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トピックス6(2009年7月〜2009年10月)

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  仕事すっか    2009年10月28日

実は今回は別に目当ての車が2台あった。
でもそいつらはいろいろ有ってすでに却下。
仕方ないので、パリに来てからターゲットをさらに見つけ出してそれらを見に行くよん。

一台はドイツ国境に近い町。
パリの東駅からTGVで行く。交通費も馬鹿にならない。
ホームに行ったら表示板の文字が見たことの無い電車がいた。
表示にはVSOEの文字。 なんだっけな〜これ 見たことあるな〜 なんて思ってたらふる〜い電車が。

あ〜〜〜! オリエント急行だ。
そうそう。オリエント急行の略称は VSOE 漫画に書いてあった。^^;
ヴェニスシンプロンオリエントエクスプレス の略だよね。
ヴェニスはいいとして シンプロンはスイスとイタリアの国境の峠の名前。まあトンネルだと思うけど。
たしかこれ一度なくなったんだけどアメリカ人が散り散りになってたやつをまた買い戻して走らせてるんだったよね?
これってまたなくなるんだっけ?

まあ、珍しいものを見た後は我々は優雅と無縁の高速列車へ。
途中で一回乗り換えて、現地の駅に着いたらすでにオーナーはいた。
個人売買だからねえ。
いいでしょ?これ。
なんせ 程度表記が Bon etat だからねえ。
凄くいいのよ写真うつりが。・・・・。
もうがっかり。 やられた〜ってかんじ。やっぱ車は見てから買わないとね。
日本に運んで加修入れてって計算すると・・・・・。
いやまて、この車無理に治して売ってもいい車じゃないぞ。・・・・・。

ものすご〜く悩んだんだけど 私の中の悪魔と天使が戦って、
残念だけど買わないことにしました。
くそ〜交通費かえせ〜。

たしかに車は見た目きれいでした。
でも買えない。

仕方ない勇気ある撤退。
予定ではここからだとアントワープの港が近いからそこまで直行してアントワープに泊まって帰るつもりだった。
だから帰りの電車なんか調べてない。

しかも次の車の候補とアポがうまく行ってない。
大変な予定違いです。
とにかくまた車を駅の構内でネットを使ってさがし、ここからいける場所にある車が無いかとか、今日見れる車は無いかと必死に探しますがどれもダメ。
仕方なくパリに戻る切符を買って、次の車を探します。
なんといっても今日は日曜日。
仕事を持っている人の車を見るには今日しかアポが取れない可能性が高い。 しあさってには飛行機乗るんだから。

というわけで車を探しながらパリに帰ります。
どうやってネットで探すか? そりゃI-phoneでしょ〜。

パリについても結局車を見れる候補は見つからなかった。
さ〜どうする どうする?
まじで手ぶらか?!!

続きはCMのあとで。
うひひひひ。

いやさむいし、フランス強行軍がたたって今風邪思いっきり引いてるんで今日は帰ります。
新型インフルエンザかって?
大丈夫 もうそれ6月の時点でかかったから。^^v






  
パリ観光案内    2009年10月27日


そんなわけで今日は完全にすることがなくなりました。
終わってます。
ブランド品も食べ物も興味の無い私にとってパリは何もすることがありません。^^;

10月17日(土)
完全に一人っきりで何もすることが無い。
とりあえず近所の道路に市が出てるんで朝飯でも買いに。・・・・・。

道路は市の出店の車が平気で2重駐車
でもそのまま食えるものもないし昨日飲み過ぎたんで結局もどってパンとコーヒー。^^;
飯食ったら郵便局に行って取引先にお土産おくる。
今回は足伸ばしてる暇無いから小包でおくった。

さ〜て何するか。
観光はほんとに知らんぞ。
セーヌの観光船 バトームーシュ のタダ券もらってたんで乗りに行く。

タダ券あるんで観光でもしてきたらどうですか?
でもその券古いんで使えるかどうかわかりませんけど。 ニヤ  ってどういうことやねん。
しかも2枚くれてもどうすんの? そこらの姉ちゃん声かけろって?

まあ、どうせすることも無いんで行くだけ行ってみることに。

こんなの初めて乗るや〜。
パリって観光できたこと一回しかない。 それももう15年前。
こんなものに一人で乗ってもつまらないねえ。
しかも天気はあいにくの小雨。・・・・・・。

アナウンスはフランス語、スペイン語、英語、中国語 だった。
今回は中国の人の観光バスと偶然一緒だったんでそういう時は中国語のアナウンスが付け足されるんだって。
日本の御一行様のときは日本語が流れるらしいよ。

今年エッフェル塔は120年だそうで。
まあよくあんなもんが120年もたってるよねえ。
今回はじめて気が付いたんだけどエッフェル塔ってベージュっぽかったっけ?
東京タワーが赤いのは知ってるけど。
東京タワーは今年で51年とかかな?海が近いんでエッフェル塔より錆びるんだって。
東京タワーができたときエッフェル塔より高いからクレーム付いたんだって?
今度の第二東京タワーは世界一の高さになるそうで。

船の中はこんな感じ。
船は2階建てで2階はオープンデッキ。 雨降ってるしさむいから上には行かなかった。
真ん中の写真は1階の屋根下。ちゃんとヒーター入ってる。
だって気温4度くらいしかないんだもん。 さむ。
天井にはこれでもかっていうくらい救命胴衣が。
もちろん届く高さ。
これがまた日に焼けて色が飛んじゃってて こんなの本当に浮くの? ってかんじ。^^

バトームーシュはエッフェル塔の二本上のアルマ橋の袂から出る。
もう一個のパリジャンなんとかって豪華な方はエッフェル塔のとこのイエナ橋からでてる。
タダ券でのったんで金額わすれちゃったけど10ユーロしないからまあ、比較的お安い観光ではないでしょうか。
普段見れない景色もみれたりして。
こんなところあったんだ〜。

やっぱりせっかくアナウンスが流れるからできることなら日本語のアナウンスがある船にのるといいよ。
どの船に乗ると日本語アナウンスか多分聞けば教えてくれる。 フランス語で。 うはははは。
圧巻なのはこの船あの狭い川でUターン 2回するのよ。
一回目はサンルイ島の先まで上ってUターン。
その後はアルマ橋を通り過ぎてエッフェル塔の先まで行ってもう一回Uターン。
船って意外と小回りきくんだねえ。
でも橋に観光船がぶつかって橋げたが欠けてるとこ何箇所も合った。^^;

そしたら今度はクリニヤンクールの蚤の市にいく。
パリでも有名な蚤の市が出るところで、コピー品やら盗品やら、元はぼろきれだった洋服とかもう何でもかんでもそこらじゅうでうってる。
濡れた道路に直接山積みにされた洋服とかあって結構混沌としたかんじのところ。
どっちかって言えば個人的にこっちの方があってる気がする。

基本的には古道具屋街として整理されているところもあれば、勝手に店を出してたり、しまってる店の前にその店のふりして店出してたりするとこで昔の秋葉原みたいな感じ。
ちょっと治安の悪いとこでもあるんで注意してね。
大きな荷物とか持っていかないほうがいい気がする。
アイホンとかひったくられるかも。
そんなわけで写真はほとんど撮ってない。 一人だと後ろに人が付いてても気が付かないし。
路上では手売りで、タバコ3箱とか売ってたり、ルイビトンじゃないルイビトンとか も売ってるよ。
警察来るとくもの子散らすように逃げる。
パリの中ではこの辺は物価も安いみたい。
コーヒーが普通だと3〜5ユーロとかするのにこの辺だと店に入っても1.1とかで飲める。
ペットボトルも2ユーロとかが1.5とかだね。
女の人は気になるトイレだけど、でかい建物のきちんとした店が一杯入ってるところには有料のトイレがある。
一回100円くらい。きれいだし便座も付いてるからそういうところに行けば安心だよ。

もう〜相当歩いていろんなものみた。
でも本当にもう日本人にとってほしいものってなくなったんだろうな〜。
なんて思い知らされて帰ってきた。

インテリアとかアンティークとか沢山合ったんだけど、やっぱりほしくないんだよね。
箱一杯の腕時計の文字盤とか昔はひっくり返してみてたんだろうけどな〜。
腕時計の歯車だって一個から売ってる。 誰が買うんだろう。
でかいものは飛行機のプロペラや遊園地の乗り物まで売ってる。
まあ、いくとたのしいかもね。

そんなわけで歩きつかれて帰った。
夜は酒でも飲みに行くかと駐在員誘ったら御予定があるそうで、一人でのみに行って寝た。
なんか丸一日を自分で使ったのはひさしぶりだ〜。
電話も現地のシムに差し替えてるから電話番号知ってるのは駐在員とうちの社員だけだもんな。
なんか微妙にたのしかったけど、仕事が進んでいない焦燥感。
一体いつになったら車屋のホームページになるんだ?・・・・・。

明日はあさから車見に行くよ。


  ぼんじゅ〜る    2009年10月26日


シャルルドゴール第二ターミナルに到着。きれいでいいやね。
屋根って言えば建設中に手抜き工事で崩れたターミナルだ。

アエロフロートの不便なところは到着が夜の11時前なの。
なので飛行機が遅れたり、荷物が出てこなかったり、イミグレーションでもたもたしてるとロワシーバスの最終に間に合わない。
電車はもう少し遅くまであるんだけど、ちょっと一人で乗るにはさみし〜電車で、微妙に怖い人も乗ってる。
だから今夜はタクシー。

パリの街までは大体40〜50ユーロくらい。
荷物代も2ユーロくらい取られる。
でもまあ、夜でかい荷物ごろごろ引きずるよりは楽でいいやね。

でもタクシー飛ばすよ〜。
もうほんと怖いくらい。^^;

パリも何回目だろう。 もうそろそろフランス行かなくても仕事できるようにならないかな〜。
そろそろもっと他の楽な国に行けばいいようにならないかな〜。
第一外国嫌いだし。 大好きにっぽん。 日本語通じるし。

一夜明けて10月16日(金)

近所のスーパーに朝飯を買いに行った。

花の都パリなのに、それ以外ホテルから一歩も出ない。
とにかく車を買うための日程を調整し、駐在員に片っ端から連絡してもらう。先方とアポを取る。
アポを取って車をこの週末に見にいけるよう調整する。

今回はたった8日しかない。 往復の移動で3日なくなるから実質5日で車を買って船会社と調整、港に車を持ち込まなければいけない。
車の場所によっては持ち込む港が変わるからそこらへんも難しい。

南仏ならマルセイユかスペインのバルセロナ。
北ならルアーブルかベルギーのアントワープ。
この4個つの港からいつでも出せるよういろいろ調べたり、下話しておかないといけない。
いつ、どこで、どんな車を何台買うかわからない。
翌日には港に持っていって無理やりにでも預かってもらわないといけない。

そうなると今回はパリからできるだけ遠くない範囲で北の方にある車に絞ることにする。
前回移動で本当に疲れたし、あの行程を5日間でこなせるとは到底思えない。
一応チケットは偶然 FIX−OPEN がとれてたんでどうにもならなければ追加を払って滞在を伸ばすことも可能。
でもそうなると月末で けつかっちん だからやっぱり日程は延ばせない。
だから北で車を探す。

北で車を探すとはいえパリから起算して左右に500Km~600Km、縦に300km以上ある範囲だから場所によってはものすご〜く遠い。
そういういろんな条件の下いろんな売物情報から車をピックアップしてアポを取っていく。

しか〜し。
どれもこれもうまく日程が取れない。
明日は土曜日。 個人の売物で何とか1台くらいは見たい。
でもどの人も日程が合わない。

だめだ〜。

こりゃ今回手ぶらか?・・・・・。

18日にアポは取れたものの、明日は完全に空っぽ。
あせりは募る。
今夜パリで見つけた2台を見れないかと連絡を取るが、1台は留守電、もう一台は水曜日夜にしか帰ってこない。
いや 木曜の朝には飛行機乗るんですけど。^^;・・・・・。

16、17日は完全に仕事にならん。決定。〜・

開き直って酒でも飲んでねよ。
明日は完全にオフだ。




 

  ずどら〜すとびちぇ
    2009年10月25日


うが〜また月末だ。
はやいな〜。
ってずいぶん間が空いちゃった。

いや突然降って沸いた出張が入って行くの行かないのとかやってたらあっという間に月末になっちゃった。
忙しかった〜。

ってわけで10月14日(水)
PM1時時 チケット会社に電話。
15日(木)発のアエロフロートを押える。
もう出発まで24時間きってる。 ありえんだろ〜。

12時に成田の飛行機に乗るには朝7時にはうちを出ないといけない。
それからあわてて引継ぎ書だの現地の電話番号、携帯の番号やらいろいろ準備して従業員にメール。
「ごめん、あしたからフランス行ってくる。^^; よろしく。」

そう今日は定休日。

10月15日(木) 今日は一日が31時間ある。長い一日の始まり。

てなわけで一路モスクワへ。
モスクワの空港はいつ行っても電気が暗〜い。
なんかこのまま拉致されちゃうんじゃないかな〜みたいなかんじ。
でもそれになじめる人ならなんとも無いよ。
タバコ吸う所もそこらじゅうに合って、集煙器なんかまったく煙吸い込んでない。^^;

目の前でオレンジを絞ってくれるジュースの自動販売機もあるし。

アエロフロート航空って軍人上がりがパイロットとか、輸送機改造した機体とか、いろんな事いう人いるけど最近は飛行機が新型導入で、よくなったよ〜。
各座席に液晶モニターつきで、イーサネットの端子とUSBの端子が付いてる。
空港も今回行ったときは改築中でまたよくなるといいね。

機内で飲み物出るでしょ?
最近はどこの航空会社もペットボトルからコップに注いでくれて渡されるんだけど、アエロフロートはいまだに缶ごとくれる。
いや食事前にコーラ350ml飲めね〜だろ。・・・・。

食事も結構普通。
昔は魚選んじゃうと沼で取ったのか? って言うような泥臭い魚だったんだけど今は全然そんなこと無かったよ。
食後のコーヒーは相変わらず麦茶みたいだけど。

飯食ってしばらくすると真っ暗になるでしょ?
みんな映画とか見る。
寝てたら起こされて抹茶アイスもらった。  すぱしーば。・・・・・。

大きい国なのに中くらいって書く国の人たちが意外と少ないから機内も比較的静かだったのは前回よりもよかったし。
今回は純粋な運賃は6万円だから安い。 文句の言いようも無い。
総額でも8.7万円だからねえ。
個人的にはアエロフロート微妙に好きなの。パリで買い物するよりモスクワの方が安いし。
免税店たくさんあるよ〜。
無線LAN=WiFi もなぜか結構とんでるし。 KGBに傍受されてるのかな。?

着陸したときに乗客から拍手が起こるのは相変わらずだけどね。 うはははは。 (本当)。

そんなわけでとにもかくにもモスクワ空港に着きました。
トランジットなんでセキュリティー甘いはずなんだけど全員靴まで脱がされてチェックを通ったよ。
まあ、結構あるけどね。
コーヒー9ユーロもした。・・・・・。

トランジットは2時間。
そこから4時間のったらパリです。

ばか〜 ろしあ。

ばか〜 はロシア語で じゃあね の意。^^;
けして ピロシキ〜 とかいわない。。。。。


 



  車の修理    2009年9月30日


うが〜月末だ。
月末はだいっきらい。

経理のことやってて嫌になったんでエスケープして作業の写真見てたら気が付いた。
車が写ってる写真が少なくって部品ばっかりが写ってる。
何で車の写真とか作業中の写真とってないんだろうな〜 と思ってたらふと気が付いたんですよ。

車の修理って最近の車の場合は なんとか が壊れてたので交換しました。
とかブーツが切れてたので交換しました とかそういう修理でしょ?
そういうのは簡単だから写真すら取ってない。

でも部品が写ってる写真を見治してみると、なんとその部品を治してるから部品の写真が取ってあったってことだったの。。
うははは。
だから車は写ってなくてその部品をはずすところも写ってない。
部品はずし終わってこの部品治せないかな ってところから手をつけて、その作業工程を写真撮っちゃってるんだったのよ。
だから車なんか写ってないの当然。 車の修理じゃなくて部品の修理ばっかりで、その部品を車に戻すから車が治ってる。
結局好感しちゃえば良い部品治しちゃってるってことだったんだ〜。
そんなことにさっき気が付いた。

でも古い車の部品は簡単に手に入らないから治す方が早いというのもあるけどね。
治した方が高い場合もあると思うよ。

そんなわけでサンクターボの修理。
複数の作業メニューのうちの2個。
まずは縦サンク必ず調子悪くなるルームランプ。
レンズがスイッチを兼ねてる。
車の前後方向で前側を押すとルームランプON
後ろ側を押すとドアランプがON になる。
でもこれが動きが悪くなってまったく動かないとかがザラ。
だから中古で買った人はこのランプが付くこと自体知らない。^^;

このランプは構造にも無理があると思うんだけどばらすのも結構気を使うのよ。
まだなんとか探せば部品は手に入るんだけどどちらにしろつくりのいいものでもないので新品でも点かないときがあったりして。^^

ランプ自体はまずレンズをはずす。
このレンズはずすときに構造知らないと割るかもよ。
つかなくなってるやつはバラすと結構レンズ割れてるもん。
こんな構造。 いかにもレンズ割れそうでしょ?
しかも横からマイナスドライバー差し込む様な切り欠きあったりして。・・・。
またこの切り欠きを片方からやると割れるのよね。
20年前これ割っちゃって値段は高いわ部品は国内に無いわで途方にくれた覚えがある。 うははは。

上手にレンズが外れたら本体は2本の小さなネジで固定されてるからそれをゆるめてはずす。

で、不具合の原因は大別して2つ。
1、レンズ=スイッチが動かない。
2、接触が悪い
の2個。

どちらも構造、材質無理がある気がする〜。
まずレンズのV形の爪が真鍮でできた接点(金属棒)に刺さってる。

でこの真鍮棒が表面錆で接触が悪くなる。
左がでてきたそのまま。右が磨いた後。
真鍮は黒くなってると通電が悪い。
で、この棒取り出すのもコツがいるんだけど、何とか取り出して磨くことはできる。
問題はこの棒が接触する本体の電極なのよ。
棒を抜く前の写真。
こんな構造だからもうばらすのは無理。
だもんで隙間からサンドペーパーの1000番くらいを丸くしたやつでこうやって磨く。
こんなこと普通しないだろう〜。 インドネシアのひとじゃないんだから。
まあでも使えるもの交換するのもなんだし、できるんだから部品注文して待ってるより治した方が早い。
で、やっとこさっとこドアスイッチ用の接点とルームランプ用の接点の2系統を磨いてやって組み付ける。
サービスでレンズはめて写真とって見た。
どっちがどっちだか忘れたけど向こう側からレンズの爪が出てきて真鍮棒に刺さってるのがわかるでしょ?
で、その真鍮棒をレンズの爪が左右に動かしてる。
位置が違うのわかる?

こういう構造なの。
だから真鍮棒が黒くなってくるとスイッチ自体の動きが悪くなるし、接触も悪くなるって寸法。
で、無理に押すとレンズはパリパリしたプラスチックでできてるからすぐ折れるしどの道つかないってこと。
折れたプラスチックはどこにも行かない構造だからばらしたときにVがなくなってたらそれは先人の仕業。 うははは。

こうやってメンテしてやると百発百中点く。はず。・・・・・。

そしたら今度はマフラー。
これも治す。

マフラーは鉄でできてると錆びるじゃない?
で錆びたら穴が開くでしょ?
そしたらそこは錆びて薄くなることで穴が開いたわけだから穴の周辺も凄く薄くなってる。
錆びは鉄と酸素が結びついた酸化鉄だから何でだか知らないけどよく燃えるのよ。
鉄が燃えるって信じられないかも知れないけど線香花火の中にも入ってて火花や柳になるのは鉄が燃えてるからなんだよん。
たしか。・・・・・・・。

で、その錆びた鉄はよく燃えるもんだから溶接で火を入れた瞬間にポンと穴が開くのよ。
電気溶接だとどんどんでかくなっちゃう。 腕が無いからか?

ほんとは錆をしっかり落として、条件のいい鉄の面をだしてからやればいいんだけど錆びは全体的に進行してるからね。
マフラーは特に凄くて熱、水、に常にさらされてる。
軽くするために薄いし。
だからマフラーの溶接は難しい。大概は買った方が安いよっていうんだけど。

悪魔製のマフラーだからまあ、溶接してみる。
とりあえず亀裂の部分をきれいにしてみる。
みてろ〜穴でかくなるから。

まず穴を観察。
これって錆よりも先に亀裂が原因の穴だね。
なんでかっていうとステーが一箇所ついてなかった。
だからマフラーには曲げの力がアクセルONとOFFのたびにかかってた。
一番弱いところに亀裂が発生。
そこから排気漏れが発生したりするとまたターボ車なんで未燃焼ガスたっぷり出てくる。
排ガス中は酸素濃度が低いから燃えなかったものが排気漏れ周辺で大気中の酸素と結合。燃焼。
で、この亀裂付近だけは温度が上昇して余計に錆びるんだよねん。 たぶん。

だから穴周辺の鉄は特に錆びてて薄くなってる。
だからワイヤーブラシで錆を落とすと開くわ開くわ。

ワイヤーブラシでチョイこすり。

サンドペーパーちょいあて

溶接前
やっぱり元の穴と無関係のところまで穴開いちゃったでしょ?
薄くなってるのよ〜。

で、電気溶接はもっと大穴開いちゃいそうだから酸素にしよ。
てんこ盛りでもったるで〜。
なんとかふさいだ。^^v

あとはこのマフラーに力がかからないように取り付け見直してやろっと。
そうそう。ボルトこんなになってた。
ボルトはステンだけどナットは鉄。
だからナットを割ってはずした。

ここもきちんとつじつま合わせて付け直してあげればこの痩せた部分のねじ山つかえるから再使用。
だってこんなボルト無いもん。
よかった本来のネジ代で締め付けられてなくって。 って本末転倒〜 うひひひ。
設計どおりの取り付けがされてればここまでの位置までナットを締め付けるはずないのよ。

だからマフラーは自由度が低くなって、しかもステーが一箇所省略されてて、負担がかかったからマフラーに亀裂が入っちゃったんだなあ。
でもまあ、悪魔のマフラーだからどのみちだめになるの速いけどね〜。

こないだのデスビもそうだし、他にもこんな部品修理の写真あるけどもう眠いから帰る。
いろいろ入ってるし、進行中の話有るし、いま立て込んでるし、蜂の巣退治しないといけないし。^^;

今年5個目
5勝0敗 ^^v

マジック点灯。


いろいろ間に合うか? がんばる。




  サンクGTX 入荷
    2009年9月24日




シュペールサンクのGTX また見つけちゃった〜。
で、ひそかにオールペンしてたのよね。^^v

今日オールペンから上がってきたの。
いや〜 見違えるようだね。
届いたのが夕方だったんで写真は暗めなんだけど。

もちろん車の値段を抑えるためにフルレストアってわけじゃなくオールペン。
といっても錆があるわけじゃあないしオールペンで十分な範囲。
でもまあぴっかぴかになって。
とくに塗装後の磨きをがっちりやってもらってるんでほんとに写りこみが凄いよ〜。
他のサンクと並べたら特別光って見える。ひひひ。
持つ喜びを充たしてくれる大事な要素よね。

車は1990年式のGTXだから残念ながらインジェクション1700ccなんだけど、5速ミッションでビンビン気持ちよく走れます。
スペック的にはキャブGTXには負けるんだけどエアコンとかの制御がインジェクションの方はいいのよね。
走行は70000キロ。
いいでしょ?
こいつをきちんと整備しなおして またいい感じで乗れるようにしちゃいます。
たまたまはじめっからデビルマフラーが入っちゃってます。

アルミ入れて車高下げてもいいし、ノーマルマフラーに戻して静かに速い車にしてもいいし。
どっちでもできますよ。

サンクは縦も横も根強い人気がある。
だから置いておくと意外と売れちゃいますんで興味がある方はお早めにお問い合わせください。
なぜかふらっと来た人が買っていくんだよな〜。
ほんとに買うんですか? 後悔しません? 
今決めずによく考えてからの方が・・・・・。
なんて聞くことも意外とあったりして。 うははは。

これももう19年前の車です。
今が2回目の整備の時期。
しっかり治してあげないとね。

縦サンクも問い合わせ意外とあったりして。
フランスから持ってきた方はいま仕上げ中。
お客さんとの約束で仕上げのレポートはできないんだけど、元がいい車だからほっとしてる。
縦サンクは日本にあるのは大概錆びちゃってるからよく見て買わないと後でたいへんなことになるよ。
さび止めとか、雨水がたまりやすいとか そういうのほとんど考えてないんだよね。

その点シュペール(横)は最初からさび止めがっちり入ってるし、シャシも新設計だから維持は楽。
デザインが新しく見えるから古く感じないけどそろそろ入門用旧車の仲間入りだね。
フレンチブルーミーティング行ってもほんと見なくなったし。

クーラーはきちんと動くんだけど構造上風量が足りないんだよね。
だから今の車から比べるとちょっと不満が出るね。
なにか工夫してあげたいなとは思うんだけどねえ。

縦サンク、横サンク(シュペール)どちらもそれぞれいいところがある。
どちらも魅力的なんだけど、乗り味はまったく違う。形は似てるけど走りは別物。
今の人が縦サンク乗るとあんまりにもロールするんで怖くなる。
シュペールはそういう面ではしっかりとしてる。
でもシートはどちらもいいよね〜。

やっぱサンクっていつの時代もベーシックで市民の足。
な〜んにも付いてないのに妙にギミックやデザインは凝ってて。
日本車だとあれもこれも付いてるのに長く乗ってるとな〜んか物足りなさがでてくる。
カローラだってちょっとまえのクラウンみたいな装備だし
こういうかんじって今の日本車にはないよね。

やっぱシュペールサンクいいかも。
(実は私の所有車はシュペールサンクです。うはははは。^^)

サンクGTX→



   
シンクロナイズドスイミング    2009年9月19日



日本チームの演技をご覧ください。

きれいな着水ですね〜。


何してるっかって?
ここのネジ締めてるの。
何でこんなところのネジ、貫通なの?
普通リベットナットにしとくだろ〜。・・・・・・・


工場は相変わらずです。



   秋  かな?    2009年9月9日

な〜んだか朝晩は涼しくて。
やっぱり1年の中で秋が一番いいね。
仕事もはかどるってもんです。
しかしそれを上回るお仕事いただいていて。^^;

なんでこのところ車検ばっかりなんだろう。・・・・・・・・。
秋の夜長は細かい仕事にももってこい。
とはいえ夜は調べ物で仕事なんかしてられないんだけど。・・・・・・。

そんななかまず例のアルピーヌ用ホイールの交換をしました。
アルピーヌのホイールはもうどれもこれも古いから たわんだり、ゆがんだり、曲がったり、よじれてたり、割れてたり。
しかもそれをパテ入れて治してあったりして。^^;

アルピーヌのホイールはハブボルトでバランサーに固定
こんな冶具を使う

機械にセットしたときにずれちゃったのか? と思うほど目を疑うようなゆがみがあるのがザラです。
もともとこんなもんなのか?

今回はせっかくの新品だから
まず最初に成績計ってみようってんで計ってみました。

ホイール単体で計測

内側20グラム

外側5グラム
意外と優秀。
さて丸くて平らかな?
そしたら当たり前のいい結果が。
直径方向の誤差が0.43mm
平面度の方向の誤差が0.47mm
とどちらも0.5mm以下の振れ。
意外とやるじゃない。 さすが2008年製の工業製品。^^;
丸いし 平ら。 いえい。
でも届いたときは思いっきり砂型から抜きたての未塗装なんで鋳砂が残ってたし。・・・・・
仕方ないから鋳砂を落としてクリアーを塗ってあげました。
ちなみに今まで使ってたホイールは
1975年が3本と1976年が1本でした。
てことは34年前のホイールか〜。

同じように計ってみると、目で見てわかる。^^;
直径方向に7mmの振れ。とか
センターが狂ってる。 とか。
 センターが狂っているというのはPCDの輪とホイールの外周の中心が同一じゃあないってこと。
 うははは。 そんなのありえないだろう〜。
他にも外の面はほぼ平面に近いんだけど内側は奥行き方向にたわんでる。
 それって部分部分で太さ(幅)が違うってことだよね? 一部分は5Jだけど一部は5.5Jみたいな状態。

どうしてこんな狂いが生じるんだろう。
金属の疲労? 事故? 腐食?
どちらにしろ丸くないし、まっすぐ回らないし、中心が狂ってる。
あんまりスピード出したくないねえ。

中身の腐食
チューブタイプだから結構腐食する

さすが新品きれい。
さ〜 心置きなくアクセル踏んで頂戴。^^v

そのほかにはロータスエクセルのデスビの中身交換とか。

左新品 右中古
オーナーがあたらしいの取り寄せたらちょっと違うものが届いたらしい。
少なくとも下のギア形状が違うから差し込むことができないね。
仕方ないので2個イチにする。
基本は一緒だけど旧は
バキュームアドバンサーが付いてる
両方ともバラす。

新は負圧進角無し
そんなわけでフルトラのピックアップが固定されているベースプレートが違う。
だからベースプレートは使用して他は新しいものを使うことに決定。
右が新品 左が中古
これが中のシャフト。ガバナー進角も新しくなるからいいね。
バネや錘は同じものみたいなんで多分進角特性も変わらないはず。
しかもシャフトにはオイルが漏れるのを防ぐ螺旋が彫ってある。
なるほど。
オイルがデスビの中に上がってきちゃうんで対策したんだ。
螺旋見てこのデスビがどっち回転かわかるよね。
右が古いの。

でもこれ組み替えるだけなら簡単だけど注意点を発見。
シャフトの写真もう一度見て。。
下の方に空いてる駆動ギア固定用の穴の位置に注目。
 丁度90度ずれてる。
なのでこのままだとプラグコードの位置が変わる。

この点をオーナーに説明して渡さないといけない。
4気筒で90度ずれるということは爆発順序はそのままだけどコードを刺す位置が変わる。
1-3-4-2 のプラグコードの位置がそれぞれずれて 3-4-2-1にずれるってことだから気をつけないとね。
意味わかるかな〜。

まあ、難しく考えずに多分デスビはずすときに1番か4番の上死点にあわせてはずしてるだろう。
デスビをつけるときはまた1番か4番のどちらの上死点なのかを確認してからデスビをつける。
1番の上死点ならデスビを刺してローターが向いてるところが1番。

このデスビは刺さるようにしか刺さらないからそれでわかるよね。
1番か4番かわからなくなったときはカムを見ればわかる。
知りたい上死点というのは圧縮上死点のことだからカムはバルブをまったく押してない状態になってなければいけない。
カムが押してる上死点のほうは排気の上死点だよね。つまりオーバーラップ中ってこと。
そんなのしってるって?

いろいろ自分だけ理解したら次々〜。
オイルがデスビに入っちゃうのは他の車でもよくある。
わざとオイルをデスビの軸受けまで上げて潤滑してるのもある。
でも大概はオイルが漏れてくるんで困るのよね。

デスビのオイル漏れが発生して困るのがプジョー205。
カムと同芯上に水平についてるし、もうほんとによくもれる。まあふるいからね。
で、このデスビ新品が3万円以上する。
デスビの機能自体はまったく問題ないのにオイルが漏れるから交換しなくちゃいけなくなる。
なんかそれもメーカーの陰謀みたいで嫌なのでばらして中のオイルシールを交換してやる。

中のオイルシールは日本では手に入らないちょっと特殊なサイズの日本製^^;
オイルシールは各メーカー用の専用品というのがあってそういうのって一般市場には出回らないのよ。
仕方ないので規格品の中から近い寸法のものを見つけてそのオイルシールにデスビの寸法を合わせてあげる。
左が純正、右が規格品のオイルシール。サイズの違いは一目瞭然。
一緒なのは内径のみ。これを取り付けできるようにデスビを加工。
加工の指示はオイルシールメーカーのホームページでJIS何たらかんたらのH7って書いてあるんでそれを伝える。

デスビの写真比べると微妙な違いわかるでしょ?
もちろんここは非分解なんだけどまあ、なおったからいいでしょ?

もう1個このデスビ予備があるんで必要でしたら作ります。
お問い合わせください。

アルピーヌの123ignithion からデスビ続いたな〜。
そういえばこないだはいってきたスーパー7もデスビですったもんだしたんだった。

もう一人のメカはウオーターポンプばっかり何個も交換してたし。
似たような作業ばかりが続く。

そういえば今年の夏はバッテリーの突然死が3個あった。
保証で交換できるからいいんだけど。
これからイベント、行楽、長距離でるよね?
点検忘れずにね〜。




   その後のイセッタ    2009年8月21日



そんなわけでイセッタは無事展示のお役目もすんだので再入庫
見事路上復帰はしたが前回納車後すぐに故障した。
なにが壊れたかって言うとこれ。
ドライブシャフトのカップリング。
古い英国車、エランとかヒルマンインプなんかに使われてて、ゴムでできてるから必ず切れる。
まあ、アキレス腱だよね。

普通はドライブシャフトのジョイント部分はCVジョイントとかスパイダージョイントを使うのが普通なんだけど昔の車はこういうところを平気でゴム使ってんのよ。
ある意味ダンパーになったり、足回りが設計どおりに正確に動かなくてもうまく吸収しちゃうんで便利なんだけど、これが高速回転中に破断するとまあ、とんでもないことがおきるよねえ。^^;

で、この車は幸いゆっくり走ってるときに歩道の段差を乗り越えたら切れて動かなくなったということらしい。
なので交換するんだけどさすがにこいつの部品はうちに在庫してないんで発注。
それがとどいた。
今回うれしいのはブレーキマスターを見つけた。
Ateの17φを使ってるんだけど、これヨーロッパの部品屋で見つけられなくってね。
そしたら偶然見つけて あるよ〜 っていうんで高かったけど取り寄せた。
調べてみるとホイールシリンダーは通常ルートで入手できるんだけどマスターだけはカタログ落ちしてて見つからなかった。
この時代に中もこんな製品。どう考えても砂型。
きれいに均一な凹型にできてない。
こんな手のかかるもんいつまでも作り続けられるとは思えない。
こいつ今手に入るなら交換しとかない手は無いでしょ?
きっとまた何十年も使えるよ。
いまケチって数年生き長らえさせておいても、あとで止めが刺ささったころにあわてて探したんじゃきっと見つからないぞ。


イセッタのブレーキマスターは床下。椅子の真下についてる。
だから椅子の下にはかわいくブレーキマスターのふたが付いてる。
これが割れてるのよ 見事に。
で、閉められないもんだからただ置いてあってその上に雑巾が載せてあった。^^;
で、マスター自体も前回のエア抜きの最中に何度か引っかかって戻らなくなったこともあり交換することにした。
一番右が新品。 この部分の変形が 何かを物語る。 ね?^^
交換できてよかったね。 そのうちまたトラブル起きてたよ。
これはマスターの具合が悪かったから無理に調整したことによって変形が起きてたんだね。
2次災害の跡。

そうそう。前回チョビット紹介したキャブレターだけど、これっって何かの流用。
見た瞬間オートバイ用ってわかるよね?
で、これは前にこの車をメンテしてたどこかの車やさんがつけたのだろうと推測できる。
でもこのキャブ凄いことにオートチョークまで付いてて配線までされてる。
このオートチョーク 便利なんだけど知らないとはまる。
何でかって言うと、これは12Vで作動するのね。
で、IGをON にしたときに電流が流れっぱなしになって、だいたい3分くらいかけてオートチョークが自動的に徐々に解除されるような仕組みになってるの。
でもイセッタは12V車なんだけど、ここに来てる電圧を念のために計ってみたらエンジンかけててもアイドリング時に7Vしかかかってない。
てことはオートチョークは解除されないか物凄く時間がかかるはず。

ここのところ注意してキャブ調整はしなくっちゃいけないし、オーナーもそこらへんがわかっているか確認しておかないと温まるまで調子が悪い。いや温まってるけど調子の悪いときがある。温まってるのに再始動が調子悪い、 とかって言うわけのわからん話になるだろうと思う。
だからその点もお知らせして理解してもらって置かないとね。
未充電警告灯が消えるくらいの回転数でしばらくキープしてから走り出すか、さっさと走り出して回転をあげてやるか などの方法を取らなきゃいけない。エンジンかけてかけっぱなしでほっといたらかぶっちゃう可能性がある。
車の不調にコツとかクセって言葉で片付けるのは大嫌い。でもこういう理由がわかっているのはコツとかクセじゃないとおもう。

逆に流用はこういうところはしっかりと押えて流用しないとね。理解できるお客さんばかりじゃない。
ダメならダメでハンドチョークにするか、回路を作って12Vをしっかり制御してあげるかのどっちかだね。
きっとこのキャブつけてからあんまり走ってないんだなこの車。

次はカップリング〜。
これ交換すんのは結構めんどくさい。
12本もボルトが止まってて、なおかつゴムは結構硬いし、エンジンとチェーンケースとの間、ぎりぎりの寸法にそれより幅の広いドライブシャフトを入れなきゃいけないんだから半分知恵の輪。
なのに周りは狭いし結構面倒くさい。
ゴムは硬いのに寸法こんなに違うし。・・・・・。

はずすのは簡単。
ばらばらの方が古いやつ。 新品は形状が違う。
せっかくだから観察すると、古いドーナツは無垢のゴムでできててそれに金属のカラーが入ってる。
だから千切れる。
新品は中にキャンバスみたいな繊維が入ってる。
だから切れても千切れるまでの時間がかかるはず。
次は点検でヒビを見つけたら急いで注文すれば間に合いそう。
まあ、回転してるもんだから いざ切れると大変なことが起きる可能性があるんで車検に一回とか交換したい部品だよね。

でもこの車なぜかこんなに千切れてたのに大事が起きなかった。
何でだろう 不思議だな。
エンジン側のスプラインからすっぽ抜けて止まっちゃっただけ。

不思議だ。
タイヤが回ってさえいればこのシャフトは絶対に回り続ける。
シャフトが大暴れしてそこらじゅうを叩いて破壊してもおかしくないのに。
それを防ぐためにスプラインが抜ける、そういう設計なのかな? 
とか考えるにしては今度はすっぽ抜けたスプラインがなめちゃってエンジンOHという大事に発生する可能性がある。
何で抜け止無いんだろう。何かが腑に落ちない。

な〜んて思ってたらありましたよ。
からくりが。
あちゃ〜 中にネジ折れ込んでるじゃん。
こりゃ確信犯だな。 そのままほったらかしてあるんだ。
なるほど。

というわけでいくら昔のイタリア設計とはいえやっぱり抜け止は存在してた。
だけどだれかがこのネジを折ったままこの車をほっといた。
そのインチキがめぐりめぐって今ここでバレた。 うはははは。
平坦な道を普通に走ってるだけじゃドライブシャフトはぴったりの寸法の中にはまっちゃってるからすっぽ抜けない。
でも大きな段差なんかを超えるとエンジンは固定なのにスイングアームが動いてその動きはこのカップリングがたわんで吸収する。
なのにこれまで抜けなかったのはやっぱりそんなに走ったことなかったんだな。

そんなわけでこの車 エンジンを下ろさなければ修理不能 と相成りました。
はあ〜 あ。

一応ステアリングの物凄い遊びも修理するためにブッシュを取り寄せてあったんでそっちを先に作業しよう。
ここのブッシュ ガタガタ。
だからステアリングも船の舵みたいにとんでもない遊びがあった。
しかしこうなるまでほっておいたってことはこの車はずーっと部品の入手ルートがなくってこまってるところで修理されてきたんだろうなあ。

で、ブッシュ交換。
いいね〜 これ。
でもね。やっぱりなんかここは気分がよくない。
ハンドルを切るとこのゴムのたわみ分でハンドルが動くの。
説明しにくいんだけど、ハンドルを切った分、中のカラーと外のカラーは別々に動く。
つまり稼動するとゴムがすべての動き分をたわみながら伝えるということ。
こりゃゴムもつらかろう。
普通の車はこういうところはボールジョイントでできてる。
すくなくともメタルとシャフトくらいにはなってるはず。
何でここはゴムなんだろう。
これまた不思議。

いろいろ考えてみた。
稼動範囲は思ったほど大きくは無い。
でも結構うごく。。 ゴムってこれだけのねじりに耐えられるのかな
こういう使い方してる部分あるかな? ほかに。

あ〜あるある。
そういえばロアアームとかこういうブッシュで動いてる。
稼動範囲も多分これくらい。
となるとゴムのたわみ限界を超えていないという設計であれば何とか耐えそう。
一応これからも常に追跡してここのゴムは点検していかないといけないな。

じゃあ仮にボールジョイント たとえばピロボールにしちゃったら何か弊害が起きるのかな?
ひょっとしたらスムーズになりすぎて車がふらつくかも。
ホイールベースが短い。
フロントのアライメントによってはハンドルが中立位置を保持できなかったり、戻りにくかったりするかも。
ここにゴムを使った理由。なぜベアリングやメタルを使わなかったんだろう。
 コストダウン? 当時の技術的な問題? 
ひょっとしてこのゴムのたわみと復元力をハンドルの中立へ戻る力に使っているかもしれない。
その辺をこれからも見ていかなきゃいけないなあ。

うちではイセッタの整備は初めて。
当時のイタリア設計のドイツ人 生産。 
設計者の意図、ドイツ人が改良、それを何十年も誰かが整備してきた。
善意と悪意とミスがいたるところに隠されてるはず。

何でだろう、どうしてなんだろう ? がこの車では沢山浮かんだ。
見落とさないように、だまされないように、注意深く進んでいかなきゃいけないなあ。
新車見たことない。もちろん作っても設計もしてない。
一個一個よく考えて、確認しながら本来の性能に戻してあげよう。 
この車はまだ継続します。
一回納車するけど次はエンジン下ろしてドライブシャフトのヨークが抜けないように治してやらなきゃいけない。

まあ、そのうちどこにでも心配せずに行ける様になるよ。
そこまでがんばるもん。




   
フランスのナンバープレートの話    2009年8月16日



いや〜暑いね。

先日女神が運んできてくれた2台が到着した。
保税倉庫で取った写真。
今回は倉庫の奥の方だったから暗くてね。
きれいな写真が取れなかった。露出補正入れたから色も変だね。

ここから通関やら検査やらまあとにかくいろいろやらなくっちゃね。
で、今回は私もいないんで2台を陸送。
工場にとどいたよ。
とりあえず今日まで夏季休業中なんで2台の細かいことはまたそのうち。

今日は時々聞かれるフランスでのナンバープレートの話。

今付いてるナンバーはうちの名義にした後のやつだから新品だね。
実はフランス国内はナンバーの制度が春に変更された。
今まではナンバープレートの下2桁がフランス国内の県の番号をあらわす。
パリは75、13は Bouches du rhone というマルセイユがある県の番号。
県の番号は上から順番にとかで振られてないからばらばらになってるんで番号からは見当がつかない。
だから番号から県を探そうとすると意外と大変で、そのたんびに調べないといけない。
調べが付いてもこんどは聞いたことが無い県名だから結局地図で探したりしてほんとにわかりにくい。
知ってる限りでは95番くらいまであるはず。

で、それが春からEUの基準に合わせるようになって県番号が表示されなくなった。
新タイプはこんな感じ。

旧タイプは  数字+アルファベット+数字
新は   アルファベット+数字+アルファベット
になった。 
真ん中の部分はアルファベットと数字が混在することもある。

ベルギーなんかは5桁くらいしかない小さなナンバーを使ってたんだけど、これもEU基準に順次変更され始めてるって。

だからいまだと新車は新タイプのナンバーが付いてるし、場所によっては中古車でもなぜか新タイプのナンバーが付いてるから、最近買った車だなとかわかったりして。

ムレーナはご存知のとおりフランスでかなりの距離走破した。
だからフロントのナンバープレートはこんな感じ。
ま〜 虫がすごいね。 サービスエリアでウオッシャー液売ってるはずでしょ?^^
左の青い部分にフランスの国籍とEUのシンボルマークが入ってる。

新しいナンバーは右側にも青い部分があってここは県のナンバーが入ったりはいらなかったり。
まあ、でも結局はまだ施行されて間もないんで完全統一されてないんだけどね。

とにかくナンバープレートをつけるまでの手順が日本と違う。
徒然に書いちゃったからわかりにくくなっちゃったけど整理すると
1、まず車を買う。
2、名義変更をする。
3、新しい車検証 =通称 カルトグリーズ を入手したらそれに書いてある新しいナンバープレートを買いにいく。
 ナンバープレートは名義変更した役所では売ってない。 
 ナンバープレートは町の鍵やとかショッピングモールの中の靴の修理とかやってるコーナーで売ってる。
 もちろんディーラーでもうってる。
 そういうところまで古いナンバーで走っていって
4、車検証を見せてナンバーを作ってもらう。
 安いやつから高いやつまで、金属製からプラスチック製、ディーラーの宣伝が入ってるやつとかいろんな種類が選べる。
 色も基本的には白と黄色が選べる。値段は安いやつで15ユーロくらいからかなあ。 
 そこで付け替えてもらうか、ナンバーを持って帰って家で付け直す。
 取り付けはリベットで止めるからドリルとリベッターが必要。
5、ナンバーを交換する。
 古いナンバーは返却不要。 だもんで中古のナンバーが日本でも手に入るんだよね。
 もちろん新品のナンバーも日本で手に入るんだけど先述のとおりナンバーの製作は民間だから機械もプレートも流出しちゃうってことだよね。
 そういうの持ってる人たちが日本で作って打ってるんだよ。 ほしい人はそういうところから買えばいくらでも手に入る。

というシステムなんだよね。

ナンバーの変遷は
昔は平気で手書き。
うちのプジョー204なんかは一番最初のナンバーが手書きで残ってる。

その後はゴルディーニなんかで見るやつで
こういうやつ。
色味はなくって白か黒。 でも今は黒いナンバーは禁止らしくって新しい車には少なくともつけられないみたい。
横長か四角かは車に合わせて選べる。
この手はもう 板 の入手が難しいらしくってなかなか作ってくれるところもなくなってきた。
今は黒がダメになったんで黄色もある。

その次はこれ。
左だけに青い四角が入るやつ。
これは先述のとおり白か黄色。ベース色が反射材でできてるからフラッシュ撮影だと反射しちゃう。
好きな色が選べる。まだ普通に流通してる。

で最近のナンバーは右にも青い四角が入ってるやつが流通し始めた。
でもこの辺も民間主導だから意外とアバウトなんだけどね。
ただし数字とアルファベットの組み合わせ方が変わったのはさっきも書いたとおり。
このタイプのナンバーは県と関係が無いんで車を買い替えても基本的にはナンバーを変更しなくていいみたい。
つまり新車のときのナンバーを最後まで使えるようになる。

とこういう変遷をたどってきたみたい。
ここまで書いておいて みたい ってなんだよ。
てかそこまで私もオタクではありませんから。うはははは。
あしたプチミーティングで使えるトリビアですよね。

だれかがこの話題してたらその人はうちのホームページ見てるって事だね。 ^^;
あー あんたも読んでるの みたいな。
こういうこと知ってるとフランス国内で1オーナーかそうじゃないかの目安にはなるね。
そういうの知って逆手に取る業者もいるかも知んないけど。 うひゃひゃひゃひゃ。

こういうことって意外と現地の人から聞こうと思っても知らなかったりして断片的にしかわからないんだけど、そのせいか日本でもこんなこと書いてるページないから意外と面白いでしょ?

日本でもいろんなナンバー有るのよ。
古い車なんか地名なしの 5 なんてナンバー有るんだから。
他にも自衛隊や進駐軍専用、外交官に皇族、なんかもある。これなんかは形も大きさも違うからすぐわかるけど違和感の無いやつで面白いのはひらがなのところがYとかEになってるのがある。
米軍基地が近い人は知ってるだろうけど、Yは日本国内で軍人が購入した車でEは本土から持ってきた車。
こういう車と事故起こすと一筋縄じゃいかないから気をつけてね。 筋の人よりたちが悪いよ。

そんなわけで明日から仕事だー。

あ〜そうそう。
古い車におすすめなMotul の Classic ってオイルがあるんだけど、日本では50番のシングルグレードしか売ってない。
本国のデーター見ると戦前の車や空冷になって書いてあるんだけど、ちょっとアルピーヌなんかの世代の車には使うのに抵抗がある。
で、フランスでは Classicの20W-50 ってのを売ってるんだけどこれを日本で売ってくれないのよ。
今回どうしてもって言うお客さんがいてまあついでなんでって言うんで1ケースだけ買ってきた。
鉱物ベースで現代の技術で作られてる。クリアランスの広い古い車、シールの材質が古いままの車、なんかに向いてる。

限定ですがご希望の方いらっしゃればどうぞ。
もちろん次回入庫はありません。
Motul Classic 20W-50 ← Crick!

 

   船が着くぞ〜    2009年8月3日


あ〜 お盆だお盆だ いそがしい。
しかも私が今年はお盆寸前に法事があってちょっと早めに一人だけお休みを取らせていただきます。
お盆中の休みはトップページをご参照ください。

そんなさなか 6月にフランスで買った車が船に乗っかってもうすぐ来ます。
もう法事とほとんどどんぴしゃ。 法事は九州なの。 むりだ〜。

船の名前は アフロディーテ。
豊穣の女神。
前回の船はアルテミス だったな。
こっちは狩猟の女神だ。

船会社のホームページによるとアフロディテは今日神戸港について明日は名古屋港。
そして6日に東京港に着きます。
そっから手続き間に合うか?
車が出せるのはいつなんだ? いまとにかくフル回転でいろんなところと調整しています。

今回は車2台と部品を持って帰ってきた。
車2台はご存知のとおり。

サンクGTL
とタルボマトラムレーナ1600
どちらも良い車。
サンクはお客様からの注文で買いに行った。
その後他のお客さんからサンク売れちゃってるんですね?というお問い合わせを複数いただいた。
そうなんです。すいませんこのサンク売れちゃってるんです。
もし同じようなものが必要ならば探しますからお問い合わせください。

で、もう一台のほうはタルボマトラ ムレーナ。
ムレーナはフランス語で うつぼ のことらしい。
車にうつぼって名前付けるか?普通。
フランス人の感覚はわからん。

日産 シャケ とかトヨタ リュウグウノツカイ みたいなもんだろ?
そういえばランボルギーニ 三浦とか アルファロメオ 水戸 って車あったね。^^;
アルファロメオの水戸 はテレビでやってたプレス用の車のナンバーが水戸ナンバーだった うははは。
開き直ったな。

ムレーナ日本語でフランス語だと多分 みゅへな に近い発音。

でこのムレーナなんだけど1600ccのOHV。
ムレーナですら日本では珍しいのにさらに珍しい1600cc。
日本に入ってるムレーナは多分全部2200だとおもうんだよね。まあどの道3年間で1万台しか作ってないからアルピーヌより珍しいね。
1600なのに3ナンバー付く予定だよん。 ひひひ

フランスでは2000キロ近く走破してるし いま微妙にお気に入りの一台。
しっかり仕上げるぞ〜。
もちろんオールペンもするつもり。
ほしけりゃ早く言って下さい。早ければ色のリクエスト受けられると思います。

さ〜て今日の本題。

部品ですが今回アルミホイールを持ってきました。
高かった〜。

まあ海外のホームページ調べてもらえば現地での値段わかりますから調べてみて。
で、今回運んでくるのは
アルピーヌ純正 アルミホイール。もちろん新品。
5J−13 
8本仕入れたんだけど 4本はまだ品物着いてないのにもう売れちゃった。^^;

(2009年8月28日追加) 残り4本 こちらからどうぞ。

このホイール去年アルピーヌが純正で30本復刻したもの。
実は残り8本しかなかった。
なのでそれ全部買ってきちゃった。
もうアルピーヌにはおろか本国にも在庫無いよ。
あとはどこかのショップが持ってるくらいだろうな。
次の生産はもちろん未定。
でも今回の世界的な経済危機によりルノーもアルピーヌ部門を引き締めにかかってるから次はしばらくなさそう。

残りは4本です。お早めにお問い合わせください。

それからゴッティーの ビメタル。
やっぱこれかっこいいよね。
アルピーヌの代名詞みたいなホイールでシンプルなデザインがイカす。^^
もちろんこっちも新品。
5.5J−13 が4本。

(2009年8月28日追加)4本在庫あり。 こちらからどうぞ。

これはいつでも買える。
でも受注生産で4週間とか納期かかるのよ。・・・・・。

ラインナップは 5J、5.5J、6J とかなってるけど実際に作ってくれるのは5.5Jだけ。
なんだよそれ。

アルピーヌのフロントに5.5Jはちょっと太いんだけどこれしか作ってくれないんじゃねえ。
という訳で4本無理やり注文して無理やり納期短縮して作ってもらった。
やりゃ〜できるじゃんかフランス人。
なんだか日曜日でもデパートとか開けられる法案通ったそうで。
当たり前だっての。サービス業なんだから休みに閉めててだれが買い物に来るんだよって。
それじゃあ土日休んでる警察の車庫証明といっしょだし。

そんなわけで何とか12本を確保して船でもうすぐやってきます。

これまでいろんな車整備してきて思うんだけどホイールはみんなめちゃくちゃ。
バランスが取れないのは当たり前で、丸くないやつとか平らじゃないやつとかもう当たり前。
ひどいのはクラックが入ってるから表と裏からパテ盛って治してある。
そんなのばっか。

特にゴッティーは やわいし貴重品だったからジャンクを起こして流通させてるものが多くてね。
我々が見れば塗装の下にパテが入ってるとかわかるんだけど普通はぱっと見わからないよね。
いつぞレトロモビルで見たゴッティー。日本人が買ったって言ってたな〜。
あれパテもりもりだったんだけどな〜。 ^^; でも塗装は上手だったなあ。
まあ車が軽いからある日ぱっくりということも無いとは思うけど、ダートやってるとホイールなんて簡単に折れるもんだからそういうホイールだと怖くてあんまり本気にはなれないってのが正直なところ。
コーナーリング中ホイールしなってない?
脅かすわけではないですが、ホイールも賞味期限切れてます。
あるうちに交換して置いてくださいね。

考えてみて。
30年も前のRSワタナベ出てきたとするでしょ?
それきれいに表面治して使う? サーキットはちょっと怖くて無理。
峠はどうかな〜。 落ちて死ぬかも。^^;

実際スポーク8本折れたの見たことあるし。 うはははは。

そのほかにも細かいもの仕入れてきてるんでそのうち うちのショッピングカートにUPしていきます。

今回いろんな車見つけました。
でも現車を見ずに買うのはちょっとね。
だから必要なら見に行きます。早く言ってね。〜 
秋はイベント目白押しになるし冬は年末で忙しくなりそうだぞ〜。



   いろんな作業    2009年7月27日

まーとにかくいろんな車を渡仏中含めてやってきたんだけど、あんまりにも多くてわかんないんでまとめて。
まず軽トラダンプのクラッチ交換
ダンプのクラッチ交換はらくだよね。
上も下も全開になるから手が入りやすい。
すばらしい。
これがワンボックスだと室内からやるから汚れとか気をつけなきゃいけないし微妙に狭くて面倒なのよ。

コンテッサの1300セダンはセルモーターが逝かれた。
セルモーターはまだ幸い中身の部品が手に入るんで修理でOK
水温が高いって言うから見たら新車時のノーマルラジエター。
どんなにがんばってももう42年はたってるわけだからそりゃ無理だろ〜。
そんなわけでラジエターはコア交換。
リアエンジンだからピッチがせま目の風通しのいいフィンで3層
そしたら板金屋さんに回す。
どこもここも塗装にクラックが。
これは前回の板金の後遺症。
塗膜が厚くなり過ぎてたり下地の処理が悪かったりするとあとからこういうことになる。
この車は数年前にあちこちの錆をつぶしてオールペンしたんだって。
でもやっぱりこういう感じに出て来ることもある。

ある程度仕方ないんだけどね。
一部はすかしてみるとわかるくらい塗装が浮いてる部分もある。
また全部やるのは到底無理なんでとにかくいま出てる目に見えるヒビと同じパーツ上にある塗装の浮きをできる限りはがしてつぶそうという方針に決定。
こうなると見積もりは出ない。
はがしてみないとどんなことになってるかわからないからね。

エンジンフード裏

ヘリはさび穴
仕方が無いところ。

ステンレスのモールが付くから
錆びるのは仕方ない。

ピラー下はエアブローで塗膜が
はがれた
リアフードはどうやら4回は塗りなおしてある。
マーブル模様が。

みえるかな〜

フロントノーズはタッチペン程度
なんていってたら

ちょっとペーパーあてただけでどんどんはがれる。
とすぐでっかくなっちゃう。
ボンネットもひび割れだけのはずだったんだけどどんどん範囲が広がっちゃう。
塗装の浮きそこらじゅうに湿疹みたいにみつかっちゃって下手すると総剥きしないとまた割れか剥げがでるかも。

と大事に発展中。
古い車をきれいに保つコツは、とにかくまとめてやらないこと。
一箇所ずつでいいからこつこつと治す。
財布にも車にもやさしい。
全部一緒にやるとお金も厳しいし頼まれる方だってテンション下がってくる。
集中力だってそんなに続かないよ。
でしょ?

ほかには白いバイクのひとの警棒ホルダーの溶接。
なんでうちなの????

凄い溶接。
きれいに仕上げるけどね。

2台分^^;
強度に問題がある。

どうせ逆側も折れるから
応力逃げで点付けしておいた。
こりゃ金属疲労が原因の折れ。2台分。ステンレスの平板。
他のバイクもみんな折れるんだろうな。

ご苦労様です。

てなわけでなんでもやってるよん。
最近フランス車ばっかりだけど車種はまったくこだわってません。
なんでもお気軽にどうぞ。^^;

あ〜 そういえば今ドイツ車2台来てんだった。
ポルシェはリアウイング取り付けとスピーカーの不良とエアコン。
他にはBMWの M3 がこれまたエアコン。
エアコン修理ホント死ぬ。・・・・・。
今年も暑いねえ。




   A110点火    2009年7月26日



さ〜て次はエンジン不調。

前に預かったときにアイドリングが不調でどうにもならなかった。
結局キャブをアルファロメオかなんかの中古のやつをアルピーヌ用に改造してつけた。
中古のキャブを改造して付けるだけじゃダメ。
キャブによってはいろんなとこが詰まってる。
よく調べてから流用、改造。

他の車のキャブ。
場合によってはこんなこともする

こんなとこ穴あけて掃除

こんなにごみ出てきた。

で、何とかアイドリングするようになってまあ、普通に走れるけど回転域によってはちょっとギクシャクしてつながりが悪かった。
中速回転あたりのパーシャルスロットがいまいちよくなくてスムーズな回転上がりをできなかった。
それを何とかしなくっちゃいけない。

キャブもくたびれてる。

ベンチュリーは34に

ためしに走ってみる。
あれ〜症状まったく違う。
上が吹けない。
なんだこりゃ。 
4500くらいからもうバラけちゃって全然回転があがらない。
よくこれで乗ってたな。・・・・・。

この車前からデスビに問題を抱えてる。新品に換えたい。
昔書いたかな。
デスビ分解してみたらガバナー進角のウエイトのバネがなくなってた。
で、これを他の車のデスビから中身取り出して治してやったんだけどもうガバナーウエイトの穴もガバガバになってる。
だから進角がうまく行かない。 デスビのテストベンチも無いんできちんと進角特性が出てるかどうかわからない。

とにかくもう古い車のデスビはガタガタでアイドリングの点火時期も進角もどれをとってもいい加減。
でも結構普通に走っちゃうから意外とそのままにされてきてる車がほとんどなの。
この車の場合は明らかにデスビに問題を抱えてて、キャブもすでに交換したしもうこれしかやるところが無い。

でももうこのデスビをどうこうしたところでそうそういい結果がでなそう。
もちろん純正のデスビはもう供給無し。
ルノー系の新品デスビ改造してつけるかなあ。でも今度は進角特性が合うかわからない。

で! 前々からやりたかった電子進角をもう一度調べなおしてみることに。
電子進角というのは昔の機械式デスビがデスビの中のウエイトを遠心力で動かして進角させるという方式に対して回転数信号をコンピューターで拾ってそれにあわせた点火時期に進角させるというもの。

サンクのGT-Tやサンクターボぐらいから使われてる。
特にシュペール系になってからはこの方式に変わってる。
だからこのころのデスビは薄っぺらくってデスビキャップをあけても中にはローターしか入ってない。

このタイプはフライホイールに刻みが有ってこの刻みをクランク角センサーでひろってその信号を点火コイルと一体になったイグナイターに送る。
イグナイターは回転数を判断して次の回転のときに点火時期を何度にするか計算してそのタイミングで点火の1次電流を制御する。
そしたらコイルにたまってた2次電流(高圧)がデスビに流れていってデスビの中で各気筒に分配される。
という仕組み。

この方式だと点火時期は正確だし遠心力に頼ってないんで機械の劣化による性能低下を防げるのよね。
ってことは機械の劣化が起きまくってる古い車にはもってこいの物。

しかしこれをやるには問題が山積み。
以下のものが必要になる。
1、クランク角を拾う仕組み。
 フライホイールから拾うのは改造困難。カムから取ろうにもやっぱ改造がいる。
 てことはデスビの中に組み込むしかない。フルトラもそのひとつなんだけどね。
2、イグナイター(ま、コンピューターね)
  しかもこれ進角特性がその車に合ってなきゃいけない。
3、それにあった点火コイル
4、ガタの無いデスビも必要になる。

これだけやっていい結果がだせるかどうかやってみないとわからない。
むかし日産系の車なんかは点火だけをインジェクション車のコンピューター流用してやってたんだけどデスビも流用できるやつがあったから改造が少なくて済んだんだよな。

できればデスビの中にクランク角センサーが入ってて進角特性の変更できるイグナイターとセットのやつどっか売って無いかな〜。

なんておもってたらありましたよ。123ignition てやつ。

しかもすばらしいことにイグナイターもデスビの中に組み込まれてる。
お〜。 これ流用するか。 どうせA110用なんて無いだろうし。
なんか似たデスビラインナップあるかな・・・・・。
ってルノー用あるし。  1300用だけど。

これ改造して1600につけるか〜
なんておもってもう少し探してたらそれやった人いました。 すげ〜。
で、うちで改造してるよりもその人から分けてもらった方が早いから問い合わせしてみたらその改造したデスビ分けてもらうことになった。

てことはこれ取り寄せて組んだら調整してすぐ走れる。
で組んでみたよん。
配線は2本しかない。すばらしい。
しかもデスビも新品になるからガタがない。
デスビキャップもローターも新品付き。

これならいい点火するでしょ〜。
仮組み。 改造品だからキャップの向きがそっぽ向く。

点火時期をあわせてみてびっくり。
アイドリング時はエンジンの問題もあって多少振れてるんだけど回転があがり始めるとマークがぴたっとしてる。
すげ〜。
しかもこのデスビ、アクセルあおると遅角までしてる。
説明読むと各気筒の点火エネルギーをみてて気筒間の誤差まで補正入れてるんだと。

は〜。すごいや。
で、走ってみた。

いや〜 うそみたいに吹けるね。
いままでの段付きかそくがうそみたい。
どこからでも吹ける。

これが元の状態だったんだよな〜。
早いんでびっくり。

やっぱもう30年以上も回り続けたデスビは無理。
真剣にそう思った次第です。

でもさ〜、この車。
タコメーター 機械式なんですけど。・・・・・。
電気式に改造しなくっちゃ。

しかもそのタコメーターワイヤーの取出しが今までタペットカバーにあたって点火時期合わせられなかったし。
うはははは。

タコメーターは機械式を電気式に中身だけ入れ替えてもらう加工にだす。
メーター屋さんにとりあえず送ったんだけど、改造大変だろうな〜。

まあ、こうやってA110もだんだん元の性能を発揮できるようになって行くのでした。

123ignition うちでもこれから使っていってみようっと。
これいいかも。



   A110冷却   2009年7月25日

で、留守中の工場ではいろんなもんが進行してた。
A110は冷却ファンの交換。
いちおう現状のファンもきちんと動いてるんだけどオーナーさんが交換してくれとのことなので交換。
こういう予防整備が車を良い状態に保つコツでもある。
このファンってけっこういろんなものが使われてたりするんだけど純正ってどれだろ。・・・・・。
くたびれてる
2個ついてるし回ってるのは下からじゃないと目視できないから意外と見落とすポイント。
しかも回転モノはちゃんと正規の能力発揮してるかどうか確認しにくい。
ラジエターがだめなのか、水路がだめなのか、ウオーターポンプがだめなのか はたまたエンジン由来なのか。
サーモがだめなときは大概ほんとにオーバーヒートするからわかりやすいけどね。
オーバーヒート傾向ってときは意外とわかりにくい。
うちでは何台もA110のラジエターを作り直してきたから大概のお客さんは水温が高いとは言って来ない。
何台か水温が低すぎる って言って来た。 いやそれ以前のオーナーがサーモ抜いてただけですから。^^;

オーバーヒートするのしっててサーモ抜いちゃってる車の多いこと。
サーモ抜いて走ってると悪いことばっかでいいことひとつも無いよ。

元のやつ

持ち込みのファン
持込のファンは最近のタイプで形状も取り付けもまったく異なる。
口径がほぼ一緒って感じ。
右の方が新品なんだけど本来はアメリカの部品のようにラジエターにタイラップ見たいなプラスチックバンドを貫通させて固定させるタイプ。
そのほうが簡単なんだけどなんか抵抗ある。
まあ、でもそれでいっか〜 と思ってつけようとしたらラジエター直付けだとカバーが蓋できないことが判明。
そ。アルピーヌってみんな形違うのよ。
で、仕方ないからあれこれやってステー作ったり位置ずらしたりしてやっとこさっとこ納めた。
下から見るとこんな感じ。
あ〜 だめ。 70点。
これじゃ冷えないよ〜。
やった意味ないからお金もらえな〜い。
やりなお〜し。

てなわけでもう一回やり直し。
やっぱりキットについてたとおりつけるしかない。
しかたないカバーに当たらないところでラジエターにツライチになるところで後ろに風の抜ける場所につけるしかない。
結局こうついた。
な〜んか素人仕事見たいでひじょ〜に不満が残るけど効率を考えるとこれでいくしかない。
ファンの奥行き方向を短くする設計がされてるファンだからこれ以外の取り付けはかなりのステーを作ってやらないとうまく行かない。
という訳でこの方法で取り付け。
ま〜アルピーヌはここは見えないところなんでいいか。

やり直す前とやり直した後、交換前、すべて比べてもこの形が一番冷えがよかった。
そりゃあ、見ればわかるか。・・・・・^^;

あついな〜 
工場は毎日車検とエアコン修理に追われています。
エアコンの修理は暑いのよ〜。


 


   BMWイセッタ   2009年7月10日


まあ、そんなわけで後半私がフランス行っちゃったもんだから6月の工場の状況は教えられない。
うはははは。

でも実は6月後半は工場もフル稼働だった。
なぜか知らないけど車検が多かったのよ。
何かあったら写真撮っといてね っていってたんだけど取れないくらい忙しかったらしい。

なのでざーっと興味のありそうなところをかいつまんで。
まずはイセッタ。

これ近所の保育園生にとっても大人気。
通称 たまゴン
冷蔵庫みたいに前からドアを開けて乗り込む。
2人乗り。
もともとはイタリアの ISO というメーカーが開発したんだけどそのライセンスをいろんなところに売って、結局BMWが一番売ったからBMWの車だと思われてるみたい。
この車もBMWイセッタ。
自動車税事務所でBMWなのに0.24リットル って排気量間違ってませんか?
って何回も言われた。

ちなみにISOは冷蔵庫も確か作ってたんじゃなかったかな〜。
だからこういうドアなのか?
なんか乗り込んじゃうと出してもらえないんじゃないかという気になる。 うははは。
空冷単気筒。250ccで、一応リアも2輪あるから4輪車。
リアはトレッドが50センチくらいしかないから一見三輪車なんだけどね。
前進4速 後進1速。
車重は車検証で360キロとかだった。

これ車検取ったんだけど結構大変だった。
で、やっとの思いで車検とって帰ってきて納車したら動かなくなったって。

実は駆動系にゴムのドーナツ形状のカップリングって言うパーツで駆動を伝えてるんだけど、これが納車してすぐちぎれた。^^;
エランやインプとか古いイギリス車によく使われてるんだけど、馬鹿な部品でね〜。
こんなもん絶対切れるだろ ってかんじ。
まあ、定期交換部品だよね。
これいま部品取り寄せ中なんでそのうち交換レポートできるんじゃないかな。

この車うちに来る前のメカニックの人(どこだかわからないけど)凄くがんばってたみたい。
あっちもこっちもいろいろ苦労のあとがあった。
キャブレターも京浜のやつがついてて、オートチョーク付き。^^;
逆にコツが要るけどこういう部分が新しいのはとてもいいよね。

キャブレターは消耗品だから時期が来たら交換か修理か。
交換できるなら交換しておいた方が古い車はいいかもね。今まで何十年って使えたんだからまた何十年って使える。
そのうちキャブレターなんて買えなくなるぞ。
ミクニソレックスはおしまいだって? この車はまだバイクがキャブレター最近まで使ってたから流用が比較的簡単だからいいけど、特殊なやつだと大変だぞ。

古い車の一番基本的な肝
ポイント。
だめだこりゃ。
でも交換したくったって簡単に部品が手に入らない。
どこに売ってんだろ。 とにかく削って治しとく。
ブレーキが片効き。
ブレーキ踏むと勝手に左折する。^^;
ブレーキもだめだ〜。
中が凄い錆び。
これも部品注文だな。
ドラムも普通なら限界だよな〜。
でも部品なさそうだし。
今回は写真展に展示するんで予定が けつかっちん。
なのでどれもとにかく動くようにして車検を取りに行った。
通るのかって?

そりゃ〜ね。^^v
きちんと陸事に持ち込んで通してきましたよ。

しかしこの車まだまだやるとこあるぞ〜。
どこから部品買おうかな。

今日近所の小学校の生徒が社会科見学に来た。
目がきらきらしてた。
良い大人になれよ〜。


   北京    2009年6月26日

いつ日付が変わったんだかしらないが、26日は北京。
トランジット。
昨日飛行機に乗ったときに時計は北京の時間にあわせてあるから寝て東洋の時間に体を慣らしておく。
だって夜中に成田ついたら翌日から普通に出勤。
ただでさえ疲れたまってんのに長距離移動の翌日仕事だもん。

そういえば隣の席の東洋人。
英語でずっとしゃべってるから日本人なのかと思ったらフランスのパスポート持ってた。
もう国籍は人種じゃまったくわからんね。
その人も飛行機でフランス語が通じないから困ってた。^^;

北京到着。
滑走路にタイヤが触れた瞬間そこらへんの携帯電話のベルが鳴る。
あんたらせっかち過ぎっての。
へたすりゃ機内同士で話してるんじゃない?^^;

飛行機が止まるたんびに人が立ち上がって荷物を出す。
お姉さんがおこる。
だから、白衣の人が来て熱測るのしってるじゃん。 座っときなさい。・・・。^^;

2時間遅れ。
でもトランジット4時間の予定だったから2時間ある。
また検疫(インフルエンザね)うけて入国審査やって、持ち込み手荷物検査やって、ライター取られた。
北京はライター1個もダメなんだと。

なにそれ。じゃあ免税店でタバコ売るな。

免税店は興味ないし、パンダを買って帰るわけでもないんで Wifi = 無線Lan をさがしてあるく。
大概空港はどこでも基本有料なんだけど、探すとアクセスフリーの電波が飛んでる。
ハッキングされてるかな? でも取られて困る情報は無いからいっか。

東京に2時間送れ北京着。 トランジットOnTime 遅れなし。
の連絡をメールでして、フランスにも連絡を入れる。
特に何もおきてないみたい。

喫煙所にいった。
でもライター無いじゃない?
誰かいれば借りようと思っていったの。
そしたら誰もいない。

あちゃ〜 網張って待つか。^^;
なんて思ってたらこんなもんが。
自動車用のシガーライターが設置してある。
盗まれないように針金付き。 でも3個の穴のうち1個しかついてない。
盗むのか?こんなもん^^;・・・・・・。

パチッと押して待ってるところに一人首からIDをぶら下げた人が入ってきた。
その人もライター持ってないみたい。 タバコ出してるけど火をつけない。
なんだよ、空港職員もライター持ち込めないのかよ。・・・・・。

自分のタバコに火をつけてまだ電熱線が赤かったからその人に差し出したら会釈して火をつけてた。
話しかけてきて、中国人? って多分中国語で聞かれたから わかんないっていったら今度は英語で日本人か聞いてきた。
そだよ って言ったら日本の有名観光地の名前挙げたり友達が住んでるとかいってた。
日本は技術や国が先進的ですばらしい っていうからそんなこと無いよ。 後10年したら中国の方が上だよ。
って言っといた。
そしたら中国はあと100年かかるって言ってた。

国の一部はあと10年たてば日本を追い越すだろうね。 でも全土が同じようになるには確かに100年かかるかも。
一党独裁体制、いつまで続けられるのかな。
自由主義、市場開放したら先進国の思う壺だぞ〜。^^; 

でも外貨準備高はこないだ中国に追い越されたから時間の問題だよ って答えしてわかれた。

で、また円もユーロもウオンもつかえない喫茶店でアイスコーヒー飲んで、飛行機に乗った。
東洋はアイスコーヒーがどこでも飲めるから好き。^^;
そういえばパリの空港にスタバがあった。
日本のスタバだとエスプレッソとレギュラーみたいな2種類のコーヒーだよね。
パリではエスプレッソとアメリカーナの分けだったのよ。
で、時間たっぷりあるしエスプレッソはすぐ飲んじゃうからアメリカーナたのんだら、よくあんたここまで薄めたね〜って 麦茶みたいなコーヒーだったよ・。

飛行機は今度はちゃんといた。
一枚気になる写真があった。
これ。
これアルトワークスじゃん。
しかも20年位前の。
なんでワークスが? 何で空港に日本車の軽が?
何でインタークーラーターボなの?
どうしてここにアルトワークスがあるのか考えるとホント不思議。

わからんことばっか。
というわけで飛行機に乗った。
北京からは北京で食料を積み込んでるからコーラは
コカコーラ ライト。
なんかわかるような気もするけど、健怡ってライトって意味なの???
なんか逆に体によさそうなんですけど。

さて日本入国はこないだまでインフルエンザ水際作戦とかいって飛行機の中で検疫やってたけど、もうスタミナ切れしたみたいでこれだけ。
A4コピーの アンケート用紙みたいなの。
ありゃ〜。 ずいぶん差をつけたね。^^

無事に日本到着しました。
荷物を待つ間に携帯の電源入れたら携帯がロックするくらいメールの嵐。
私が北京で飛行機に乗った瞬間くらいに船会社から税関用の書類が足りなかったんで至急FAXしろって。
今日は金曜日うちのパリと東京がすったもんだして書類を成田まで持ってきてるということになってた。
サインしてFAX流さなくっちゃ。^^;・・・・。
北京で言ってくれれば。・・・・・・。

税関で何か申告するものありますか? 別送品は?
というのでコンテナ1個 8月到着です。
ていったらご苦労様です〜。

ってチェックなし。
ま、まずいもんは何も持ってないし。ライターは北京で取られたけど。^^;

ついた〜 日本だ。 ハンバーガーでも食いにいこ。
は〜おつかれさんでした。
ねむ。 早く帰って寝よ。
あしたはしごとだ〜。


   フランス最終日    2009年6月25日


今日は夕方にシャルルドゴールに入れば良い。
だから午前中ゆっくり荷物を整理して空港に向かう。
空港へはオペラから ロワシーバス というバスでいくか、
凱旋門のところからエールフランスが営業してるバスがでてる。

今回はシャンゼリゼへよらなきゃいけないんで凱旋門から乗ることにする。
値段は15ユーロくらい。 ロワシーバスより1000円くらい高いけどバスは観光バス見たいのだから乗り心地とかはいいよ。

で、シャンゼリゼのプジョーブティックへ。

まあ、プジョーのアンテナショップを兼ねたグッズ販売のお店。
中にはいつもいろんな車が入れ替えで飾られてたりする。
今回はローランギャロスを前面に押し出してる。
ローランギャロスはご存知のとおりプジョーの中の本皮車両につけられるグレード名。
そのアパレルなんかも売ってる。

205ってローランギャロスあったんだ。

つっかけみたいな形の車
ここで頼まれたものを買う。
そのままバスに乗って空港へ行くから一番やりたくなかったスーツケースひきずってシャンゼリゼを歩く。
はずかし。

昨年は高速へ向かうバスで追突事故にあった。
ありえんだろ。
今年は無事に行きたいねえ。

ペリフェーリークは渋滞。
まあでもバスはちんたらながら進む。
5Km渋滞
レッカー車にパトカーが引っ張られてる。
なんだよ またパトカーかよ。ろくなパトカーねえな。 とか思いながら無事に空港に着いた。
そういえばルマンに行くとき ブルーメタリックのパトカー見たよ
スバルの インプレッサWRX 高速隊が違反者に追いつけないから数年前に正式配備された。
でも、青メタのパトカーってどうよ。 ^^;

飛行場についた。
今回は時間充分。
シャルルドゴールは一部が地下に埋もれた空港で、目の前を飛行機が通っていくのが見える。

ついたらすぐチェックインして荷物を預けたんだけど、26キロで何も言われない。
ははは、 周りの人の荷物もっとすげーや。
中国の人大荷物だからもうはじめっからゆるいんだな。
実は予想してたんだけど。^^
エールフランスは厳しいような気がする。

時間がゆっくりだから空港でお茶して、最近少し充実した免税店をちらっとみてゲートへ。
飛行機会社が中国系だから乗客の中国の人率が高い。
なぜかみんなせっかち。
大丈夫だよまだまだ時間あるしそんなにあせんなくても。
っておもうんだけどやたら後ろの人が距離近い。
おねがい。 もう50センチ離れてって感じ。
満員電車じゃないんだから。

ゲートまでいったら飛行機はオンタイムの表示。
でも30分前なのに飛行機いない。
ゲート間違えたかな。

出発時間 飛行機いない。
アナウンスもなし。

出発時間10分過ぎ。
Late の表示。 遅れかよ。

出発時間20分過ぎ飛行機が来た。
まあ、このくらいの遅れアクセル全開でオンタイムだな。
せっかちな人が搭乗口に並び始めた。
ホントせっかちだな。 自由席じゃないんだよ。^^

とおもってたら飛行機がついてぞろぞろと人が降りてくる。
うげ〜  飛行機 今到着したんだ・・・・・・・・。

結局これから燃料補給と荷物の積み込みと掃除と搭乗があるってこと。
まもなくして1時間40分遅れのアナウンスが。
こういうときのアナウンスって フランス語、中国語、英語の順番。
中国語のアナウンスのときに落胆の声とともに回り全員が立ち上がった。 怒ると怖い国民性。^^;

そしたらみんなで売店に殺到。
食べ物かってみんなが周りでバリバリ食べだした。
うはははは。^^;

しかも周りが香水くさいの。
みんなフランスで買った香水つけてるんだな〜。 鼻が痛い。・・・・・。

結局2時間遅れ。やっと飛行機に乗ったらま〜皆さん大賑わい。
宴会場かはたまた魚河岸かって勢いで大騒ぎ。
隣の席は東洋人だったけど、寡黙そうな人。 まいったねこりゃ。

そんなこんなでパリを後にしたのでした。
しかたない 寝よ。 ^^




   あと2日   2009年6月24日


ホームページ更新サボっちゃった。
いや〜もうページが重すぎてホームページビルダーが動かなくってね。
嫌気がさしてとまってたんだけど。

さーてフランスの日程あと2日。
がんばって書いちゃうか。

今日は6月24日。
明日の夕方には空港にいなければならないから実質は今日1日で仕事はまとめないと。
でもまあほぼすべての予定は完了。

今日はいくつかの取引先に連絡をとって部品の納期確認と船会社との連絡を取ったりなんて事務仕事をこなす。
まあ、残務処理ですね。
で、夕方昨日の本屋に寄れば良い。

フランスは確か今日からソルド。
だから店のショーウインドウには −50% とかってかいてある。
最近では日本にもH&Mとか進出してきたけど、そういうところも軒並みやってるのよ。
だから町に出ると結構な人が歩いてる。

残念なことに私はブランドやアパレルにまったく興味が無いからど〜でもいいんで近くのアラブ系のひとがやってそうな古着屋とか変な雑貨屋とかをチラッと覗いてみたりって程度。

さすがに後半忙しかったんで写真もあんまり撮ってないし、もう結構ヘトヘト。
意外とこのページ用の写真撮るのって大変なのよ。
役所の中や、便器、コインランドリー、駐車場。そんなところで写真撮るのって意外と勇気いるのよ。
トイレの中でシャッターの音させてんだから変質者扱いされてもおかしくないし。^^;

すこし町の中を歩いてみる。
パリって町ができたの古いでしょ。
だから電車は大体地下か地面より低いところを通ってる。
ここは多分場所的にサンラザール駅に入っていく線路が集中してるところ。
上は交差点で Europe っていう地名。

おなじみのパリの縦列駐車。
駐車は車押してどける
っておい。
カングーのバンパーへこんでるし。
パリに行っても本当に観光名所なんか行ったことないからま〜ったくわからん。
大概毎年行くのは部品屋と本屋と携帯電話屋とスーパーマーケットと役所と駅。
ホテルは行き当たりばったりだし、飯を食うのも決まってない。
だから三ツ星レストランとか どこにあるのかすらも知らない。 うははは。
どこだか知らない町の光景。
こんなところも通過道だから。
でも観光名所じゃない迷所みたいなとこはちょびっと知ってる。
あるアパートの中庭に見慣れたお店が。^^
これもパリにある。

パリでは有名なパティシエ。
お店の名前写真を拡大してよく見てみて。
日本のケーキうまいもんな〜。
そう、コンビニとかパンで日本でビックネームなパンメーカー。
山崎パン。
丸ごとバナナうってた。 うははは。
4.1ユーロもする。=580円。 
たけ〜。

実はフランスのケーキって生クリームの材質が違うみたい。
たぶん含まれてる脂肪分がちがうの。
それと生クリーム(ホイップ)がバタークリーム率が高い。
だもんでホイップクリームのケーキが食べたかったらここが有名。
パリの人も沢山買いに来てるよ。やっぱ日本の食いもんはすばらしいよ。

だから本場のパティシエのイチゴのショートケーキが食べたい なんてのはほぼ不可能。^^;
ヤマザキ行って〜 ってかんじ。
うははは。

ヤマザキで、お茶とケーキ。中で食べれるよ。
おかわりするなら2000円くらい覚悟して行ってね〜。

で、本屋いって何冊か資料を買ったらおしまい。
残念ながらマトラの資料はショップマニュアルくらいしかなかった。
ショップマニュアルってのは車の整備要領書ね。
でもこういうマニュアルは無くてもわかることばっかでほとんど知りたいことは書いてないし、知りたいことまでは踏み込んでかかれてないのが普通なんでざーっとみて買わなかった。

逆に言えばこれの載ってる事は言葉の壁さえ乗り越えればネットに落ちてること。
まあ、必要になったらまた買えば良いや。

そしたら郵便局にいって荷物用のダンボールを買う。
今回ハンドキャリーで持って帰れないもの、を送る。
フランスは宅急便が普及されていない後進国だから結局郵便を使うしかない。
他の選択肢もあるはあるんだけど便利さと料金はまだ郵便のほうがまし。

多分国内の郵便事業を保護するための法律とかありそうだよね。
郵便局だって平気で1時間とか待ったりするような国。
ろくなもんじゃない。

正直いって労働者の権利が強すぎて改革しようとしてもできない。
パリ市内は景観条例が強すぎて新しい建物は建てられない。
何をしようとしてもなかなか進む国じゃないんだよね。
まあ、共和国だから行き詰まりは資本主義国よりも早く訪れてるはずだからそういう点ではエリート育成とかに力を早くから入れてるので脳力のある人間は突出してるし、EU内での権力を掌握するのも上手だったからやっていける。
今後は国際規格やらシェアやらの既得権で当分の間はやっていけるはず。

まあ、でも国内GDP内訳では相変わらず農業がかなりの率を保っているからベーシックな部分では強いよね。
後は商業がGDPの1割を占めてる。
日本人がこぞってルイビトンを買いに行くからかな。^^
ちなみに自動車産業はGDPの1%にも満たない。

そんなことはどうでもいいやね、まあ、興味があったら調べてみて。

この時点で船は7月2日(木)に出航、到着は7月31日。
まあ、予定はあくまで予定だけど。

あ〜しかし疲れたな。
今回は15日の行程だった。
移動日3日。
土日が4日。
だから実質8日間で以下の日程をこなした。
1、自動車仕入れ1台。
2、自動車探す、交渉、購入 1台。
3、2台の名義変更
4、船の手配
5、南仏(港)への2台の回送。
6、部品の仕入れ(複数個所)港への回送
7、書類の手続き
8、別送品の発送。
9、ルマン2日間も行っちゃったし。・・・・。

う〜んよくがんばった。
マトラは結局1600キロ以上を走破。
レンタカーで1200キロくらい走破。
総移動距離2800キロ。日本列島端から端までよりも長い。
ほめてあげたい。^^

おつかれさ〜ん。
後は明日社員に頼まれてるシャンゼリゼのプジョーブティックに寄って空港行ったらおしまいだ〜。

ぶじ事故にもあわずこのままスムーズに日本に帰れればいいけど。

 
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