの補正が入る。
あの症状は明らかに不具合じゃなく故障の範疇だから基本的な要素がしっかりと入ってないことが明らかだったから意外とすぐに原因見つかってよかった。^^

ちょっぴりブースト高めに調整してあるから早いぞ〜。
さすが180馬力。

エアクリーナーもフランス事務所が里帰りしてくるタイミングにぎりぎり間に合ったんでそれだけとどいた。
きたね〜。
しかも触るとぼろぼろ崩れる。

まだあるよ。
時計の電球が切れてるから交換。
でもってついでにエアコンのフラップの動きが悪いから点検。
どういう仕組みだかわからん。なんかうまく切り替わらない。
だからばらしてみる。
このころのフランス車はベンツみたいに負圧制御のエアコンフラップが使われてるんだけど、内気循環にすると しゅ〜 ってまたすかしっぺかよ。^^;
はずしてみたらホースさし間違えてるジャン。
てことでさしなおしてOK。
内気外気の切り替えはなおった。
でもなんか他のフラップ切り替えの動きが変なんでもう一回やるようかもな。
こういうところは部品が早くなくなるからな〜 なければ他の方法を取ることになるかも。
そんな感じでしっかりとした車に仕上げていきます。
フレンチブルーミーティングがらみでもう500キロ弱走ったけど調子よくなってきた。

でもなんてったってもう17年たってる車だからねえ。
いい車になると思うよ。 おたのしみに〜。

こういう車整備するのは大変。
なので敵を知るためにもいろいろ調べたよん。
エンジンはPRVじゃなかった。 しかもアメリカでの505ってどんなだったのか。
しりたくな〜い?
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  フレンチブルーミーティング   2008年10月29 日


今年はあいにくのお天気。
だれだ雨男。
実は俺

フレンチブルーミーティングに行ってきました。
今年は寒くてね〜。 雨は降ってるし。
前の晩 アラフォー飲み会 で飲みすぎて気持ち悪い上に外見たら雨降ってるじゃない?
もう一回布団にもぐりこみたくなって車山に来たのは夢だったことにしようかと思ったくらい。・・・・・・。
だってさむいんだもん。

でもお客さんのご好意で今年もグラウンドパスGET!

てなわけで今年もグラウンドへ陣取りました。
今年はR8と売り物のプジョー505ターボ ブレーク ファミリアール SV8
名前がようわからん。
これがまた意外な人気でね。
子供写生大会の。^^; うはははは。
ちびっ子が車の前に陣取って絵を描いてたのはほほえまし。

この車ぼちぼち売り物として仕上がってきたんだけどそのテストを兼ねての遠乗り。
中央道 早い早い。
上り坂ぐんぐん。
ブーストびんびん。
あちこち直しただけのことはある。もうちょっと整備したら売り物としてお披露目しますよ〜。

今年もいろんな車来てましたが、今年はこの数年とはちょっと違う傾向が。
この数年プジョーの x06系列 ばっかで見てても詰まんない車ばっかりだったんだけど、今年はだいぶ様変わりして結構イカすクルマがきてた。 一番のお気に入りはSIMCA1300の黒いの。 ああいうのかっこいいな〜。
人の車だし写真は載せないけど(フレンチブルーにカメラもって行かなかった。 だもんで同行の人から記事用の写真もらったんだけどないのよね。)ローダウンで半つやな外装。 う〜んかっちょよかった。

でもさ〜そういう車って意外とグラウンドより外においてあるんだよね。
で、グラウンド内にはBMWとかベンツとかディーラーや町で見るような新しいのとかそういうのも止まってる。てことはグラウンドはただの駐車場で珍しいのが見たければグラウンド外に見に行ったほうがいいみたい。

で、その x06系の車が減ったってことはどういうことかって言うと、それはいえないあしからず。
で、 x07系が増えてるかって言うと増えてない。 どういうことかって言うと それもいえないあしからず。 うははは。

そんなわけで普段仕事をしていて感じていたフランス車を取り巻くマーケットの変化ってものをひしひしと感じるフレンチブルーミーティングでした。
うちもいろいろ考えないとな〜^^

とはいえ2泊3日の飲み会に来たようなもんだから今夜もお泊り。
早く宿に帰って酒飲もうぜ〜 いえい。


あ〜 寒ぶ
 
 

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  プジョー205やったるで エンジン積み替え   2008年10月25 日



明日からフレンチブルーミーティングですね。
今年はいつもと違う宿なのでいつもよりもっとこっそりといきます。
風呂敷でほっかむりしてる人を見つけたら声をかけてください。
うはははは。

ことしも飲んだくれて ぐ〜たらしよ〜っと。
毎年毎年ゆっくりできるのはこのときくらいです。^^v


8月から預かっていたプジョー205が出来上がりました。
作業内容はオイルを食う。(オイル1リットル/500Km)マフラーから白煙が出てくさい。
エアコン効かない、シートが破れたなどです。

このころの205、405など x05 シリーズに使われているエンジンは古くなるとエンジンオイルをものすごく食います。
主にオイル下がりが原因なんですが、うちの車は2ストなんだよ なんて笑ってそのままにしてるとピストンリングのほうも固着して駄目になるんでエンジンOHをすることになります。

でもこの車14万キロも走っていてオーナーは後20万キロのると豪語しています。 こまったやつだ。^^;
治すのと同じ値段で306買えるよ。買い換えたらよ? とかいっても聞く耳持ちません。 うははは。
これまでもかなり手を入れてきてるし、そこまで言うなら本腰入れてやったるか。
ということでエンジンを治すことに。

しかしこのエンジンを治すと相当なことになりそうです。
交換部品を考えただけでとんでもないものになります。
限られた予算内でいい結果を出す。 これを考えた結果306のエンジンに積み替えることにしました。
いいドナーを持ってくればエンジン以外のくたびれたパーツも一緒に交換できると考えたからです。

という訳で306前期 N3 Xsi の5速 走行3.3万キロのドナーを買ってきました。
まったく問題なく、ドナーには本当に惜しい。・・・・・・。

このところ金属の高騰で鉄の値段が高いから部品取り車はとても高価で、なかなか出回りません。
なので普通の商品車を使うのと変わらないからいい車を買ってきました。
306好きな人には怒られるぞ。^^;
でも他の使える部品を同じ車のお客さんで分ければ車代はペイできるだろうとも考えての決断。
う〜ん なんていい人。^^v

作業開始〜
この後どんな試練が待ち受けているやら
知る由も無い。・・・・・・。
まずは基本情報から。
205GTI
 1900cc OHCアルミブロック Lジェトロ制御 デスビ点火

306Xsi(N3)
 2000cc OHC鋳鉄ブロック Dジェトロ制御 デスビレスツインコイル同時点火

エンジン自体はそっくりです。でも型式はまったく違う。
実は1900のアルミブロックは1600ccからの発展でほぼ限界のスープアップ。
だから1900なんていう中途半端な排気量だと考えます。
対して306の鋳鉄ブロックははじめから2000ccを作ることを考えて作ったエンジンで実はツインカム化を含めラリー等で使用できるよう耐久性に主眼を置いた設計がなされているはず。(勝手に決め付けてる。^^;)
まあでもそれが証拠に極最近でもWRCなんかではしってたやつのベースエンジン。
てことは1機目で14万キロだから2機目で20万キロいけるんじゃん?
という適当な憶測の元これを採用。

単に載せかえで補機類だけ移植してやればいいんジャン?とか思って進めていきます。(あま〜い!)

306もエンジン下ろす。
比べてみる。

以下 左205 右306
わかりにくいんだけどクラッチの大きさが違う。
306のほうが一回りでかいクラッチを使ってる。

ポートの形違う

補機類の取り付けブラケットがまったく互換性なし。
はなっからブラケットもブロック形状もちがってつかない。
オイルクーラーも仕組みと場所が違う。
ブローバイの穴の数が違う。
レベルゲージの取り回しも違う。
オイルパンも違う
エンジンマウントの取り付けすら205のものを306には使えません。

こりゃ大変だぞ^^;

幸いなことにエンジンマウントは306のものをそのまま使用すれば205に乗ります。
てことはエンジンルームの中の固定位置は206も306も同じところにある ということ。
だから306は車幅が広いのにタイミングベルトの交換が狭くて面倒くさいのは納得。^^・・・・・・・。

オイルクーラーは
オイルエレメントの位置の違いで、こんな風に違うから
こいつを何とかしてやらなきゃいけないんだけど、とにかく306のオイルクーラーを取り外さなくっちゃいけない。
←205

306→
306の機構をそのまま使おうかとおもったんだけど205のエンジンルームは前後長が足りないからオイルエレメントがつかないしオイルクーラーホースが取り回せない。
なので同じ形状にしてやらなくっちゃいけないので真ん中のでかいネジとオイルクーラーをはずす。
並みの力じゃ外れない
で、ここにネジを生やさなくっちゃいけないけどはずしたネジはぐちゃぐちゃになるから到底再使用できない。
う〜ん。簡単に手に入る国産車は規格が違うから使えない。フランス車はここのネジが独特の径を使ってる。
あったあった。
ルノーのネジ。
新品。こんなこともあろうかと
偶然持ってた。^^;
このサイズ独特なの知ってたんでむか〜し本国から2〜3個取り寄せておいた。
もちろん国内ディーラー在庫あるわけない。^^

他にも水温センサーやらデスビがつくあたりの形状もだいぶ違うんだけど205のやつが306に丸ごとだったらつけられた。
ちょい写真違うか。・・・・・。
でもアルミブロックがいかに剛性面で必死だったかわかるよね。

そんな細かなところのつじつまあわせぜ〜んぶやってやるとボルトオンで乗っかる。
こういうのボルトオンっていわね〜か。
でもね、結構205にツインカム乗ってるやつもみるからコンなのは意外とチョロイほうなんだろね。

トランスミッションも306用。
走行3.3万キロのミッションが乗るからこれはうれしい。 ドライブシャフトだけ205用にしてリンケージ周りの部品を移植すれば使える。
まあ、ここまではそれほど難航せずに解決できた。
いろいろあったけど考えて組み合わせてどうにかなるレベル。

しか〜し!
この後われわれの前に立ちはだかる大きな壁があるとは誰も思わなかった。・・・・・。


おおげさな。^^;

エンジンミッションはとりあえず車に乗せました。
(写真なし。)
でもね〜 補機類つけていったらありゃ〜 
エアコンホースが通らないし何よりラジエターのロアホースががつかないどころかベルトラインが出せない。・・・・・。

とにかくエンジンルームの縦長が足りない。

まずボディーの一部を少し切ってベルトラインをだす。
何とかベルトはかけられた。
何だこの写真
でもラジエターホースがつけられない。↑
要はラジエターホースとエアコンのホースがあったところにベルトラインが来ちゃった。
だから両ホースが通る場所がなくなっちゃったの。
ベルトの中を通しちゃおうとかいろいろ考えたんだけどベルト交換するのにラジエターホースはずすようなフランス人みたいな造りはしたくないだろ〜。 ばかじゃん。?

なのでまず比較的楽なエアコンホースをヘッドライト裏に穴をあけて通してやる。
そしたらラジエターなんだけどこれはどうにもならん。
2日ほどあれこれやって結局
ラジエター 一品製作。
さてよく見てください。
何をしてあるか。

実はね、写真の左側に移ってるタンクがまず一品で製作した部分。
タンクの幅を上から下まで広く取って
そこにまたパイプをこっち向きに生やしてある。
こっちむきってどっちやねん?
上に載ってる金色のタンクがノーマル。
で、こっち向きってのはなんと車の前側。 つまり前方。^^
うはははは はじめてみた。 (爆)

だから上の写真ってラジエターホースの口が2個みえないでしょ?
つまり裏から入って前から出るという珍しいラジエター。
じゃあどんな風につくかって言うと

意外と普通〜
実はボディーにも穴をあけて
こんな風にした。
すべてはバンパーの中に隠れるしほぼノーマルのものと同じようにフェンダー内は取り回したからタイヤの干渉もなし。
意外とうまく行った。
しかもラジエターも14万キロ20年ものだからこの際OHしとかない手は無いだろう〜。
一石二鳥。目指せ月まで36万キロだもんね。

他にはエアコンのコンプレッサー。
漏れたエアコンのコンプレッサーオイルで でろでろ。
306のやつは冷媒がR134。205用はR12冷媒。
306のやつを使おうと思ってたんだけどホースの取り付けがまったく違う。
これは無理。

しかも205用はリブベルトのリブ数が5で306用は6リブなの。
だからできれば306用のコンプレッサーを使いたかったんだけどホースが無理。
作るとなるとこれまたお金も時間もかかる。
仕方ないので205のコンプレッサーにもう一度がんばってもらうことに。

でもオイル漏れがひどい。
リビルトだすと金かかりそう。
仕方ないので秘蔵のコンプレッサーOHキットをつかってパッキン交換する。
このキット国内ではなかなか売ってくれない。
仕方ないのでむか〜しアメリカから取り寄せたやつ。
エアコンと電装は車の中でも特殊でアンタッチャブルな部分。
分解するなんてもっての外で原因がわかっても部品ルートがない。
普通 やらね〜よな そゆこと。
といってメカニックを冷やかす。^^;
でもこういうのバラすと原理がわかるから故障探求とか凄くいい経験になるのよ。
こういう積み重ねがないと何でもかんでもASSY交換なチェンジニアメカニックしか育たないのよねん。

でもこんなことばっかやってても偉くもないし儲からないよ。^^;

とにかくプラスチックも20年たつとだめだねえ。
おれた
ラジエターのリザーブタンクもクラックで水漏れしてた。
なのでエンジン側の水の出入りの部品もプラスチックでできてるところみんな交換しておいた。
オルタネーターもパワステポンプもミッションもエンジンもみんな3.3万キロ。
10万キロ以上若返った。


ま〜そんな紆余曲折はありましたがとりあえずできた。
プラグコードは黄色でおしゃれにした。^^ ほんとか?
しかしぎっしりだな〜。これでもだいぶ時間かけて配線の取り回しとか磨きとかやったんだけどな〜。
あとはエンジン積み替えの公認とったらおしまい。^^v

さて、最終的にどうかわったのか。
なにもかわらん。
うそです。

まず静かになった。 車が軽くなった。
エンジンは鋳鉄なので重いと思うんだけど、実際には特性の違いで2000回転くらいからでもすいっと前に出る車になった。
アクセルのツキがいい。トルクがある。 ミッションのフィーリングがいい。
エンジンやったんで後ろの窓にうちのステッカー張った。^^
そしてなによりも白煙が出ない。 うははは。

けむにまいて おしまい。

とても乗りやすくて早くていい車になったよ〜。
205まだまだいけるな。

 



  またかよ日野コンテッサ    2008年10月19 日

またまたコンテッサです。こないだのとは別。
コンテッサクラブのミーティングが静岡で開催されてそれに間に合わせるためにもう一台入庫。
こいつはブレーキです。

日野コンテッサは昭和41年くらいにはほぼ生産は終わっていてその後トヨタと合併というか吸収されたようなもんなんで部品の供給はまったくなし。
日野自動車から部品の問い合わせが来るような状態です。^^;
つまり実働のコンテッサはほぼいろんな部品に行き当たりばったりで対応してなんとか維持されているような状態。

特に今みんなが困っているのは油圧関係で、ブレーキクラッチマスターは だましだまし 使っているような状態です。
10年位前に社外品で製作されたシリンダーも今では2年に一度はもれるようになっていて困っています。
しかもマスターシリンダーは特殊な形状で他の車のものを使うのもなかなかうまく行かない。

しかしこの車は違ったアプローチを。
マスターシリンダーをボーリングしてそこにステンレスでできたスリーブを入れることで虫食いシリンダーを修理。
クラブ員の方の仲介で英国で古い車のシリンダーを治してくれるところに依頼したものだそうです。

で、そのシリンダーに交換してほしいとの依頼。
入手後一度自分でOH、確認してから持ってきたのでそのまま組めます。って。

てことは一応あけて中を見ておいたほうがいいよね。
だってシリンダー先端のパイプ用のアタッチメントがブレーキとクラッチ逆になってる。^^;
コンテッサは径の小さいほうがクラッチ用で大きいほうがブレーキ用。
クラッチ用のシリンダーをブレーキに組み付けるとクーペはブレーキの効きがよくなるよ。
これはパスカルの原理の関係でそうなる。

でもこの車はセダンなんでそれをやるとブレーキが効きすぎてあぶないのよん。
クーペはフロントがディスクブレーキ。セダンは4輪ともドラムブレーキなんでセダンは恐ろしいほど効くしクーペはありえないほど効かない。
うちのメカニック初めて乗ったとき十字路通過したもん。うはははは。しぬぞ。^^;
なれればまったく問題ないんだけどね。

で、あけてみた。
あちゃ〜  いつこれあけたんだろう。・・・・・・・。
よかったあけてみて。
バネはこれが入ってた。ノーマルこんなやつだったっけかな?

このバネは実は重要でね。
ピストンを押し戻すためだけにあるんじゃないんだよね〜。
実は古い車はマスターシリンダーの先端にワンウェイバルブが入ってる。
ブレーキ系統に残圧をわざと残すことで踏みなおしのときの遊びが過大になるのを防ぐ役をやってる。
これの硬さが違うと遊びがでかくなったりブレーキを引きずったりという症状が出る。
これに気がつかないといくらやっても直らない。
気がつかないっての。^^; 


いい写真が無いな。
クラッチだったか 中のピストンは新造したんだって。
上手に加工できてるんだけどすでに腐食が。・・・・・。

ちかごろのピストンはこれを防ぐためなのかアルマイトが施してある。
使ってるうちにアルマイトはなくなっちゃうんだけどそれでも寿命は延びる。
多分新車保証が伸びたころからそういうのが軒並み採用されてる。
メーカーってほんとに凄いね。

でもまだ使ってないのにどうして腐食したんだろう。
ステンレススリーブと相性が悪いのかな。 これは追跡調査が必要だな。

よくこういう風に一部だけステンとかの凄い素材を使ってメンテフリーだと豪語している製品を見るんだけどやっぱり奥が深いよね。
よくあるメッシュホースなんてのがいい例で、ブレーキのメッシュホースは飛行機に使ってるくらい信頼性が高くて一生物 みたいなこと言ってたときがあるんだけど、飛行機くらいこまめにメンテするものはないわけだから逆に言うと飛行機に使ってるものほどメンテが重要って意味なんだよね。
高性能で高価だけどしっかりとしたメンテが必要。 だから見た目の性能にごまかされちゃいけない。

シリコン系のブレーキフルードも気をつけてね。
Dot5 っていうやつ。
これはもともと南極用の規格で低温流動性を念頭に開発されたもの
-30度でも凍らないからバナナで釘が打てるフルード。 うはははは。
バナナは今品薄だから釘なんか打ってると奥さんに怒られるよ。^^

凍らないけど普通のブレーキのカップゴムには対応しない。ふやけちゃう。
ハーレーとかには純正で採用されてるんだけどそれはまた別。
シリコンフルードに適応してる材質をつかってる。

こういうところをしっかりとしてやれば使用に問題ない。うちでももちろん在庫してる。使ってないけど。

他にわれわれが考える問題点は、メンテナンスをする人間が必ず自分ひとりじゃないってこと。
うちでシリコン系を使ったとしてもこの車はどっか出先でブレーキトラブルが起こるかもしれない。
そうするとだれかがいじるでしょ?
そこでシリコンフルード使ってるとか のたまってもそんなのうちにないよ。 って話になる。
シリコンとグリコールはまぜちゃいけないから全量交換って話になる。
そりゃ無理だよ〜。 ブレーキオイル交換だって素直にすまないような古い車なんだからやっぱり帰ってこれなくなっちゃう。^^;

他にはシリコン系は親水性が無い。
水分を吸わないの。
てことは万一水分が混入したり結露で水分が発生した場合水は玉になってブレーキのサイクル中に存在する。
その場合キャリパーの中にそれが存在したら水だけ沸騰しだす。
つまり150度以上でしか沸騰しないシリコンのブレーキオイルの中に100度で沸騰する部分がある。
これじゃあ本末転倒だよね。
他にブレーキパイプ中に水の玉が存在するとそこだけ錆び始めて最悪パイプに穴が開く可能性がある。
ここら辺がメーカーで純正採用しない原因だね。
ま、コストも重要なんだけど。

グリコール系だと水分含みだして徐々に沸点が下がるから一気に100度で沸騰するポイントはできない。
なもんでその点は有利だよね。

じゃあそんなに水分混入するのか?
しないだろうと思うんだけど条件による。
バイクのキャブのドレン抜くとなぜか水の玉が結構出てくる。
やっぱり結露はしないとはいえないかな。
ガソリンタンクの中も錆びてるし、元はといえばブレーキのシリンダーにスリーブ入れるんだって錆が原因で使えなくなったからなんだもんね。^^

錆びはいろんな条件で発生するんで一概にはいえないけど鉄がさびているということは鉄と酸素が化合して酸化鉄になってるってことだから水の存在、電蝕、がおきてるってことかな。
となるとステンレスにアルミ無垢の新品ピストンが未使用状態で腐食してるのに納得。

形あるものは必ず壊れる。
なんて話が有るけど、すべてのものは崩れてなくなるようにできてるわけだからそれとの戦いをしなくっちゃいけない。
きちんと点検しなくっちゃいけないな と再認識した作業でした。
やっぱりメンテナンスフリーは夢だなあ。

あ、はなし終わっちゃった。^^;


で、この車もご他聞にもれずブレーキのリザーブタンクホースは困ってたみたいでシリコン系のホースで染み出ないと詠うやつに交換して有ったんだけど、やっぱり染みてたんでいつものホースに交換。
しかも硬化が始まってたからおれた。
ノーマルのホースいったいどんな素材でできてただろう。
ほんとに染みないんだよな。 ただのビニールホースにしか見えないんだけど。
この車もオーナーは染みるの知ってたから

雑巾おいてあった。^^;

車の修理やってると本当にいろんなこと知りたいことだらけ。
どうしてゴムのブーツ古くなると油に侵されちゃうの?
わからないことだらけ。だれか何でも教えてくれる人いないかな〜 
神様 呼ばわりしてあげる。^^

 


  A110水周り   2008年10月 6 日

さてイベントシーズンです。
イベント向けの整備が増えてきました。
再来週にはフレンチブルーミーティングなんかも控えてるしどこだかでA110の大集合があるらしいし、走行会シーズンでもあるんであれこれと忙しいです。

A110の水周りほか長距離のための整備ということで入庫のこの一台。
水周りの不安 修理箇所は
ラジエター
こいつはお尻が外れるから脱着は楽。

にじんできてます。
よ〜くみるとただの漏れではありません。
真鍮製のアッパータンクに金属疲労によるクラックが発生しています。
それも写真では2箇所ですが、予備軍が裏にも4箇所くらい、こっちの面には他に2〜3箇所ありそうです。
真鍮は古くなるとクラックが発生しますので気をつけないといけません。

よく真鍮製のフロートなんかもクラックがはいって沈没します。
もし樹脂性が入手可能であればそちらに交換するほうがいいですね。

このラジエターのクラックはなぜこんなにたくさん発生したのか。
このラジエターは日本で貼りかえられている痕跡があります。
なのに今度はタンクのクラックでまたOHしなくてはなりません。

多分原因は慢性的な水漏れです。
この車は水周りには古くからトラブルを抱えていたようです。
前回は長距離を走るのでという点検でウオーターポンプからの水漏れを発見し、即日交換した経歴があります。
そのときには長い間にじみと漏れ続けていたあとがありましたから慢性的にアッパータンクには空気がたまっていたものと思われます。
お客さんの都合で時間をかけての整備はできなかったので故障箇所だけつぶして原因と2次被害は探ることができませんでしたからきちんとした点検が必要とお伝えしてありました。

空気の膨張率は水と比較できないほどですのでタンクは常に膨張と収縮を繰り返していたようで上の写真のとおり膨らんでいます。
また空気は水よりも温度が上がりますからこの部分の真鍮は100度を超える熱と高い膨張率&膨張速度にさらされていたのだろうと思われます。

現状でコアを確認したところ水路も詰まりは確認できず問題ない状態です。
もっと早く水漏れ、スローリークの対処をしておけばこのラジエターはトラブルを起こすことは無かったものと思います。

しかし今回はアッパータンクにたくさんのクラックが入っているんで分解せざるを得ません。
なのでラジエターをOHとコアの交換をすることにしました。
しかもコアはせっかくなので3層です。
ノーマルは2層なのですが一列増やして3層にすることにしました。
水の管理だけしっかりしておけばオーバーヒートはまったく起こらなくなるでしょう。
2層から3層にしてもカロリーは1.5倍にはなりません。
いろいろあるんですけど空気のとおりが悪くなるからです。
FRレイアウトの車だと走行風の抜けを計算に入れた設計がされていますから余計に効率が悪くなる場合がまれにあります。
でもA110の1300VCはリアラジエターでなおかつ直結ファンですからこの辺は問題ありません。
逆にオーバークールに注意しなければいけないかもしれません。

おととい同業者との雑談でお客さんがエンジンOH時に冷却水路を拡大してとてもスムーズな流れを実現するように削ったエンジンを組んだという話をききました。この業者さんも理論は凄い人で、調べ物で国会図書館まで行ったこともあるような病気なひとです。 うはははは。

で、そのエンジン冷えるようにはなったが冷えすぎでエンジンの馬力が20馬力も落ちてしまったそうです。
冷却損失大きすぎるんですね。 むずかしいな〜。
サーモでも調整しきれなくってそのエンジンおしゃかだそうです。^^;。

今回のこのA110はキャブがウエーバーになっていてファンネルむき出しですから夏の一般道では間違いなくパーコレーションが起きます。エンジンはヒート気味になるからこのラジエターは効果あるでしょう。
この人オーバーヒート防止効果のある冷却水入れてたみたいなんで平気だとは思うんだけどちょっと気になるのはこの人北国なんだよな〜。
冬は水温計よく見て走ってくださいね。

写真左 コア増し3層 タンク幅限界までコアが来ています。
写真中 3列の水路
写真右 クラックの跡

本当は今回タンクのクラックの数が多く心配なのでタンク製作でやってもらおうと思ったのですが、ラジエターやさんがどうしても平気だというのでタンクは修理でやりました。
タンクは裏から溶接が施してありクラックはとめてあるそうです。
まあ、この道数十年の職人さんが言うんだから間違いないでしょう。
この職人さんとも付き合いは20年以上になるし、いままでミスは2回くらいしかない・・・・。ってあったんだっけ。うははは^^


さて故障はひとつ解決。
もうひとつの故障はVCに特有のエア抜き。
ヘッド周りにエアがたまるの冷却水交換時に手動で抜いてやる目的で設置されたエア抜き。
これなんだけど、前回ここのプラグから水が漏れててOリングでとめた覚えがある。
今回ここにもクラックが。
プラスチック製でできてるんで熱に負けてもろくなって割れたみたい。
このエア抜きは手持ちが無いし、冷却水の入れ替えのとき以外使わないからなくしちゃう。
3本のホースが刺さるんだけど2本は太くて1本が細い。
複雑な形してるから作るというのも大変。

う〜んと ああ、そうだ 国産車で似た形の使ってるのあるや。
てなわけでこれに交換。
これは金属製。
1本がちょっと細いんだけどご勘弁。
じつはこれ国産車の対策部品として供給されている部品で、A110のこの部品とほぼ同じ材質で作られてるやつが国産車でも壊れるから注文すると金属製の部品が来るというもの。
目的はどんぴしゃ。^^
まさかメーカーもフランス車の対作品として流用されているとは思うまい。 うはははは。
メーカー名は非公開。 配慮配慮。^^

で、ちょっとつじつまあわせで工夫して
←これが

こうなった→

わかりにく!
どの道うちでLLC交換するときはこのバルブ使わない。
冷却系を負圧でひいてからLLCを充填させるんでエアはほぼはいらんのよ。
しかし銅パイプ大活躍だないつも。
ホースはこれが代表。
はずしたホースはどんどん交換するつもりでいないと30年以上前の車は取り掛かれない。
オーナーさんはわかってるから自分でフランスから取り寄せたラジエターホース2本お持込。
さすが。
ヒーターホースを交換
膨らんでる
内部でリークしてる。
専用の曲がったホース無いから汎用のまっすぐなホースで何とか接続。ちょっと曲がりに無理がある。
一番奥のやつ 見えないっての まあ破裂するよりいいか。

うちもホースとか用意するようにしてるんだけど種類が多すぎてとても無理なんだよな〜。
同じホース何本も用意するのは金額がつらいし。
しかもうちA110専門店じゃないし。

組み付け時面白いことをメカが発見。
バンパーの裏にネジが生えてる。
でも表からネジでとめてある。
なんでだ?

ちなみに生えてるネジであわせると
あ〜 オーバーフェンダー車用のバンパーなのね。^^
まあ、コンなのは普通。
よくある よくある。

さーて故障箇所は直した。原因になりそうな水漏れ箇所は止めた。
これから壊れそうなホースもかえた。
もちろんリフトであげて前から後ろまで見た はず。・・・。
でもこれで様子見てもらって次回の車検のときにでももう一回総点検すればいいかなって感じ。
念には念を入れて。

とめておくとブレーキオイル減るんですよね〜
ってそんなわけはありません。

ブレーキオイルは減りません。
ブレーキパッドの減り分少なくはなるけどMAXIラインにあったものがMINラインまでへるなんてことはほぼありません。
こいつは最悪ブレーキマスターの交換を覚悟しないと。・・・・・。

A110には知ってのとおり2種類のマスターが使われています。
直径が19mmと22mm
でも19mmがいま手に入らないんで難儀しています。
フランスからの情報によると再生産されるという話もあるんだけど、そういう手は最初に飛びつくと大体痛い目にあう。
様子見ながらやらんとね。
とりあえずうちにはリビルト品が1個在庫あるんでどうにかなるけど。
無くなったらなくなったでまたそのときかんがえよ〜っと。

で、てんけん。
よかったですね〜
ブレーキのリザーブタンクとマスターシリンダーをつなぐホースが駄目になってただけでした。
にじみまくってます。ホースから染み出てきてる。
ブレーキマスターにもれはありません。
なもんでホースを交換します。
タンクは洗剤でできるだけきれいに洗ったけどこれが限界。


ホースは特殊な素材でブレーキオイルに対応していないと駄目。
燃料ホースとか使うと素材を通り抜けてくる。
うちに在庫してますんでまあ必要なら相談してください。
これが高いんだけどね〜。
販売は1m単位です。
業者さんからの問い合わせが多くなってきたので最近妙に安心。
みんな燃料ホース使えないってわかってきたみたい。

もちろんシリコンホースもだめよ。 ちゅういしてね。^^

はあ、この車ももうチョイ。
スピードメーター
80キロくらいで240キロ指すんだって。
ある日急に。
メーターワイヤーは交換したって言うから確認したけど異常なし。
で、メーターを修理。

はずしてみたら
あらまあ、前人の足跡あり。梱包テープで止めてある。
メーター不具合確実。
症状的にもメーター内部のマグネット系あやしい。
ガラスが割れてるからおかしいと思ったんだよな〜。

で完成品が戻ってきたんで
こいつを組みつけておしまい。
当面の不具合箇所は対処したはず。

ついでなんだけど下回りの写真はっときます。A110では見慣れた風景。

下回りオイル漏れ。
A110ももれるところ全部もれてる。
後ろから順番の写真
程度の差は有れどどの車もこういう感じ。

次回以降の検討材料にしてください。
少しずつやればできるとこでもあります。
今回ミッション外からできるところ、エンジン下ろしてクランクシール、ミッションばらしてとめるところ。


あ、ミッションオイルの残量は気をつけてくださいね。
このミッション車の価格の5分の1くらい占めてるんで。

あと天井から雨漏りがするようです。
これはあんまり見たこと無い。
天井の内部に水が回るみたい。

古い車と付き合うのは結構大変ですけど半年に1回とか確実に1箇所1箇所直していけばとてもよい車になります。
定期的に半年位のペースでこつこつと。
実際この車とても調子がよくてA110の中ではいい車です。
足も動くしエンジンも調子いいししなやかでよく曲がるしブレーキも利く。
素材としていいほうの車体ですね。現状でも十分。

やっぱアルピーヌシリーズのベストバイは1300VCだな〜。だいすき。
自分で買うなら迷わずVCだもん。
あ、もちろんお金持ちなひとはGでもSでもいんですけど私のお財布と自分用の時間を考えると乗って楽しむにはVCが一番楽だなあ。

でもね、フランス製だろうがスペイン製だろうメキシコ製だろうがとにかくその個体の持つ程度がすべてです。
ブルガリア製とかおなかに優しそうだし。
うそ。^^

これから買おうと思っている人、よく見る目を持っていい車選んでくださいね。

さてこうしている間にも世界恐慌が来そうなので今のうちに仕事しよう。
欧州中央銀行 安定策もうちょっとだけ待っててね。
では。^^

2008年10月19日 追加

納車の前日こんなところが壊れました。
シフトリンケージ。
ここのゴムが新品になってたんだけどきれいにはがれた。
はがれたからずっこけちゃってシフトが一切できなくなった。
破断面見るときれいにはがれちゃってるんでこれは製造上の問題だな。
こんなにきれいにはがれたのはじめてみた。l

納車後京都に行ったみたいだけど無事だったのかな?
よかったね〜道中でならなくて。


 



  日野コンテッサ ダッシュボード リフレッシュ   2008年9月30 日


ま〜厄介なことやります。
日野コンテッサ1300クーペのダッシュボードを交換してほかリフレッシュします。
新しい車なら交換するだけなんだけど、古い車は付帯作業が山ほどある。

結局2人で丸1日掛りの作業だったんで写真がいまひとつとりきれなかったんだけど御容赦を。

こんな感じ。
かなりヤレてる。
今回の作業は車検と修理とダッシュボードの交換とメーターパネルの張替えとその他もろもろ。
車検は1年前に切れたまま。

で、ダッシュボードなんだけど、まず交換する。
交換するダッシュボードはすでにオーナーが他の車の中古をどこかの内装屋さんで表面のレザーを張り替えてきたものをもってこられた。

ノーマルは芯材にウレタンフォームで整形された上にバキュームで表面材を溶着してある昔ながらのダッシュボードなんだけどさすがに40年もたつとヒビがはいったり割れが出たりでみすぼらしくなってくる。
なもんでオーナーはどこかの内装屋さんで表面にビニールレザーを張ってもらったらしい。
だからとってもきれいなダッシュボードがつんであった。

実はダッシュボードの材質は難しくってビニールレザーを使うと欠点がある。
ダッシュは日当たりがいいんで材質(ビニールレザー)の成分が蒸発するの。
で、その蒸発した成分がフロントガラスについて油膜になっちゃう。
だから掃除が大変になるのよ。
夏だと乗るたび、冬でも2週間に一回くらいガラスを磨かないとガラスの内側が油膜でべっとりで運転できなくなる。
これが欠点。
蒸発しない材料もあるみたいなんだけどどの道曇るみたい。
実験で、見本をダッシュボード上に敷いてみたんだけど夏は駄目だった。

本皮でやっても同じことがおきる。
ノーマルってよくできてるね。

で、作業はダッシュボードをはずす。
昔の車だから配線は少ないけどコネクター以外のものでとまってるから意外と面倒だし、タッピングのネジがたくさん中に突き出てるから刺さって痛い。・・・・。
古い車だからネジをはずすと再使用不可能なものが出ちゃうのは仕方ない。
これなんかネジはずしたら崩壊するの間違いない。^^;・・・・・・・。
ステアリングコラムカバー
そ〜っとやるけど崩壊した。
そしたら今度はメーターパネルを張り替える。
表面には デコラ と呼ばれる木目のプラスッチック見たいな板が張ってある。
昔のちゃぶ台の表面材みたいなやつ。
わかるかな、味噌汁のおわんが空気の膨張で微妙に浮いてすべるやつ。 (余計にわからんか うははは)
そいつをはがして張り替える。
これはグローブボックスのふた。
エンブレムはずした。
アンチモニーでできてるからはずすの神経使う。
パネル自体もアンチでできてるみたいで結構沿ってるし、表面のクローム鍍金がところどころ噴出してきちゃってる。
これはクローム鍍金のピンホールから侵食が始まって中のアンチモニーが腐食、その後酸素を取り込んで膨張するから表面のクローム鍍金を押し上げてきちゃう。クローム鍍金はその硬さゆえに伸縮性が無いから最後は割れる ということなんだよね。 で花が咲いたみたいにとんがった割れができるって寸法。
実際にはアンチモニーには鍍金が乗らないみたいでクローム鍍金をする前に銅鍍金をしてあるんだよね。

予断だけどアンチモニーの再鍍金は難しくって、通常はクローム鍍金をはがすのに酸(塩酸とか)につけるんだけど、アンチモニーも溶けちゃって使い物にならなくなる。 なので研磨してはがすんだけどエンブレムは細工が細いから件まではがすのもままならんという困ったやつなんだよね。
アルミにクロムは硝酸で溶かすらしいんだけどアンチは溶けなくてクロムが溶けるものって何か無いのかな〜。
最近じゃダイカスト技術はものすごく進んだからアンチモニーの再鍍金なんて真面目に研究してる人もいないんだろうな〜。


で、そのエンブレム自体は上手にはがすことができた。
はがしたらこんな感じ。 どのくらいパネルが退色しちゃってたか想像つくよね。
これに新しいデコラを貼る。
幸いなことに昔コンテッサクラブでこの形に加工されたデコラパネルを販売したからそれがあるんで作業は比較的楽。
古いデコラパネルははがすの大変だった。
こまごまと割れちゃうしものすごく時間かかった。
しかもメッキ傷つけると今度はそこから吹いてくるでしょ?


でもそのままじゃつかなかった。^^;
髪の毛も41年もたつと退色してる。
うははは。 うそ。

白髪隠しでオールペンしてある。^^
そんなわけでデコラはペーパーじゃ整形できないくらい狂ってるし微妙に反ってる。アンチのパネルも反っちゃってるからうまくはまらない。
なもんですこ〜しづつ形を合わせながら削いでいく。

センターの時計のパネルは色が薄くなってるところがあるんで赤を入れてやった
その後クロームにバフをかけてやった。
これはメーターのリング。
だってこんななんだもん。
こんなのそのままつけられないでしょ?
ガラスが曇ってるのは今回はパス。リングはずしちゃうとべこべこになっちゃうからはずさずに磨いた。

そしたら今度はメーターの電球を全部交換して、配線が駄目になってるところとか接触悪そうな端子を磨いたり交換したりして組み付け。
ワイパーの端子は配線が折れてるのを半田でつけてあった。
似たようなのがあったんで切って圧着して交換。
アースは磨いてやって取り付け。

完成はこんな感じ。
使用前の写真が無いから伝わらないか この感動。 うひゃひゃひゃ。
オーナーのみぞ知る。

スイッチパネルなんかも黒で再塗装して
スイッチのノブも劣化したプラスチックだから白くなってたのを表面落としてつやを出してやった。
あちことがピカピカしてるととてもきれい。
グローブボックスのエンブレムもっと磨きたかったな。
でも折れたらまずいし、はずした時点で元の位置に収まらないくらい自分で曲がっていっちゃったし。
ダッシュもきれい
よくこんだけの局面貼れたな。
どんなレザー使ってるんだろう。
しか〜しまだまだ修理はつづくのよん。
ブレーキマスターとペダルの間のピンは折れてなくなってた。 良かったね死なないで。
でも踏み応え変わったろうと思うんだけどな〜。
新品に交換。
ブレーキマスターは社外再生産品だけどもう10年も前の話。
今回ももれてた。
2年に一回はオーバーホール必要だとうちはおもいます。
でもオーナーいわく ブレーキオイルが減るんですよね〜
ってブレーキオイルとLLCは減りません。
これブレーキマスターね。
リアのホイールシリンダーもオーバーホール
昔丁稚にいってた工場は2年に一回必ずブレーキのカップ交換してた。
現代の車だと過剰整備かもしれないけど、そこは昔からある工場。
昔は2年に1回交換してたということの名残でやってるんだろうな。
昔の車は交換したほうが良かったってことなんだと考えると、これはそのころ現役の車。
しかも40年たってる。 まああけてみるくらいは当然。 あけるなら交換だろうねえ。・・・・。

ブレーキだけは手を抜いちゃいけない。
しかも絶版車。いつ部品がなくなるかわからない。
だったら特によくみないとね。

ブレーキの無い車ホント怖いよ。
一般道だとカーブの手前でシフトロックさせてドリフトに持ち込むとかできないもんね〜。

で。エンジンはかからない状態。
バッテリー上がってますって言ってたな。 っておい。
ぱっくり ぱっくり またぱっくり ^^;

インシュレーターぱっくりわれてますから〜。
しかし誰だろこのCMコピー考えたの。・・・・・・・・・

この車はむずかしい。
車両は初期型なのかな。
少なくともエアクリーナーは初期型がついてるんだけど、キャブは後期型。
しかもなんていうのかな SUキャブの真ん中の 写真だと黒いプラスチックのネジ。
このシャフトが他の車のがついてる。サクションピストンのダンパーの役目をするやつ。
なんだろ 多分日産系だろうな。
てことはサクションピストンの上がるスピードがノーマルと違うかもしれないな。

でもよくわからんけど よ〜く考えたらいつもその場、現物でぶっつけ本番修理してるんだからこれも何とかつじつま合わせて調子よくしてあげればいいんだな。 うははは。 楽天家。 

インシュレーターは仕方が無いのでうちの貴重な在庫から泣く泣く・・・・・。
あ、車治すの商売だった。
しかし初期型のエアクリーナーってだめなんだよな〜。
インシュレーター割れるし熱い空気吸っちゃうし、埃もじゃんじゃん吸い込むから見た目かっこいいだけで一利なし。^^;
だからメーカーも後期型で設計変更したんだもん。
写真ないや そのうちとったらアップしときます。

で、エンジンかけたら今度はオーバーヒート。
キャブ調は近所迷惑なんでエンジンがかかったら川沿いの人家の無いところでやるんだけど、キャブ調してる間に水温どんどんあがる。
ラジエターに水が回ってない。

サーモスタットです。
は〜  この車サーモスタット手に入らないんだよな。
考え方はルノーと一緒でホースの中にサーモが入るタイプ。
だけどこのころは日野が独自で発展させてるからコンテッサ900と1300はそれぞれ他のどの車とも互換性が無い。
だから作らなくっちゃいけない。

適当なサーモと日野のサーモを合体させる。
元の写真は無いからそのうちあげます。
右がスリーブで真ん中のサーモを加工してつける。
サーモは多分トヨタの82度開弁。

で、日野のサーモをばらして適当なサーモを半田で合体させる。
言葉だと簡単なんだけど、エチレングリコールの溶液に一年中浸ってたやつだからなかなかつかないのよ。
エチレングリコールはちょっと前にニュースででたから名前は聞いたことあるでしょ?
不凍液の主原料。
これが中国製の風邪薬にはいっててキューバだかで大勢中毒になった。
しかもエチレングリコールは発がん性物質だから結構やばい。
フランスとかイギリス製のワインに入ってて20年位前に輸入停止になったよね。
舐めると甘いよ。^^

脱線。
でかいものを半田付けするのは意外と難しい。
とにかく作業原理自体は単純だから溶接と一緒でどれだけ条件と準備を惜しまないかなんだけど。
まずはサーモのスリーブを酸であらって表面をきれいにする。

で、半田ごての先を整える。

やっぱり酸化した部分を落として酸で洗って半田でメッキしたような感じにする。
半田ごては基盤とか配線用よりもでかいカロリーのやつを使わないと母材が温まらない。
母材が温まらないと半田がはじいちゃう。
コンくらいのやつうちでは使ってる

サーモはステンレス、スリーブは真鍮だから比熱が違うんでむずかしい。

やっとこさっとこしっかりくっついた。
え?ジグル穴がないって? 
ちゃんとあるのよ。見えないだけで。

見た目 悪!
でも見えないところだからいいか。
見えるところなら最後に半田の表面だけをならしてきれいにするんだけど。

そんなわけでとりあえず完成。
後はラックブーツを交換して明日車検だな。
ラックブーツも交換面倒だしトーインが狂ってると調整するのがまた大変。
ゴルディーニやA110と似た仕組みでラックブーツずらさないと調整できないのよ。
ばかだな〜。
しかもこんなとこまでルノーのまねしなくてもいいのに。^^;

げ、もうこんな時間。
帰って冬用の布団で寝よ。
しかし寒いですね〜。

このところ赤い車ばっかりです。




  新入荷   2008年9月26 日

すっかりご無沙汰しちゃってます。
難しい作業が多くてなかなか一発で原稿にまとめられない仕事ばっかです。
いま進んでいる作業は
プジョー205の306エンジンに積み替え。
日野コンテッサ1300クーペの車検他作業たくさん。
サンクアルピーヌとサンクアルピーヌターボ
A110が2台
そのたもろもろです。

しかしここんとこで売り物の在庫がなくなってしまったので売り物を仕入れました。
まだ内緒のものもあるんだけどとりあえず予告程度で。

プジョー505ブレーク ターボ!!!!
しかも7人乗り。^^
これはいいよ。 国内に2台しかないという話で、都内の業者さんが持ってたやつ。
長!
ありえない。
かっこいい。^^

もうすでに仕入れてあってこれから仕上げます。
程度も走行距離もとてもGoodですが結構いろんなところが駄目なんできっと前の人は手放したんだろうな。
昨日点検したけど部品代結構かかりそうだ。・・・・・・・。
アメリカ平行輸入車なんで部品が少し手間取る予感はあるんだけどきちんと直していい車に仕上げてやろう。
しかしうちって変な車の在庫ばっかだ。
204ブレーク
306ブレーク MT5速
そして505ブレークターボ。
ブレーク専門店か?^^;
4シリーズが無いな。・・・・・
フランスの雑誌見てたら504のトラックとか出てる。あれほしいな〜。
はたらくじどうしゃ。

ほかには


サンクアルピーヌターボ



以前うちで仕上げて販売した車両。
こいつもさらにブラッシュアップして悪いところはまたこの機会になおす。
前回販売のときに売値の範囲内でたくさん直してオーナーさんが乗ってるときにもあちこちブラッシュアップしてさらに今回また直す。
どんどんよくなってる。

あとは内緒の秘蔵っ子を2台。
1台は仕上げ中で部品も入荷。

赤くて小さいやつ。

詳細は内緒。うちでもはじめてやる車でいま部品ルート、設計思想含めて調査開拓中。^^;
英語通じる国の車だから結構楽。^^v

最近A110の相場が高くて手が出せないから乗って楽しむのが難しい車になってると思ってる。
清水の舞台から飛び降りたつもりでA110買っても40年前の車だからいろんなところがトラブル出る。
買ってすぐ駆け込んでくる。
修理始めるとあちこちみつかる。
お金かかる。 
でも元が高いんだから仕方ない。 予算に余裕を持った車買わないと動かないで飾り物になる。


だから有る程度の乗って楽しめるスポーツカーでライトウエイトでハンドリングがよくって気持ちいいやつ。
これを仕上げ中。しかもリアエンジン。
車両はA110の約半額。これに手間と暇とお金と部品をつぎ込んで乗って遊べる車を作ってみようとおもう。
そしたらA110の予算あれば相当楽しめるでしょ?
理想はこれに国産の現代エンジンなんだけどな〜。 それやるとみんなにいじめられる車になっちゃいそう。だから基本ノーマルで。


もう一台は2年がかりで起こすような車

詳細は内緒
都内の路地で見つけてきた。^^;
こっちはこっちで思いっきり仕上げるつもり。これは金かかるぞ〜。
でも前オーナーとの約束で売り物になったら試乗させるという約束だから自信もって売れる車に仕上げなくっちゃ。

なんだ内緒ばっかだな。
でもどちらも時間かかるから売り出す前に売れちゃうのも困るんで。
どちらも走るようになったら販売予告します。


どんどん仕上げなくっちゃ。
がっばろ〜っと。
次の505の記事は→


  
ここんとこの工場 盆前   2008年8月16 日

あ〜 おやすみっていいな〜。
当社では8月13日(水)〜8月17日(日)まで夏季休業とさせていただきます。


すっかり休みモードで毎日ぐったりとしています。
というのはうそ。

店を開けないだけで隠れてこっそり仕事をしています。^^;
とはいえ工場にいると仕事にならんので工場じゃないところで。・・・・

休み中はガス検。
Miata MX-5 アメリカ帰り。
VINナンバー(車体番号ね)から追いかけると広島の工場で生産された。
こいつをガス検査にもって行きます。
ガス検終わったら国内の法律に合うように各部をなおして車検を取ればOK。

もともと左ハンドル用に設計されてる車だからとても運転しやすいよね〜。

こいつはFCSリレー 主にアメリカ仕様の車を国内法規に適合させるのに使用するかなあ。
一番右のがスモールとウインカー

使う場所はウインカー&スモールで なぜかアメリカの車はウインカーとスモールが共用になってる場合にスモールはつきっぱなしでウインカーが点滅する。
日本車のブレーキランプだとかダブルフィラメント球の場合スモールつけてるときにブレーキ踏むと両方のフィラメントが光るでしょ?
あれと同じことがウインカーにもおきるんだけど、このウインカーをつけてるときにスモールがつきっ放しっていう仕様は日本の法律には適合しないんです。
だもんでFCSリレーというちょっと変わったリレーを使ってウインカーがONになってるときはスモールが消えるように改造してやる。

でもさ〜 はっきり言ってほんと〜に良く見ないとスモール消えてるかどうかなんてわからんよ。^^;
結構一瞬の話だからねえ。 ああ、めんどくさ。^^

あとはサイドマーカー
こいつは普通フロントフェンダーについてるウインカーなんだけどMIATA MX−5にはもともと穴すらない。
なのでつけなきゃいけないんだけど日本の規定を満たすならこれでOK。
フェンダーに穴を開けないでいいから錆とか心配ないしね。

法律には適合してるけど他車からは視認性が悪いから十分気をつけてくださいね。
結構意表をついてる場所だから気がつかないかも
自分のためにつけるんじゃなく他人のためにあるウインカーなので気をつけて。


ガス検ほかにもてこずってる1台。
とにかくガスが濃い。
普通の車の3台分くらい有毒ガス出してる。^^;
あ〜 むりむり。
触媒もう一回交換だな。


さて、盆前はもう何が何やらわからないくらい車がごった返した。
同じ系統の車はなぜか続くってもんでシトロエンが結局4台。


エクザンティアブレークはハイドロのリターンジョイント漏れ。
このジョイントが古くなると折れるのよ。
左が折れたやつ 右が新品
変なウレタンみたいな材質でね。
ここんとこプジョージャポンとシトロエンジャポンは統合しちゃったからちょっと古いシトロエンは部品の入手が困難。
こんなのも国内欠品。 どうしろって言うのよ。・・・・・・・。

こいつの交換は厄介でね。
見えないところで手の入らないところについてるもんだから油べとべとのぬるぬるの痛くてつらいところ。 なんだそれ。
丸い穴の中の右端に見えるオレンジ色がそれ。
左はオレンジで右が青。

う〜ん イライラ

そのほかはExantia のセダン。こっちはハイドロ1のほうだから初期だよ。
これはブレーキパッドが無くなって電車ブレーキやっちゃった。
フロントとリアのローターをセットで交換。

それからミッション積み替えのZXは構造変更申請をしAT改MT5速。
お客さんは北海道に乗って帰った。^^;
無事ついたのかな。・・・・・

これも納車時に問題発生。
昼間ばっかテストで動かしてたから気がつかなかったんだけど納車時は夜。
そしたらブレーキパッドの警告灯がうっすらとつく。
こいつもフロントローターとパッドは交換したからなんでだ???

ま〜だまされましたよ。こんなことってあるんだな〜。
即座に二手にわかれて原因を絞り込んでいく。

そしたら左のブレーキパッドセンサーが怪しいということになった。
症状はブレーキを踏むとうっすら ほんと見えるか見えないか位に点灯。
しかも外側のパッド。

調べてみるとパッドセンサーの線とブレーキローターが2300オームくらいで微妙に導通してるのよ。
で、結論はブレーキパッド材質のメタルが偶然微妙に導通しちゃってるんだろうということに決定。
抵抗値がデカイから警告灯も完全に点灯するところまでは電気が流れないみたい。
は〜 まあ、あれこれいろんなことがおきるね〜。

まあ、何とか対処して納車しました。
車のほうは板金屋さんの手隙を狙って磨きをやってもらったからピカピカ。
見違えるようになりました。^^
やっぱ プロが磨くと違うよね。 肌もつるつるだもん。
はじめのうちしっかりワックスをかけてやれば当分はきれいですべすべの状態が保てるはずだからがんばってくださいね〜。

シトロエン攻勢は休み明けもつづく。
このあとクサラVTSとエクザンティアが2台入ってくるんだよな〜。・・・・・・。
なんでかな。

飛び込みでロードスター。
こいつはエキマニ割れ
HKSのエキマニはなぜかよく割れる。
しかも割れたところを修理してあるんだけどまた割れてカケラがすっ飛んだみたい。
俺 溶接下手ですよ っていって引き受けました。^^

いや、これだけさびててしかもこれだけ厚いフランジにこれだけ薄いパイプ溶接するのってほんとに難しいのよ。
ちょっと火が飛んだだけで簡単にパイプに穴が開いちゃうから。
完成ははすかしいから公開なし。^^

しかしこのエキマニ楕円の穴にそのまま丸いパイプ溶接してあるって凄い。^^;
ほんとに効率いいのかな・・・・・・・・・。
そのせいで割れるんじゃないか?
こういう作業のときの注意点は
スタッドボルトがナットと一緒に抜けてきちゃう。
きちんとナットをはずしてスタッドを
ヘッドに入れてからナットで閉めてね。
じゃないと悪いことがおきる。最悪ヘッド壊れる。
めんどくさいから書くのやめた。^^
あ〜! 休み明けどっかの走り屋さんのお店でこれやられちゃったR33のヘッドの後始末やら無きゃいけなかったんだ〜。
忘れたことにしとこうかな。^^;

それからロードスターは触媒のボルトが必ず固着して取れない。
これはまだマシな方。
ロードスターは駐車場でマフラー交換してどうにもならなくなった車たくさんあるよん。^^
足回りも外したはいいが組めなくなる車も続出。
注意してね。
コンビニの駐車場でやるなんてもってのほか。^^
せっかく交換しても排気漏れしてるのたくさんある。だって落とし穴2箇所もあるんだもんね〜。^^;


シムカラリーII は少し遅れたけどすでに納車済み。
群馬県へ旅立っていきました。
う〜ん 見違えるようになった。
あれこれやったもんな〜。

後はボディーは維持してもらうとしてエンジンとミッションは手付かずだからそういうところ大事に少しずつ手を入れてやればよそで言うところのレストア車くらいにはなるんじゃないかな。
マフラーだってびたっとついた。

もとはワイヤーで縛って有ったんだから信じられん。・・・・。

しかもこの前後バンパーレス、フロントフォグランプ飛び出し、リアマフラー飛び出しのエアクリなしで新規検査も通ってるから公認。寸法も測りなおした。

だから びくびく乗らなくっても平気だし、知らぬが仏で納車しているわけでもないんで堂々とイベントでも何でも参加してください。 なんか言われたら私が論破してあげます。 うはははは。
あ、スピード違犯とかはだめよ。^^

結局前に仮であわせたステッカーは貼らずに全部さしあげました。
ご自分の好みで貼るそうです。それがいい。


こいつシムカは最後まで手がかかった。
メーターは全部スミスに変えてあったんだけどスピードメーターで60Kmのときに40キロしか出てない。^^
スピード違犯なんか絶対しない車だった。うはははは。
これじゃあさすがに納められないんでスピードメーター改造してもらった。
さすがプロ。ついてたスミスが何用かしらべて、シムカのギア比までしらべて交換してくれた。 すげ〜 尊敬。
餅は餅屋だな〜。
左にあるのが交換した中身のギア
しかしこのシムカ前のオーナーのときっていい加減の塊だったのよね。^^; 


あちこちから問い合わせいただいてた エスパス3 は四国へ旅立っていった。
あ〜あれはいい車だったな〜。
うちに来てからちょこっと手を入れただけだし、年式は新しいし車も良くできてたもんな〜。
もうああいうの手に入らないだろうな。
大切に乗ってくださいね〜。

珍しい車どんどん出て行っちゃうんだよな。
今21000キロしか走ってないこれまた程度のいいTwingoも商談中で千葉のほうに行きそう。
こいつは初期型のOHVのやつ。 実はTwingoのOHVはいい車なんだよな〜。
ヨーロッパでものすごく売れただけのことはある。ベーシックで壊れるところも少ないし、熟成した新型車みたいな感じだもん。
サンクとクリオを足して2で割って廉価版作ったような車だからホンとよくできてる。

売り物なくなってきちゃった。
残ってるのは306ブレークの5速くらいかな。
でもね〜 いまこっそり隠し玉いくつか仕入れてるからお楽しみにね。
あんまり早く公開しちゃうとまだ出来上がってないのに売れちゃうんで内緒。
一部は社員にも言ってないもん。 うははは。どういう会社やねん。

さーて とにかく在庫車仕上げないとな。
204ブレーク。 今度はこいつに手をかけるか〜。

あ、この写真
車の仕入れでいった三浦半島の写真。
結局仕事かよ〜。^^;


  A110充電系統   〜流用は計画的にね^^    2008年8月8 日


もうすぐオリンピック開幕です。
予言!  聖火ランナー最終走者は体操王子です。 間違いない。

だってこれ書いてるの8月16日だもん。うはははは。


こないだ修理?で入って来たおそろしく程度のいいA110の1300VCはまだもう少し問題を抱えてる。
いまある問題は
A,オーバーヒート傾向
B,充電系統。

Aのオーバーヒートのほうは原因が3個あると思ってる。
1、ラジエタ周りのつくりがおかしい。なんかつじつまが合ってなくて違和感がある。
2、パーコレーションがおきてる
3、充電系統のつじつまが合ってない。

という訳で今ある問題の両方に共通している充電系統を最初にやっつけます。
充電系統の問題とは何か。

この車現代の日本製のICレギュレター付オルタネーターがついてる。
国産車もやってるうちでは何の車のやつかわかってるけど教えてあげない。^^

これはこの車が今の状態になったときに作業した人がつけたんだろうけど、実は配線されてなかった。
だからこの車は元々バッテリー上がりでうちに修理に来た。
で、それを修理した。配線をして発電するようにしてあげた。
だけどつじつまが合ってないのがわかってたんだけどそのときは対処できなかったんで2回目の入庫。

しかもこのつじつま問題はエンジンのオーバーヒートの原因のひとつでもあった。
で、今回対処。

作業内容はオルタネータープーリーの直径を大きくしてあげて回転をおとしてあげた。
な〜んでか。
左がもともとので右が今回の大径プーリー

じつはこのオルタネーターは国産の軽自動車用。
軽自動車ってのはすべてが小さくできてるからプーリーもそれぞれみんな一回り小さいの。
で、これを昔の普通車につけるとどうなるかって言うと昔の普通車はクランクプーリーがでかいからとんでもないプーリー比になっちゃうのよ。
現にこのオルタネーターについてたプーリーは60mm。プーリー比が3にちかい。
これだと回りすぎ。 つまり自転車で考えればわかるんだけどペダルのほうのギアがでかくて車輪側が小さいのとおなじ。
これってこぐのつらいでしょ?

だからアイドリングの力が無いときはエンジンがつらいの。
で、エンジンは回ろうとしてるんだけど負荷がでかすぎてなんとかまわってるってかんじだから燃調とか点火とか正常にあわせられない。
なんとか回るようにあわせるとほかの回転域でまったくあわない。
だからオーバーヒートにあらわれちゃうのよ。
しかも力が足りないからオルタネーターも発電し切れてないしベルトも滑りやすくなるんでいいことまったくなし。

というわけでプーリーをもう一回りでかいのに交換してあげた。計算すると実は理想より少し小さいんだけど簡単に流用できるのはこいつだったんで試しに交換。
これでだめならプーリーを作ればいい。

結果はいいね〜。 ^^v
まずアイドリングの音が変わった。安定してるし軽く回ってる音がする。
調子いい。
6灯つけてもアンメーターがさがらなくなった。水温もいくらか改善。
思ったとおりの結果がでた。

あとはオーバーヒートなんだけど、こっちはうちの軽量ファンをつける前に原因を見つけなくっちゃいけない。
つければ冷えるだろうからつけて原因を探すという手も有るんだけど、つけようとしたらファンが入らなかった。
こんなのも初めて。 1300Gや1300VCに使えるように作ってあるのにこいつにはつかない。
やっぱ感じた違和感はあたりだったんだ〜。
どうやらラジエターがコア増しされてるみたい。
なのにオーバーヒートする。 おかしいでしょ?

こっちは修理持越しで今度改めて ねちこち 原因探してやるか〜。

まあ後日のお客さんからもらったメールでオルタネーターの結果良好との連絡いただいてるからオーバーヒートで壊れることもなさそうだし、すずしくなったらやりましょう。 だって毎日あついんだも〜ん。

あんまり暑いんで日よけ張ってみた。
海の家。リゾート気分。^^



  
ここんとこの工場     2008年7月26 日


いや〜毎日暑いです。
ほんとにお盆まで体がもつかな。毎日毎日こんなんじゃ。
でも一個一個仕事こなしていかないと先にすすまない。手を抜かず、とにかくこなしていきます。

まあいろんな車があるねえ。
 
というわけでここんとこ皆さんボーナスでたんだかいろんなお仕事をどんどんいただいてます。
もう原稿書く暇無いくらい車も入れ替わり立ち代り

写真もいっぱい取ってあるんだけどもう整理がつかなくってあれこれ全く解らなくなってきた。
記事にまとめるのが大変。
ネタがなくなったんじゃなくって整理がつかなくって何から書いたらいいかわからないからベタで順不同どんどん書くよん。

まずは日本車関係。
このところのガソリン高騰で軽自動車は大はやり。
なもんでまずはムーブのターボご発注〜。
車検、納車整備。

L600系ムーブの中でL602Sは4気筒JB型エンジンを搭載。
私も2台乗り継ぎました。 
このエンジンは早いよ〜。
リミッター解除+ブーストほんのチョイアップで160キロ出ちゃう。
スピードメーターも後付しないと何キロでてるかわからなくなっちゃう。^^;

このエンジンは多分来る軽自動車が700ccオーバーすることを見込んで作ったエンジンだったみたいでそれの排気量ダウン版なんだかとにかく早い。 スズキにもこういうエンジンあるよね。^^
ただマフラーが細いからタービンはフンづまり気味できついみたい。
しかもオイル系統がいまいちの設計みたいでタービンは消耗品になる。
でも過給圧は常時0.8くらいは普通にかかってるから寿命が短いのは仕方ない。
オイル管理に気をつけてね。

ホンダのアクティーはタイミングベルトがめんどくさい。
タイミングベルトカバーの外に外ベルトカバーがついてる。
カバーたくさんはずす。
でもエンジンミッドシップ ってあいかわらずのホンダさん。


その次はスバルの1300G スポーツ  通称 ff−1 ってやつ。
こいつはスバルの初代FF水平対抗版の一番早い奴。
ま、インプレッサの先代のレオーネの先祖 見たいな奴。
エンジンは小さいけどよく回る。

はじめにうちに来たときは遅かったけど、ツインキャブなんできちんと調整してやったらいまだに調子いい。
結構気分よく回る車。
部品の入手は多少困難だけど、リアブレーキのシリンダーとかまだ新品がメーカーから出てきたよん。

水平対抗にインボードディスクという変な方式欲張り採用でアルファロメオみたいな奴。
これは車検


で、アルファロメオといえば156をお買い上げいただきました。
2.5のV6 6速マニュアル。

はやいね〜。
しかもよく曲がる。
頭重いのにほんとによく曲がる。
フロントの足回りプレリュードとかホンダ系にそっくり。^^;

車検、納車整備やって登録。
新しい車は思うように仕事がすすんでいいね。

今156は人気薄だから価格は大暴落。
でも2.5で、マニュアルで革シートでなんてこと考えたら他の車種はほとんど無い。
実はたのしくってお買い得な車種。 
これに対抗できるのってもうBMWのM3とかになっちゃうでしょ。?

さすがにエンジンのトルクがでかいんでこんなのは消耗品。
エンジントルクロッド交換。

こまかい所はよく見ないとね。
お買い得な車種だけによ〜くみてから買わないと大失敗するぞ〜。
きをつけてね。


他に進行中はエスパスの並行輸入新規

まあ、ガス検ってやつ。
これがどうにもうまくなくってエンジンが調子悪い。
相当くたびれてる車。登録してからもおかねがかかりそう。
ガス検以前の問題で結構排ガス出ちゃってる。

とにかくエンジンの調子をよくする第一歩のいろんなとこの清掃と点検から。

しかしエスパスって日本に何台あるんだ?
うちが販売したエスパスが3台、在庫が1台、こいつはお客サンのだけどこれが1台でしょ。
全モデル入れると100台くらいあるのかなあ。

ま、とにかく現在難航中。
ガス検に通るとか通らないとかそういう問題じゃない。
エンジンがちゃんと回ってないから排気ガスでまくり。
ガス検屋としてはそんなの構わずに無理やりガスを落として成績表だけつければいいんだろうけどそれじゃあ、お客さんは車として乗れないからなんとか少しでも調子よくしてガス検をスムーズにクリアーしたい。そしたら普通にはしれるからそっちの方がいいだろうと思ってがんばる。
これは別で記事かくつもり。


そのほかに継続中は色々あるけど最近珍しいシトロエンZX
これは何やってるかっていうとないしょ。^^
ま、これもそのうち。

で、長いこと預ってたサンクターボIIと、一番古くからいるA110は完成したんで両方とも試乗してる。
サンクターボIIはすでに100Km以上はしって今日高速もテストしてきたからもう完成〜。
油圧関係のホース何本も作った。

A110も後はちょっと長めに試乗して最終確認だな。 5年くらいあったかな〜 ごめんなさい。^^;
こいつは点火時期がどこにも見る所が無くってね。要はノーマルじゃないんだけど、とにかくいろんな部品で出来上がってる。
だから点火時期の点検が出来ない。タイミングマークがどこにも無い。
しかもエンジン調子悪い上にデスビも他の車の奴で基準も進角も何もわからないってやつだった。
キャブからなにから何もかもぜ〜んぶ みなおした。。
もう何度もギブアップしそうになったけどとうとうやったぞ〜。
結局デスビの中作り変えて都合のいいように作り変えちゃった。
高速テストもしないとね。

もう一台A110がある。
こいつはデスビがもうわからん。
こいつも点火時期がわからない。てかタイミングマークが無い。
クランクプーリーは無くなってる。
なもんでほぼあってそうなかんじ(あくまでもかんじ) で点火時期読める部分作ってやってやってるんだけどこいつもデスビは何かの奴の改造。
で、進角はガバナースプリングははいってないわポイントの台座はエポキシ接着剤でとめてあるわで基準が何にもわからない上にタコメーターがデスビから取ってあるから自由度が低くて点火時期あわせ始めると回せなくなったり、エアギャップが広くなりすぎて火が飛ばなくなったりもうこちらを立てるとあちらが立たずなどうにもならないデスビ。
要はポイントとローターの関係性がおかしい上に進角がどのくらいしてるのかわからないから余計にずれてどうにもこうにも。
もう何回ばらしたか解らないけどどうやらなんとかいいところ見つけてこれた気がする。
デスビの問題は解決できるかもしれない。後はキャブとバルタイか?
まあ、アイドリング2000回転弱でいいんなら何とかなってたんだろうけど、それじゃあ、キャブから中途半端にガソリン吸いだされちゃうからノロノロ運転繰り返してるととたんに調子悪くなるだろうと思ってこだわってやってる。
整備中にガソリンタンク空になって今日2回目の燃料入れた。^^;
むずかしいなあ。

てかこだわりすぎかなあ。
ある程度のところでやめないといけないのかも。

暑いし、エンジンの熱で余計に暑い上にガソリンくさくって、しかも排気ガス。
きもちわる。 そのうち死ぬな。

で、他には夏なんでお決まりのエアコン修理が毎週2〜3台。
車検もじゃんじゃん入ってきてタイミングベルトもなんだかんだで週1台ペース。
メカニックも死にそう。

とにかくお盆までのりきるぞ〜。
しかしこんなに仕事してるのに何でもうからないんだろう。
じっと手を見る。・・・・・・・・。






  ある意味リフレッシュ
   2008年7月 某 日


すっかりご無沙汰です。
おかげさまで工場のほうは忙しくとにかくあれこれと暇が無い。
難しいことや不可解なこともおおくて毎日頭抱えてるような感じで人間も煮詰まってきた。
天気も悪いし暑くなってきたしフラストレーション溜まりっぱなし。
 
こういうときは数時間でもいいからストレス解消でしょう。^^v


セルボモードです。

足車、代車がどんどんなくなっちゃって仕方が無いので前から持ってるセルボモードを復活します。

こいつはF6Aのインジェクション3気筒12バルブの52馬力/7000rpm
5ドアで5速マニュアル。 
ごくふつ〜の軽自動車。

でもそのまま乗るのはちょっとかったるいかな〜。
足も抜けちゃってこんなんじゃ首都高とか楽しくないんでかる〜くいじってみます。

はじめのうちはショックのオイル抜いちゃって硬いのに入れ替えちゃおうかとか言ってたんですけど土坪にはまってセッティングしてる暇は無いので他の方法で行くことに。

ショックはアルトワークス用のスポーツショック入れてローダウンサス じゃあ普通でつまんないしお金かけてたら車の値段越えちゃうから手持ちのもんで遊んで見ます。
あ、暇なわけじゃなくって。ほんとに。 ほんとだってば。

使うショックは最新型ワゴンRのZZとかっていうターボ用の奴。
ターボ用だから当然減衰力は高くなってるしロールスピードが速いとひっくり返るから伸び側も硬めに出来てる。
しかもショートストロークだったりして。^^;
これは新車からはずしたほぼ未使用のお宝。

他の材料はSS40Tマイティーボーイのノーマルサスといまセルボについてるノーマルの足。
この3種類の足を組み合わせていじってやろうって寸法。
こんだけ材料あればなんとかなるだろ〜。
昭和50年後半、平成一桁、平成19年式と30年のクロスオーバー組み立てサス。
スズキの足。はどこまで共通なのか?
この間に軽自動車の規格は2回変わってるぞ〜。

まずセルボとワゴンRの足を比べてみる。
結構違う。
こらキャンバーがかなり変わりそうだ。
アッパーもなんかつくりが違う
ベアリング形状も違う

アッパーマウントはボディーにはそのままつく。でもスプリング側のつくりが違うし、アッパーベアリングのつくりが全く違う。
でもアッパーマウントは新品がいいな〜。だからここはワゴンR用を採用することに決定。
でもこのままじゃスプリングがつかない
サスストロークはこんなに違う
さ〜てどうやってスプリング組むかな〜。
どれどれマー坊のはどんなかな?
左がマー坊で右セルボ
マー坊の方が背が高くてスプリンクの巻ぎが細い。
あ、真ん中の黒いのはベアリングね。これはワゴンR用。
で、右の写真のマー坊用はそのベアリングが乗っかってる。
寸法的にマー坊用が都合がいいんでマー坊用を採用決定。
アッパーサポートをワゴンR用にしたからベアリングもワゴンR用しかつかえない。
でも実はワゴンR用ベアリングがどちらにもつかない。
セルボ用のベアリングは形状が違うんでアッパーにつかない。
で、スプリングシートの真ん中の穴を大きくしてワゴンR用がつくようにしてやる。

ヤスリでけずった。
1mmくらいかな〜。 結構丸く削れた。
センターはおのずと出るし、多少狂ってたってほぼ影響は無いところ。
ベアリング嵌めてみた。
ほぼぴたり。
そしたらバネはマー坊用がつかえる。
そのままだとやわらかいので切断。
左 マー坊カット
右 セルボノーマル

  短!
こんなに短いバネ入れても短いストロークと背の高いアッパーシートを使ってるから全くバネは遊ばない。
これでためしてみてだめならセルボ用を使うという手もある。まあ、実験実験。

リアはというと
あれ〜
ワゴンRの方が長いや〜。
やっぱ人が乗ることと車高の高さが違うからな〜。
これじゃ短いバネ入れられない。
仕方が無いんでこれだな。
下の短い方が ルーテシア用。
伸びも縮みも硬い。

ルーテシア16V用リアショック。
とりあえず短くて硬いから組んでみた。 うはははは^^;

結果、車高は全く下がらないまま足の硬い車ができた。
ほんとはショックで足を硬くするのは正しくないやり方なんだけど、昔ジムカーナとかラリー車が実質改造禁止になってスプリングの交換が出来なくなったときに使われた手でうまくつじつま合わせることが出来ればそこそこの車が出来る。
なのでこいつはちょっとためしって感じ
 
フロントの足は思ったとおりキャンバーが4度近くついちゃってとてもじゃないけど鬼キャンでイカす。 じゃなくって普通の車として走るのがつらい。^^;
なのでモンローのマジックキャンバーを使って逃げる。
調整代の限界までキャンバーを立ててやった。
ちょっと足りない。
マジックキャンバーは偏芯ボルトでストラットとハブナックルの取付ネジをずらすことでキャンバーを調整しちゃおうっていう便利な部品。しかもこれ違反じゃないんだよね。^^;
そうなるとストラットの芯がずれてくるから微妙な部分はあるんだけど今回この辺はそれほど大きな影響は出ないはず。

これでキャンバーは30分になった。
まあ、コンくらいならいいか〜。 ダメなら又直せばいいから。

さ〜て試乗試乗。
ハンドルちょっと軽いな〜。 パワステついてるしな。
もう少し接地感は出したいところだな。 トーインで傾向変えてみるか?
リアはいい意味でぴょんぴょんしててラリー車みたいだ。 ギャップのてっぺんだけ拾う感じ。軽快軽快。
ちょっと硬すぎるかな。 
 
でも車が軽快になった。
ステアリングの応答性はチョイ遅め。まあ、ホイールベース短いからこのくらいが普通に乗るには安全でしょう。
おもしろい。 ちょっとリアピーキーだからナチュラルドリフトは気をつけないとな。〜 てかんじ。
この辺はタイヤ交換でまた変わるからな。それから煮詰めていこう。
 
しか〜し。
エアコンつけてると動力性能が足りない。
パワーが足りないなあ。    ターボでもつけるか。
 
あ〜まてまて そんなことしてないで仕事しろ〜。
いやちゃんとしてますって。 本当。^^。
 
例によって車の写真なし。
 
 



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