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トピックス7(2009年11月〜2010年6月)
夏が来た 2010年6月24日 夏が来た。 梅雨は来ない。 ^^; いやもう関東地方は梅雨明け宣言したよね。 去年。・・・・・。 ^^v 暑い日が続きます。 夏が来ると修理が増えるのがエアコンとクランクプーリー。 ここんとこプーリーとかベルトとかそんなのがちょこちょことあるんでなんかもう夏かなあ なんて気がして。 プーリーやってた売物のキャトルのほうはほぼ完成。 来週車検とって本格的なテストに入ろうと思ってる。 板金手直しも終わって車は工場にありますから御興味のある方はお早めにどうぞ。 それとは別のキャトルのベルト交換。 とんでもなく大変。 これがノーマルのやつのいつも困るところ。 写真右2枚。 ところどころに黒いカスがついてるでしょ? これがベルトの滑りからできたベルトのカス。 こんなに滑っちゃう。 当然もうプーリーも磨耗してこんな感じ。 これはカムプーリー。これも誰かが昔から苦労してるんだと思うんだけど鋳物のプーリーで作ってある。 だもんでこんな風になってた。 プーリーが空回りしちゃうのを恐れてピンが2本入ってる。 ボルトはプーリーにあわせて製作されたものらしい。 みんな苦労してるんだなあ。 オルタネーターのベルトラインはあって無いし、ベルトは付いてたものと同じ品番はきつすぎてつけられない。 もうどれもこれもいつも行き当たりばったり。 何度もつけたりはずしたりして形にはしたけどお客さんをお待たせした上に完成しなかった。 ほんと他所ではどうしてるのか気になって気になって仕方ない。 こないだ偶然あるお客さんが他所のお店で質問したんだって。 物凄い興味あるんでなんて言ってました? って質問攻め。^^; ふ〜んそういう風に答えるのか~。 とくに問題ないですよ。 半年に一回くらいベルト交換すれば平気。 なるほど。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 .............。 他にプーリー、ベルト系ではプジョーがもう軒並み。 ここんとこで3個目か? みんな暑くなったんでエアコン入れるでしょ。 急に滑り始める。 レッカーで運ばれてきたのはこれ。 もう完全分離。 こうなるとベルトが切れてタイミングベルトに噛みこんでエンジンおしゃかになったりすることもある。 そして今年に入って目立つのは206。 丁度どれもダメになるころみたいで206ばっか何個も交換した。 106、205、306、405、406 みんななる。 206はあんまり無かったから何らかの対策されたのかと思ってたんだけどなんのことは無い。 206が新しかっただけなんだね。 うはははは。 夏だからクランクプーリーやってください。 なんでプジョーのクランクプーリーダメなんだろう。 ルノーは昔21ターボでなんどか交換したくらいであんまり記憶になんだよね。 てかどうして日本車は平気なんだろう。 他所では時々聞くんだけど。 な〜んて思ってたらスバルのR2。 車検に行ったら陸事でクランクプーリーのリコールが出てるって言うじゃない? スバルに持っていったらはずれ止めのプレートをつけるって言う。 お〜 なにそれ まねしてプジョーにもつけられないか? なんて考えてディーラーに出してみた。 もどってきて どれどれ何やったんだろう。ちょっとタイヤはずして見てみるか?なんておもって 上から覗いてみた。 ・・・・・・ うははは。 もうタイヤはずす気も起きない。 なんだよ〜 滑ってもすっぽ抜けないようにしただけじゃん。 うははは。 届出文は 「ステラ」、「R2」、「R1 」について、エンジンの防振ゴム付クランクプーリの防振ゴムの接着面が剥離するものがあり、 当該クランクプーリのリング(外輪)が脱落し、発電機が作動しなくなり、エンジンが停止するおそれがあるため、 当該クランクプーリの防振ゴムの接着面を点検し、剥離しているものは交換・剥離していないものはクランクプーリ側面に外輪脱落防止用のプレートを装着 うはははは。 外れるとエンジンが止まるから対策って書いてあるんだけど、滑っても発電しなくなって止まるからそれって対策になって無いじゃん・・・・・。 だれだこんな凄い文章考えたの。天才。 これを通しちゃう国土交通省もすごい。 なんで防振ゴムいるんだろうなんて思って調べてみると う〜む。 まだまだ勉強が必要だ。 ある日の工場はサンクばっか。 ベージュのサンクはクーラーをつけるので試行錯誤中。 エバポはつけた。ブロアファンも付いた。コンプレッサーも逆回転用のいいやつ見つけた。 今コンプレッサー取り付け用のブラケットを作るために採寸と設計。 図面書いてる。 緑はオーバーヒート。 青は内緒。^^; ここんとこサンクはひそかに人気。 今年中に程度のいいサンクもって来るつもりでずーっとさがしてる。 スバルのサンバーは水道やさんの車。 もうサンバーもなくなっちゃうんだね。 18年も前の車が現役で高速走ってバリバリに仕事してる。 この手のサンバーはコンプレッサーが壊れちゃう。 コンプレッサーが磨耗してカスが冷媒回路に全部回る。そうなるとコンプレッサーオイルがこんな風になって なんじゃこりゃ〜! (松田優作風) コンプレッサーオイルは冷媒回路全体に回るからこれを全部洗ってあげなくっちゃいけない。 ちょっと触るだけでコンだけ汚いオイルが出てくるから写真なんて撮らない。 うははは。 エバポもコンデンサーもリキタンもコンプレッサーもぜ〜んぶはずして洗う。 エバポレーターはこんな風に埃が和紙みたいになってるからはがしてあげる。 ここについてる埃にカビの胞子がつくとエアコンがかび臭くなる。 このエアコンのカビ臭さはなかなか本格的には取れない。 実は最近の車のエアコンはちょっとごまかしの方法を取っていてカビ臭くないようにしてある。 具体的な方法は エンジンをかけてエアコンがONになる。 そうするとコンプレッサーがONになってエバポレーターを冷す。 このまま風を通しちゃうとかび臭さが出る。なので数秒〜10秒くらいたってからブロアファンがONになる。という仕組み。 そうするとカビごと一度冷しちゃうことでにおいが減るっていうやり方。 カビの胞子はどうなるかって? そりゃ出てくるに決まってるでしょ。 うはははは。 途中でお客さんが来て ほんとに何でもやるんですね って言われた。 はははは。 サンバーはリアエンジンですから。 うそうそ。 ほんとに何でもやってます。^^; 車種はまったく選びません。 治してほしいといわれればできる限りのことはしてあげる。 つもり。・・・・・。 できない車って有るんですか? って聞かれてもう〜ん 3トントラックとかジャッキ壊れるから無理かなあ なんて答えたら いやそうじゃなくてイギリス車とかイタリア車とかって意味だったらしい。 ひひひひ。 そんなこといってたらねえ。 日産だってトヨタだってもう一部は韓国やらメキシコやらタイで作ってるの入ってるし、イギリス生産のプリメーラとかDUKEとかシビックとか。 日本で作って無い車だって日本車だし、ルノーのコレオスなんか日産デュアリスを韓国工場で作ったやつわざわざフランスに持ってってるわけでしょ? ルノージャポンのコレオスはさすがに韓国から来るんだろうな。 イギリスもっていってまた持って帰ってくるみたいなことやってたら納車前にもう4万キロ移動済み どこの国の車とか完全に意味をなさなくなってきたよね〜。 これから毎日暑さと戦いです。 クランクプーリーのすべりに気をつけてください。 見た目じゃほぼわかりません。 まあ、運みたいなもんかな。 心配な人は朝テレビの星占いとか見て。 今日のかに座はクランクプーリーのすべりに注意!。 思わぬところで車が止まるぞ。 とか言うかも。 今日のラッキーアイテムはタイミングベルトです。 うははは。 家帰ってビールでも飲も。 次のキャトルの記事はこちら。→ アルファロメオ155に迫る危機 2010年6月10日 アルファロメオ155 どうしちゃったの? 部品が無い。 とてつもなく高い。 困ったもんだ。 シャシーはデルタと系列が一緒のものを使ってるアルファロメオ155にV6を乗っけた車。 だいぶ前に注文で仕入れてオールペン、ラック交換、そこから納車整備して全部で1年かかった。 部品代が車より高くなっちゃうからいろんなところ探して、あれこれ工夫して。 でもそりゃかかりすぎだろ〜。 こんな車たかがまだ12年くらい前のもん。 でも部品が無いのよ。 まずありそうなステアリングラック漏れ。 こいつを交換したいけど国内新品が無い。 で向こうからおとりよせ。 そこからオールペンに出して色がまただいぶ朱色。 でもこの色がよくわからない。 車のデーター、色番号から調べて調色してもらった。 色見本出来上がってきてなんか朱くねえ? て感じだったけど、この車はこの色で合ってるという。 色番号は130番 同じ色番号の車と並べると明らかに朱い。 これまた限定車はこの色だという話もある。 これまた調べてみると本当に130番でも色が違うのがあるらしい。 もちろん色やけを抜きにしても明らかに130番は1色じゃないという話でネットは盛り上がってた形跡。 丁度この年式96年ごろに違う色の130番が集中してるみたいで、あってるといえばあってる。でも他の155とは明らかに違う。 でもまあ、オーナーさんも気に入っていただけたようなんでこれで。 エアロも付いてるからこんくらい派手な朱の方がかっこいいかも。^^v もう完全に見慣れた。 しかも他所の中古車見るとやっぱりこの色、存在すんのよね。 もう一台155の御注文いただいてますが、どの車見てもなんか赤黒くってパットしない色に見えるんだよね。・・・・・・。 と、ラックから始まって色で驚いてさあ納車整備 なんて始めてたらま〜 こりゃたいへんだ。・・・・・。 まずパワーウインドウがスイッチ押し続けてんのに断続的にしかあがらない。 リレー交換。 5万5千円くらいするウインドウレギュレターは生産終了。〜 ワイパーは馬鹿みたいなアームごと交換タイプ。 で、調べると155のターボのやつにアームを変えればワイパーブレードのみの交換ができるようになるらしいんだけど、これまた新品が生産終了。 中古使っても12年も15年もたってバネのへたったようなアーム高い金出して買うくらいならアームごと交換したほうがいい。 ゴムだけ交換しようとおもったけど、 ここんとこ見ればもう使えないのわかるよね。 これも治せば治るんだけど、まだ新品が8000円弱で手に入るなら交換でしょ〜。 だってBMWなんかブレード1本で7500円とかすんだよ。 しかもケチってないでこのブレードにすると高速の雨のカキがまったく違うよん。 最近流行のあの びろ〜ん としたブレードなんかよりも全然よかったりして。 もちろん古いのは将来のために保管しといたらって感じでオーナーさんに上げましたけど。 で、この車のワイパーはこれだけじゃあすまない。 155のワイパーはこれまた不思議でね。 普通ワイパーって 遅い 普通 早い の3速+間欠があって4段階ってのがオーソドックスでしょ? でも155はね、 早い しかないの。 とにかく動くときは 早い のみ。 で、この速度で間欠の段階が3個だっけか あるの。 だからワイパーがとんでもなく せわしない。 おまえもうちょっと落ち着けよ って感じのワイパー。 だからまあちょこっと止まっちゃあ全力ダッシュ みたいな動きしてそんなもん壊れないわけ無いじゃない? しかもイタリア製だし。 だもんで調子悪くなってくると ガガガガ って引きずる感じになるの。 はい新品新品〜 といきたいとこだが部品無いんじゃ仕方ない。 バラす。 え〜 ここからかよ。 リンクを止めてる付け根のブッシュがこんな感じ。 こんなバカなネジでとめてる。なんのために?起動時のバックトルク軽減のため? ならば無理な間欠全力ダッシュやめればいいのに〜。 ボクサーのロードトレーニングか? っての。 設計意図がわからん。 これじゃあ がったがた だっての 仕方ないんで国産車の別の部品をいじってつけてつじつま合わせとくか。 あそばなくなった。 他にはボールジョイント。助手席側の玉のウケが壊れたんでとりあえず納車も近いしその辺にあったピロボールを溶接。 組んでみた。 あれ〜 よくはなったけどまだダメだ〜。 こりゃモーターだな。 仕方ない バラす。 ここがワイパーの電極。オートストップのスイッチングを機械的にしてる部分。 あんだけのStop and Go繰り返してるんだからアンプで特別な制御でもしてんのかとおもったら普通。・・・・・。 右から2枚目 接点焼けてる。 相手の電極が転写されちゃって抵抗になっちゃってる。 右 磨く。 これで組んですべて完了〜〜〜〜〜。 ワイパーはとにかくすべてがスムーズに動かなければいけない。 土台は車体にしっかり固定されてなければいけない。 ガタは無いに越したことは無い。 そうすればクラウンみたいにワイパーが動いてること意識せずに使えるようになるよ。 たぶんこの車は 意味の無い全力ダッシュをくりかえしてワイパーアームのブレードの支点部分が磨耗。 でも長年ゴムだけ交換してきた。 そのガタが大きくなってアームの伝わった振動と無駄な全力ダッシュがリンクの固定ブッシュをやっつけた。 リンクは固定されなくなるから支点が定まらなくなる。 無理な力がリンクに伝わるからモーターは重くなるのにいきなりでかい電流On されるんで目一杯動こうとして突入電流で接点を焼いた。 ワイパーケチらなければもうちょっと寿命は延びただろうね。 どの車でもそうなんだけどビビるワイパーはそのままにしとくといい事はひとつも無い。 リンクをガタガタにして、そのガタがモーターに負担になって、モーターを焼いて、配線抵抗を増やす。 しかもワイパーアームのピボットとかも金属同士の油潤滑だからここにガタができるとちょっとそのリンクは寿命〜 ってことになるよね。 治せといえば治すけど5~6万なら買ったほうが安いし信頼性も高い。 アルファロメオ155のワイパーは弱点 なんて書かれてるけど実はゴムだけの交換でガタを無視してきたからなのかも。 まあ、この車次壊れたら普通の3速+間欠にでもしてあげよう。 そのほうが運転してて落ち着くし。^^ というわけでワイパーのブレード交換のはずが駆動部全部の修理になった。・・・・・ あいかわらずやるな アルファロメオ。 いやこんなもんはじめっから全交換するようにできてるのか。?^^; さ〜てそんなもんじゃ終わらせてくれない。 LLC交換したら リザーブタンクが漏れてる。 カニみたいに泡を継ぎ目から吹いてる。 まあ、インチキな車屋ならシール剤ぬってごまかして納車だろうけど圧力もかかるし(1.1Kg?)LLCの残ってるところにはシール剤はくっつかないんで無理。 交換交換。 え? 39300円? なにそれ高すぎんだろ? まあ、イタリア人が無駄にトラップいっぱい中に仕掛けて水と泡分離するように考えつくした余計なつくりだからなあ。 おまえフランスなんか中に仕切り一枚しかね〜ぞ。その代わり縦に長いけど。 しかたね〜な 注文。 え? 生産終了? なんじゃそりゃ〜 !!!! はあ。このタンク無くて他の人たちどうやってんだろ。 とりあえず中古探すか〜。 中古だめになったら他の車の流用しよう。 ヤフオクとかでこういう消耗品中古で買うのってどんな馬鹿だ? とおもってたんだけど こんな馬鹿だった。^^ うはははは。 しかしなんでこんなに部品が無いのかねえ。 しかも高い。 他のいろんな部品含めてもし全部そろってたら部品代だけで40~50万かけないと売物にならなかった。 あ〜 だから車30万くらいで売ってんだ。^^;・・・・・・。 しかしこんな消耗品すら生産終了ってどんなライフの短い車作りしてんだ? とかおもって調べたらなんと驚愕の事実が。 アルファロメオ155って日本では2000の直4と2500のV6しか無いでしょ。 まあ、イタリアは車市場が昔から枯れてるから実は2000cc超の車は売れない。 高い車はマフィアか政治家か詐欺師しか乗って無い。 ほんとか?・・・・ だもんで155のV6って7500台くらいしか作って無いんだって。 で、そのうちの1300台くらいが日本向け。^^; そりゃ部品だってもう作らないよ。 だってそんな生産台数ホモロゲモデル数字でしょ。 サンクターボシリーズだって4000台弱作ってんだよ。 トヨタなんか1日に1万3千台作ってんのに少ないって言ってんのに。 (すいません 尺度がめちゃくちゃで強引過ぎます) 155の主力は1800cc。てことは2500ccV6ってスカイラインでGT-Rみたいな位置づけ?。 もうホント後先考えずに作ったモデルだったんですね 155V6 ターボはもっと少ない。 こりゃよっぽどのこと無いと手が出せないやね。 2000の直4だってプラグ8本も付いてて豪華版エンジンだもんねえ。 あ〜 でもFiatはこういうことするよね。 その最右翼はデルタ。 毎年名前が長くなっていって、モデルごとに互換性は無いは部品はつじつま合って無いわで純正部品だけじゃまったく修理ができない。 症状は治っても原因は治らない。 しかも電子いや電気制御の塊でしょ? まだA110の方がマシかも。 で、アルファロメオの中古車にありがちなんだけど 全部乗せ。 いやラーメン屋のトッピングじゃないんだから。・・・・。 純正部品の供給は悪いが豪華部品はたくさんあるのがアルファロメオ。 だもんでこの車もこれ以上つけるものが無いというほど全部付いてる。 チタンのなんたら オンパレード。 つけるのはいいがこういうのって大体つけるだけで満足するじゃない? 真剣にその部品を生かせるようにつけてくれてればすばらしいオプションなんだよね。 幸いこの車は全部乗せにもかかわらず意外ときちんとやってあった風。 ホントはノーマルしか仕入れないつもりだったんだけど見た目がスマートだったから仕入れちゃった。 豪華トッピングだけで100万位しないか? これ。 でも絶対に手抜きがありそうなんで見ていった。 はじめ見たときから気になったこの厨房風エアインテーク。 四角は丸より断面積は大きいが流体にとっては実口径比で・・・・・ という理論はおいておいて これが固定されていない。 フラップ式のエアフロ ブルブルしてる。タイラップって便利だな〜。 固定してやろうとおもって試しにはずしたら ありゃ〜 このどでかい電源線 とんがったボディーの継ぎ目とダクトの間に挟まってるし。・・・・。 危なかった。 しかもヒューズの上流も下流も。・・・・・。 ま、燃える部分短いからマシか。 うははは。 配線がぐちゃぐちゃなんでちょっと整理しておいた。 とりあえずマシになったかな。 重整備は油で手が汚れるから写真とって有ったのは小手先の作業ばっかでつまらない記事になっちゃった。 けどまあ、ホームページ用はこの辺でお茶を濁しておいて。。。。。。 アルファロメオは普通の旧車の2倍の予算いるよ。 ってよくジュリアなんかの105系がほしいって言う人に言うんだけど155お前もか って感じでした。 部品は手に入りにくくなってるみたい。 いまだ人を飲み込む蛇はその力を発揮中。 さあ次のサラセン人は君だ。 A110の触れちゃいけない部分 2010年5月31日 この話ってよそで話題になってるの聞いたことがない。 昔仲間内の真面目に整備してくれる人と電話で話したことがあるんだけど、特殊工具のことだーれも知らない 誰も持ってない なんて話で。 これはひょっとしたら触れちゃいけない部分なのかもしれない。 A110のデフはキャトルと同様に左右のサイドフランジの突き出し量で調整する。 でもキャトルとかと違って古いタイプのミッションなんでシムの厚さをその都度調整しないといけないの。 これは面倒くさいよ。 この車は極普通にありがちなデフサイドからのオイル漏れ。 オイルシールの交換だけなら左右のフランジはずして交換して元のシム組めば調整は元のままだからキャトルなんかとくらべると気は楽。 でもその調整はどこの誰がどうやってやったのかわからないもので、あっているかどうかもわからないままだから、そこから先を考えちゃうとものすごーく気が重くなる。 今目の前にあるものを信用するのかしないのか。 オイル漏れの原因は前人のミスに起因していないか。 考えてしまうとお客さんのお財布次第になる。 お客さんはオイルシールを交換すれば漏れがとまると思ってる。 オイルシールの交換はまあまあ簡単。 でも原因はその奥に、一番底辺にある可能性がある。 そこまで手を付けるとミッションをばらすことになる。 なにしろ左右のフランジ=ベアリングのアウターレース の突き出し量でデフはどっちにでも動く。 極端に言えば左右で挟み込んで浮いてる状態だから両方の間隔が広いとデフが下に下がっちゃう。 実際にはピニオンとリング ギアがかんでるからデフが傾いちゃう。 そうすると芯が出なくなるんでサイドフランジの中心=オイルシールの中心にユニバーサルジョイントが来ない。 するとユニバーサルジョイントとオイルシールの面圧が部分的に均一じゃあなくなるんでオイルが漏れやすくなる。 しかもこのユニバーサルジョイントもスプラインでデフから出てるシャフトに勘合してるからガタが皆無じゃない。 逆側もドライブシャフトが刺さってるだけだからガタがある。 なもんでこの部分のオイルシールはちょっと条件が悪いっていうか設計上無理があると思うんだよね。・・・・・・。 ここからオイルがにじむのはある程度想定内としか考えられない設計。 でもこの車とんでもなくきれいで見たことないくらいの凄いやつ。何とか止めてほしいといわれてねえ。 実はこの作業ってそんなわけでぴたっと止まるわけが無いのよ。 全部新品にできないじゃない?よっぽど程度のいい部品でここがそろってないとほんとに止まらない。 だからやっても止まらないと思いますよ ということを条件にベストを尽くしてあげることにする。 まずばらしてみて状況の把握。 写真ないや。 とにかくデフがちょっと傾いてるって事を裏付ける痕が出てきた。 すこーしシムがゆるかったみたい。 でもこの車を前にやった人は凄い。 他のところ一滴ももれてないんだよ。 この部分は正直言って漏れを止めようにも止められないくらいの部分だし、他の部分には手抜きはおろか妥協の跡が見れないのよね。 そんなものに私なんかが挑んで戦いになるのか?^^; きっとデフ調整も相当何度もやったはず。 なのにこの状況。 それを超えることはできるわけないやね〜。 そんなわけでとにかく更なる妥協のない様にできるだけ設計どおりの状態に組み上げてあげる位しかできないでしょ〜。 しかも相手は新品じゃなくこれまでずっと使われてきた中古品だよ。 デフの歯当たりだってもうすでに摺りあっちゃって磨耗しあっちゃってんだよ。 きちんと組んだってまたそのすりあわせどおりに戻っちゃうことが多いに考えられるでしょ。 まずは計測から。 とにかく寸法上少しでも狂いがあったらどうにかしないといけない。 そのまま組んだら元の木阿弥。 サイドフランジ、ミッション、アウターレース、ありとあらゆるものをとにかく計る。 今回計ってみるとわずかに右のアウターレースにゆがみがあるかも ってのがわかった。 ふだんならこんなところ古いのあてといてコンコンってハンマーでいれちゃうところ。 でもサイドフランジ自体にゆがみがないのでこりゃ加減でおかしなことになるんだろう ってことで慎重にプレスで入れたりして何度も測る。 このアウターレースは圧入後も寸法に狂いが出ない。 順番逆になった。 実はサイドフランジとアウターレースの間にシムを入れるんだけど、このシムの厚さが凄く微妙でね。 手持ちもあるんだけど、今入ってるのとあわせてうまく寸法でるかな? ここでどのくらいの厚さのシムを入れるか選定するのに特殊工具が要る。 とにかく右に寄りすぎたり左により過ぎたり、左右の間隔が狭くても広くてもいけないなんてまったく逃げ場のない条件のところを見つける。 なのに勘なんかでできるわけがない。 そんなわけでこんな特殊工具を作ってある。 あとから写真で説明しようとおもうといい写真ないね。 見てわかるとおりフランジはすでに誰かと交戦した痕がある^^; でもペーパーあてたくらいでひずみはもともと無かった。よかった。 一番右の写真みたいにアウターレースとサイドフランジの間に入れることで組み付けた状態からアウターレースを押したり引っ込めたりできる。 そのときのデフの位置、バックラッシュを測定して、プリロードを測定して一番いい条件のところをシームレスに見つけることができるようにした工具なの。 近所の精密加工屋さんに頼んで作ってもらった。 もちろん図面は手書き。なのに指定は100分台 うははは。^^ 実際に使うのはこんな感じ。 で、真ん中のボルトを左右から締めこんで円柱を押し込む=アウターレースを押し込む そのあとデフのプリロード、バックラッシュ、歯当たりを見る。 これを何度も繰り返して。 いいところをみつけたら円柱と外の角柱との隙間を計る もう一度はずして近い状態にできるところを見つけてはまたはずして。 何度も何度もくりかえしてなんとか安定する数値を導き出した。 だってデフ斜めに回ってたんだもん どっかで元の位置に戻ろうとするじゃない? そうやって測定した円柱と角柱の隙間の寸法がシムの要求寸法になるってこと。 これでだいぶデフの芯は出せたんじゃないかな? そうするとオイルシールの芯とシャフトの芯がほぼ同芯に持ってこれて、そこにユニバーサルを刺す。 これでやっと最低限の条件が整ったって感じ。 これが最低限で、これが一番難しいってんだからまあ、どのミッションも誰が組んでももれる可能性があるのは否めないねえ。 一番最初に一番難しいところがあって、他を組んで、その後高速回転するってんだから。 だから一番最後に組むここのオイルシールをいくら交換したって漏れは止まらないんだよね。 他にはサイドフランジをスラスト方向に動かないように頼りないスペーサーが入れてあるんだけどこの辺も見落としがちなとこだね。 一応参考になるかもしれない写真 本来ならこの跡はオイルシールのリップと同じ幅のものが均一についていることが構造上の理想。 なのでこれはだいぶいい線いってたよね。? それでももれてたんだから・・・・・。 今回は結局手持ちのシムと元のシムをうまく組み合わせて何とか組んだ。 とりあえず納車して1ヶ月くらいたってももれはでてないみたい。 スラスト方向の動きは完全に止められないし、こじりあげる力も働くところだからやっぱ構造に無理がある。 でも芯はでたからもれる原因のひとつはつぶせたはずなんで少しはいいだろうね。 まあ漏れて来るとはおもうんだけど^^ デフが斜めになってたり、サイドフランジの調整が狂ってるのはザラなんで、高価なミッション壊さないようにオイルだけは切らさないでね。 知らないうちに空っぽになってるよ^^; これ自分で後から見ても意味わからんな・・・・・・・。 作業やったのだってもう半年も前だ。 うははは。 キャトルのタブーに真面目に取り組んでみる 2 2010年5月15日 さて言っては見たもののそんなことほんとにできんのか? できなかったらまあこんなもんです ってかたづけよ。 うはははは。 目標は ベルト部分の弱点を解決する。 ベルトのすべりが無く、渋滞でもクーラーを使えて、バッテリーが上がらない、事。 高速回転や給加速、減速にも耐えて 耐久性もできるだけ伸ばす。 ベルト機構を改善するだけじゃなくてクーラーも使えるようにするのかよ〜 欲張りすぎだな。 ま、目標は目標だから。 ^^ キャトルの傾向を整理すると ベルトが滑る プーリーが磨耗してる ベルトを張り過ぎてプーリーが変形してる クーラーは付いてても問題なく使えてる車は見たことがない。 クーラー付き、クーラー無しがあって、クーラーにも種類があって、オルタネーターの付いてる位置も結構違いがある。 まあ、別にうちはメーカーの尻拭いをするわけでもなく日本中のキャトル直すわけでもなく、うちの分だけ何とかできるようになればいい。 だから取りあえず目の前にある車を何とかすればいいんだもんね。 今までキャトルでうちの店に来た人みんなに聞いた。 クーラーって使えます? って。 そしたら大概は 走ってる時は使えますよ とか あきらめてますとか 条件付き。 買うときに 使えないとおもってくださいといわれてます とか ベルトが付いてないやつとか あった。^^; キャトルのクーラー効かせるのは本当に大変なことでね。 ただでさえベルトの条件はきつい。 さらに数馬力食うコンプレッサーを回す。 ブロアファン用の電気をまかなわなければいけない。 コンデンサーファンの電気をまかなわなければいけない。 これをクリアーするのが第一歩。 その後にもまだ問題は残る。 でもとにかく今回はこの一歩を解決できるようにがんばってみよう。 この車は昔に誰かが日本でクーラーつけてる。 いわゆる汎用品 一般的にディーラー車は(旧JAX?)DIAVIAというイタリア?のクーラーが付いてるのが多い。 今となってはDIAVIAはイギリスの会社に買収されたから現存しない。 部品も基本的には出てこない。 多分この車についてるクーラーを見るとコンプレッサーのブラケットがとてもきれいなつくりなんである程度の数まとまって作ったものと推測。 多分ディーラー撤退後 並行輸入でキャトルを入れてた会社が日本の電装屋さんに汎用のキットでキャトルにクーラー付くように半キット化させたものだろう。 残念なことに今付いている状態を見るともともとクーラーを付けたときからこのクーラーは使えなかっただろうとおもわれる。 だってさ〜 ベルトが増速されてないやつがかかるようにできてるんだもん。^^; 初代オーナーはこのクーラーにいくら払ったんだろう。・・・・・。 きっと 付けても使えるとおもわないでくださいね って言われたんだろうな〜。 まずは負荷に耐えられる機構を作る。 新たな問題が発生するかもしれないけどVベルト (Bベルト)はやめる。 もうひとつ上のランクの太い Vベルト (Aベルトってやつ)にするという手も考えた。 でも今回は近頃の車で一般的なリブベルト(ポリVベルト)で行くことに。 タイミングベルトみたいな コグドベルトにすれば? って話があったんだけど、コンプレッサーがドカンと入ったときにコマが全部飛ぶんじゃないか? ってことになったんで却下。 こんなプーリーを適当な図面と指示で削り出してもらった。 写真内左がノーマル 右がリブベルト用 同様にカムプーリーも作ってもらう。もちろん鉄でね。 どうせやるならどのくらいの太いのまでかけられるか限界探ろうってんで5本溝まで切ってもらった。 どのくらいの長さのベルトが規格であるのか、幅は? 組んでみないとわからないしね。^^ これでカムプーリーとWPプーリーは形になった。 でもオルタネーター(ALT)とコンプレッサー(AC)はまだV溝プーリー・・・。 仮組みしてベルトラインを計測、今度はACプーリーの選定。 コンプレッサーをはずして他の車のコンプレッサーのクラッチ部分だけをいくつもバラす。 似たような寸法のやつを見つけて今度はそれをACコンプレッサーにつけられるように旋盤で加工してもらう。 加工してる横で あともうちょっと削らないと入らないとか もう細かい細かい。・・・・。 形になった。 オルタネーターは電力に余裕を持たせるためにはじめからリブベルト用のプーリーが付いたシルビアのS13用。 これなら昔チューニングやってたときの残りがいくつもある。 余裕の発電。 ここで初めてこんな感じで組みあがる。 1次ベルトのテンショナーがまだ出来上がってない。 作ったプーリーは錆が出てる。 ここまで来るのにどのくらいの時間がかかったか想像できるでしょ? いろんな手直し、不具合治し、つじつまあわせ やった。 なんとなくできそうになってきたんでプーリーに色塗ってやった。 回してみるよ。 テストできるところまで組むと写真が取りづらくてね。 でもすげー回ってる。 しかも下側のカムプーリーのところ テンショナーがいい感じでしょ。 巻きつけ角が増えるようにテンション張れてる。 この位置でテンショナーに剛性がだせて調整が簡単にできる様にアシスト機構までつけられれば言うこと無しだな。 背中側からテンションかけられるのがリブベルトの強み。 狭いところで複雑に取りまわせるのが目的でもあるしね。 一番右の写真はまだベルトラインが出きってないね。 オルタネーターが前に出すぎてる。 車についてるすべての電装品 ハイビームにハザードワイパーにヒーター、クーラー、ラジオにデフォッガ、何から何までアイドリング状態でONにする。 電気負荷全開! ラジエターファンは2個に増設済みだからそれも2個とも回す。 その状況下での発電電圧は12.5V!!! 発電、冷却 ともにOK。 すばらしい。 ベルトのすべりも無し。 テストは良好。 次はクーラー クーラーON! う~さむ。 実はこの日気温が低すぎてクーラーはよくわからん。 でもベルトは余裕で仕事してくれてる。 人間不思議なもんで車の窓開けて実験してたのね。 車の中に乗ってクーラー全開にして。 そしたらクーラーのせいで寒いのになぜか無意識に窓閉めたりして。^^; とりあえず走らない状態でのテストはクリアーしました。 この後実走テストを繰り返してみます。 リブベルトの弱点範囲内での使用ができてるか? ベルトはトルク変動に耐えられるのか? 今回製作した機構は強度的に足りるのか? 高速道路無事走行できるか?! 耐久性は?! 乞うご期待。 次のキャトルの記事へ→ キャトルのタブーに真面目に取り組んでみる 2010年5月12日 キャトルってかわいそうな車でね。 どこか調子悪いところ抱えながら見せ掛けの愛情だけ注がれて走ってる。^^; 愛着、愛情、ってのは違う。 キャトルの弱点が雑誌にこれ見よがしに書かれてたりして、それ見て鵜呑み。そのまんまで乗って。 治す方もおんなじ雑誌、おんなじ情報見てるから まあ、こんなもんだよ ってよく聞く台詞。 キャトルの弱点のひとつにベルト回りがあります。 キャトルのベルトは何度も書いてるけどカムプーリー駆動です。 カムプーリーはクランクプーリーの半分の回転数しかない。 でも発電機もウオーターポンプもクーラーコンプレッサーも全部普通の車と同じだから半分の回転数じゃ要求を充たす性能は出せない。 なのでどうするかって言うと回転数を倍にして同じだけの仕事ができるようにしてあげなければいけない。 じゃあ具体的にどうやってしてるかって言うと まずカムプーリーからでた回転はそれより直径の小さいウオーターポンププーリーを回す。 この時点で増速その1. で、ウオーターポンププーリーは同軸上にもっとでかいプーリーがあって同じ回転数で回る。 直径比は2倍弱位かな。増速その2 そしたら今度は早くなったベルトの速度でオルタネーターとエアコン(実際にはクーラーだけどね。)を回す。増速その3 増速に次ぐ増速。 増速してる分 力は比例して増えるって事だから、カムプーリーは物凄い負担。 ベルトはこの狭いところで小さなプーリーを回す。 プーリーは小さいから摩擦面が少ない。 重いし、摩擦面は少ないし、熱いしで条件は最悪。 結局回しきれないでベルトが滑るのよ。 これは設計、機構 どちらにももともと無理がある。 まあ設計時にクーラーだのカーステだの、ヒーターだのデフォッガだの 電気食うことはあんまり考えてなかった。 チョロい発電機とウオーターポンプくらいしか回す予定じゃなかった。 ライトつけっぱなしで長い信号待ちとかありえない交通事情だったんだよね。 実際のキャトルはこうなってないの。 どうなってるかというと いい写真が無いんだけど こんな風になってる。 下のがカムプーリー、右上がウオーターポンプ、右中がテンショナー、左に半分くらい覗いてるのがエアコン。 この車は前の誰かが結構一生懸命やったみたいでテンショナーが不思議なことになってる。 普通はここはプーリーが使われてる。 で、真ん中の写真見ると手前がウオーターポンプ(WP)プーリー 奥がオルタネータ(ALT)でしょ。 エアコン(AC)にはベルトかかってない。 つまりこの車 ”も” ベルトにトラブルがあって困ってた。 で、クーラーはあきらめた。 ってのが見て取れる。 ここに挑戦した人がいるのはわかるじゃない? 誰もが何度も挑戦してる。 でも機構上に無理があるから出来上がらないのよ。 でもお客さんはこまるでしょ? ベルトがすぐ滑ってだめになるんだから。 で、なんども修理に入ってくるもんだから修理やさんは最初のうちはベルトをパンパンに張る。 でも他の車でいつもやってる感覚だと実はありえない領域までベルトを張るのよ。 何でかって言うとベルトの張りって実は何キロの力で押した時何ミリ程度たわむ という基準になってる。 でもそのたわみ量はプーリー間のスパンに実は依存するのよ。 だからこんなに短いスパンのベルトは普段やったことが無いんでどうしてもゆるめになる。 でも、もう一回滑ってクレームで戻ってきてるでしょ? でもこないだベルト変えたばかりだから新品のベルトにしにくいじゃない? でもベルトって一回滑ると細くなるじゃない? なもんですべるからどんどんきつくする。 そしたら普段の整備でやってる経験値を超えた領域でベルトを張ることになるの。 もう半信半疑。 そんなのの繰り返しがこの写真。 左のベルト 背中が反っちゃってるでしょ? ベルトの限界超えて張るから本来平面のところが弓みたいに反ってへこんじゃう。 で、プーリーはチンケな板金もののプーリーだからベルトがどんどん食い込んで広がっちゃう。 だもんで今まで見てきたキャトルは ベルトの背中が反ってる。 プーリーがゆがんで回ってる。(張りすぎてゆがませちゃった) プーリーが曲がってる (張りすぎて曲げちゃった) ベルトの周辺に黒い粉(ベルトの粉ね)がたまってる。 ってのが普通なの。 でもこれが普通じゃいけない。 機械として使い物にならん. 道具としての機械なんだから役に立ってもらわなくっちゃ。 さあ、そろそろわかりました? 設計、機構にもともと無理がある。 機械として使い物にならん。 お客さんからのプレッシャー メカニックの経験値を超えた領域 お客さんの予算。 メーカーの設計外の要求。 採算の取れなそうな作業。 まあ、キャトルなんてこんなもんだよ。 古いし仕方ないよ。 でた〜 !!。聞いたことある台詞。俺も言いたい。 つづく。。。。。 次のキャトルの記事へ→ いつかの工場 2010年5月6日 は〜 やっとゴールデンウイーク終了。 ここんとこ更新滞り気味。 写真はたくさん有るから目に付いたものランダムにあげる。 そうするとジョイントに力がかかって、ステンレスのタイコにまけて錆が進むと 一番弱いところが負ける。 マフラーが落ちる。^^ ちゃんとつけてよ〜。 ちゃんと保守してよ〜。 排気漏れは大事の始まり。 何度も仮合わせして、ゆすって、マフラーが一番落ち着くところを見つけてあげる。 ジョイントを緩めては締める。 社外のタイコあわせて完成〜。 アルファロメオ156は水温が上がらないってのの写真が出てきた。 何でこういうことするかねえ。 しかもたったこんだけ隙間あいてるとヒーターが暖まらない。 高速道路テストすると50〜60℃くらいに下がっちゃう。 サーモ交換もした。 工場はこんな感じだったりして 赤い車なぜか多い。あれこれでたり入ったりした。 赤だの青だの黄色だの。 こんな地道な作業も多くてなかなかすすまん。 トリップ動かない 電動ファンの作動温度変えたい こんだけだけど曲がってた方は車に取り付けするのにはとてつもない力が要るし、新しくしたら走りが代わった。 こんなのも治す。 モーターだけ交換 さすがにもうメーカーも撤退なんで似た形式のモーター見つけてもらって改造して取り付け。 このクーラー取り付けが悪かったらしく組みつけに工夫してあげたら奥さんの足に水がたれなくなった との報告 ^^v こういう汎用品の後付物は取り付けが命。はじめにつける人が考えてつけてくれればお客さんはあとあと困らないのに。 まだ問題点が残ってる。 高速ではクーラー効く。^^ 渋滞でクーラー使えるようになるまではもう一歩。 A110の1300VCはタペットカバーとオイルパンを交換。 この手は付くんだけど付けただけじゃうまくいかない の典型。 ホースもジョイントを真鍮で作って14φと8φの段をうまく落としてあげる。 元は14φのホースを8φのニップルに無理やりホースバンドで締めてあった。 とてもきれいな車だしブローバイは大気解放なんてもってのほか。当然基本どおり元に戻す。百害あって・・・・。 いや、作業が楽だというのが 一利 かも。その後害が来るよ。 凄く程度いいから戻してやった方が逆に調子いい。 というか なんでブローバイホースつながなきゃいけないかわかんないほうが多いだろうな。・・・・・・・。 この車凄くよくレストアされてる。 イヤほんとにレストアって感じ。 惜しい!オイルパンのパッキンは間違えたものが使われてた。幸いお客さんが正しいもの持ってたんでそれをつけてももれた。 うちじゃあこれだけのレストアは無理だろうな。 足は動くし、エンジンは静かだし。 こういうA110ほかに乗ったことがない。 ここからならば足だって固められるし、車高だって下げられる。 エンジンだってチューンできるし、ブレーキだって強化できる。 うちのお客さんみんなこういう方向に導いてあげたい。 やっとこさっとこオイル漏れ止まった。 けどクランクケースベンチレーションがうまく行ってないとお客さん帰りに高速でオイル吹いちゃう。 黒旗出ちゃうとこまるから相模湖まで1時間で高速試乗。 とんぼ返り。 わざときつい上り坂を4500〜5000キープで巡航。 成功。 風が強くてハンドル持つの必死。 一人じゃ写真なんか取れない。 i-pad 買った。 といって仲間内に同報メールした^^v うそ。 ほんとはノートパソコンの液晶割れの修理。 何でこんなもん修理してんだ? 工場はパソコンが一杯。 夜のメガーヌIIがエヴァ初号機に見える位疲れたら帰る。 フィアットムルティプラ 入荷〜 2010年4月12日 昔うちでお求めいただいたフィアットのムルティプラが出戻りしてきた。 別に車が悪いとかじゃなくお客さんが別の車買ったので押し出されてきた。 それもまあ、あんた凄い車買ったのよ。 うへへへ。 来週車検と名変やるんでそのときに。 赤くて無骨なやつ。 下手なフェラーリよりかっこいいと私はおもうんですが。 いいな〜。 で、ムルティプラが入荷。 相変わらず写真下手なんだけど。 まあ、ほんとにコケというかコミカルなというか。 泥の中に棲んでそうなう〜ん 。 1600ccしかないけどマニュアルなんでよく走る。 3人掛けx2列。 2003年式 走行6.4万キロ うちの自家用車はカングーなんだけどこっちの方がしっかりしてていい。 ふらつかないし安心感がある。 荷物もとんでもなく載る。 こないだ来た人は後ろにバイク乗ってた。^^;。。。。。 オートマならもっと売れたんだろうけど国内にはマニュアルミッションしかない。 今仕上げ中なんだけど探すとなかなか見つけられないとおもうんで御興味のある方はお早めにね。 R4デフ組み立て 2010年4月12日 あ〜 さすがにこれだけ空いちゃうと写真はたくさんたまってるし、もうなにからかいたら良いかわからなくなった。 時系列無視で、手当たり次第書いていく。 とりあえず年末の作業で書きかけたキャトルのデフOHのつづき。 まず前回粉砕した部品、国内在庫なしだったんでフランスからのお取り寄せ。 それが来た。 で、作業再開。 このころは寒かったんだな〜 室内に万力すえて作業してる。 まずキャトルのデフはこのサイドフランジで左右から挟みこまれていて、リングギアとピニオンギアの噛み具合を調整してる。 歯当り調整ってやつ。 これが凄く重要でミスるとデフがうなったり、最悪の場合はデフが焼付いて大変なことになる。 実はここのオイルシール交換を気楽にみんなやってるけどデフの歯当たりがかわっちゃうような作業なんで凄く慎重にやらなければいけない。 だからもしサイドフランジを両方ともはずしちゃったら、それも車載で、もう目も当てられない。 山勘で組むかばらすかになるよね。 シール交換だけなら基本的にはデフォルトで組んでおけばいいからはずす前と同じ条件になるように組んであげればOK 今回はサイドフランジを交換するしベアリングのイン&アウターレースも交換するからデフォルトも何にも無くなる。 なのでバックラッシュという歯当りのガタを計りながらベストなところを見つけていく。 そうやって何度もやって、バックラッシュをいいところまで持って行きデフがどのくらいの力で動くのか、光明丹という当りを写し取ってみる染料を使ったりして歯のどの位置が当たっているのか、どれもが満足できるようなある特定のポイントを導き出すの。 ハイポイドギアと呼ばれるこの方式は普通のスパイラルベベルギアより静かに回る。確か....^^; でもこんな小さ歯にとんでもない力がかかっているのでオイルひとつでも大きく変わるくらい差の出るところ。 まあ、とにかく重要なポイント。 そしたらデフの部分はおしまい。 そしたら今度はベルハウジングを組む。 実はバラす時から気になってたことがあった。 クラッチのレリーズフォークとレリーズベアリングの当りが悪いんじゃないか ということ。 なんかずっこけてる。 なのでここもヤスリで修正して左右の当り具合と押し始めの力のかかり具合を均一になるようにしてあげる。 古いからどこもかしこも磨耗してガタが出てたり動きが悪くなったりてるからそういう部分を一個一個つぶしていくことで本来の調子に戻るってわけ。 クラッチレリーズ周りはとても単純な構造で、でも円を描きながら動くものがまっすぐな力に変換されてクラッチカバーをおさえる仕組みだから、あんまり理にかなった動きをして無い。 できるだけその円弧軌跡を往復の動きにスムーズに変換できるように悪い要因は排除しておかないと変な動きをするようになる。 その結果はペダルの重さに現れたり引っかかりやジャダーの原因にもなる。 上の左の写真を見るとわかるけどクロムメッキが薄くなって下の真鍮メッキ層が見えてきてる。 フランス車のレリーズベアリングはここの部分のガタが大きくて、材質を繊維プラスチック系の物にしてるから潤滑に関しての熟考はされていない気がする。 だから306のS16とかクラッチが重くなるし、果てはミッションが壊れる。 306の6速ミッションが弱いなんてへんな評判になるんだよね。 そんなこと考えながらミッション組み立て完了。 いや 今回やったのはデフ部分だけだった。 あ〜 たかがオイルシール交換が大事になっちゃったな〜。 縦サンクやキャトルのミッションはサイドフランジを回すことで突き出し量を変化させデフの歯当り調整ができる。 これがA110やR8になるとこういう無段階での調整ではできない。 左右にシムを入れて何度もやり直す。 どのくらいの厚さのシムを入れるかは治具をつかって計らないと途方も無い。 で、みんな適当にやるもんだからオイル漏れは止まらないスパイラルになるんだよね。 もう漏れているミッションはよくはなっても多分止まらないよ〜。^^ 年末〜年明けはデフばっかりだったな。 A110の同じ作業もやったからそっちはまたそのうち。 次のキャトルの記事へ→ オイルエレメントよもやま 2010年2月25日 小ネタもう1個 アルファロメオの156。 V6エンジンだとオイルエレメントがどこからも出てこない。 何度かやってるんだけどそのたびにどうやるんだっけ? とかって話になって悪戦苦闘する。 ネットで調べてみるとプロに任せた方がいい って。 うははは。 任せるか? 結局エアコンのパイプステーをはずしてパイプをフリーにした状態で何とか出てくるんだけど、もうちょっと何とかなんないか? もう次回苦労するの嫌なんでもっと小さいエレメントに変えればいいんじゃないかってことでいいやつあったよ〜。 これならいいでしょ? 右タイヤハウス側から抜ける。 容量は当然ちっちゃくなるけどコンスタントにオイル交換とかエレメント交換するお客さんならOkでしょ〜 一応ネジピッチその他すべてOk。 念のためにそのうちぶった切ってリリーフ圧を計ってやろう。 現代においてオイルエレメントなんか必要ないんじゃない? どうせ10万キロも走らないうちに車乗り換えちゃう人がほとんどだし、詰まったらバイパスバルブが開いてオイルはそのままスルーしちゃうし。 なんておもってたらこないだ来たお客さんがおもしろい話教えてくれた。 シトロエンのC4にのってて、走行中に油圧の警告灯がついたんだって。 で、シトロエンだから STOP ってのも同時に光る。 ちょっとびっくりしてディーラーに駆け込んだらオイルエレメントが詰まると油圧が下がってチェックランプがつくんだって。 びっくり。^^; しかも大して走って無いのに。・・・・・。 どうしてだろう。 オイルポンプは2〜3馬力くらい馬力を食うから油圧はできるだけ低く設計しました なんて某社のエンジン開発者のひとからむか〜し聞いたことがあるんだけど、今のエンジンもできるだけ油圧を下げてるのかな? それともオイルエレメントがどんどん小さくなってるからオイルエレメントを交換させるために警告灯が敏感に作ってあるのかな。 真相は闇の中に。 いまどきの車はスピードメーターと燃料計しかついてないのが凄く増えたからそういうこともあるのかも。 奥が深いな〜〜〜。 そうそう。 古いルノーやA110のオイルエレメントはネジ径が19mmを使ってる。 なので国産車のオイルエレメントは流用しないほうがいいよ ってお勧めしてたんだけどこないだとどいたルノーの純正品をみて驚いた。 純正は箱にネジ径が19mmだよ って書いてあったんだけど、その表示がなんと 3/4に変わってた。 うははは。 実は19mmと3/4インチはものすごーく近い。 なので互換があると言う人は言うし互換は無いという人は言う。 うちは互換は無いとおもってるんだけど純正品がそういってるのなら問題は無いのかも とおもう。 計算すればわかるんだけど19mmと3/4インチはほとんど誤差の範囲でほぼ同じサイズ。その差5/100mm 深読みすれば ネジには公差が必ずあるから3/4の方向に公差を取っている可能性がある。 純正品でそれをするなら、19mmだけど3/4にも使えます みたいな設計ってことね。 設計者が日本人ならそこまでするだろうな。 さてフランスメーカーの設計者。どこまで考えてるのかな〜。 それとも今回来た部品がたまたま仕向け地の違う箱で来たのか。 一体なんでメートル法起源の国の品物の表記をこの期に及んで3/4に書き換える必要があるのか。 第一もう工業規格からはインチを追い出すことに世界中でだいぶ前に決まった。 だからアメ車だって今はミリでもインチでも使えるようなミリネジサイズが使われてる。 う〜ん 謎は深まるばかり。 地下鉄はどうやって地下に入れたんですかね? 古!^^ うちの工場の前にはモノレールが走ってる。 どうやってモノレールに軌道を抱かせたのかな。 どうやってモノレールを差し込むんだろう。 謎は深まるばかり。 うはははは。 車なしの修理 2010年2月7日 まだ大きな修理のもの書く気になれないんでもうひとつ子ネタを。 今日小包で届いた。 A110の1300VCのエキマニ。 もともとはスタッドボルトが折れちゃったんで中古探してほしいという依頼だったんだけど、探すのめんどいし、出てきたって高いし、どうせ同じことになってるから治せるんなら治しちゃった方が早いし安いですよ。ためしに送ってみてください ってことで送ってきた。 車ごと来ても工場一杯で入れないし ひひひひひ。 もうこの部品も30年以上たってるからそりゃここのボルトだって厳しいよね。 折れるの当然。 どの車もみんなこんな感じ。 このボルトは緩めるときに折れたみたいな断面。 予断だけど、このマニホールドは結構クラックが入る。 でもこのマニホールドの強度に問題が有るわけじゃなくて、マフラーに問題がある。 A110とかR8、みんなマフラー交換するでしょ? そうするとうまくステーをつけられなくって、変なステーでフレームに止めちゃう。 エンジンはエンジンマウントで浮動するようにしてあるのにマフラーはフレームにマウントしてある。 そうするとリアエンジンはマフラーの長さが短いから、短いスパンで物凄いねじれの力が加わる。 で、弱いところに負担が来てひどいときはエキマニが割れる。 という風に割れるのがあるんだけどこれは大丈夫。 でもフランジの煤を見ると排気漏れしてたことは明らか。 こりゃ大変だぞ〜。 排気漏れは実はとてもまずい。 排気が漏れてるとそこの周辺の温度はとても上がる。なので薄いフランジだとひずんじゃう。 未燃焼のガスが空気中の酸素と化合するから。 マフラー内は物凄いスピードで正圧と負圧を繰り返してる。 鋳物だと今度は長期的にそこに錆ができる。 鋳物は凄く錆びるから再起不能になることもある。 ターボ車なんかだと排気温度が高いから排気漏れはフランジを簡単に歪ませる。 エキマニとヘッドの間の排気漏れはもっとまずい。 800度くらいになる排気が漏れるから最悪エンジンルームの他のものを溶かしたりする。 昔サーキットで21ターボのアクセルワイヤーのスリーブが溶けてアクセル全開で戻らなくなったことがあった。実話。^^v ヘッド側は面積がでかいから削るの大変だし、フライス盤に咥えるには治具を作らないとできないから交換のほうが早くなっちゃう。 エキマニ意外と高いよ。 こないだきたスカイラインのドリ車なんか歪んでるの承知でどっかのお店が無理やり締め付けるから今度はヘッドのスタッドボルトなめさせちゃってあった。 御丁寧にそこのボルトもうひとつ太いサイズにしてあったんだけど、あんな鋳物締め付けたくらいじゃ締め切れない。 だから排気漏れ放置でそのままお客に納車。 そのスタッドボルトが振動で緩んでヘッドがぐちゃぐちゃ。 もうそれ以上でかいボルトにもできないしヘリサートすら立てられない状態でヘッド終了、交換。 高い勉強代払っていった人居た。だからチューニング屋でそんな安い値段でエンジン積み替えてくれるはず無いって言ったのに。^^・・・・・・。 中古のエンジン25万位するのに10万でできるわけ無いよねえ・・・・・ そのエンジン挙句の果てに後日4番シリンダー棚落ち。 圧縮なし。 は〜あ。 だもんで排気漏れはさっさと治しておかないとろくなことが無い。 話は戻って この折れたボルトをとりあえず抜き取って交換しなくっちゃ。 まずは1本 酸素で赤めてとった。 本当は熱をかけるとひずんじゃうから注意深く最低限の熱でやる。 まあ、どのみちこのフランジは凄いことになってるから後で修正するんだけどね。^^v 後の2本はネジを緩めた時は折れずに何とかなったみたい。 でもネジは痩せちゃってるからどの道また折れる。 他の理由もあって残りの2本も交換する。 残りの2本は頑固でね〜。 結局2本とも折れた。^^; 仕方が無いので穴掘り。 このぎりぎりさが難しい。 穴の中にすべてのねじ山の縞が見えるくらいなのよね。 でタップを立てる。 とりあえずのオーダーはクリアー。 ^^v でもこれこのまま送り返したら、お客さんは折れたネジを修理するためにネジを折ったってだけになるはず。 これじゃあネジはなおしたけど不具合を何も治してない。 どんな目的でこのエキマニをはずそうとしてたにしろ、このまま組んだんじゃまったく意味を成さない。 うはははは。 なので今度はフランジ面を直しておいてあげる。 このままじゃガスケット変えてもすぐ抜けちゃうか排気漏れ止まらないかだし。 たぶんオーナーさんじゃできないだろうし。 いまのままじゃどのくらい歪んでるかわからないからとりあえずガスケットのカスだか錆びなんだかわからないものを一層剥いで鉄の面を出してみる。 あちゃ〜 拡大するとわかるけどフランジ面の半分くらいが当たってない。 光ってるところと黒いところはへこんでて、つや消しのグレーのところは出っ張ってるところ。 黒い部分は錆びによる腐食で0.5mmくらいは余裕でへこんでる。 仕方ないんで面研して平面を出してあげる。 面を出すって言ってもこんなもんフライス盤に咥えられないから手作業しかない・ 結構削ったよ。 でも平滑面が出た。 これならいけるでしょ? あとはブラストかけて色塗る。 きれいになったなあ。 スタッドボルトを新品に打ち替えしてやった。 いいね〜 新品みたい。 同じくフランジ面を平らにして、マフラーの方はザーッと塗ったら終了〜。 マフラーの方の写真は撮らなかったんだけど長年の排気漏れでエキマニと同じところが同じように錆でかなり腐食してた。 本来なら交換なんだけどDevilとかの入手ができなくなったようなのだとできる限り使いたいでしょ? だったらフランジがだめになって再起不能になる前に排気漏れは治しておかないとね。 不具合は早めの対処。 これがいままで長年いろんな人たちを見てきて学んだ車に長く乗るコツ。 そういう人たちは不具合感じるとすぐ見せに来て、やったほうがいいかまだ平気かを聞いてくるよ。 見せるだけなら基本的にはタダだからねえ。賢い。^^; 相変わらず読みにくい文章だな〜。接続詞が多すぎる。 だいぶ治したけど面倒くさくなったからこのままあげちゃお。^^ 新年あけまして 2010年2月1日 うははは。 もう2月です。 いろんな方から新年の御挨拶いただいたりして、その後あって ホームページ更新とまってますねなんてお声たくさんいただいて。 おかげさまで結構忙しいんです。 仕事の量が多いというよりは手こずる車が多いって感じで。 でも一個ずつですが従業員ともどもがんばってやってますんで。 ホームページの方はなかなかスランプで。 とにかく物を考える時間がすくなかったり、考えがまとまらなかったり、そんな上に新しいものが覆いかぶさってきてまとめられなくって。 なのでリハビリかねひとつ書いてみるかって感じで書いて見ます。 そんなわけなので今日のは内容のないものになります。 (えらそう〜に言い訳。) 新年の御挨拶ってめんどうなところあるじゃないですか。 で、みなさんもそうなのか あけおめことよろ とかで済ませるでしょ。? もうお客さんや業者が工場に来るたび、御近所さんに顔合わせるたび、同じ挨拶。 いっこ楽なの思いつきました。 あけましておめでとうございます ね! これよく無いですか?^^ どうせあけましておめでとうございますっていうと相手も同じことをいって、本年もよろしく・・・・・・。 なんてことになる。 返答がわかっているんならば、英語の文法でいう付加疑問でしたっけ? あれを使う。 あけましておめでとうございますね! そうですね! ってかんじ。 便利〜。 うははは。 くだらないところで つかみはOK! IMEに辞書登録しておこう。数年たって変換で出てきたら笑う。^^ あ〜 そうそう テレビでやってたけどHapp New Year に A をつけるのは日本だけだそうで。 てことは短縮して けましておめでとうございます とか。^^; 短くなって無いし。・・・・・・ とりあえず本当に内容がないまま終わらないようにリハビリでワンポイントの記事を書いとこ。 A110のバックランプですが、ここでは書けないくらい実はグレーゾーン。 で、車検のときによく困るんですが、大概は日本製の安いやつ取り付けて車検にいく。 でもアルピーヌってバックランプつけるの格好悪いという考え方もあるでしょ? 前回の車検通ってるからなんて理論は嫌いなんでうちはきちんとやるんだけど。 第一バックランプつかないと他の車にバックしたいんだってわかってもらえないじゃない? で、たまたまこんなランプついてる人がいるのよ。 これってときどきついてる車がある。 何のためについてるんだかわかんないけどパーツリストにはのってる。 バックフォグなのかバックランプなのか。 色は赤というよりはピンクというかオレンジというか。うすいコーラみたいな色? レンズは樹脂製だから色が抜けてるのかなあ。 まあ、どうでもいいけどついてるならこれでいけないかなと今回思いついた。 仮に白いレンズにかえてバックランプにできないか。 とか白く光らないかなとか。 で、開けてみた。 うははは中空っぽ。 道理で配線もされて無いはずだ。 できんのか? ま、とにかく光るようにして見ようか。 まずはとにかく電球入れて光る仕組みを作る。 これが多分電球を保持するものがついてた枠。 どうやって電球がついてたかすらわからない。 こんなこともあろうかとおもって昔トラックか何かのテールランプに入ってた電球のソケットを組み込む。 加工してきちんとはずれないようにね。 おお、できた。 後ろにもともとはってあった銀紙はそのまま。 きたないけどよく反射しそうなんでそのままにしとく。 遮熱版にはアルミテープを張ってあげた。 レンズをかぶせて光らせてみると、これなんて色???? ってかんじ。 そこらにいた人に、これ何色? とか聞いても え? うーんとピンクって言うかオレンジって言うか黄色っぽいけど紫っぽい。 というかんじ。 黄色っぽいなら白っぽいかもとおもって、最近はやりの青い電球を入れてあげる。 青はなぜか黄色い光をけずって白っぽく見えるようになるからイケるかも。 配線つくって点灯。 ほらね? なんか黄色っぽい白でしょ? (断言!) この光が白く無いとは言わせない。 法律によるとバックランプは実は白若しくは淡黄色で、光度 5000cdr 以下ってのが平成8年1月31日以前の車に適用。 光は確かに白くて。でもレンズは色がついてる。 こういうバックランプ一時期国産車でも純正で流行ったよね。 スモーク仕様になってるバックランプもあった。 そんなわけでOK〜 なはず。 ま、これがずべてにおいて、いつでもOKになるかどうかは知らんが。 うはははは〜。 ま、とりあえずOKってことで。 今夜、東京は雪。 寒いからかえろ〜っと。 年末大詰め 2009年12月20 日 世の中景気悪いみたいですね。 まあ、もちろんうちも影響ないわけじゃあないですけど。 昨日のニュースで サーブ のブランドが消滅 なんてのがあって。 もともとサーブはGMが持ってたんですがレース界で有名なスパイカーへの売却で話が進んでいた。 でもその話が決裂したそうで、サーブの受け入れ先が無くなった。 う〜ん 相手が悪かったな。 相手がスパイカーだけに サーブしてもスパイクされちゃったんだろうな。 うはははは。 年末もう平日5日しかないのに車検まだ何台もあってパニくってます。^^; 大目に見てください。 まあサーブも結局迷走し続けていまじゃあインプレッサかなんかのシャーシでしょ? もう独自の車作りじゃないわけだしサーブである価値もあんまりなくなっちゃってるからブランド力も落ちるよなあ。 日本での販売力とか外国資本が直接てこ入れすると大概売れなくなるよね。 日本は多分世界でも1位の進んだマーケティング力が無いと物売るの無理な特殊で成熟した市場だと思います。 さ〜て そんな世の中に逆行するかのごとくルノーR8 '64が到着。 さすがにこの年末にかまってられないや。 エンジンだけかけてまた来年。 工場ではとにかく毎日車検やら納車整備やらで助っ人も動員して進行中。 普通の車は写真撮る気すら起きない。^^; そのほかはR4が整備継続中。 クラッチレリーズフォークの動きが渋くて気に食わないのでミッションおろしてついでにクラッチ交換 クラッチは結構昔から渋かったみたいでクラッチカバーの爪は凄く磨耗してた。 クランクシールもカムシールもちろん交換。 このときにやっておかないでいつ交換するの?って場所だからケチらないよ。 そしたらドライブシャフトのところのサイドシールを交換しようとしてはまった。 どうしてもサイドのフランジが回らない。 こんなとこ本となら簡単に回るのに。 アルミでできた部品ももう ぎったんぎったん になっっちゃったんで開き直って粉砕することに。 上の右の写真は鋸で切り込みいれたやつね。 で、粉砕!。 うははは。 ざまみろ。 こんなとこ新品にしてやる。 といって新品にするだけじゃあすまない。 中に切子が入っちゃってるし、この部品新品にするとデフのサイドベアリングのプリロード調整やり直さなきゃいけないし、サイドベアリングだって交換しなきゃいけない。 う〜ん金も手間もかかるなあ。 まあ、しょうがないかもう21年前の車だし。 しかしな〜 実は左は交換した痕があるんだけど右は交換されてなかったんだよな〜。^^; 確信犯? まあ、きちんとやっておけば次また楽でしょ? うちがやらないにしても。 このキャトルなぜか先週3日間で3人の方から問い合わせがあった。 いままで結構長い間あったんだけど突然どうしたんだろう。^^; 実はいまもう1個厄介なやつ、デフのところばらしてる。 こないだのサンクからもうずーっとミッションばっか。 いやだな〜。 今日はプジョー206のブレーキ交換当日飛込みで2台。^^; 似た作業は続くんだよな なぜか。 あとは連日スタッドレスタイヤの騒動が。 みんなスタッドレス騒ぎで廃タイヤが軽トラに20本くらい乗ってる。・・・・。 ほんと年内あと少し。 今年は忘年会が多い。みんな相当今年を忘れたいんだなあ。 がんばるよん。 12月29日〜1月5日まで冬季休業とさせていただきます。 次のキャトルの記事へ→ 上 陸 速 報 2009年12月12 日 いよいよルノー8が上陸。 昨日通関にいって来ました。 今回は自動車専用船。 ルアーブルをでて約40日。 早いもので私がちんたらフランスの記事更新できずにやってる間、船は台北をキャンセルし予定より4日早く千葉港接岸。 バックを見てわかるとおり輸入車、輸入品 ガラガラ。 税関も暇らしくて、古くて珍しい車入ってきたから見てやろうってなもんで税関検査がありました。 別に悪いものを持ってきているわけでもなくすんなりだったんだけどね。 とかいいつつ私は別の仕事が忙しいんでこれまたうちの従業員に電車で行ってこさせたんだけど。^^; 1時ごろ通関完了しましたって 従業員から電話があったんで待機させる。 速攻で電車の乗り継ぎ調べてメールへ送る。 次なる指令は 野田に行って車のって帰ってきて。 うははは。千葉県縦断ツアー。昨日のオークションで仕入れた車引き取りに行かせました。予告なし。人使いが荒い。^^; このR8もきちんと仕上げて日本の道路ビンビン走れるようにしてやろう。 車は今港にありますが、来週には陸送屋さんが運んでくる予定。〜。 遠路はるばるやってきた。 フランスでは一生懸命走ってくれた。 届いたらとりあえずオイル交換と水とベルト交換してあげよう。 長旅の垢を落として労ってやるからね〜。 ルノー8 ’64 2009年12月7 日 早いものでもう12月も1週間が過ぎました。 土曜日は臨時休業をいただいて 通称 サンテシア こいつはいまだ健在。 しかもまだ未完成。 今回秘密のアイテムをゲットしたので戦闘力が上がった。 これでタイム去年と一緒だったら恥ずかしいですよとみんなに脅されながら行ったんだけど、公約の1秒アップ達成。 早い人の後ろを走って引っ張ってもらいながらの幻のタイム。 マニフェストはきっちりまもる。 モラトリアムしない。 後だから言える。^^v でもまた早く走るための車の方向性わかっちゃったし、車のセッティングのノウハウつんだり生かしたり、ホント勉強になります。 なにをやったかお問い合わせが多いのでコラムで紹介。 コラムへ→ さて、そういう方向の仕事とはまったく逆の方角にあるように見えるフランスのおばあさん。 1964年式(45年前!) ルノー8。 こいつを御紹介。 こいつが明後日には日本上陸。千葉の港に手続きに行って、通関してくる予定。 来週中には工場に届くかな。 今年の流行色はベージュ系? っていうくらい今年持ってきた3台はベージュとかゴールドとかみんな同じ色味だった。 別にこの色が好きなんじゃないんだけど、程度を重視してその次値段、そして縁。 この条件から集まった3台はみ〜んな同じ様な色味。^^; で、この車は塗装はダメ。 ボディーの状態はだいぶいいんだけどとにかく誰が塗ったのこの塗装? っていうくらいメタリックが流れちゃってて いや垂れてる というべきか? とにかく私が塗ってもこれ以上きれいに塗れる。 という状態。^^; なので日本でオールペンは決定。 ミラーもわかるんだけどまた凄いところに凄いのつけちゃったね〜 見たいな感じ。 でも内装とかすごいよ〜。 ノーマル。 これぞワンオーナー9万キロ。 って感じでしょ? だからこそ塗装は下手だしミラーは実用重視になっちゃってるんだけど素材としてはいいでしょ〜。 車検だって2011年の3月までついてる。 後ろの窓には誇らしげな4輪ディスクのステッカーが残ってる。 車検証はカルトグリーズノルマル で、コレクション用じゃない。 しかも新車当時のまま。 オーナーズハンドブックもそのまま残ってる。 運転席シートはさすがに少しヘタリがあるからこれは治すでしょ〜。 といっても助手席と座り比べないとわからないけどね。 1962年にデビューしたR8は1964年までは前期型。 特徴は、極初期がリアウインドウの上にある鉢巻(ひさし)。 で、そのあとすぐ鉢巻がなくなってこの型になる。 1964年以前と以降ではバンパーが違う。 つるんとした かまぼこバンパー。 この後になるとゴルディーニなんかで見る レールバンパーになる。 線路みたいなバンパーはどうも建築資材見たいで昔からイマイチ好きじゃなかったんだけど、かまぼこバンパーはちょっぴりエレガントな気がした。 やっぱり元からのデザインはバランスの取れたデザインだったんだ〜 なんて初めて見たときに思った覚えがある。 たった3年弱しかこのバンパーは作られなかったところを見ると、あの国の独特の縦列駐車に耐えられなかったんだろうな〜 なんて勝手に想像。 こういうときの表現ってその場の思いつきで書くけどこれが後々になって日本の標準になることがあるんで意外と怖い。^^; 実は縦サンクって若いころに適当に作った言葉なんだけどいつのまにか標準になってる。・・・・・。 多分何年かしたらどっかの雑誌に 1965年以降はパリの縦列駐車対策のためにバンパーデザインが変更され頑丈なものになった。 とかって書かれてるんだろうな。 うはははは。 いや、あくまでも私個人の感想と想像ですから。 このラジオみたいなメーターは67年式まで。 マジョールでも68年からは丸メーターになっちゃう。 62、63年式はメーターがもうちょっと小さい。 うちにある間に88888キロ過ぎちゃうだろうな。前のオーナーさん見たかっただろうな。 写真撮れたら送ってあげよう。 エンジンは689−01型で、48馬力(CH)5200rpm 956cc 今のスペックで考えると軽自動車以下。 なのによく走るんだよな〜。そのうえ自動車税は3万円以下。 すばらしい。^^ しかもオイルエレメントつくところ元から蓋されてるし。^^; このエンジンは流れが40年続いたから部品の互換性は凄い。 シュペールサンクの1400まであれこれ使える。 だからエンジンだって1400まではすんなり。 最大で1600オーバーもできないことは無いのよん。 まあ、そうなったらこの細いタイヤじゃ生きた心地はしないだろうけど。 車重は800キロ以下。ワゴンRやムーブよりも大きいのに軽い。 4速ミッションで4輪ディスク。 当時としては先進的で実用的で凄かったんだろうと想像できる。 64年式だけで15万台以上が生産されてる。 15万台ってR33スカイラインのモデルライフすべてで17万台に肉薄。 実は64年には1100ccもあるんだけどそっちは7万台以上。 あわせると22万台を64年に作ってるってすげ〜。(車体番号から計算。本当かどうかは知りません。) そんなわけでいろんな大変だった思いの塊がもうすぐ届きます。 日本に来たらきっちり治してこれからクラシックカー遊びができる様に仕上げてやろう。 普通に乗れて普通にイベントいけて。 休みの日には車を磨いたり、みんなでどっかに行けて、みんなで帰ってこれるような車に。 そしたら売物にしますからね。 あ〜 やること目白押しだな。 帰国 2009年11月30 日 思い起こせば10月14日に渡仏を決め 10月15日には飛行機に乗り。 10月16日ついたら予定していた車がポシャって、補欠の車を見に行ったらはずれ。 17日の予定がすっ飛んで車を探すが見つからない。 18日はアポを取り見に行ったが見た瞬間打ちひしがれて帰ってきた。 しかたがないので前から目をつけていた車を夜中に見に行った。 19日早朝にパリに戻ってきて他の選択肢を探すがピンと来るものがない。 まあ、物もいいので予算外だけどそれを買うことに決めた。 10月20日に取りに行ったけどストライキでさんざん電車を待たされて、やっとの思いで到着、車を受け取ってものすご〜く心細い思いをしながらルアーブルへ何とかたどりついたのが21日早朝。車を港に預けてその日のうちにパリに戻る。 で、10月22日 やっと日本に帰れる〜^^。 しかしこの2日間神経張りっぱなしだったし寝不足だったしで、ま〜だるいのなんのって。 でも10時には空港に行かなきゃ行けないんで地下鉄に乗る。 これが間違いの元。 とにかくおきてからぼーっとしてて何の疑いも無く地下鉄の駅に向かった。 改札をでかいスーツケース通して自分も通って。 え〜とオペラに行くのは・・・・・・。 あ〜! 何で俺バスに乗らなかったんだろ。 あ〜あ。 バスなら1本なのに地下鉄だと2回乗換えだぞ。 でも引き返すのももう面倒くさいしバス停まで行くなら乗り換えても一緒だとかおもったんでそのままラッシュアワーの地下鉄に。 ホームは混んでる。こっちはバゲージひきずってるからひんしゅく。 な〜んか視線を感じる。 できるだけ人の少ないドアに移動する。 なんか なんか 違和感。 電車がホームに入ってくる。 乗ろうとしたらまあ、物凄い人。 しかもわざわざ割り込んで乗るやつもいる。 そいつが乗り込んで、こっちも重い荷物持ち上げて乗ろうとした瞬間そいつが腕時計を落とした。 しゃがんで拾うのにもたもたしてる。 後ろのやつは押してくる。 ピン! スリだ! 後ろのやつが私のかわいいおしりを触ってる。^^; いや〜ん。 前で腕時計を拾おうとしてるやつにスーツケースを思いっきりぶつけて押しのけて無理やり乗り込んみ姿勢を変える。 おしりさわってたやつとぴったり向かい合うようにして立ってにっこり笑ってやった。 残念でした。^^ しかも財布にはお金もカードも入ってないし〜。^^ 間違いなくスリでした。 ゲイじゃ有りません。 うははは。 2人組の。 だって腕時計落とすはずないし、スーツケース思いっきりぶつけてしゃがんでるところに倒れこんだのに文句ひとつ言ってこないんだよ。 うははは 足も踏んだから多分痛かったろうに。^^ 後ろのやつは電車の中ずーっと私と正対。面と向かってこっちは視線をロックオンしてたからバツが悪かったろうな。 とっつかまえてやろうかと思ったけど 飛行機の時間に遅れるし、言葉通じないし、何より証拠が無いからもういいや。 パリは怖いです。 スリは2回目です。 今思えば違和感感じたのはね2人組の黒人の一人がなぜか私がドアを変えたときに一緒に移動してきたからだったんだよね。 おしりのポケットには物を入れてはいけません。 お金は裸で前ポケットに入れましょう。 人前で財布を出さない方がいいと思います。 余計なお金は見えないところに入れておきましょう。 バッグは体の前に持つ。すれ違いざまに持ってかれないようにね。 細い道で後ろからバイクが来たら振り返ってちょっとそのバイク見るとか。 お店なんかだったらおつりやお金、携帯、タバコ、絶対にテーブルの上に置かないように。 街中で携帯メールするときは背中を壁につけて、電話をひったくられないように気をつけましょう。 移動時はできるだけ荷物を持たないこと。 混雑時はもちろんだけどすいてるときも気をつけてね。 何人組みかで平気でよってくるよ。 自分の後ろに人が立ったときには本当に気をつけて。 俺はゴルゴ13. うははは。 死にたくなければ俺の後ろに立つな。 ぼよ〜ん。 今回も最後まで油断できない旅でした。^^; そんなわけでオペラについてロワシーバス。 バスに乗って荷物を置いたら運転手にタバコ吸ってくる時間ある? って聞いてタバコを吸いにバスから降りる。 は〜。 今回は思うように行かなくて大変だったな〜。 でもなんとか形にできた。 よかった〜手ぶらで帰ることにならなくて。 ワンオーナー9万キロ フルノーマルが買えた。 まあ、本当に毎回珍道中だけど何とかなるもんだな〜。 毎回毎回 誰かが、何かが、助けてくれる。 首の皮1枚必ず残ってる。 バスが出るよってんで乗り込んで空港へ。 あんたいつの間に? バスに液晶モニターついてますから。 てか椅子も新しいし。。。。。 映る映像は自己満足系。^^; 知りたい情報はな~んも流れない。 どこに止まるかは教えてくれるけどどこのターミナルにどの航空会社があるよとかそういうの書けばいいのに。 まあ、フランスにしてみればこんなのはじめてみるようなことだろうからこれからって感じかな? そういえば地下鉄も数年前から路線によっては駅の名前を車内でアナウンスしてくれるようになったくらいだし。 あ〜 これってそう発音するんだ〜 なんて感心したりして。 まだまだだなフランス。 だからユニクロのパリ店に800人も行列ができて連日は入れないくらいの行列ができるはずだよ。 店のスローガンが確か 日本の品質を日本人のサービスで 見たいな感じだったっけ? もうフランス人もフランスのサービスの悪さには辟易としてるということに気がつかないとねえ。 いまだに自動販売機だってドカンと落ちるやつで、お金入れて品物出てくるまで本当に出てくるかスリリングなタイプだし。 品物でないのにお金だけ取られることも結構ある。そのときは他人の貯金箱だったとおもってあきらめるけど。 アエロフロートはターミナル2 なんと表現すればいいのやら変な形の屋根。ディオキシリボ核酸? だから新しい。 チェックインのときに良いお姉さんでね〜。ツイてる。フランス人は良い人とそうでない人の差が激しい。 21キロのバゲージは難なくパス。 まあ、ロシア人の荷物デカイから。 でもとなりの人の25キロ越えは出さされてたけど。 で、足元の広い席にしてね? っていったらチェックしてくれて、 用意できますよ、英語しゃべれますか? っていうから もちろん! って笑顔で答える。 ^^ うそばっか。うはははは。 無事足元の拾い席を確保。 後は飛行機の出るまでゆっくりコーヒーでも飲むか。 ターミナル2は新しいので免税店とかもあるのよ。 とくに2Eははじめてきたけどあれこれ有ったよ。 まあ、私には関係ないが。・・・・。 とっとといってお土産でも買おう〜っと。 フランスの品物はかなりモスクワの方が安いんでね。^^ しかも今回は機内手ぶらだからワインでも買って行ってやるか〜。 モスクワ経由好き。 空港内タバコOKだし、北京みたいにガツガツしてないし、フランスみたいにそこらじゅうで揉め事起きてないし、仁川みたいにうるさくないし。 結構のんびりした感じ。まあ、空港はある程度しずかで心穏やかになれないとね。 飛行機は各座席にモニターも10base-TもUSBもついてるし あの暗〜い感じも閉店間際みたいですき。 今工事中だからまた変わるかもしれないけどね。 あ〜 でもパスポート見るおばちゃんは怖いよ〜。 そこに座って待ってって! とかいうし。 さ〜て 車の情報は次回。 って何屋のホームページなんだ? 一体。 パリへもどる 2009年12月29 日 なんとか無事に車を預けたんでパリに戻らねば。 今日は10月21日。明日の朝にはもう空港に向かわなきゃいけない。 タクシーでルアーブルの駅へ。 チケットを買う。次の電車の時間まで40分ある。 駅の向こう側にあるケバブ屋でMenuが5ユーロ。 ケバブの料理と、ポテト、コーラがついてる。ケバブと野菜とオニオンをパンにはさんでもらってソースはチリ とか。 どこの国の料理なんだろうか。日本人には結構あうはず。 パリなら7ユーロじゃ足りない。 そこで一人でご飯をたべる。 昨日の午後食べて以来のご飯。 はらへった〜。 そしたら電車で帰るよ。 ルアーブル〜パリは約2時間 サンラザール駅に着く。 早く帰って今夜の宿決めないと。 電車は二階建て。 多分居眠りしちゃいそうだから目立たないけど周りに人のいる席を探す。 意外と物騒だからね。 長い一日だったな〜。 これからパリに戻ったら帰る準備して、あ〜お土産とかかってね~し。 帰りにオペラにでも寄って帰るか。 ってことでオペラによって帰ったんだけどやっぱり普段からすべてに恵まれている日本人だけあってほしいものが何も無い。 デフレの中に身をおくものとしては何を見ても値段が高い。 挙句の果てにこんな看板見たら気が抜けちゃって何も買わずに帰る。 おまえ、日本でSuperDryとかいったら誰もビール意外思いつかないぞ。^^; 日本でもこういう表記でうってんのかな? 少なくとも日本でこのTシャツは着れないだろう〜。 なにそれ香港のお土産? とかいわれそうな路線のはずしだよね。 いいや〜 もうお土産はモスクワに決定。 今回の帰りの荷物は洋服もコンビニ袋大1個分を捨てて帰るからほぼ空。 来るときはほとんどのスペースをこいつが占めてたし。^^; コンビニ菓子。ベビースターとか柿の種とか、イカの燻製とか。 酒のつまみだよね。 こういうのが一番喜ばれる。 で、これは全部人にあげちゃったから荷物は空。 持ち帰りのものは ステッカー、ムレーナのテールランプ新品。 探せばまだ見つかるよ いろいろ ね。 他の部品もごちゃごちゃと事務所に届いてたからその辺つめて帰る。 最近はどこの航空会社もケチだから荷物は20キロってのがうるさい。 預ける荷物が20キログラム超えてると 出せ! っていうのよ。 ここで不思議なことが。 たとえば預ける荷物が25キロあるでしょ? そしたら出せって言うでしょ? で、それを手荷物で持ち込むとOKなの。 それって飛行機に乗っかる重さはかわらんだろう~ なんて思うんだけどね。 で、もっと意地悪な係りの人に捕まると今度は機内持込の荷物の大きさを言って来るのよ。 そうするとさっき詰めなおした荷物をまたあけて小さくしなきゃいけなくなる。 そうすると空港のゴミ箱に衣類とか一杯。 見たいな光景も何度か見たことがある。^^; 最近は燃料代をチケット代のほかに取るようになったから荷物の重量はとくにうるさいのよ。 昔エールフランスのお姉さんと戦って勝った事があるんだけど、あの時は6万円(当時はフランだった)払わないと乗せないとかいってきた。 頭にきて日本語でまくし立てたらなぜかOKだったこともあった。 悪意は言葉を超える。^^v とにかくどこの航空会社も重さが最近うるさめなんで気をつけて荷物の重さは21キロくらいにしといた。 手荷物はパソコンとか位にしておく。 明日は10時にはCDGについてないといけないから早めに寝よ〜。 酒飲んで。^^v ミッション終了 2009年11月23日 10月21日 明日の今頃は空港に向かう準備をしてるころだろう。 まだパリから200キロ以上はなれたノルマンディー地方にいる。 さむい。 朝。 まだ暗い。 フランスの冬は夜が明けるのが遅い。 近くの倉庫に行って住所を尋ねて回る。 今回の船はHoeghという会社の船。 で、その事務所を探さなければいけない。 昨日の晩すべては見せればわかるように作っておいたメモを持って歩いて回る。 2〜3人に聞いてやっと車を持ち込む事務所の大体の場所がわかった。 場所は埠頭の方。もうここから先は保税地域。許可なしには入れないところのすぐ脇だった。 は〜 ついた。 つかれた〜。 まだ事務所は開いてない。 いつ来ても港ってとこはよくわかんない。 あ〜そうそう。 204ブレークが一台走ってた。港のどこかで働いてる人だろうな。 調子よさそうに走っていった。 うちにも一台あるよ〜。 物凄く程度のいいやつ。^^v 204ブレーク→ こないだフレンチブルーに乗っていったんだけどま〜結構な人気でね。 たくさん写真撮られた。 そこらじゅうのブログに乗ってるみたいよ。 車山への往復の道もまったく音を上げずに普通にこなしてた。 このR8も日本に持って帰ったらその位バッチリ仕上げてやるからね〜。^^v こいつはエンジン1000cc。 希望と有らば1400ccくらいまでなら部品もうちにあるからいくらでもできる。 そしたら下手なゴルディーニより安くて早いよん。^^ 脱線。 さてそんなわけでちょっとまだ始業時間には早いけどパリの事務所員をたたき起こす。 港に着いたから書類準備して先方に連絡取ってくれ〜。 これがカルトグリーズ。=車検証 昔のまんま、新車当時のもの。 今のやつは縦長になってちょっと青っぽい模様の紙になったんだけど、昔のはグレーなの。 しかもこのタイプのカルトグリーズつきで車を買っても今までは輸出車検証に名義変更するときに取られちゃって新しいタイプの書類に変えられちゃったんだけど、10月15日から法律が変わったから今度はこのままのカルトグリーズつきで日本に来る。 この車検証は登録のとき日本で陸事に見せるんだけど、フランスのこんな古い車検証を係官も見たこと無いだろうからおもしろいことになるぞ〜。 うははは。 こういう所有権移転の書類を昨日の夜中すべてI-Phoneで撮ってすでにパリにメールで転送済み。 だからそれで書類手続き進めてもらう。 世の中便利になったもんだ。 なんとかまた自力でここまで来た。 事務所が開くのを待って車を預けに行く。 すでに3人組が車を引き取りに来てた。 手に持ってる書類は見たことのある紙。 あれ? それって日本の輸出車検証じゃん? うははは。 うちはもちだし あんたは持ち込みかい? ふむふむ その型式は・・・・^^ 盗難車多いから気をつけてね。 さて私の番。 あちゃ〜 受付の人英語通じませんから〜〜〜〜〜。^^; そしたら近くにいたお客さんのお姉さん(美人)が通訳してくれた。 意外と英語しゃべれる人っているのよね。要はしゃべりたがらないだけ。日本と一緒だよね。 で、書類手続きして車預けてきたよん。 あ〜そうそう。 保税地域に車入れるときにいた門番2人は英語まったくダメだったから困ったんだった。 で、フランスに来たんならフランス語しゃべれ とかいうから、港に勤めてるんなら英語ぐらい理解しろって言ってやった。 ばかめ。 よっしゃ〜 とりあえずなんとか日程内で車買って送り出すところまで完了。! よくがんばってここまで走ってくれた。 また日本で会おうな。 12月13日千葉港到着予定。 売物になるのは年明けてからだけど、またバンバン路上走れるように治してやるからな。 あ、駅までタクシー呼んでもらわなくっちゃ。 まだあの美人いるかな〜。ひひひ。 お昼ごはんどうするのかしら。^^ |