行き先が決まらない 2011年12月25日
あ〜 大事なこと書くの忘れてました。
内容は11月の渡仏の話です。 私は12月の頭には日本にいました。
すいません
しかしいよいよ年末ですねえ。
なんかこのまま終わってよいのか という感じで毎日やってます。
他にも工場のネタもあるんだけど書ききれないや。
あ、しかも メリークリスマス。
今日東京でも 雨だか 埃だか 雪だか。 わからないものがチラッと舞いました。
スタッドレスは今年はもう売り切れ続出です。
じゃあ気を取り直してトラフィック続きから〜。
さて、車はゲット。
昨日走った感じだとほんとにどこにでもいけそう。
今日は月曜日。 お店もどこでもやってる。
ま、とにかく南に向かって動くか。
でもまだ解決されていない問題がある。
載せる船は決まってる。
でも船に乗せるには
コンテナを港に取りに行く
コンテナに車を詰める。
コンテナを港に持っていく。
コンテナを通関する。
コンテナを船会社に預ける。
という作業がある。
兵はコンテナに詰めて固定するところまでやってくるんだけど私はか弱いのでそこまでは無理。
なのでこのバンニングと通関、ブッキングの手続きをやってもらう業者を決定しなくっちゃいけない。
だけど、この時点でまだそれが決定してなかった。 ^^;
要は車をどこに運べばいいのかまだ決まっていない。
受け入れ先が決まってない。
いろんな事情が絡むんだけど。
実は最近車を1台だけ入れる20フィートコンテナが少なくなってる。
20フィートのコンテナの空きが少なくなってるらしい。
アジアに集まっちゃってるのかなあ。
でも日本にいるときの情報だと世界的に足りなくなってるという返事がきてたしなあ。
あんなでかい箱どこ行っちゃうんだろ。
フランスには2個 港があるんだけど、北のルアーブル、南のフォシュメール(Fos)。
で、地理的に今回は南から出したい。 これは出発前から決まってた。
うちがどちらの港も使ったことがあるのはご存知の通り。
しかし最近は 南=地中海ルート がいろんな問題で少なくなってて依然頼んでた会社の船が南にない。
船自体はあるんだけど上記のようなサービスがない。
なので今回最悪はルアーブルから出さなくっちゃいけない可能性も残ってる。
でもルアーブルは遠いんでなんとか南にしよう といろんな可能性を探りつづけたままいきなりの渡仏。
うちの事務所側ではバンニングやらを引き受けてくれる会社を探し続けてるような状況。
だからあんまり南に急いじゃうと 北に行ってください。
な〜んて言われたとき 死ぬかも。・・・・・・。
なので今日はゆっくりと南下してみよう。
ってかんじ。
とりあえずちょっぴり早起きして
お客さんに送るための写真を撮る。
こまごまと写真を撮る。 で、送る。
でもね。今回は本当にネットがうまくいかなくてね。
送れてるんだか送れてないんだか良くわからない。
とにかく送るしかないんで送ったけど。
そしたらとりあえずご飯を食べに行く。
ホテルは離れになってたんで母屋の方へ。
ま、ゆっくりとご飯食べてゆっくりシャワー浴びて準備して。
車の点検してチェックアウトの時間ぎりぎり。
あ、ぼちぼち行くか〜。
ガソリンを入れなくっちゃな。高速で入れるのも芸が無いからしばらく した道いってみるか。
ってんで下道を走る。
あ! やば みえちゃった。
車を止めた。
うーん。 あの煙が出てるのは昨日話にあがった・・・・・・・・・。
どでかいトラックにホーンを鳴らされながら写真を数枚とってもう少し車を走らせる。
そう。ご覧の通りの。
原発。
この辺は原発街道。 この地域には原発が3箇所あるという話を昨晩聞いていた。
実はそれ見えるんじゃないかななんておもいながら下道を走ってみたのよ。
そしたらものすごくよく見えるじゃない。
川向こうにあるんだけど手前には人家が普通にある。
フランスの繁栄を支える屋台骨のひとつ。
冷却塔から水蒸気を上げ。
しばらく眺めてた。
冷却塔の一個にはこれまたどでかい絵が描いてある。
子供が水遊びをするような絵。
これかえって不気味。
う〜ん。 複雑。
写真はとらなかったけど、道端に人型の板が立ってた。
全体真っ黒に塗ってあって赤い小さな稲妻マーク。
数字が37だっけかな 書いてある不気味な看板が立ってた。
原発と関係あるのかなあ。
気を取り直して町の中心街にむかう。
もう一個あった。
しかも通り道にはこれ見よがしの風車が。
アンなどでかい原発の近くにこれ見よがしに風車立ててもねえ。
まあ、大人なならこの風力発電意味無いな っておもうよね。
それとも原発の電気で風車回してたりしてんのかな?
エコエネルギーのアピールのために。
昼飯食いがてらガソリン入れなくっちゃ。
ちょっと遅くなったな。
お〜昼間だってのにガソリンスタンド並んでる。
やばいなあ。 うまくカード操作できるかな。
今回もガソリンは満タンに。
この辺写真なし。
しばらくスーパーマーケットで時間つぶして旅のお供を買い込んだり。
で、車も調子いいし南に行っちゃお。
部品も買えれば買いたいし。
てなわけでまた高速へ。
どこへ行けばいいのか。宙ぶらりんで、右側通行で、帰りの予定が決まってて、この先何が起きるかわからなくって。
ほんとに帰れるのかなあ。
精神的に追い詰められるなあ。
さ〜今夜はどこにとまろっかな。
時間はあるからちんたら行こうな〜。
今回の目的2 2011年12月18日
年末押し迫ってきました。
しかも寒いです。
さて、先日の続きから。
いろんな人から何買ったの?とか続きまだ?とかいわれるので早く書かなくっちゃ。
無事にディジョンから電車に乗って てけてけ ルーアンへ。
よかった ほんとについたよ。。
あるんだほんとに。
しかしこの駅で電車から降りたのは私を含めてたったの2人。
良くこれで鉄道走らせられるよな。 あ、だから本数少ないのか。・・・・・。
でもこの駅ちゃんと駅員がいるんだよね。
この人他の時間なにしてるんだろ。
それとも私が調べたルートで到着できる電車が一日に数本しかないだけで実はもっと走ってるのかな。
確認するの忘れた。
で、駅から出たら。
超閑散。
だ〜れもいないし車も走ってない。
タクシーも当然いない。^^;
さーてこっからどうやって行くんだ?
ここの地図は持ってない。
昨日ネットで何度も場所は確認したんで頭の中に入ってる地図を頼りに行くしかない。
スマホのGoogleマップはさっき間違えて消しちゃったんだよな〜。
まだ携帯の電波で使える状態になってないからWifiひろって地図出さないと無理。
ま、当然こんなとこにWifiないしね。
しかし街はどっちだ?
一応頭の中の地図では右に行けばいいんだけど。
荷物はすべて抱えてる。
だからできるだけ間違いはしたくない。
一応駅に戻って駅員に聞こう〜っと。
駅員は幸い片言の英語ができた。
で、行きたい場所を聞いたら
ごめんね〜 わたしここの人間じゃないから良くわからないの。
でも 中心街は右の方だからそっちの方に行って誰かに聞いてみて。
っておねえさんがニッコリ。
うはははは。
仕方ないんでとぼとぼ歩くかなあ。
昨日見た地図だと歩いて20〜30分くらいだろうと思ってたんで大変だけどあるいていく。
橋を越えた。
1個目のロータリーのところにバイクがたむろしてる。
最悪あいつらに聞くか〜。
と思ってたら幸い看板を発見。
地図ゲット。 いえい。
そうそう。私の記憶が確かならば地図の11番のあたりが目的地。 のはず。
駅は左上。現在地はそこから下って川を渡った1個目のロータリー。
よっしゃ任せとけ。
まっすぐ行く方向を見るとちょっと殺風景な感じ。
どんな町かもわかんないしちょっと町並みきれいなほうへ迂回していくか〜。
なんかきれいな町でしょ。しかも古い。
しかもどの建物も1階が歩道になってる。
てことは私の知識の中では豪雪地帯が雪降ると除雪が大変なんでこういう町並みをしてる傾向になる。はず。
ひょっとして雪降る地域なのかなあ。
店はぜ〜〜〜〜〜〜〜んぶ しまってる。
そりゃそうだ。 今日は日曜日。
だ〜れもいないはずだよな。
しかしみんななにしてんのかね。 もう真昼間だし。
お、そろそろ右の方角に行っとかないと。
細い路地を入る。
そしたら中はひろい。
イメージ沸くかな。
2本の道路にはさまれて建物が建ってる。
こっちの道から向こうの道に出ようと思って路地に入ったら真ん中にでかい広場があってそこにでかい教会が立ってる。
ちょっとびっくりだよ。
海外の町を歩くときは道の名前を確認しながら歩かなくっちゃいけない。
だからさっきの地図は写真をとった。
で、今いるところはこんなとこ。
Place de L'eglise。
教会広場。 そのまんまだし。^^;
うはははは。
ぷらすでれぐりーずを抜けてちょこちょこと進む。
お〜これこれ。 この道。
この道まっすぐ行ったら左側にあるはず。
近い。
さ〜てちょっとふんどしの紐しめて行かなきゃな。
お、看板見っけ。
想像してたのとちょっと違うけど。
ここだ。間違いない。
安堵と不安がよぎる。
左に曲がる。
あ! みえちゃった。
はははは。
あっさり。^^;
奥 深!
きっとすぐわかるように通りから見えるところにおいといてくれたんだな。
あ、門も開けといてくれてる。
いい人かも。^^
これです。
これこれ。
これを買いに日本から1万キロ以上飛んで来た。
遠かったな〜。
てか今回も出発までがきつかった。^^;
ルノー トラフィック 89年式。
ガソリン1700cc 5速。
走行11万キロ
この車、お客さんの注文でずっと探してて、候補はいくつも出たけど働く自動車だからどれもボロくってね〜。
写真とか送ってもらっても中身が農家の納屋みたいだったりして。^^;
猫の巣になってたり、どうみても不動車だったり。
でもやっと自動車としてきちんと使われてきた車にめぐり合えた。
事前のやり取りで車に問題はないことがわかってた。
相手の人柄もよさそうとの報告。
この車見せてもらって悪くなければ買って帰る。そのつもりできた。
ここからはさすがに写真なし。
東洋人がいきなり来て話ししてる最中写真バシバシ撮るの さすがにねえ。^^;
そうでなくても車にちょっとずつ近づく写真とか、いちいち荷物おいてカメラ出して写真撮ってるの。
意外と大変よ。^^;
さて早速問題発生。
事前の報告では旦那さんが英語できるから平気 という話。
だけど実際にはまったくだめ。 でた〜〜〜。
一人で来たのに。^^;
よかった〜 電話開通させといて。 ^^v
電話で通訳いれてあれこれ質問。
車を見せてもらって動かしたり。
お〜。この車いがいといいじゃん。
外装はさすがに凹みやら塗装のヤレやら有るけど走るための整備はしてある。
心配だった錆は22年前の車とは思えないくらい錆びてない。
これならきちんと手直ししていけそうじゃん。
よっしゃ〜 これに決めよ。
おっとその前にもう一個質問しとかなくっちゃ。
これマルセイユまで走れる?
問題なし。 どこでもいけるよ。
だって。
てなわけでこの車のって帰ることにしました。
よかった〜。
ここまで来てもし こりゃ駄目だ。持って帰れね〜なんてことになったら予備日で他の車見つけてアポとって見に行って。
もうどう考えても厳しくなる。
そういうことが有ってもある程度対応できるように予備日を作ってきたけど。
ほんとにほっとした。
実はあらかじめの調査でわかってたんだけど、ここは学童の施設。
そこで送迎用として使われてた車なの。
だから整備も結構きちんとされてたあとが見て取れる。
ま、子供乗せてて何かあるとたいへんだもんねえ。
そこらの職人の車買うよりは絶対にいい。
実は今回他の候補で程度がいいといって上がった車は 警察上がり。 フランス電力上がり。 フランスガス上がり。 とかそんなのばっか。
公共もんじゃないときちんとしてない。民間で普通に使われてたバンは駄目だね。
そうじゃないとまともに残らない。 しかし退役したのは余裕で10年以上前の話でしょ。 それをその後どう維持されてきたかがまた問題。
で、程度のいいやつは早く売れちゃう。
あれこれやり取りするまもなく売れちゃうか、もう売れちゃってる。
だから意外と大変だったのよ。
じゃあ書類のやり取りしようってんで建物の中に。
言葉通じないけど。。。。。。。
書類を用意してくれて確認。
途中プリンターの紙詰まりトラブルがあったけど治してあげて。^^;
あ、ちなみにエプソンのプリンターでした。
OKです。
で、施設の中見せて って言ったら見せてくれた。
1908年創立らしい。
ここはこのくらいの小さい子の部屋とかここはこのくらいの子 とか。
壁にあった張り紙は児童虐待のこととか。 説明してくれた。 たぶん。^^;
裏庭はすごく広い。
厨房まで見せてくれた。
日本で乗るときに看板は消してね。 っていわれた。 まあそりゃそうだ。
シューってスプレーするでしょ? って身振りでやってた。^^;
で、ガソリン入れたいんだけどこで入れられるかなあ?。って聞いたら
一緒に行ってあげるからついてきて。だって。
ガソリンスタンドにつれてってもらう。
おいおい ちょいまち。
え〜と チョークチョーク。
今日日曜日なんだけどガソリン入れられるんだ。 よかった〜。
町のカルフールまでつれてってくれた。 もちろんカルフールはやってないよ。
でもガソリンの機械は動いててクレジットカードで入れられるようになってた。
どうやるの? ってきいたら教えてくれて機械の表示も英語に切り替えてくれた。
燃料を満タンにした。高速乗るんでしょ? 途中まで一緒に行ってあげる。 って。
ま〜親切な人。
道の途中。 路肩がちょっと広くなったところで止まった。
この道まっすぐ行けばインターがあるから。 だって。
今回は本当にありがとう。 と握手した。
さ〜 今日はどこまでいけるかな。
まずインターチェンジに向かおう。
車の調子見ながら進む。
うははは。 スピードメーターは動かない。^^;
まあ、そんなもんだよな。
でも水温安定。 エンジン好調。 軽く回ってる。
一般道だけど5速。 制限速度いっぱいではしる。 メーターは動かないけど。
お〜 これなら今日中に結構走れそうだ。
適当に走って車を止める。
おしっこ、おしっこ。 このあと何が起きるかわからないし。
で、タバコに火をつけて報告。
車買ったからこれから南の方角に向かう〜。
まだどこまで走れるかわからないから高速のって様子見てから連絡入れるよ〜。
さ〜て次は写真写真。
撮れるうちに撮っとかないと日がくれるの早いし、走り出すと止まるの億劫になるし。
バシバシとっといてお客さんに報告のメール入れないとな。
今回ネットがうまくいかないかもしれないからきちんと送れるか心配だけど。
さーて高速に向かうか。
右側通行。 っと。
ははは、さっきの写真と景色変わらんがな。
でもほかのところはこんな感じでもっとかわらんし。
さ〜 これからがスタートだ。
港までがんばってね。 なんて思ってたらインター。
高速こっち って看板出てたんだけど、これ本当に入り口?
ってかんじ。
だから止まって確認。
あたりはものすごーく静か。
かと思いきや 森の向こうの方から2サイクルのエンジン音とタイヤのスキール音が聞こえる。
なんだろ?
お、地図がある。
見に行こう。
今いるのが人差し指。
今朝出てきたリヨンが親指。
なんだよたったの15センチくらいか。 簡単簡単。 リヨンなんてよゆ〜。
しかしさっきからしてるこの音なんだろ。どっかで聞いたことある。
あ〜 たぶんカートだな。 2ストエンジンでタイヤが鳴く。 バイクじゃさすがに無理だし。
こりゃカートの音だな。 たぶん。サーキットでもあるんだな。
よっしゃ高速のるぞ〜。
A39−A40ーA42
高速を乗り継いでいけばいいんだな。この車高速はほとんど走ったことないだろうな。
高速がんばっていこうな。
え〜と リヨンリヨン。
!!! ? !
あれ? いま左はストラスなんとかって書いてなかったか?????
え・ ストラスブールって ドイツとかそっちのほうだよな。 うん ドイツ語っぽいし。・・・・・。
うわ〜 間違えたら大変なほう行っちゃうぞ。
いやまてよ 車が調子いいならドイツへ行って一泊 ってのもいいかもな。
いやそんなことして何かあったら面倒だぞ。う〜ん。
あ! 今日どこに泊まるかまだ決めてない。
とにかくリヨンの方角へ行こう。
高速は快調。 なが〜い上り坂で水温計がちょっと動いたかな?
う〜ん 確かに動く。 水温ちょっと心配。
一応様子見ながらゆっくり行く。
とはいえここはフランス。 高速道路の制限速度は130キロ。
トラフィックはたぶん80キロくらいで進んでいく。
距離計が動いてるから分速から計算する。
まあ、80〜90キロは問題ない。 巡航快調。
もう少し出してみるかな。 と様子見ながらトラフィックと仲良くなっていく。
おー サービスエリアがあったんで入ってみよう。
オイルとか水とか噴いてたら困るし。
休憩。 エンジンもちゃんと止まる。
いけそうじゃない? よしよし。
とりあえず旅のお供調達。
ヌガー大好き。 サービスエリアで大概売ってる。
でも4〜500円する。 たかいなあ。
報告いれる。
これならリヨンの先まで行けるからちょっと予定外だけど人に会ってくか。お仕事お仕事。
ここから250キロくらいあるな。
一応電話してみる。
いまリヨンに向かってるんですけどこれからから南にいくんで飯でも食いませんか?
って。
二つ返事でOK。
いきなり今日の目的地が決定。ついでにホテルも予約しといてもらう。
よっしゃ。宿もOK。 夕飯のメニュー読めないのもOK。 何もかも今決まった。^^v
高速 南へ。
え? ジュネーブ って書いてあったよな。
今度はスイスかよ。
段々日が暮れていく。
右の食パンみたいなトレーラー。 中には馬が乗ってる。
ブールガンブレス、ビルールバンヌ、テルネとリヨンは避けて南に。
テルネの手前でもうあたりは真っ暗。
うあ〜 そうだった。 もうフランスで夜長距離走るのやめようと思ったんだった〜。
って忘れてたことを思い出す。 忘れときゃいいのに。
う〜ん。 不安。
まあ、でも今回はヒーターが暑いほど効くからまあいっか。 はははは。
無事今日の目的地。 モンテリマールへ到着しました。
途中何のトラブルもなし。 読んでて詰まんないでしょ〜。 でもやってるほうはほっとしたよ。
今回はスムーズに行ってくれるといいな。
インターチェンジで落ち合って近所のレストランで夕食を食べた。
この辺はヌガーと蛙が名産らしい。
ちょこっと商談とかして談笑。
経済の話とかユーロとEUの抱える問題。放射能のはなし。 いろいろ長々と話してきた。
典型的なフランスのエンドレス夕食。ま、今回の行程は南がメイン。 いざとなったら助けてね。ってお願いしといた。
ホテルはインターチェンジ横のイビスを取っててくれた。
チェックインのときフロントのおじさんが日本人なの? って話しかけてきて知ってる日本語いくつか言ってた。
日本来たことあるの?ってきいたら SAPPOROのときにいったんだよ〜 って。
それってオリンピックかい。 ずいぶん昔だなあ。 はははは。 白い恋人?
今日の移動距離はだいたい300キロくらい。
おつかれ〜。
今回の目的 2011年12月14日
まあ、皆さんお分かりだと思いますが。
こうしてこの年末目前の時期に私がわざわざフランスまで行くってのは 結構大変です。^^;
さて、フランスの夜明けは遅い。
これで7時くらいかなあ。
てことは日本は午後。
丁度お茶くらい?
まずメールチェックから。
一階までタバコもって下りていってロビーでメールチェック。
パソコンめんどいからスマホをもって降りていく。
Wifiつかんだら外に出る。 タバコを吸いながらメールを受信。
意外と今日も暖かい。
日本からの報告を読んで急ぎのメールに返答する。
実は今回ちょっと困ったことがあって。
車はどちらかというと今回は南の方が便利な位置にある。
どまんなかにオレンジの線でヒョウタンツギみたいなのが書いてあるでしょ?
下端のAマークがリヨン。 現在地。
で、目的地はルーアン=Louhans。
ヒョウタンツギの上から三分の一くらい 右寄り。
日本人が知ってるほうのルーアンはRから始まるほうで、それは北の方。発音だと痰が絡まったウーアン。
そっちじゃないルーアンなのよ。^^;
みっけられた?
もうスイスのジュネーブまで直線で150キロ無いようなとこだね。
ここに電車でいく。
行き方は・・・・・・・・・。
まあ、普通なら反時計回りでブールガンブレス経由で行きたいよね。
でもね〜 ルーアンって駅に行くには時計回りディジョン経由で行かなきゃいけないの。
もうほんと今回は迷った。
日本からジュネーブに入ってそこからブールガンブレス経由でルーアンに行けば3時間かからない。
でも朝5時過ぎの電車に乗らないといけない。到着は8時ころだっけかな。
その電車を逃すと次の電車に乗っても到着は18時。
なんだそれ!。 むりむり。
てか本当に電車が一日に何本も無い。なのにブールガンブレスの乗り換え5分しかない。
ミスれば路頭に迷う。アポ台無しになりかねない。
大体ジュネーブの5時台の電車なんてホテル何時に出ればいいのよ。しかもスイスでしょ?ジュネーブはたぶんフランス語圏。
何かが起きればみんなパー。
だから現実的な時間で動くにはリヨンで行くしかないって事になったのよ。
で、ルーアンに行くにはまずリヨン発10:00のTGVに乗ってヒョウタンツギ上端のディジョンに北上。
ディジョンで在来線に乗り換えて南下、ルーアンに着くのが13:44。
乗り換えは40分くらいあるからまあ何か起きてもどうにかできるはず。
てかこれしか選択肢がないのよ。で〜っかい山手線の大崎から乗って時計回りで神田にいく みたいなかんじ。 なんだかな〜。
移動距離はたぶん350キロくらいかな。
ま、そんなわけでシャワー浴びてメールチェック、各方面に連絡して駅に向かう。
昨日の夜 モールからの帰りに駅によって明日何番線から乗ればいいの?ってきいたんだけど、
明日20分前に来たらわかるから。
だって。
いや調べればホントはわかるんだろ? ってかんじ。
結局な〜んもしないままリヨンを後にします。
リヨンで行った所。
ホテル、ショッピングモール、駅、昨日夕飯食ったケバブ屋 のみ。^^;
ビール飲もうと思ったんだけど あ! そうだよ。がび〜ん。 ケバブ屋ビール置いてないんだよ〜。って入ってから思った。
夜雨はしょぼしょぼふってくるしさあ。
ろくな写真ないよ。
駅。 朝飯食べよ〜っと。
バスは変なの走ってる。
電線付。
むかし乗り物図鑑にのってたな。 トロリーバス。
さすがドイツに電気売るくらい発電してるだけのことはある。バスも電気(一部)
駅に入った。25分くらい前かなあ。
まだ何番線か表示なし。
いや何番線というか、なんていうんだ? 数字じゃなくアルファベット。
よかった〜 こりゃ昨日聞いてもピンとこなかっただろうな。
意外に正確でで20分くらい前になったらほんとに表示された。
で、ホームに向かう。
よかった〜 無事電車乗れた。
ディジョンまでは1時間43分。そこからルーアンまで1時間15分。
チケットは割引があったとはいえ40ユーロくらい。 安。
一応は新幹線乗ってるんだからねえ。
こっちのチケットは不思議。ネットで取るんだけど、値段が安かったり高かったりもうわけわからない。
取るタイミングとかで値段が変わるのもわかるんだけど、同じ席 数分後にもう一回見ると値段変わってることもあったりして。
レンタカーもそう。 いろいろ比べて一番安いのとろうと思ってるとさっきのホームページの値段変わってる。^^;
こんなことの繰り返ししてるとなれちゃって細かいことを気にしない人たちになるんだろうな。
今回は一等と二等と値段が2ユーロくらいしか変わらないから一等。
道中はなんの知識も情報も無いんで写真でお楽しみください。 うははは。
ってろくな写真とってない。
電車の中あれこれ準備してたりメールの返事書いたりして意外と忙しかったんだよね。
ほらフリーセルもやらなきゃいけないし。
そんなこんなでディジョンに到着〜。
ディジョンは何年か前にマトラを買いに来たんだよな〜。
あの時はパリから車で来て、買ったらそのままパリに乗って帰ったんだよな〜。
あのときものすごく眠くてつらかったよな〜。
とりあえず駅から出てタバコ。
うわ〜 この道通ったよ〜 まさか今度は電車で来るなんて思っても見なかった。
てかディジョンにもう一回来るなんて思っても見なかった。
逆の駅前はいつの間にやら全然変わってた。
どうやらここも路面電車の工事中。
パリにも数年前に路面電車が復活したんだけど、いま結構あちこちで路面電車やってるみたい。
うあ、前回来た時あのホテル空いてないか聞いて満室っていわれたなあ。
今写真見て気がついた。
と郷愁にふけってないで飯。
駅の中にPAULというパン屋がはいってるんでそこで昼飯。
フランスだと店の中に犬がいるなんてこと結構あるんだけどこの犬 デカい。
でも見た目のとおりおとなし〜い 犬だった。
席に着いたときチラッとこっちをみたっきり あとはやる気なし。
犬ですが何か?
しかし店の中に鳩がいるってのはねえ。 ムツゴロウ王国か?
お昼はサラダ。
こっちくるとサラダ率高い。
だってさ〜 なんかどれ食っても味薄い気がするんだよな。
でもサラダだけは味濃いからいつからかサラダよく食べるようになった。
すっぱいの好きだし。せっかくのディジョンなのにマスタードはなし。
フランス語でマスタードはムタ。
ドレッシングはフレンチドレッシングかな?
そういえばフライドポテトのことを英語でフレンチフライっていうよね?
あのいいかた 一部のフランスの人は嫌いらしいよ。
ちなみにフライドポテトのことはフランスでフリットというらしい。
もう毎回うんざりするほど料理の付け合せについてくる。
Lサイズ2個分くらい。 良くこれだけ皿に載せたね みたいなかんじ。
あれ〜 またトイレの写真取ってる。^^;
女の人はなじみ薄いけどフランスで男用の小便器はこんな感じだったりいろんな形や種類がある。
で、どれも結構位置が高い。
私は身長180センチで、人よりちょっと足が長くできてるから(^^v)まったく困らないけど標準的な日本人は結構おしっこしにくいと思うよ。
さ〜て 時間だ。
電車に乗るかな。
ブールガンブレス行き。
目的地は下から3番目。
なんか気分複雑。
遠回り。 ま、いっか 2回目のディジョンだし。 ????
う〜ん。
まだ目的地に着かない。
でももう今日は寒くてこれ以上書いてられないんでまた後日〜。
タイトルと内容が一部そぐわない部分がありましたことをお詫びいたします。
うひゃひゃひゃ。
フランス2日目 2011年12月12日
朝。
ホテルは全面禁煙。
タバコを吸いに外に出ると5〜6人が玄関の前でタバコ吸ってた。
フランスの良くある光景。
まあ、普通なら玄関の前でタバコ吸われると普通の人たちは入りにくいじゃない?
だから日本じゃ裏とか脇とか隅とか そういうところに喫煙所があって。
でもフランスはなぜか玄関前に灰皿が大概ある。 無ければ内で玄関前で吸う。
これを自由というのか個人主義というのか放任というのか奔放というのか。
ま、他人に興味なし。
昨日の夜 チェックインしたときに朝食を頼んどいたんでそれを食べて今日の行動開始。
意外と朝食普通だった。
最近フランスのホテルでも意外と普通の朝食が出ることが増えた気がする。
今回はいつもどおりすごく未知数。
いろんなことがまだ決まってない。
車を買えるのか、どの会社の船に乗せるのか。
どこから出すのか。
だから予備日をいつも以上に多く設定して、いつもなら一緒にまとめてこなす予定も減らして日本から準備してきた。
こういう行きあたりばったりの旅は何が起こるかワクワクする反面精神的にはすごく疲れる。
今日は早速ぽっかり開く事になった。
当初の予定では明後日オーナーとあうことになっていて、今日は移動日の予定にしてた。
行き先はとんでもない田舎。
調べたところだと一日に電車が3本くらいしかないところ。
実際には使える電車は2本で、午前と夕方の通勤時間帯に各一本ずつしかないような感じ。
だからできるだけそこに近いところへ移動。翌日いい時間に売り手に会って車をその場で引き取れれば。
そういう予定だった。
しかし今日ここから移動するのは時間的な制約が厳しい。
そして移動先での宿泊場所、その他の日程から今日の予定が変更になった。
今日の予定は
1、空港からリヨン駅周辺への移動。
2、明日の切符の購入
3、携帯電話の確保
なんてのがメインになった。
今回はベースキャンプになる場所がまったく無い。
だからすべての荷物は手で持って運ばなければならない。
荷物はゴロゴロ引っ張って移動するなんて馬鹿な真似は到底できない。
だからすべて手で運べるくらいの荷物になった。
エコノミーは預けで20キロまでって規定があるんだけど、今回の荷物は9.4キロしかなかった。
しかもその7割がお土産。
空港で開けられたら笑われただろうな。
ラーメンやらカレーのルーやら、どら焼きだのせんべいだの。
ポン酢にたらこスパゲッティーの素 にきなこもちチョコ。 うはははは。
早くこれを空にしたい。 でも最後の最後まで3回に分けて徐々に減っていくって感じ。
あ〜大変。
そんなわけでホテルからネットでリヨン駅周辺のホテルを予約する。
楽で安くてネットの使えるところ。
そんな基準で宿をとった。
さ〜てとりあえずそのホテルに荷物を預けるためにリヨンの町に向かうか。
空港まで送ってくれないかなと思って聞いたら送り便はバスないよ。っていわれた。
歩いていける?ってきいたら にっこり ノープロブレム。^^
うははは その笑顔が信用できないのがフランス。
道を聞いてそのとおり歩いていく。
ロータリーがあるからそこから斜めに右へ行くんだよって言われた。
そしたら倉庫っていうか要は貨物の受け入れ会社みたいなの倉庫が並んでる人っ子一人いないところをショートカットしていくような道。
だろ〜。 これ確かに最短距離だとは思うよ。 でもねえ。 だーれも歩いてないし車も走ってない。
空港の周りって大体でかい道になってて簡単には渡れないじゃない?
横断禁止 見たいな感じで。 人車分離なつくり。
見えるんだけど渡れないとかになるんじゃね〜の なんて思ってたら。
でた〜 片側3車線、横断歩道なし、信号なし。
車はびゅんびゅんはしってる。
な〜 こうだとおもったよ。
てか歩道すらないし。・・・・・
強行突破で渡りました。
向こうに見えるのがターミナル。
人っ子一人あるいてね〜。
左に見える渡り廊下みたいなので空港から空港駅まで歩くシステムみたいだから地面は誰も歩いてないんだよね。
あ〜電車これだな。
てか都電じゃない?ってかんじ。
サンテグジュペリ空港からリヨンの町までは ローヌエクスプレスという電車で30分。
どこで切符買うのかな〜。
わかんないからさっき見たエレベーターで降りていく。
エレベーターはなぜか建物の外。^^;
電車はこれ。もうホームに止まってた。 車掌みたいなのがいたから切符どこで買うの?これリヨンにいける?
ってきいたら あと15分位したら行くから〜 まってて〜。 (あ、英語ね。フランス語まったくわからないから。)
って。 う〜ん わからん。
電車は間違いなく写真奥の方向に走るのはわかってる。 え、?なぜかって?
だって反対側 これだもん。 ^^; おまえ輪留めとか無しかよ。・・・・・・。
それとも銀河鉄道か?
なかで座って待ってたらさっきの人が来てチケットを買った。
上の停車駅表示見ると右が空港。左がたぶんリヨンの町。
駅名が リヨンパールデュー。 Lyon Part Dieu.
あ〜そういえばこの駅名、昨日からちょくちょく会話の中にでてきてたなあ。
ま、たぶんこれだな。
で、途中で何度も電光掲示板に行き先が流れ続けてるんだけどそれみて思ったの。
リヨン パール デュー。 ん?
リヨン パート 2.
え? なにそれ ひょっとして違うのか?
てかリヨンパートII ってなんだよ。 おまえ プレイバックパートII かっての。
一人きりだけど気ままに切るハンドルがね〜よ。 っての。
予約したホテルははたしてこのリヨンパートII駅の近く だったのだろうか。^^;・・・・・・・・。
まったく未知の土地だから何があってもおかしくない。 う〜んまだ午前中でいろいろな ? が頭の中にたまっていく。
朝から重い荷物かかえて結構かったるくなってるのに精神的な疲労が今回も相当たまりそうだ。俺ナイーブだから。
そのパートIIについた。
もうさあ。 写真取るのめんどくさいんだよね。 荷物でかいし、どう見てもおのぼりさんだし。
あとから見直して思い出にふける旅行でもないし。 つらかったことばかり思い出すし。 うはははは。
とりあえずローヌエクスプレスは街中に入ると路面電車になるから路面駅。
写真の駅がSNCFの駅。SNCFってのは向こうの国鉄じゃなくってJRみたいなもん。
記憶が確かならこの駅を向こうにぬけて左にまっすぐいった道沿いにホテルがあるはず。
ま、行って見る。
とにかく荷物あずけたい。
ついたよ。ホテル。
今回の旅はとにかくホテル。 荷物の置き場所の確保がその日の第一命題。
それですべての動きが変わる。
ホテルはまだチェックインの時間まで1時間以上あったんだけど鍵くれた。
よっしゃ。 次は明日の電車の切符の確保。
まず、ネットをつなぐ。 つなぐ 。 つなぐ。
あ〜 つながんない。 電波弱すぎ。
まあ、こういうこともあるとは思ってたけどいきなりこれかよ〜。
フロントに行って話したらとりあえずロビーは電波強いからロビー用のパスワード教えてあげる。 だってさ。
俺の部屋5階ですけど? 知ってるよね? ^^;
はあ。
ロビーは5人もひとが立ってられないくらい狭い。
ここで色々できないだろ〜。
ま、仕方ないスマホでチケットの予約だけ済ませる。
明日チケット買ってる暇無いかもしれない。 窓口で正しいチケットかえるかどうかわかんないし。
しかも明日絶対に乗り遅れられない。
今回はスマホ2台(アンドロイド)とネットブック1台をもってきた。
今回はIphoneなし。 フランスもIphone優遇だから今回のアンドロイドってのは先行き不安。
チケット予約はできたんで今度は電話を使えるようにしなくっちゃいけない。
まあ、ドコモを持ってきてるんでローミングすれば普通に使えるんだけど いくらかかるかわかんないし。
こっちの人と連絡取るのに国際電話かけてもらうってのも非現実的。
フランスの携帯電話番号が必要。
駅前にあったショッピングモールに行く。
お〜 幸いモールの中でWifiがとんでた。しめしめ。
フランスの携帯会社は3社。 Orange SFR ボヤージテレコム(スペルめんどい)
Orangeがあったんでここでシムを手に入れる。プリペイドのやつ。
これで電話ができる。
今回は初めから最後まで完全にひとりっきり。
電話がないとことばが通じないとき大変。 二人で苦笑しあうことになる。
3時間くらいモールにいて各方面に連絡を取った。
中には噴水があってその横のベンチでズーっとスマホ。 なにしてんだか。・・・・・・。
周りはお買い物のお客さんだらけなのに。買い物しようにも荷物増やせないからできないし。
時々外に出たらタバコ吸ってまたベンチ。
ある程度仕事が済んだら飯食って。
そとにとまってた警察車輌。
気がついたんだけどフロントガラスが ぶわんぶわん なの。
たぶん暴徒対策で割れないように細工してあるんだな。
明日は10:00発のTGVに乗らなきゃ。
駅に行って下見しとこ。
モールのトイレの不思議な手洗い。
ホテルの水浸しになるんじゃないかと心配なシャワー。
そんなわけで1日目 2011年12月1日
いや〜 はなし引っ張ったな。
フレンチブルーのときに業者さんたちと情報交換。
いろんな情報をもらって、今まで点だったものがすべてつながっていく。
10月の末には話が本格化して現物が出現。
例によって期限ぎりぎりで
あ テンション 低い〜 ( あてんしょんぷりーず のイントネーションね。^^ )
成田です。12時半
この3日ほど寝てません。
もう無理。
飛行機は新しいやつらしいよ。 そんなの寝てたからわかんないけど。
「え〜 それ飛行機新しいやつだったでしょ? どうだった?」
とか聞かれたんだけど ねてたからわからん。
「う〜ん。 新しい畳のにおいしたねえ。」 とか適当に答えるくらいしか記憶なし。
もちエコノミーなんだけど (エコね エコ)
椅子についてるモニターもRS232CもUSBも な〜んにも触らず。
気がついたらフランクフルト空港。
グーテンターク アイン ビーア ビッテ。
ドイツは夜の9時半 乗り継ぎは5時間待ち。
さすがにここで寝過ごすと怒られるんでねられません。
てかもうきっと途方に迷うよな。・・・・・・。
たしかこの空港ってヨーロッパの3本の指に入るハブ空港。迷ったら大変だし。言葉はわかんないし、日独伊三国同盟とかいっても誰も助けてはくれんだろう。
車屋っぽく
フランクフルト空港にはそこらへんにベンツの古い車が何台も展示してあった。
例によって写真なし。
でもオペルのアンペラ っていう 一杯呑み屋のメニューにありそうな名前の車があった。
プラグインハイブリッド。
メガーヌ顔のプリウスともいえなくない...........。
外に出ると
ベンツのタクシーばっか。
ビルにはでかいKIAの看板。 はい。 この旅ではっきりわかりました。 日本車はもうすぐ終わります。
日本車の代わりに走ってるのは韓国車ばっかです。
ウオン安政策の失敗で暴走を止められなくなった韓国の勢いはとまることができません。
仕方ないから野田さんがまた5.8兆円もあげちゃいました。.........。
はじめてみました。 ディーゼルで鉄っちんのSクラス。
それしかはしってません。ふしぎです。
あとはでかいワーゲンのバス。
うーん 乗り継ぎでは何度か来たけど空港出たの初めてだ。
そのうちどっかいってみよ。
不思議なものは
待合の椅子。 てかこれ寝るためにあるよね。 レカロかどうかは見忘れたけど。 うはは。
ゴミ箱。
うわさには聞いてたが、こんなに分別すんのか?
これフランス人は何のためにあるか理解できないだろ。
フランスのごみ分別は 捨てるもの と 捨てないもの。
うっひゃっひゃっひゃ。
日本のゴミ箱は 燃えるもの と 燃やすもの だっけ? ひひひ。
看板
いや 確かに目は引くよ。
でも外人が多いところに何かいてあってどこの宣伝なのかが伝わらない看板ってのはさあ。
そんなわけでフランクフルト空港。
暇なんで無線LAN=Wifiを探してさまよいます。
まるでダウジングの様。 ただいま水脈探索中 見たいな。
でもほんとのアクセス無料なWifiは見つかりませんでした。
モスクワみたいなわけにはいかんな。
?? あ!、モスクワはは選ぶほど飛んでた。 ひょっとしてプーOンに盗み見されてたんじゃないか? うははは。
成田は無線Lan 無料開放。 無銭LAN 。
写真無いんだけどGoogleが提供してる使用自由なパソコンがおいてあった。
それ使ってると普通に外人が英語でどうやって使うの? ってきいてくる。
英語で。 東洋人だから英語しか話せないと思ってるだろ〜。!
むりむり。 俺英語の成績 3 だったもん。
うははは。
俺得意なの 日本語。 ぺらぺら。
しかし今夜の宿のことが気になります。
飛行機の到着予定は22:40 空港近くのホテルは取ってあるもののそこまでうまくたどり着けるか。
どうやって行くのか。 それすらわかりません。
タクシーにのる。 お、その前に自分でドア開けるんだったよな。 お、その前にトランクに荷物載せるよな。 お、その前に行き先聞かれるよな。
お、その前にフランス語話せないよな。 お、その前に相手がなんていってんのかすらわかんないぞ。
うーん ねむくなってきます。
そんなこんなでまた飛行機に乗って到着〜。
あんただれもおらんがな。
ここはリヨン。 サンテグジュペリ空港。
どこだそれ。
だーれもおらず、 うーん 敵も味方もおらず。 戦いにならんがな。
このままどこにもいけず星になっちゃうかと思ったところ車の周りに人がたむろしているところを発見。
どこいくんだ? ってたぶん聞いてきてます。 やば、白タクか?
と思ったら普通のタクシーでした。 いや、色ガンメタのタクシーとか見ないだろ普通。......。
トランクに荷物を積みながらホテルに行きたいんだけどさー こうこうこういうホテル。 って言ったら、ちょっとまてって。
他の人つれてきてその人が、ちょっと待ってろよ、そこ近いからタクシー乗るな。 今電話して迎えに来させるから。
だってさ。
で、ホテルに電話してくれて15分待ってたら迎えに来るよ。 だって。 なんじゃそりゃ。^^;
ホテルについて日本と現地に到着の連絡を入れ早速ですが寝ました。
今日一日は24+8で32時間。長い一日だったな〜。
おつかれさん。
さあ、明日はリヨン市街にに行ってまた一泊だ。
今日の移動距離 9500Km ぐらい。
いつの話やねん 2011年12月4日
仕事してるよ〜
空飛ぶ勢いで。
あ、写真違う。
こっちこっち。
新聞読みながらだけど。...........
さーて 今年のフレンチブルーミーティングは。
前日の雨をものともせず 予想に反しての突然の話題がさかのぼり。 ^^;
予想に反して ドピーカン。
今年は日野コンテッサ生誕50周年ということでルノー4も50周年だった。
みんながんばってる。 えらい。
今年は電通さん?の仕切りで行われたイベントだときいたんだけどほんとかな。
まあ毎年段々雰囲気は変わっていくよね。
車関係の出店は減って食い物屋さんが沢山出てた。
いつも見る顔も段々減ってきている感は否めません。
会場には珍しい車も多少は来てた。
珍しい車は会場にははいれないね。まあ、しかたない。
写真 すくな!
いや〜前日の晩のみ過ぎちゃって、当日はあわててあいさつ回りといろんな人に質問してたら写真なんか取るひまなかったのよ。^^;
ま、そんなこんなでフレンチブルー 今年も終了~
ここでいろんな話を聞いた。
.
そこからまさかこんなことになるとは。
こんどもまたつづく。
つづいて かわせてかぶの値動きです。
師走 2011年12月1日
うあ〜 もう12月です。
街はクリスマスの飾り付けですごい。
もうほんと今年もあと3週間とちょっと。
仕事を急ピッチで進めなければ。
工場は相変わらずいろんな作業が猛進中。
心は焦るばかり。
12月4日(日)は走行会のため休業とさせていただきます。
その走行会に出る車がまだ何も手付かず。もう最悪見学だな。・・・・・。
エスケープ。..........
しらんぷりん。
フランソワ1世 ダヴィンチをフランスに連れてきた人。
ダヴィンチといえば ヴィンチ村。
じゃ無くてレオナルドね。
レオナルドといえば レオナルド熊。
レオナルド ダ ヴィンチ
といえば モナリザ。
の男版。
ダヴィンチといえば ダヴィンチコード。
三位一体の神に子孫があるかないか。
男は結婚していたのか。
男の系譜はどこに隠されているのか。
それを暗示する1枚の絵。
男の残した宝とは。そこにある真実とは一体何なのか。
すべては誰もしらない。
Coming soon. (ま、そのうちね。)
資料提供 ルーブル美術館。
翻訳 かなまるてつ。
いや仕事してますって。 ほんとに。 ね。
ハロウイン 2011年10月21日
今日近所の保育園でハロウインの行事がありました。
子供たちが仮装して近所のお宅を回ります。
Trick or Treat.
車にいたずらされるとこまるんでお菓子を上げます。
みんな結構な仮装をしていて、今年はハリーポッターやふくろう。海賊まで。
府中レーシングのお宝を奪われるかと思いました。
ハロウイン受付所。 |
後ろのサンク部品取り。
年中無休のうちの Jack O' Lantern's .......
ここんとこの工場 2011年9月15日
前回の記事。 実は書いてたのにあげるの忘れてた。^^;
だって暑いし忙しいし。
もうへろへろでね。
台風きたぞ〜。 こんな車 豪雨ににさらして。
今年は天災すごいね。
多摩川の日野橋すぐ下流に昔の橋脚の土台があったんだけどそれ流されてた。
今日は台風一過 とても寒い。
フリース着てる。
体調も悪くなるよな。
私は8月の末に 金丸史上最大級のぎっくり腰というピンチを迎えた。
3時間半2階から降りることができず痛み止めでごまかして捕まった宇宙人のように抱えられて病院にいった。
病院では痛み止めの注射を打たれてその後松葉杖。
いままで何度も腰はやってるんだけど今回のは最大級。
その後2日間寝込みました。
やっとの思いで出社しても松葉杖を使うような状態で。
便利だね〜松葉杖。
その後2週間くらい整備作業はできませんでした。
体調悪いは仕事できないわでイライラしてましたよ。
そろそろイベントシーズン。
そのせいなのか妙に整備のお問い合わせが増えてきた。
多いのはいつもと変わらずA110のブレーキの治し方とキャトルの治し方について。
しかも業者さんからかかってくる。
もうぜんぜん 知ってることはなんでも教えてあげるんだけど、やっぱりみんな困ってるんだな〜。
お問い合わせが多いのはうちとしては仕事の邪魔でもあるんだけど、でもうちもいろんなところに聞いて教えてもらってるからお互い様。
お答えさせていただくのは当然と思ってます。
でもそうやって真剣に治してやろうとするメカの人たちが沢山いるってのはうれしいことだよね。
誰かがきちんと治してくれさえすればその車は生き長らえる。
車が残ってればその車はいつかうちにだって来るかもしれない。
がんばろう ニッポン ちゃ ちゃ ちゃ。
さーてで、近ごろは何やってるかって言うと。
ピニンファリーナ スパイダー
車自体はもともとフィアット124スパイダーって言う車で、生産終了後ピニンファリーナが生産してた。たぶん。
ま〜とにかく古いつくりの車で何からなにまでほんと前世代的。
この車のはじめは1966年だから昭和41年。
てことは設計は50年代だから本当に車の基礎の基礎みたいなところから来てる。
まあ、キャトルよりはいくらかマシなんだけど基本的にこっちはスピードが出るんでいろんなところが.......まいるよねえ。
この車はスパイダーだけどもともとはベルリーナというセダンからの派生で、ピニンファリーナお得意のオープンボディーになってる。
同じ形でアバルトが124アバルトラリーなんて車をつくった。ラリーで走ってるのはかっこいいんだけど足回りとかが別。
で、徐々に排気量をでかくしながら1982年にフィアットの名前が外れてピニンファリーナ2000とかって名前になった。
過給機付エンジンなんかも最後のころはあったんだけどさすがにモデル末期だよねえ。
1985年には生産が終了。(昭和60年)
となると普通は部品が厳しくなるのが旧車の常なんだけど、この車はまだ結構部品があるのよ。
ていうのはフィアット124がロシアに売られて現地メーカーが生産。
ラーダなんて名前でひょっとしたらまだ作ってない?
たしかエジプトだかでも作ってて日産のエンジンが載ってたはず。
だから部品が結構あるのよ。
まあ、そういう国の部品だから当然純正じゃないんだけど、東欧で沢山走ってたから東欧の部品がかなり生き残ってる。
そんなわけでそういう部品見つけられればシャーシ部分はしゃきっとするはず。
この車の弱点はステアリング周り。
何でかしらないけどイタリアの車ってステアリングのギアボックスが弱い気がする。
で、全体的に一つ一つの部品の寿命が短い気がする。
このスパイダーはハンドルの遊びがでかくてでかくて。
怖くて乗ってられたもんじゃない。
まずはギアボックスがだめになってガタガタになる。
ギアボックスは今回は安価なリビルトで。
交換は結構普通にできる。
足元ばらしてタイロッドはずしたらエンジンずらしつつ上手に知恵の輪。
幸いタイロッドは何年か前に交換したと言うことなんでガタもない。
ブーツの交換程度。
で、あとはロアアームブッシュに結構無理がかかる。
だから大概はだめになってる。
ブッシュがだめになるとタイヤが足ごと前後に動いちゃうからステアリングがシャキっとしてもまだガタが残る。
どっかのテレビ番組風だとステアリングがシュアな感じがしない。
かたじけない感じもしない。うははは。
ブッシュを交換してもフィアットとかアルファとかいまいちカチッとしない。
全体の剛性がもともと弱いところに来て錆なんかも出てくるからねえ。
まあ不満があればもっと工夫していい方法があるかもね。とりあえずはノーマルの性能を取り戻しに行く。
ウイッシュボーン系の足回り。
上下で2本のアーム。 4個のブッシュ。
ブッシュの交換は結構な手間がかかる。
普通はプレスで抜いてプレスで入れる。
Aの形をしたブッシュの交換はミスるとアームが曲がる。
だから難しいのね。 なのであれこれ工夫をしながらやらなきゃいけないから大変なのよ。
たぶんボールジョイントも昔のままだろうし。
なのでここは一発アーム4本をAssyで交換する。
それがまたたぶん東欧製なんで安いのよ。
はっきり言って交換しない手は無い。
アルピーヌのブッシュとボールジョイントの値段あわせたよりもやすい。
だからとっとと交換。
いいねえ新品は。
新品をつけるときは必ず各部の寸法を見てあげる。
うちには4輪アライメントなんて当然無いんで、キャンバー、キャスター、ホイールベース、トーインなんてのをよく見てあげる。
今までついてたものとは絶対に寸法変わってるから。
案の定この車も左がキャンバーむちゃくちゃ狂った。
だもんで車体側の取り付けボルトにワッシャー入れたり抜いたりしてあわせてあげる。
上の写真のボルトはねじ山がなめちゃってる。
こまったなこのボルトかえるの結構骨だぞ。
とおもったら必要な部分は残ってた。
もう一回使える。
ホっ。
たぶんゆるいまんまで走ってたんだろうなあ。
だからネジなめちゃったみたい。
ま、こんな感じ?
同じような作業は続く。
スカイラインRS。 型式R30
悲劇の目医者 じゃなくて名車。
この車はGTRになれなかった。
でもものすごいエンジンで、もすごい頑丈だった。
タービン変えてあっという間に430馬力続出 みたいな車で当時はポンポン エンジンはじけてた。^^;
当時は空燃費計ってのがすごく高価で車が買える位してた。
NGKのLメーターとかいったっけ? たしか198万とかいってたんだよなあ。
空燃費の管理ができないし、コンピューターも解析されてなかったから燃焼状態とか大変なことになってたんだよね。
でもこのFJ20型エンジンはものすごく頑丈だったから壊れる馬力が当時の他のエンジンにくらべてすごく上の方にあったってことだったんだよね。
FJ20型エンジンの歴史は古くてもともとたぶんE型って言うエンジンなんじゃないかな。
ブルーバードの410あたりに使ってるやつ。OHV。
だからたぶんイギリス系の流れ。
で、G型 1500cc がSP310フェアレディーにのってた。
それを100ccあげてR型。 SP311と410のSSSにのってた。
その次が2個に派生。
排気量を2000にしてOHCにしたものがU型。 SR311フェアレディーに乗ってた。
ソレックスツインで145馬力。
スカイラインのRSがでるまで日本のゼロヨン記録をもってた はず。
で、OHVのまま2000ccにしたのがH型。
本当は細かい違いとか流れの派生とか沢山あるんだけどまあ、大まかにこんな流れのはず。
で、R30当事はスカイラインに最強のエンジンが無かった。
もともとスカイラインは6気筒が載るのが通例。
でもL型はターボ化したものがあってもセドリックグロリア用のしょぼいバージョン。
もともと5ナンバー縛りのスカイライン って決まりがあったから、L28とかでお茶濁せないし、トヨタはヤマハに作らせたツインカムエンジン花盛り。
ハコスカの七光りでなんとかもったケンメリ。大人色を出してごまかそうとしたけど駄目でL20ターボの出た速くないジャパン。
そのあとは本当に手詰まりだったんだろうね。
L型はツインカム化しようにもまだ開発間に合わないし。
で、とにかくツインカムで頑丈なエンジンって選ばれたのがH型のブロックだったんだねえ。たぶん。ほんとたぶんね。
そんなわけでSR311のR型145馬力が昭和42年。 昭和56年にまずFJ20型ってのを作る。
確かDINとかネットとかの馬力表示単位が違うんだけど、NAのFJ20もやっぱり145馬力。 14年のときを経て急造ツインカムとんでもないごついエンジンが登場。
その後すぐFJ20にターボをつけた FJ20 ET って言うエンジンが出る。
これが当時としては化けもんで190馬力。
恐ろしく速かったんだよな〜。
なんだターボってすごいんじゃん。 ってかんじ。
初めてのハイパワーターボといってもいいんじゃないかと思うくらい。
で、そのエンジンに最後インタークーラーをつけて205馬力。
当時はインタークーラーの原理みんな知ってたんだけど、とてもじゃないが買えないんでよく雑誌の相談コーナーに
インタークーラーの変わりにラジエターは使えませんか?
とか
エアコンのコンデンサーはインタークーラーとして使用できませんか?
なんて書いてあったなあ。
そんな急造の古臭いとてつもなくごついエンジンが唯一乗ったスカイライン。
やっぱり急増だけあってあれこれ不具合あったんだよな〜。
デスビに水が入って山でエンジンがふけなくなったり、エンジン掛けるとタイミングチェーンが暴れちゃってディーゼルみたいな音がでちゃうとか。
アイドリング制御がスピード追いつかなくっていつでもブルブルしてるし。
ブルブルしてるって言えばエンジンマウントにシリコンオイルなんか入れるから切れてもれてくるし。
とんでもなくエンジン重かったから4人がかりとかで運んだり。
まあ、当時はほんとお宝エンジンとしていろんな車に乗せたんだよなあ。^^
FJ20系のエンジンは同じ時期にシルビアにものって、ノンターボがS110に。ターボがS12に載ってた。
S110はグループBのホモロゲモデルでFJ20を2400ccにした240RSなんて車をつくってた。
でもスカイラインはR30の終了と一緒にFJ20もなくなったのよね。
次のR31スカイラインはL型の派生ともいえるRB型っていうツインカム24バルブ6気筒エンジンを載せてデビュー。
RBは26のツインターボ、輸出用は3000ccブロックまで派生してR34を最後にV型エンジンにとってかわる。
話ながすぎ。
そんなFJエンジンが載ってるのよ。
あんまりにもなつかしいんでね。
昔S110のガゼールにFJ20ETのせて FC3Sより速い とかいってたんだよな〜。
うははは。 一晩でタイヤ丸坊主になってたなあ。
このR30スカイラインなんだけど、これもまたハンドルぶらぶらの車。
もうドリフターズの運転手のコントみたいにまっすぐ走ってるけどハンドル左右に動かしてるような車。^^;
何でだか知らないんだけど、車重くなってるのにステアリング周りの設計許容量がたりないみたい。
だからすぐにぷらんぷらんになる。
ステアリングがドリフになるのにはいろんな原因があって、アイドラアームブッシュ、ステアリングギアボックス、タイロッド、リレーロッド。
この辺のブッシュとボールジョイントが全部駄目になる。
いっぺんに駄目にならないからアイドラアームブッシュが10駄目でリレーロッドのジョイントが3駄目で、タイロッドが2駄目。
なんて具合に駄目になってるもんだからチョコチョコ治してもなんだか遊びが残る。
最後はステアリングギアボックスが遊ぶ。
な〜んてことになるの。
この車、今回メインで駄目なのはアイドラアームブッシュ。
もうはみだしちゃっててまったくブッシュとして仕事は放棄。
ネジ緩めてひっぱったら簡単に取れた。
あまりにもあっけなくて写真無い。
偶然カメラにおさめられた作業前の写真。 うはは。
オレンジの矢印のアームがピットマンアーム。ステアリングギアボックスからのアーム。
これがでかいネジのとこを中心に円弧にうごく。
その力はピンク矢印のリレーロッドに伝わる。
リレーロッド逆側は一番左 緑矢印のアイドラアームに支えられてる。
アイドラアームはピットマンアームと同様に円弧に動く。
でその力は左右のタイロッド(黄色矢印は左タイロッド)につたわってタイヤを左右に動かす。
ボールジョイントを4個もつかって、円弧に動くシャフトが2本。 シャフトにはブッシュが入ってる。
もう関節多すぎ。 だから少しでもガタがあるとドリフなステアリングになっちゃう。
今回はアイドラアームのブッシュを交換してのってみたら だめじゃんこれ。 ガタ減ったけどまだドリフだよ〜。
点検したらリレーロッドのボールジョイントが駄目になってた。
まずい。
このタイプのステアリング方式って最近の車使ってない。
スカイラインは国内専用モデル。 豪州向けが少しだけしかないくらいじゃないかな?
だから今までは人気車種ゆえに部品が出てたけど最近欠品が目立ち始めた。 う〜ん
あるのか?こんな部品。 おれ作れないぞ。
と思った矢先。 部品でてきました。 よかったよ〜。
ほんと。
無事交換しました。
ホっ。
走ってみました。
ありゃー だいぶよくなったけどまだ少し残ってるね。
こりゃギアボックスもだめだー。
10駄目つぶして5駄目つぶしてまだ駄目あったよ〜。 はあ。
シルビア系は同じ年代の車なのにラックアンドピニオンをつかってる。
でもなぜかスカイラインはボールナット系。
次はギアボックスだね。
部品出るうちに何とかしないとね。
同じくスカイラインはクラッチ交換。
スカイラインのミッションはとんでもなく重い。
昔はウマにあげて腹ジャッキで乗せたりしたんだけどもうほんとぎりぎりでね。
一発で乗らないことがほとんどだったから3分くらい持ち上げて格闘して休憩。
腹の上にミッションのせたまま。^^;
再チャレンジ なんてこと ほんとよくやってたよなあ。
いまじゃあ清水の舞台からバック転で飛び降りて買ったリフトがあるかららくらく〜。
てなわけにいかなくって、やっぱりものすごく重い。
FS5W71B っていうミッションだと思うんだけど、トラックなんかでも使うとんでもなく頑丈なやつなんだよね。
お決まりのクラッチ3点+クランクシール交換で作業。
は〜ご苦労さん。
乗ってみるとあちこちよくなった。
でも今度はたぶんデフが動いてる。
クラッチのオンオフにあわせて ごつんごつん って。
デフは後ろ側がボデーに。前はサブフレームにマウントされてる。
あちゃ〜 これサブフレームおろしてブッシュ交換しないとだ〜。
お客さんにお伝えして部品を仕入れて作業は後日。
おつかれさん。
ここんとこの工場 2011年9月1日
相変わらずあれこれやってます。
しかし今年は暑いね。
地震の影響で地殻にずれが発生。 いま日本列島がもとのハワイの位置まで下がったとか。 いう話はうそだねえ。 もちろん。
しかしハワイは日本にむかって近づいてきてるってのはほんとの話だし、三浦半島は今日本列島にめり込んでる最中ってはなし。
そのうち町田あたりに葉山マリーナが上陸予定。
いや海は上陸っていわねえか。
え〜とこないだお客さんに買っていただいた。
BMW325i
通称E46 って型式。
やっぱ3シリーズは46までがかっこいいね〜。
この後の3シリーズ E90になるとどうしてもヒュンダイに見えちゃうんだよなー。
新しいレクサスもみんな韓国車風だし。
韓国車は別に嫌いでもなんでもないんだけど、ドイツの代表車と日本の代表車。韓流デザインぽい。 まあ、みんなこうなるんだよな〜。
さみしいね。
まあ、E30を突然現代風にしてE36 それを流れるようなラインで書いてE46。 さすがに行き詰るよな。
そしたらもうみんな同じもの見てきてるから同じ線書くしかないもんね。
手前E30 奥E46
E36
30〜46の黒3台が同時にあるってのもめずらしいね。
BMWの場合はどうしてもグリルを配置しなきゃいけないし ライトは4灯だし。
この車のエンジンは2500の直六ツインカム。
BMW伝統のシルキーシックスとかいう日本製の絹より目の粗い絹。
たぶんドイツの豆腐は木綿濾しのことを絹ごしとかいうんだろうな〜 なエンジン。
よくできてるよね。
調子がよければ何の不満もない。
BMWの絹が木綿になる理由はゴム部品の劣化。
エンジンマウント、ミッションマウントはとても重要。
あとはこのツインカムになってからイグニッションコイルは鬼門だねえ。
いつまでたっても壊れる気がする。
BMWで必ず壊れると言えばパワーウインドウ。
窓が4個あれば4個壊れる。
10年乗るなら6個壊れる。^^;
ま、最近部品安くなってるんでいいけどね〜。
あとこれ直しとかなきゃBMWとは言わないロアアームブッシュね。
これ消耗品。
このブッシュ交換しとかないと何のための硬いボディーなのかわかんない。
てか前足うごきまわってのってて満足度ひくい。
そんなところ整備して納車〜。
納車後ABSのランプついたって〜。
警告等もよくつくよねえ。
リアの灯火類 接触悪くならないように改良されたかな?
古いやつなんかはじめから接触悪くなるの知ってて警告灯ついてんのかとおもった。うははは。
でもBMW しっかりしたものはほんといいね。
よく曲がるし路面にびったりくっついてる。 この辺はホットハッチなんかと正反対。
だから318とかの走り屋いないんだろうな。 安定しすぎて詰まんない。 M3でも330でも振り回そうと思ったら並みの速度域じゃないよね。
サスペンションとか作るの大変そうだなあ。
乗って楽しい足。 むずかしいよきっと。
ホンダのシビックはタイミングベルト交換。
ヘッドライトはフランス製だったのね。
ゴルディーニのシートが出来上がったんで軽トラで取りにいった。
純正でレールとフレームの間に木製のスペーサーが入ってる。
何で木製なのか。 考えればわかる。
なんでこんな細いボルトなのか。 なんでこんな止め方なのか。 全部理由があるんだね。
この木製のスペーサーはずしちゃってた車は大概レールの調子が悪いね。
交換するしかない。
そうそう。 木製のスペーサーとレールの間に丸いワッシャーが入ってる。
これも理由あるんだな〜。
この車そういうのが有ったりなかったり。 ばらんばらんで適当に組まれてたんで組んじゃあつじつま合わない。 組んじゃあ動き悪い。
繰り返していくうちにいろんなことわかったよ。
ハブベアリングは浮かせて回してみたときになんか違和感。
見た目なんともないんだけど在庫もあるから交換。
ばらしていく。 インナーレース頑固で抜けない。 粉砕バラバラ。
すげ〜 表面剥離。
しかもローラーは焼けてなかった。
思い切って交換してよかった〜。 スピンドルだめにしちゃうところだったよ〜。
このベアリング特殊な形してるの。
タダのテーパーローラーなんだけどインナーレースの厚さが厚い。
オフセットしてる。
スペーサー作れば国産のベアリングでも使えるサイズなんだけど、よく考えたらこんなところ一生乗ってても2回くらいしか交換しないじゃない?
だったらわけのわからんスペーサー作るよりノーマル同等使うほうがいいやって思って余計なことしないことにした。
ここは締め付ける力でベアリングのプリロードを調整するじゃない?
てことはスペーサーの熱膨張が違ったりしたら面倒なことになるでしょ?
硬さも重要そうだね。 抜けやすさ=寸法公差、何をとっても面倒くさそう。
ポルシェのボクスターはリザーブタンクの交換。
この樹脂製のタンクはもれやすいみたいだねえ。
意地悪だからエンジンルーム側もあけないと外れない。
もれたらトランクの床がLLCでべたべたする。
壊れるのに部品の値段高い。 まあポルシェだからなあ。
考えてみりゃポルシェの水筒だもんね。
日本の象や虎印の水筒とポルシェの水筒が店屋で売ってたら。
どう考えてもポルシェの水筒のほうが デザインがかっこよくて、値段が高くて、長持ちしないよなあ。^^;
同じ理由でイタリアの蛇印とかイタリアの象印、なんかもよくもれるねえ。
うははは。
クリオIIのマフラー交換。
206とクリオはそろそろマフラーが折れるころ。
折れるってほんとに折れるから厄介で。
しかもぽっきりとおれるからなあ。
この車はうちに秘蔵の最後のチタンマフラーを装着。
これってルノージャポン公認の日本製マフラーだからよくできてる。
試作品の試乗会のときは全部落っこちて笑ったっけか。
これは改良されてるから平気だよ。
チタンのマフラーは軽いね。 ほんとに。
女の子が顔色ひとつかえずに持ち上げられる。
片手でぶら下げる程度。
ただぶつけて曲げたりしてくると厄介だし、もうこの部品ないんで壊さないでね〜。
A110の修理の勘所 4 2011年8月25日
マグロ解体ショー!!!!!
さあさあ、御用とお急ぎのない方はお立会い。
まぐろの解体ショーだよ。!
いや?どちらかと言うとファラオのミイラ解体ショーって感じかな。
19世紀ごろのヨーロッパではエジプトで発見されたミイラを国に持ち帰った。
見世物代をとって各地でミイラの解体ショーが行われたとか言うそうで。
今も昔もみんな怖いもの見たさは変わらない。
これが発見当時の写真。
このミイラは最近流行の衛星写真から発見されたピラミッドのくずれた痕跡を掘り返して地下の玄室から発見されたもの。
玄室の扉と棺のヒエログリフからエジプト新王国時代のアテン神とアメン神の宗教改革時代にアクエンアテンに使えた神官の一人のものと見られる。
しかし反アテン信仰勢力の仕業か紋章の一部が書き換えられた形跡があり現在のところ人物の特定はできていない。
かどうかは知らない。
ははは。
このマフラーのバンテージなんだけど、私は だいっきらい。
なんの効果もなくって悪いことばっかが起きる。
たぶん想像なんだけどメリットはエンジンルームの温度を上げない。流速の大きな変化を抑える。膨張体積の急激な変化を抑える。
とかなんだろうけど、そこまで効率追求するならほかにやることはもっとある。
たぶん一番効果あるのはフラシーボ効果じゃないかな?
これ巻き終わった後の満足感ってありそうじゃない?^^
でも巻くなら上から下じゃなくて下から上に巻かないと、巻き目が逆になるから上から落ちたものがみんな引っかかるし、切れ始めたらもうはがすしかなくなる。
ま、90%以上は上から下に向けて巻いてあるけどね。
じゃあデメリットは?っていうと
沢山あるよ。^^;
ぼろ隠し。 何か隠されてることが多いよね。これが巻いてある車買うときは気をつけてね。
前のオーナーがこれ自分で巻いたんですよ〜 なんて言ってたら ふふふ。 って思ったほうがいいかも。
ガラス繊維が巻いてあるんでこのほつれたものがエンジンルームに舞う。 それをエンジンが吸い込む。 だからエアクリーナーが詰まる。
エアクリーナーがない車なんかキャブんなかでキラキラしてる。
中に異常があっても点検できない。
触ると皮膚につく、刺さる。 吸い込むと健康被害がある。
馬力なんて上がるわけもない。 ま、あがるかもしれない。 ま、あがらない。
水を吸い込むんで排気系がさびる。 その後エンジン掛けるんだから鉄はたまったもんじゃない。
古くなると風化して触るだけでボソボソと崩れる。
ま、そんなわけでろくなもんじゃないんで大嫌い。
しかもこの車の包帯は煤で黒くなってる。
あ〜 コリャなんかあるな。
エンジン掛けてマフラーの出口にサイレンサー押し込んだら排気漏れの音がする。
うははは。 ぼろ隠し。
これじゃあ排気効率も何もあったもんじゃない。
エンジンルームの熱を下げるためにバンテージ巻いたんだったとしたら、逆効果。
そこらへんに何百度もある排気ガスがたまってる。
これ普通に雑巾とか巻いてたら余裕で燃えるよ。
排気漏れ箇所に雑巾まいてごまかして夜走るときれいだよ〜。
火の粉が車の下からちらちらと舞うから。 うはははは。
草耐久レースなんかでよくある光景。
さて本題の解体ショーに移ります。
前書きなげーっての。
う〜んちくちくする。
ちくちくするのいやだからバケツで盛大に水掛ながら作業。
環境破壊。 ね、 だめでしょこの包帯。
これだれがどうやってどこに処理してるんだろう。
考えるだけでおぞましい。
うちのゴミ箱とかに捨てておくでしょ?
断熱材だから暖かいじゃない? 猫とか勝手に包まってたりしたらかわいそうじゃない?
やつらは本能で生きてるから暖かければいい。 これに包まったらその後まずいことが起きるなんて事まったく知らない。
あ〜 かわいそ。
あけられないようにビニールで厳重にくるんで捨てる。
産廃屋さんがなんだろこのビニール って開けるでしょ。
袋ひっ裁いて。 キラキラ〜 ってガラスの繊維が粉状に空中を舞って。
ステンレスの針金で解けないように上から縛り付けてあるからまたもつれてて始末に悪いし。
あ、また脱線。
別にマフラーバンテージのネガティブキャンペーンではありません。
まきたい人は巻いて下さい。^^
さて明らかになる全貌。
うーんさびてるね。
排気漏れはこのジョイントかな?
ここはそろばん玉になってるから上手に調整しながらつけてあげないと排気漏れするんだよな〜。
ってあれ?
こりゃだめじゃ〜ん。
盛大にそこらじゅうクラックだらけ。
写真一番左、手前側のフランジからも漏れてたことは明らか。
でも他のクラックから盛大に漏れてた。
ここからもれた排気ガスがバンテージを煤で黒くしてたんだねえ。
またヤフオクで誰かが ブラックバンテージ とか銘打って売り出したのかと思ってた。 うはははは。
カラーひよこじゃないんだから。
最近の中華なカラーひよこは洗っても年単位で色落ちないらしいね。
すごいな ダンボール肉まんとか作る国の先端技術は。
そのうちカラー白身 とか カラー黄身とかの卵できるんじゃない?
カラー黄身の色は 緑、青、赤、オレンジ、黒 から選べます。
殻の色は黒、赤、青、緑 からお選びいただけます。
なんてね。
いや色つきの黄身はもう黄身とは言わないか。?
青身とか黒身とか オレ身とか。
うははは。
青身魚があるから別に普通か? いや青身魚って青くないよな?
ルーテシアS16
この車結構すき。
本当の意味でホットハッチといえるだろうね。
もともと1400ccとかのクラスにホモロゲモデルとして1.8のツインカムを無理やり載せたって車。
ホットハッチといえば対極はプジョー106のS16なんだけどあっちは1.6のツインカム。
もともとルノーと共通のエンジンをプジョーが1.6まで無理やり拡大したエンジンが乗ってる。
これも軽いし元の設計が1000ccクラスだからすごく楽しいんだけどいかんせんシャシがAX以前の流れでちょっと小さい。
なので1.6が限界。
あれこれいじっていくとやっぱり転ぶ車になっていく。
ルーテシアはシュペールサンクからの流れなんでもともと1700が乗ってたシャーシを使ってる。
だから106と306のちょうど中間ぐらいのシャーシに1800のツインカムを乗せたというやつ。
306がいまいちボーイズレーサー的でないのはシャシがルーテシアよりでかいんでどっしりしちゃってるからなんだろうね。
やっぱり306はメガーヌと同格。
対比は
106 Twingo
306 メガーヌ
って感じでちょうどルーテシアクラスはプジョーから抜けちゃった時代の車だった。
だ〜から面白いんだよね。
205にS16 のエンジン載せたらこんなだったんだろうな。
ルーテシア 本国名クリオ にはホモロゲモデルの クリオウイリアムズ ってのがあってこれは2リッターツインカムが乗ってる。
このエンジンだけは特別で後のメガーヌともボアストロークが違うエンジンを載せてる。
ま、そっちは特別なんで割愛。
そんなわけで小さな車に大きなエンジン という楽しい車のポイントを抑えてるからこの車は楽しい。
だもんで好きなのよね。^^
でもそういう車の宿命。
もともと1.1とか1.4の車に1.8のどでかいツインカムが乗ってるもんだから整備は大変。
これが生き残れない所以だろうな。
さすがにもう20年選手だから昔と壊れる場所もだいぶ変化してきてるんだけど、距離が伸びると必ず起きることがある。
クラッチワイヤーのトラブル。
クラッチワイヤーが切れたり壊れたりする。
上が新品 下が壊れたやつ。
普通はクラッチワイヤーの交換で済ませるんだけどルーテシアとプジョー306、206の場合は必ずしもそうじゃない。
クラッチワイヤーなんてほかの車では切れない。
これだけの太さのワイヤーを引きちぎる力は相当なもの。
なのでクラッチワイヤーが切れる原因は別のところにある。
この車は結構最近クラッチワイヤーが切れてどこかの工場にレッカーされてクラッチとワイヤーを交換したことがあるらしい。
だよな〜 原因は複雑なんだよな〜。
さてひとつずつ検証していきます。
上新 下旧
古いワイヤーはなんか玉みたいな部品が一個多い。
よく見ると千切れてる。
しかもゴム部分を見るとまだまだ交換後間もないのがわかる。
本来玉はグレーの円盤と一体で引きちぎられたことがわかる。
玉はとんがり帽子のゴムの中に居たんだけど引きちぎられてとんがり帽子のワイヤーの穴を抜け出してきたことがわかる。
こんなの手足の力だけじゃどうにも引きちぎれないし通すこともできない。
クラッチワイヤーは足の踏力でクラッチペダルを踏み、クラッチペダルの てこ でストロークを力に変換して倍増させてる。
倍増された力はクラッチのレリーズホークに伝わってさらに てこ で倍力されてクラッチカバーを押す。
ここが千切れたって言うことはクラッチワイヤーの部品が倍力された踏力に負けたってこと。
だからクラッチカバーは最終的に倍力された力でも押せないくらいすごく硬くなってた、もしくは動かなかったということがわかる。
この時点でクラッチワイヤーが原因じゃないことがわかる。
となるとまず初めはクラッチの機構で何かが起きてるというのが一番の原因となる。
さ〜て ここでルーテシア乗りの人たちが乗り続けられなくなる原因のひとつ。 クラッチ交換になる。
そうサブフレームごとエンジン脱着。
先述のとおりルーテシアのS16は小さい車にでかいエンジンを載せてある。
もう何もできないくらいエンジンがぎっしり。
なのでミッションはそのままじゃ降りてこない。
水だのオイルだのが出てきてそこらじゅうぐっちゃぐちゃ。
タイミングベルトですらおろさないとできないと言ってる人もいるくらい。
オイルエレメントもはずすの大変だし、何やるのもエンジン下ろすのか? ってかんじ。
だからクラッチ交換になるとどうしてもエンジンとミッションをまるごと脱着することになる。
当然工賃もかさむけど、おろしたときにしかできないような作業や劣化した部品が見つかるからどんどんお金がかかっていく。
この車は短期でエンジンおろし2度。 お客さんかわいそう。
てか一回目で原因つぶしておいてくれれば今回の作業はなかったはず。
クラッチカバーの爪もほとんど減ってない。
まだあたらしい。
でもあたりが悪い。
だめだ〜再使用できない。
何が起きたのか。
たぶんクラッチ交換をがんばってやったんだけどレリーズフォークとレリーズベアリングの点検を怠ったんだろうな。
たしかにそのまま組んでも平気だったろうし。
でも動きがスムーズになるところまで清掃しなかったんだろうとおもう。
そんなところに気をつけて動きがスムーズになるように清掃して、レリーズベアリングも平行にあたるように気をつけながら組みつけていく。
そうしたらクラッチは軽くなる。
そういう基本的な部分をしっかり押さえてあげれば大丈夫。
え?じゃあこれ前の整備の仕事が悪かっただけなんじゃないの?
う〜ん ちょっとちがう。
実はルーテシアってもう一箇所悪いところがあるの。
実は今回もエンジンとミッションを組み付けて完成。
リフトから降ろす前にクラッチの断続をやってみた。
なんかクラッチペダルがおかしい。
クラッチが切りきれてないような感覚があるの。まあもう20年近くも前の車、そう簡単に終わらせてくれないだろう。
クラッチワイヤーは自動調整。
クラッチペダルに妙ちきりんなフランス人の好きそうなギミックが施されてる。
これを手で緩ませといてクラッチワイヤーをセット。
一回踏んであげると歯車がずれて遊びをみんな取ってくれる仕組み。
いやほんとにフランス人にしては意外とまともに動くギミックなのよ。
へたすりゃ他の国の人が考えたのかも。
で、これが逆に災いして他の方法ではクラッチワイヤーは調整するすべがないの。
あ〜いつだかクラッチワイヤーにワッシャーかませられちゃってた306入ってきたな。
ははは。 あれも自動調整。 一回踏んだらワッシャーかませる前と同じ状態になるっての。 うひひひひ。
ま、そんなわけで逆に言えば中途半端な整備は許してくれない仕組み。
なので今回はまだ中途半端だからもう少し原因を探しなさいよって切りきれないクラッチが教えてくれてる。
さ〜 原因探すよん。
今回のはなんだろうと思ってドアを開けて車の横に座り込む。
クラッチペダルを手で押したりしながら観察すると、クラッチワイヤーのほとんどない遊びがなくなって力がかかり始める瞬間にヒントが。
なんかクラッチペダルがちょっとよじれるの。
こりゃクラッチペダルが何か起きたな。
とおもってはずしてみる。
支点になるシャフト部分に白いカラーが入ってる。
これがつぶれちゃって、ペダルがシャフトに直接当たっちゃってるような状態だった。
ペダルの穴も変には磨り減っちゃってる。
10万キロ超え。 何万回クラッチは踏まれたんだろう。
白いブッシュは耐えられなくなって破断、金属同士が当たり続けてすり減らされてた。
できればクラッチペダルごと交換なんだけどクラッチペダルは在庫なしとの回答。
じゃあカラーだけってんでカラーも探したけど在庫なし。
は〜あ。 こんなカラーないよな。旋盤じゃ作れないし。
もうルーテシア何台もやってたのだって何年も前の話。
ガラクタ箱にものこってない。
カラーを探しに探してたら日本国内にあった。 ^^v
白いのは元のでナイロン系。 新しいのはたぶんABSかデルリンみたいな硬い樹脂。
ABSだと鉱物油には弱いんでシリコングリスで給脂して組む。
もともと摩擦係数も低いんで潤滑はいらないのかもしれない。
組み付けて終了。
ちょっとペダルが減ってる分不安も残るんだけど今度おかしくなってきたら本国からペダルAssy取り寄せればいい。
取り付けてみるとカリカリカリって音とともにワイヤーの遊びがきれいに取れてクラッチの本来のストロークが戻った。
前回のクラッチ交換をやった誰かよりも2点ほどしつこく原因つぶしをしたから平気だと思うんだけど心配なんで100キロくらいの試乗して収めた。
クラッチは軽いんだけど、これってほんとに軽いかな。 なんて他のルーテシアのクラッチの重さ忘れちゃってるもんだから不安になったりして。
だからしつこいくらい乗った。
納車したらお客さんが新車になったようだと驚いてくれた。
あれ?前回やったときはきっとそういう驚きなかったんだろうな。 う〜ん。
まあ、今回やった甲斐があったと言うことで。^^
ルーテシアS16 エンジンは頑丈で10万キロくらいじゃまだまだいける。
戦闘力も32000と 対ベジータ戦の悟空並みの数値をたたき出す。
なんだそりゃ。
だから飽きずに乗るならしっかり要点抑えて整備するだけでザーボンやドドリアさんよりも強いくらいに保つことができるよ。
わかんね〜 っての。
しっかり要点抑えておけば小回り多いところで306の6速といい感じで走れるし、106のS16よりはだいぶ速い。
だいぶ数が減っちゃったけど本当の意味での数少ないホットハッチ。 捨てるのはまだまだもったいないよね。〜。
あ〜 盆前 仕事終わんね。
A110の修理の勘所 3 2011年7月26日
またまたつづき
いよいよ調子悪いって話に手をつけてみよっか。
出た。 ミイラ男。
この車まずうちに来た時点で調子悪かった。
近所の曲がり角曲がってきた時点でアクセル踏むでしょ。
お客さんが来ると あれ? エンジンふけてない とかなんとなくわかる。
この車4気筒じゃないな〜って感じだった。
目の前にとまったらA110でアイドリングバラけてる。
ってのが第一印象。
大体こういう場合はキャブがおかしい。
な〜んて決め付けてはじめると大体ハマる。^^;
まずプラグ見たらNGKの B5ES なんてのが入ってた。 5番???? ^^;
スポーツカーなのに5番か〜。
しかも全部が燻りまくってて全部つや消し黒。
これは難航しそうだ。
キャブバラしたくないなあ。 きっとまた発展する。
プラグは1本死んでた。こういうのかぶってるっていうのかなあ。
かぶってるってのは表現がよくわからないんだよなあ。
とにかく1本を掃除して抵抗値はかってみたらアース側と導通でちゃう。 だめだこりゃ。
交換交換。 1本だけゴミ箱から拾ってきて交換。
とりあえず4気筒。
まず空ぶかしで黒い煙。
アイドリングでやけにエンジンが静か。(メカノイズね)
排気音がダブって聞こえる。
ちから なさそうなアイドリング。 少しバラけ。
レスポンスの悪い空ぶかし。 ターボつきか?
空ぶかし繰り返すとアイドリングが不安定になるけどしばらくすると持ち直す。
う〜んありがち。
何からやればいいんだろう。
まずキャブの基礎の基礎 油面調整から。
油面ゲージで計ると油面が4mmくらいは高い。 これかな? 振り回すと調子悪くなるっての。
ひょっとすると
油面が高い→振り回す→燃料偏る→燃料ポンプが電磁式→じゃんじゃん来る→もっと油面高くなる→燃料濃すぎ→不調。
って図式を思い浮かべる。
じゃまず油面調整からだな。
その前に同調は。。。。
シンクロテスターを当ててみるとまあまあの数値。 4本ともまあ、こんくらいはあるだろ って位のずれ。
そのうちなおせばいい
フロートの高さを測ってウエーバーのアンチョコみてみる。
えーとこのキャブなんだろな〜 DCOE45 15と16か。
フロートレベルいくつであわせればいいのかな なんて調べてみたら もうすでにそんな数値超えたところであわせて油面下げてある。
うははは。 こりゃ誰かもともと苦労してたな。
どうしよっかな〜 フロートレベルの数値はすでに規定値無視の油面下げ。
なのに油面高い。
前の人は油面が高いことわかってて規定値越えの設定をしたんだ。きっと。
でも油面をさらに下げようとするとはるかに規定値越えの数値になる。
だから踏み切れなくって高いけど下げた っていうところで満足したんだろう。
同じように悩む。
どうしよっかな〜 ガス欠症状でるかな。
ま、いいやためしに実測であわせちゃえ。
油面ゲージを使っての計測値で油面を下げることに決定。
ありえないほどのフロート調整。 ほんとに平気かなこんなんで。
走行中に油面下がったらすぐに行き当たって油面上がったらすぐに燃料とまる。 ははは。
でもフロートバルブでかすぎるのついてるからいいか。
あ〜写真は一切取ってない。
昔からの友達がバイク買ったって見せびらかしに来たんで写真取った。
なんじゃこりゃ。 うはははは。
そしたらバイク雑誌のひとがカーステならしながらこんなの乗ってきた。
うひゃひゃ なによこれ。
なんでもついてるじゃん。
トイレとシャワーが無い位。 いやトイレついててもおかしくないかも。
補助輪とかオプションであるんだって。
うそうそ。
なんとなく見た目の写真バランスが整ったところで元に戻る。
無理やりの油面調整で実測の油面は1mm高いくらい。
いくじねーなー。
いや1mm何度も少しずつ調整してそこまで来たんだけど面倒くさくなった。
早くエンジン掛けて全体的な流れをつかみたい。
お〜 薄い薄い。
いやアイドリング領域薄いんだけど燻ってる。
調整。 あ〜だめだ ジェット小さすぎてこれ以上濃くできない。
アイドルジェットの番手上げよーっと。
もともと入ってたのは 50F11 これを 55F8 にあげる。
お〜いいじゃん。
アイドリングできそう。 調整できる。 やっぱ薄かったんだ。 プラグ見たら間違いなく濃いって判断するよなあ。
こういうときは薄いんだよ。 ってほんとかかどうか知らない。
アイドリングはなんとなく取れた。
空ぶかし バラバラバラ〜 って全然ふけないし。
濃すぎ!
いや濃いってか 燃料おかしいだろこれ根本的に。
過渡領域はあわせるの難しいから先に走ってみよっかな〜。
アクセル開度が大きい領域で走ってみる。 うが〜 濃い 濃い。
全然重い。トラックみたい。
メインジェットの番手は125番。 エア200番。 あってるじゃん。
エマルジョンチューブがF11 ノーマルはF15なはず。
このキャブ何用だろう。
エマルジョンチューブのF15は手元にないんでF11で進める。
とりあえずエアを220番にあげてみる。
お〜ふけるじゃん。 すこしマシ。 でもノーマルのジェット回せないこの車って悲しい。・・・・・。
小手先の作業はここまでか?
この程度で終わればラッキーなんだけどなあ。
第二ステップへいくかなあ。
キャブはずすのいやだなあ。
だってなんか絶対仕込まれてるよ。?
ね、インシュレーターこんなだもん。
右はミイラ男、左は塗ったくり。
なにがかくれているやら くわばらくわばら。
はずすの何とかして逃げたいなとおもってキャブの中を鏡でのぞいてみる。
あちゃーアウタベンチュリー36だよ。
でかすぎる。
加速ポンプの状態はどうよ。
アクセル煽ると ぴゅー ってさ、 ぴゅーって ぴゅーって
ぼたぼた じゃねーか。!
あ〜あ。 ポンプジェットは35番。 まあ、何番入っててもかわらんけど。
一応ノーマルサイズ。
ポンプジェットのシール交換してみる。 だめだこりゃ。
しかも加速ポンプのストローク でかすぎんだろこれ。
こりゃ2000ccくらいあるエンジンのやつじゃないかな?
それよりキャブレターからガソリンたれてんジャン。
は〜あ。 キャブ外しです。
ね、インシュレーターがキャブを放したくないってしがみついてる。
キャブをはずそうとした瞬間 ギャ〜! ってマンドラゴラの叫び声が聞こえそうな感じ。
触っちゃいけない そうインディージョーンズか川口探検隊の気持ち。
頭の中にはアメリカンTVショーのSWATのテーマが。(こないだ何の曲なのかお客さんに教えてもらった。 う〜んスッキリ。)
アナログ放送は終了しました。・・・・・・・。
もういっこわからないのがある。 警視庁24時の曲 旋律が上から下まで下がるJBみたいなやつなんだっけ?
いやわからないのはこのキャブだ。
そういえばうちのバイトの秘書 ルマン24時とか言ってたな。 うははは ばかめ。
レースは会議室で走ってるんじゃない。!
キャブははずした。
キャブからガソリンがたれるのはガソリンが出てきちゃってるから。
どこから出るかと言うと
この宇宙ゴマみたいな形をしたインナーベンチュリーってやつとキャブレターのボアの密着が悪い。
で、ガソリンが右の写真の穴から伝わって真ん中から出るはずなんだけどベンチュリーとキャブのボアの隙間を毛細管現象でながれちゃう。
だから流れた跡あるでしょ?
ここを流れちゃうといくらやっても変なところからガソリンでてるからアイドリングが決まらない。
回っちゃえば関係ない。
左 流れた跡ある。
右 隙間。 これは直した後なんで小さくなった。
もとはもっとでかかった。
このベンチュリー、外からネジでとめるんだけど締め加減がむずかしいのよ。
締めすぎると形変わっちゃう。 キャブの。^^;
これ変わっちゃってる。
なんとかやりくりしてねちこちやって隙間小さくなった。
知り合いの車屋さんなんかこの隙間を伝わるガソリンがなくなるようにってんでOリング入れる加工した なんていってた。
すげ〜 全部やってもらいたい。
そしたらフールプルーフ。
だれがやっても同じようにできる。
左の写真のスロットルバルブ手前に突き出してる棒が加速ポンプのジエット。
これはリアのキャブだけ交換した。 やっぱ歳取ると飛びが悪くてねえ。・・・・。
アウターベンチュリーはここに数字が鋳出してあるから覗くだけでみえる。
見えないのは写真が悪いから。ほんとは34が入れたい。まだ手に入るのかなあ。
なければ作ってもらえばいいけど。 まあ、36でも走るから今回深追いなし。
そしたら掃除。
全部の通路を掃除する。 今回2箇所の通路がつまってて、そのうち1個は取れなかった。
こりゃドリルで穴開けるようかな? なんて思ったんだけどコンプレッサーの圧力最大でやってたら ぷす って開通した。
その後その通路何度も掃除してやってきれいになったら組み付ける。
ちなみにチョーク機構のとこの蓋にはインシュレーターの未練がこびりついてた。
ここは空気が通るところだからふさいじゃだめなのよん。
他にもこびりついてたり誰かの格闘のあとと思しき傷が。
そ、A110にキャブを流用しようとするとレバー部分をいじらないといけない。
そのままじゃつかないんでだれかがいじった跡。この加工がよくいい加減なことしてあって全域で同調が取れないなんてよくある話。
そんなこんな幾多のなぞを解いてやっとお宝にたどりついたかどうかはまた次回。
みなさん 地デジでお会いしましょう。
次回 恐怖ミイラ男。
マグロ解体ショー。!!!
A110の修理の勘所 2 2011年7月22日
こないだのつづき。
まず最低水温はサーモの交換で上げることができた。
で、ヒーターが効かないという症状なんだけど夏でしょ?
テストできないじゃない?
エンジン水温が低くて効かないのか、ヒーターコアに問題があって効かないのか。
体温を超えるこの気温。
テストのしようがない。^^;
かまわずヒーターコアの交換に踏み切る。
根拠はね 前にラジエターの交換やってるから。
冷却系はすべて同じ系統上にある。
だからラジエターが詰まってたんだからヒーターコアが詰まってないわけない。
なのでヒーターコアをはずします。
今年は暖かくなってから何個もヒーターコアの交換やってるから作業は割愛。
これはずすの大変なんだよね。
ダッシュボードの下に仰向けで頭突っ込んでやるから腰がおかしくなる。
作業中はFRPが劣化した粉とか、ごみとか、割れたヒーターモーターケースの破片やらいろんなものが降ってくる。
暑い時はさらに地獄でこのカスたちが汗で体につく。
そのあとはちくちく。
古いコアが詰まってるかどうか。
そりゃ詰まってるって。うははは。
そんなアバウトなんじゃ信用してもらえない。
ばらして中見てもらえればいいんだけどばらしちゃうとラジエター屋さんにおこられる。
で、簡易テスト。
水道で水入れる。
入り口の径は水道の蛇口と同じくらい。
そこから径よりすこし細く絞った水を入れてあげる。
多少の抵抗はあるだろうけどヒーターコアの中は出入り口よりも水が流れる経路は太い。
だからヒーターでもラジエターでもボトルネックは出入り口なの。
これを頭に入れればボトルネックよりも細い水流を入れた場合は反対側から同じだけ水が出てくるはずでしょ?
上の写真見ると入り口からあふれて跳ね返ってるように見えるでしょ?
つまりこの場合はボトルネックよりもコアの経路のほうが細くなっちゃってるということを意味してる。
嘘だと思ってるでしょ〜 ^^
そこそこ! 眉毛につばつけるのやめなさい。
これがリビルト後の写真。
ね、 出口からじゃんじゃん出るでしょ?
こんな感じよ。
イメージ沸いた?
出来上がりの写真ね。
アルピーヌはラジエターよりヒーターコアのほうが先にだめになるよ。
R8もだけど。
救いはヒーターコアが真鍮でできてるということ。
びろーんと長いホースがついてるでしょ。
これエア抜きなの。
冷却水入れ替えたら必ずここからエアを抜かなきゃだめ。
抜かなかったら一生この中にエアがたまる仕組み。
なのでエアがたまり続けるんだけど、水は蒸発すると体積が液体のときの1000倍以上になる。
温度も液体のときよりも高温になる。
だからヒーターコアは変形するくらいの悪条件下にいるんだよね。
でも真鍮でできてるからもれるところまでいかないでなんとか耐え切っちゃう。
ヒーターコアにエアがたまりやすい代表格の縦サンクなんかは古いのが真鍮で途中からアルミ+プラになった。
だから新しいタイプはよくヒーターコアがもれる。
プラは温度に弱いし圧力にも弱いんでもれやすいんだよね。
基本設計変わらないまま品物換えちゃったから新しいもののほうが壊れやすいってことに。 改悪。
今の車はヒーターコアにエアがたまりにくいように設計されてるんでアルミ+プラでもこわれにくい。
でも外車でその辺の考えの甘い車種はじゃんじゃん壊れるよね。
プジョーの306、エクザンティアなんかはヒーターパイプまでプラスチックでできてるのに位置が高い。
エア抜きのネジついてるんだけどそんなとこあけて水交換するような人はあんまりいない。
だから壊れるの当然だよね。
しかもそのプラスチックの配管のジョイントがまた漏れるんだ。
エア噛んでヒーターコアにたまるの当たり前。 うははは。
脱線。
そんなわけでヒーターコア交換。
この真夏にヒーターテスト一応お付き合い程度にやってみた。
漏れはなし。
暑い。 死ぬ。
気持ち悪くなった。
ブロアファンは40年の埃とFRPの劣化粉がたまってるからエアブローしといてあげた。
見てわかるとおりハウジングはむかーしの黒電話みたいな樹脂でできてるから割れやすい。
しかももう耐用年数超えてるだろう。
あちこち割れてる。 FRPの形状変化に耐えられないんだろうと思う。
ファンモーターは一応動くんでそのまま。
これも新車のときから比べたら回転が遅くて重いはず。
みてて明らかにそう思う。
なんか動きが 船 の部品だもん。
本来ならモーターも直してあげたいけどいじるとハウジングがわれそうだし、お金かかるからやらない。
モーターが調子よくなったら今度は劣化してる配線に影響が出るはず。
たぶん配線熱くなるだろうな。
あ〜そうそう。ブレーキリザーブタンクのホースも交換。
みてのとおり燃料ホースが使われてた。
燃料ホースはブレーキオイルには使えない。
にじみ出てきちゃうから。
ほんと。
ホースの表面に汗かいてるのわかるでしょ?
これ中から染み出てきたブレーキオイル。
もう分子の世界の話。
ブレーキオイルが減るほど染み出てはこないんだけどこれが塗装につくとはがれるし、鉄につくと錆びる。
FRPにしみこんじゃうと樹脂おかしくなる。
ブレーキリザーブタンクのホースはブレーキ専用のやつつかってね。
うちで売ってるから。
この車はホースから染み出たのがずーっとマスターまで伝ってマスターをぬらし、ペダルリンケージ周りを錆びさせてた。
しかもこのホース タンクにはさまれてこんなになってた。
まったくもう 世話が焼ける。
タンクはお客さんから言われてたんだった。
激しく走るとタンクを止めてるバンドが外れる。 って。^^;
うひゃー 怖い。
もし事故したらタンクだけ前にすっ飛んでいくってことだよね。^^;
こわこわ。
タンクのバンド点検したら下側(前側)が違う穴で無理やり固定されてた。
こりゃ無理だろ〜
正規の位置に止めなおして 止めなおして 止めなおして ってとまんないじゃん。
あれ〜 とおもってみたら上側の穴も他の穴開けて止めてある。
もうつじつまあわせにもほどがある。
きちんと元に戻したら
バンドのかかる位置全然違うじゃん。
タンクにもともとついてた跡がはっきり残ってるでしょ?
これいつからまともにとまってなかったんだ?
あ〜 そういえばこの車ボディーとフレームはがした形跡あるんだったよな。
たぶんそのとき間違えたんだな。
しかし新しい穴開ける前に何かおかしいって思わないのかねえ。
タンクをいじったついでに車を振り回す走りをした後にエンジンが不調になる っていう症状から想像されるところ手をつけとくか。
燃料タンクの中にはストレーナーがある。
40年もたてばさすがにここにもスラッジやらガム質なんかが電解の影響でつくみたい。
左が元で右が清掃後。
清掃前と後でエア噴いてみたらひだりは ぷす〜 ってかんじだったけど 右はシューって感じ。
車を振り回したらエンジン不調って言う症状は他にも想像される部分が有るけどま、とりあえずひとつは解決。
この車は電磁ポンプが右リアタイヤの前についてる。
電磁ポンプは押し出す力は強いんだけど吸い込む力は弱い ってのが常識。
だから燃料タンク直近の油面より下につけるというのが基本。
その辺が怪しいのかなあ ってかんがえてる。
まあ、ストレーナー掃除したから少しは吸い込みやすくなったろう。
一回吸い出しちゃえばサイホンの原理でポンプまで下っていくだろうから。
でも燃料が少ない状態で振り回すとストレーナーが空気中に露出しちゃうかも。そしたらエアをかむからサイホンの原理は働かなくなる。
できるだけエアをすわなそうな位置にストレーナーを調整して持っていってあげる。
あ〜 エンジンまでなかなかたどり着けないなあ。
しかし毎日暑くてモチベーション下がる。
もう写真とるのが面倒で面倒で。
挙句にカメラ落として電池のところ割れた。
今ガムテープで止まってる。
メディア入れるところも前に割れてガムテープで止まってるし。^^;
レンズカバーも外れて半田ごてで直したんだよな〜。
電源スイッチ兼ねてたから絶望かとおもったんだよな。
あたらしいの買わなきゃかなあ。
でも最近解像度の低いやつ売ってないんだよな〜。
最近のすごく小さくて落としたら一発で壊れそうだし。
う〜ん 悩む。
A110の修理の勘所 1 2011年7月19日
さ〜て A110の修理。
A110の修理に限らず古い車はそうそう一筋縄で行かないのが当たり前。
この車はブレーキキャリパーのOHと水温が上がらない症状。
それからヒーターが効かなくって、峠なんかで車を振り回した後エンジンが不調になる。
と言うことで修理のご依頼が。
ブレーキキャリパーはいつもばらしてるからまあある程度スムーズに進む。
でもだれかこのキャリパーを理解してないひとが整備したあとだと何か隠されてるんで基本に忠実に一つ一つ点検しながら進める。
まあ大体こんな感じ。
にじみなんて普通。 ^^;
にじまないように直してあげる。
たいがいオイルシールはこんな感じで粉を吹いてる。
基本的にはグリコール系のブレーキオイルが変質した塊なんだけど、これがひどくなるとアルミを侵してる。
そうなるとちょっとキャリパーは使い物にならなくなる。
この粉がだんだん固形になってきてキャリパーとシールの間で大きく成長する。
そうするとシールがピストンに押し付けられるんでピストンの動きが悪くなる。
ピストンの動きが悪くなるとブレーキの引きずりがでたりする。
そうすると車を押しても重たくって一人で10mも押せなくなる。
整備後の車は軽く20mくらい一人で押せるよ。
だからってシリコン系のブレーキオイル使わないでね。 逆効果だよ。
ブレーキの引きずりがでるとサイドブレーキの調子が悪くなる。
変な話なんだけど、ブレーキが引きずって戻りが悪くなるとサイドブレーキが引きずってるって勘違いする。
そうするとサイドブレーキを調整したくなるでしょ?
で、サイドブレーキを調整すると引きずらないところまで調整しちゃうでしょ?
はい サイドブレーキの利かないA110の出来上がり。
A110,R8どちらもすべてが正常であれば坂道発進なんか余裕でできるくらいサイドブレーキは効きます。
で、キャリパーのOHだけど丸シールとか角シールとか種類があって云々かんぬん 喧々諤々 はなしがいろいろ他所のブログなんかで書かれてるんだけど、それよりも何よりも重要なのは基本。
一番の基本は掃除。
このくらいまできれいにしてね。
とにかくシール溝だけはきれいにね。
すべてアルミの地が見えるまで。 でこぼこしてたり角にごみがたまってるようじゃだめ。
このくらいまで磨いて、ラバーグリス塗って、シール入れて。
その後ピストン入れるときは 指で押しただけです〜っと押し込める。
押し込めなければ何かがおかしいからもう一回。
ピストンはこれまたきれいにしてから点検。
虫食い多少あり。
本来なら交換したいところだけどもうピストンの部品が出ない。
一応シールより外側の部分なのでもれの原因にはならないから再使用。
もうあと数年でこのキャリパーたちもピストンが問題になるだろうな。
一部ではこのピストンに変わるものを作ったり、見たことないキャリパーが出回ってるんだけど大概もれるね。
うちはまだいくつかストックがあるからそういうのは交換してなおしてあげるんだけどそろそろなくなってきた。
まあ、そのときはそのときで何とかするつもりだけど〜ん。
マスターシリンダーも最近お問い合わせがちらほらある。
今うちにはリビルト含めて在庫はありません。
まあ、もしもれた車両が修理で入ってきたらまたそのときはそのときで考えます。^^;
キャリパーもマスターも早めにオーバーホールさせてくれれば交換は避けられるのに。
そんなわけでせっかくだからキャリパーはきれいにしてあげて
こんな感じ。
ブラスト掛けるんでアルミ表面の酸化層がなくなっちゃうからさび止めがわりにクリアー吹いとく。
後何回このキャリパー使えるんだろう。
リアのキャリパーは
こんな感じ?
オレンジに塗ってあるスプリングなんだけどこれ太いのと細いのがあるみたい。
詳しいことは知らない。^^;
このスプリング役目をしてるようなしてないような。
って感じがするんだけど これもきちんとすべてが動けばしっかり役目を果たしてくれる。
とにかく機構、設計を理解しないとこのキャリパーはこれっきりの特殊な設計だからうまく使いこなせない。 はず。
組みつけてあげてサイド引いたらもう走り出せないくらいの効きになります。
そん次は水温上がらない。
まあ、大概のA110は水温が上がるんで悩んでるはず。
でもうちのお客さんたちのは今年の夏でもまったく音を上げてない はず。^^;
リアエンジンは正常ならオーバーヒートなんか絶対しないくらい冷却系が強いので、オーバーヒートの原因は大概ラジエターのつまり。
蛇足だけどリアエンジンの車でエンジンフード持ち上げてる車って時々見るけど車のリアエンド直後は気圧が高いから実は逆効果の場合が多い。
A110もR8もシムカもみんな水冷のやつはエンジンフード持ち上げちゃだめだよ。
エンジニアは必死で見えない空気の流れを考えて設計してるんだから。
あけてもいいのはフィアット500だけ。あれ何も関係ない、あける必要もない。あれこれつけるから閉まらなくなるだけ。^^;
ミッドラジエターでもあけちゃだめ。エンジンルームの気圧が上がっちゃうから。
この車は数年前にラジエターのOHをやったので逆に冬は水温が上がらないんだって。
オーバークールはオーバーヒートとは別でエンジンにダメージがあるので対策。
大概のA110は水温が高めになる傾向のものが多いのでみんなだまされて低い開弁温度のサーモが入ってることが多い。
左がもともと入ってたやつ。
今回83度のやつに交換してみる。
サーモは基本的に3種類くらいの開弁温度がある。
でもどれも何も変わらない。
よく勘違いしてるんだけど
サーモスタットは温度を下げる仕事は何もしてくれない。
サーモスタットは温度がそれ以下に下がらないようにするための仕事のみ。
なので開弁温度の低いサーモスタットを入れても高い温度を下げることはできない。
高いと言うのはエンジンの設計上の稼動温度ね。
フランス車だと大体90℃前後。
上のサーモの場合83℃で弁が開いて冷却水がラジエターに流れる。
そこから上はラジエターが温度を下げる。78℃以下の場合はそれより下がらないように弁を閉じる。
つまりエンジンが温まってからの水温は絶対78℃以下にならないようにして、それ以上あがる場合はラジエターで放熱させて90℃+アルファの運転温度領域を保つようにできてる。
つまり運転温度領域は73℃〜90℃+α。
だから100℃くらいまであがっちゃうエンジンに低い開弁温度のサーモ入れても効果はない。
いくらサーモが早く開こうが発生する熱源とその処理能力が変わらなければ一緒なのよ。
逆に低い開弁温度入れると何が起きるか。
お察しのとおり上の場合の78℃の設定が下に下がるだけ。
この車に入ってたのは確か78℃開弁だったと思うんで閉弁は73℃
ということは運転温度領域の下限が下がって
73℃〜90℃+α
と言うことになる。
もし温度が100℃とかになってもサーモはもう仕事をする領域超えて全開になってるからな〜んにも手出しできないってわけ。
サーモは温度をできるだけ早く設定温度まで上げてエンジンをオーバークールから守ってあげるのが目的。
それを低い開弁温度のサーモなんか家rたら寒いときは温まらない、熱いときはサーモと無関係
わざわざ2重苦にしてあげてるようなもの。これをなぜか強化品とか詠って売るんだよな〜。
水温が上がる場合はラジエターを筆頭に冷却系の修理をしなくっちゃだめよん。^^
そんなわけでもともと水温が高いと言うことで前にラジエターオーバーホールした。
だからサーモまで見といてあげればオーバークールなんて起きないですんでたのにちょっと失敗。
でも上のこと理解してればサーモなんか交換してないと思い込んでたもんな〜。
しかもテストをしたとき気温が高ければオーバークール傾向の症状は確認できないし。
と言い訳。
1300のほうならラジエターホースはずすときについでに見たんだろうけど、1600は
室内からパチンコ屋の景品交換所みたいな小さな窓開けて確認しなきゃいけないのよ。
1600はラジエターが前についてるからここまであけるとまったくの別作業。
へたすりゃ余計な作業になるんでお財布に優しくないしね。
ラジエター交換して温度が上がらないようならまた来てください のほうがお財布にやさしいと思ってるんだけど。
また、こういうところあけると余計なものみつけちゃう。
オルタネーターのベルト滑ってるね。
オルタのあたりの写真をよく見ると黒いカスが一杯ついてるでしょ?
これベルトの削れたカス。
ベルトラインが出てない。 は〜あ。
国産のオルタネーターがついてたから怪しいと思ってたんだよな。
でもお客さんはここの不具合に関して何も申告ないんでベルトラインをできる範囲で調整して置いてあげよう。
あんまり電気食う車でもないし。
具体的な不具合は
オルタネーターの位置が後ろに下がってる。
ベルトが斜めにかかってる。
オルタネーターのプーリーの直径が小さい。
の3点。
これって軽自動車用のオルタなんだけど、そのままみんな使っちゃうんだよね。
実はプーリー径が小さすぎてそのままだと使えないのよ。
いや使えるんだけど、アイドリング時に重すぎちゃって調子悪いのよ。
いや調子悪いのもみんな気がつかないんだけど。
みんなこんなもんかと思ってる。エンジン回ってるときに端子はずしてみるとわかる。^^ あ、壊れるかもしれないから注意。
まあ、このお客さん今回限りじゃないと思うんでまた今後の課題にしよう。
何しろこの小さな窓からじゃベルトラインが出てるかどうかなんてきちんと調整できない。
なのでエンジンを下ろすことがあればそのときにやってあげたほうがいいものができる。
ノーマルのオルタがあればなんとか比べて寸法合わせてほぼ同じくらいまでできるんだけどな。
そしたらもう少しでかい径のプーリーに交換してあげてたぶん完治。
元の狙いの信頼性の高い国産部品流用のメリットも享受できるようになると思う。
今回は鏡を駆使してベルトラインを見てみる。
たぶん2〜3mmはオルタが後ろに下がってる。
プーリーに許す限りのスペーサーをかましてプーリーを前に出しておいてあげた。
で、テスト、テスト。
あれ〜 試乗して帰ってくるとエンジン切ってもファンが回りっぱなし。
時間計ってみた。
25分。
回り続けた。
こんなの怖くて出先で車離れられないよ・^^;
バッテリーが上がるならまだしもファン壊れるんじゃない?
燃えたりして。・・・・・・
お客さんに聞いたら昔からそうだったんだって。
だからエンジン切ったらキルスイッチでバッテリーカットしてたって。^^;
1600は昔からおかしいと思ってるんだけどファンスイッチがエンジンのサーモ直後についてる。
冷却配管の中で一番温度の高いところ。
ファンは車の一番前のラジエターについてる。
エンジンを止めちゃうと水の流れも止まる。
だからエンジンの温度は高いままラジエターの温度だけを下げようとしてる。
ある程度の温度対流が起きるにしてもそれじゃあ意味ないよねえ。
それが証拠に5分もすればラジエターは手で触っても平気なくらい温度下がるのよ。
これはフロントラジエターアルピーヌのある意味欠陥なんじゃないかと思ってるんだけど。
とにかくエンジンの温度が自然に下がるまではファンは回りっぱなしになる。
エンジンの温度は下げないでラジエターの温度を下げるために動く。
意味のないファン。
ある意味キルスイッチできっちゃうってのは間違ってないのかも。^^;・・・・・・
解決するにはいくつかの方法があるんだけど
まずはじめに停止後にラジエターファンを回す理由ってのを考えてみよう。
これは想像するにエンジンのオーバーヒートからの保護。
大まかに水温は90℃位だろうけど、シリンダーヘッドの一番温度の高いところはたぶん120℃くらいまで上がってるだろうね。
エンジンブロックは低いところでたぶん90℃位だろうからその差30℃位はありそう。
この温度差による膨張収縮がたぶんヘッドガスケットあたりに影響でそうな気がする。
ヘッドも残留応力出そうと必死でもがいてるだろうなあ。
ヘッドボルトが弱いとひずむかもしれないなあ。
というのがひとつ。
もうひとつは再始動性の向上
エンジンが熱いときにパタッとエンジンが止められて、走行風もとまる。
そうするとエンジンルームの温度は急上昇。
キャブレターを冷やす吸気も止まってるからキャブレターはカンカンに熱せられる。
ガソリンは蒸発する。
そうなると気化した混合気はキャブ、インマニ、シリンダーの1〜2本 に滞留してるから次の始動時にはとんでもなく濃い混合気が入り込んでエンジンが始動できなくなる。
かかりが悪いと思ってアクセルぱかかぱ踏んだら加速ポンプから燃料が ぴゅー って送り込まれてかぶり決定。
だからエンジンルームの温度を早く下げるためにファンをまわす。
ってのが主な理由なんじゃないかとおもう。
でもなぜかエンジンを切ったらラジエターだけを冷やすと言う設計。
わけわからん。 ずっと考えたけど理由が見つからないんでもうしらん。
実は1600は何台か見てくるうちにいくつか種類があることに気がついた。
ファンスイッチがラジエターについてるやつもあるのよ。
たぶん昔のバッテリーじゃああがっちゃってクレームついたからラジエターに持ってきてラジエター分冷やしたらとまるようにしたんだろうね。
う〜んフランス人ぽい。
上で考えた理由はどちらも達成してない。^^;
あ、あくまでも想像です。・・・・・・。
ま、たぶん走ってる間はラジエターに走行風が当たるんで冷えるからファンスイッチなんかどこについてても平気なんだろうね。
走ってる最中はファンが回らないほうがいいし。
だから本来の理由を無視して早くファンがとまるようにラジエターにスイッチを持ってきちゃったんだろうというのが今のところの考え。
本当にこの問題を解決するためには
エンジン停止後にファンと一緒にウオーターポンプを電動で回してやればいいんじゃないかと考えてる。
現にルーテシアの16Vとか21T とか熱の厳しい車両はそうなってるもん。
やりたい人はやってあげる。^^
あとはターボタイマーつけるってのがありかもね。5分も回ればラジエターは冷えてるんだから。
温度対流が起きるんならそれはそれで一緒だし。
そんなわけで今回この車に施した策は
ファンスイッチを交換してONのタイミング(作動温度)をあげた。
よってOffの温度も上がった。
この車はオーバークールになるくらい冷却には余裕があるんで走行時にはまったく問題起きない。^^v
もう一個、すでに交換した閉弁温度の高いサーモで水温スイッチに行く温水を早めに閉じるという相乗効果
でエンジン停止後のファンの回り続ける時間を短くなるようにしてみた。
って簡単に書いたけどファンスイッチもやられちゃってて交換すんの大変だったのよ。
はあ。
ファンスイッチは景品交換所の窓の中にある。
サーモの直後。
パイプがかましてあってそこについてる。
そのパイプは誰かが後から作ったものみたいで、真鍮のパイプに鉄のネジ(ボス)をロウ付けしてあった。
だからファンスイッチがさび付いちゃって取れなかった。
まったくもう。
で、到底人力じゃ取れないんで軽く万力に加えながらまわしたんだけど全然だめ。
1m近くあるハンドルをボックスにつけてまわしてやっと緩んだ。 はあ。
おかげで
こんな形になっちゃったよ。
また仕事増えた。 しかもネジが鉄だからさびちゃって新しいセンサーが手じゃ最後まで回せない。
普通ならセンサーは真鍮でできてるから強引にまわしちゃってつけちゃうだろうけど、次はずすこと考えたらもう2度と取れなくなるでしょ?
だからタップ立て直したいじゃない?
でもこんなM22の1.5ピッチなんてタップあるわけないじゃない?
買ったら高いだろうな〜。
さがす。
うへへ あった。
昔やめちゃう加工屋さんにタップとダイスいらないのあったら頂戴って言って何本かもらったやつの中に偶然あった。
ラッキー。^^v
そしたら形を治してあげて って丸く戻すの簡単じゃないんだけど
なんとか丸くなった。
真鍮はたたくと簡単にのびちゃうんでたたけないのよ。
センサーも新しいのついてるでしょ?
このパイプもうひとつ問題があって長さが長すぎる。
だから配管が変に引っ張られちゃってた。
写真には取れないんだけどこの先につながるパイプのステーはみんな折れちゃってぶらーんとしてた。
あんまり精神衛生上よくないんだけど一応大きな干渉もないし、配管はずすの大事なんで今回は寸法を負担がかかりにくい程度に切り詰めておいてあげた。
センサー交換するのにこんなに手間なのかよ〜
てか景品交換所の窓開けるだけでこんなにつじつま合ってないところ見つかるからあけたくなくなっちゃうんだよな〜。
そう。これがA110です。
買うとききちんとした車選んでね。
自分で何々と何々と何々は交換して、何々は国産流用してあります。ってのは買ったら見直したほうがいいかもよ。^^;
うちが心配性なだけなのかもしれないけど。
本来の目的だったブレーキとサーモ交換(オーバークール)はとりあえず解決。
脱線して必要になった作業はオルタネーターのベルト交換とファンスイッチ
見つけたけど後に課題を残すことになったのはベルトラインとプーリーと冷却配管ステーの折れ。
目的以外の作業のほうが多い。 これが古い車なんだよね〜。
はあ。
まだ半分も終わってないや。
まだまだ作業は続く。
ここんとこの工場 2011年7月3日
なんだか知らないけどとにかくあれこれやってる。
ポルシェのミッションが届いた。 964用のG50ミッション。
これそのうちやるんだ。
大変だぞ〜 きっと。
306 S16 のラッシュアジャスターはもう半月も前に届いてて
エンジンオイルにつけてある。
よーく漬け込むと味がしみこんでおいしい。
かどうかは食べてみればわかるかも。
306のS16とクサラのVTSは同じエンジンなんだけど、ラッシュアジャスター仕様とシム仕様があるらしくって部品探しに大混乱。
シムタイプなんかにしたらシムだけで沢山の種類があるからそれあわせるのは至難の業。
しかも日本に在庫なくって。
そんなのあわせろっていわれたらタペット調整だけで1ヶ月はかかるぞ。 うはははは。
こないだまではタイミングベルトラッシュだった。
車検もすごい数が集中して。
今はリアエンジンラッシュ。
このところリアエンジンの車だけで工場が回ってる。
いったいどうなっているのやら。
べレットのOHVエンジンは横でバラけたままだし。
バルブが見つからなかった。
トヨタ2Tのバルブがまったく同一 と言っていいくらいサイズが一緒なんでそれを流用しようとしたんだけどだめ〜。
バルブの頭がもぐりこんじゃうからクリアランスが測れないしコッターが埋まりこんじゃう。
てかいまいち形状が合わないんで却下。
回した時に外れると目も当てられないことになる。
結局他の車のバルブで行くことに決定。
アルファロメオ156は12万キロ
ちょこちょこいろんなところを手をつけてる。
今日はタイヤ交換した。
こないだはサスペンションアームの交換。
ものすごい変化。
すご〜くよくなった。 足がしなやかに動く。
やっぱりブッシュは重要だな。
ブッシュやると大体は満足度高い。
ドライブシャフトブーツも切れてたから交換。
156のv6はインナーブーツが部品で設定なし。 意味わかんないし。
インナージョイント丸ごとの設定しかないからそんなもん高くって交換する気も起きない。
仕方がないので他の車から流用。
こういうところがお金かかるんでみんな車降りちゃうんだろうな。
かわいそうに。
ホンダのアコードはエアコンパネルが壊れる。
エアコンパネルはずすのにこんな騒ぎ。
当のエアコンパネルは
基盤焦げてる。・・・・・。
直せないや。
日産のクリッパーは路上で立ち往生。
見てみたらバッテリーが上がってる。
でもアイドリングで発電してる。 なんじゃこりゃ?
バッテリーは生きてて充電したら12V以上に回復。
発電系統は?
なんか変じゃね?
溝余ってますけど・・・・・。
ベルト交換。もともと3PKと言う3本Vのベルトがかかってたはず。
2PKのベルトになってる。^^;
一番奥にかかってるんで他のベルトも交換。
交換中に1PKが出てきた。 うはははは。
他のベルトもこんな感じ。
ヒビだらけだし。 どこが車検やったんだろこれ。
あれ〜? ひひひひ 内緒。
まあ、ああいうところがやってこの状態なら お金掛けるな 何もやるな って強く言ったんだろうな。
それで立ち往生じゃあ元も子もないよなあ。
運送屋さんみたいだし一日棒に振っちゃうよなあ。
こっちの運送屋さんは22万キロ。
クラッチジャダー。
半年前にクラッチ交換したのに。
チョンボやったかなーと思ったんだけど交換後3万キロ走ってる。^^;
前は北海道から九州まで走ってたんだけど最近は関東近辺が多いらしい。
クラッチ自体はぜんぜんへいきへいき〜。
なんでだ?
ん?
フライホイールだめだ。
内側だけしか当たってない。
フライホイール交換。
すげーな22万キロって。
他にも2台レッカーで運ばれてきた。
その辺のやつはまたそのうち。
あ、ほかのリアエンジン衆もそのうち。
なんでか?
1台数十行で終わるような内容じゃないからに決まってんでしょ!
あついねえ。
だれだ地球は氷河期に向かってるっていってるやつ。
がんばって温暖化してやる。
北極の氷 毎年最大記録更新中だって?
だれだ温暖化してるって言ってるやつは。
ま、確かに日本は温帯とは言いにくくなってきてる気がするけどね。
いつも夜になると雨が降る。
リゾートアイランド化してるかんじ?
東京湾方面にでかい防波堤沢山作ってくれちゃったから風が流れなくなってんだろうね。
多摩は津波は来ないと思うんだけど、ここは2個の川に挟まれた三角。
津波が川上ってきたらちょっと怖いかも。 まあ、堤防決壊はしないと思うけど。
でも断層あるしなあ。
昔 六本木の某大学の学会に出てたころいろんなこと教わったもんなあ。
お〜 こわこわ。
あのとき話題に上がってた技術のひとつで今ピラミッドがどんどん見つかってる。
まんざら嘘とも思えないからねえ。
帰って ビール飲んで ねよ。
縦サンクヘッドガスケット交換 2011年6月27日
ホースがパンパンになっちゃうサンクの修理やったときの話。
オーバーヒートこそしないもののサンクのらじえたーホースがパンパンになっちゃうんで修理。
まずこの車は前にエンジンを中古で積み替えた。
でもサンクのエンジンの中古だけあって下ろされたまんま相当長い期間放置されてたみたい。
なので冷却水がすぐさびで真っ赤になってた。
もともとついてたラジエターは一発で詰まっちゃってお釈迦。
まあ、もともと詰まってたんだけど。
で、仕方ないんでうちの生きのいい中古ラジエターをつけてあげて定期的に洗ってた。
だんだん水もきれいになってきたんだけどだんだんおかしくなってきた。
ラジエターホースがパンパンに。
ラジエターが詰まったかなあ なんて話してたんだけど、新品のラジエターも入荷してるんで入庫してもらった。
こないだエンジン積み替えたばっかりだったんでお金はかけたくない。
だからいろいろ調べていって考えに考えたんだけど、やっぱり圧縮が冷却系に入ってるしか考えられないだろう ってことになった。
その証拠をつかんでやろうとおもって圧縮抜けの典型的な症状を当てはめてみるんだけどなぜかその症状が出てこないんで判断に迷っちゃった。
リークテスターも反応しない。
もうこれ以上なんかやってても仕方ないんで腹を決めてヘッドをはぐってみることに腹を決めた。
はぐってみたら
うーん はっきりと自信持てないんだけどガスケットっぽいなあ。
ってかんじ。
サンクのエンジンはルノーのOHVブロックのふるーいやつだからスリーブタイプ。
一番やばいのはスリーブが腐食して穴開いちゃってるパターン。
もしこれだとスリーブ交換だからお金かかっちゃう。
積み替えたばっかなのに。
そしたら最悪の道たどることになる。
元のエンジンがオイル漏れで焼きつき。
メタルが回っちゃってシリンダーブロックがだめになった。
ブロック交換しなくちゃならなくなった。
このときの現実的な選択肢は2個。
手に入りやすいシュペールサンクのブロックでエンジン新造。
どうせ公認が必要になるから1400でもなんでもできるけどお金がかかる。
中古の同型エンジンに乗せ換え。
これだと乗せかえるだけだから安く済みそう。
乗せる前にタイミングチェーンは交換しておく。
後者のデメリットは中古エンジンの玉がほとんどなさそうなことと、あっても程度がわからないこと。
結局中古でお客さんが見つけてきたエンジンにそのまま乗せ変えた。
そしたら冷却系がさびっ錆びで、赤い水が出続けた。
ラジエターが詰まった。
なんども洗って出るものはとにかく出した。
仕方ないんでラジエターを生きのいいやつお貸し出ししてまた乗って洗って を繰り返した。
この辺でなんとなく負のスパイラスに迷い込んでる気がしてた。
最終的に水がきれいになったらラジエターを新品にすることにして乗ってもらったんだけど、ラジエターホースがパンパンになっちゃう。
症状は日に日に悪くなる気もした。
というわけで今回の作業。
もし今回スリーブがだめになってたらもうエンジン新造しかない。
まあ、同じ型式のブロックだから公認は必要ない。
でも結局お金がかかっちゃう。最悪のシナリオ
もともとブロックの交換が必要だったとはいえ
そんなのお客さんがかわいそうでとてもじゃないけど言えない。・・・・・。
そんなわけでお金をできるだけ掛けないという決意の元、また賭けでヘッドをはがしてみることにした。
実はこれを決意したときにまだプライベーターやってたころの経験がよみがえってたんだけどね。
あけてみたとこ ぱっと見はほんとにもれてたの?
って感じ。
ヘッドガスケットも う〜ん ここかなあ?
くらいなかんじ。
で、ヘッド計って見たらありゃ〜。
ヘッドが反ってる。
でもヘッド面研するとお金かかるぞ。
面研自体はたいしたことないんだけど、面研するにはバルブをはずしてついてるもん全部はずしてってなる。
この積み替えたエンジン自体は距離は少なそうなのわかってるんでまだバルブの密閉性は悪くない。
でもバルブ周りはずすと工賃かかっちゃうし、どうしてもバルブのすり合わせ、リップシール交換とかやりたいことたくさん出ちゃう。
通常エンジンOHで一番お金かかるのヘッドなんだよね。
だからケチケチ作戦決行中の今回はバルブに手をつけたくない。
そうでなくてもこんなのみっかっちゃったし。
やられたね。
プラグの穴 昔だれか壊しちゃってる。
だからヘリサートいれてごまかしてる。
しかも2気筒も。
これだってきちんと直すにはお金がかかる。
ヘリサート入れたときのこと考えるといろいろ心配になる。
最後に折る破片とかどうしたんだろ。・・・・・。
考えるといやなことばかり想像。
で、ヘッド面研はバルブはずさないと到底加工屋さんはやってくれない。
だから仕方なくうちで手で削った。ありえないだろ〜。
定番でずーっと。 従業員 腕パンパン。
もう果てしない作業。しかも邪道。
でも何とか平面が出た。
ヘリサートも びろーん とでた尻尾の部分をとってあげて
なんとかかっこついた。
あと心配なのは
スリーブの突き出し量。
スリーブはブロックよりすこーしだけ飛び出してなくっちゃいけない。
これが規定値の下限ぎりぎりかなあ。
いや、少し少ないかも。
水穴は苦労の甲斐あってだいぶきれい。
このまま組む。
結果は良好
ラジエターホースは ふにゃふにゃ。
ざまあみろ。ひひひひ
例によってマニホールドの面が出てなくってせっかく組んだのにエア吸ってた。
もう一回。
は〜あ。これはずすのも意外と手間かかるのよね。
やっぱキャピタルもののサンクはだめだ。
排ガスデバイスのせいであちこちだめが出る。
何か手をつけるとあちこちやられてる。
サンクがキャトルよりだめな理由はほとんどこの点に集約。
あとはキャトルより錆びるボディー。
これも大半は熱害が原因。そして手を入れたくなくなるエンジンルーム。
だから水漏れやらオイル漏れやらが放置されやすい。
冷却水の交換だってサボられちゃう。
キャトルが得意なお店でサンクも得意なんてのは聞いたことがない。
もうまったく別の車。まったく別の部分が壊れる。そしてキャトルの消耗する部分はサンクでもすべて消耗する。
まあ、でもなんとか無事オーナーの下へ戻っていきました。
今回の作業はなんか自分の満足度が低いし、気分の乗らない作業だったんで写真とか取る気も起きなかった。
なんといってもオーナーの満足が得られるのかと考えると気が進まない作業だった。
プライベーターやってたころの経験ってほとんどが素人作業で今から思えば恥ずかしいことたくさんやってた。
だからいつもそのころのこととか否定してる。あのころの俺が車壊してた。
そういうことされた車が今うちにきて あちゃ〜 こんなことやっちゃってる っていつも思う車なんだよな。
あのころの私がいまうちの工場にきたら だめだよ〜こんなんじゃ って間違いなくいうもん。 うはははは。
でも否定してたあのころの経験が今回は役に立った。
長期でおきっぱなしになってたエンジンをそのまま積むとヘッドガスケットが抜ける。
うそみたいだけどあるんだよな〜。
むかし解体屋で買ってきた4AGのせて走りにいくとヘッドガスケット抜けてたんだよな〜。
なんでだろって言ってた。
う〜ん なんでだろ。
いまならなんとなく想像つくけどなあ。
しかもサンクは冷却系のつくりおかしいし余計だなあ。
さあ、次、次!
A110とR8が何台もまってるぞん。
夏はエアコン冬は って 夏だし・・ 2011年6月22日
これだけ更新あくと何もいえない。
こっそり再開する。
なんかこないだのやつみたら雪が降ってる。
でも、もう暑い。
暑くなり始めると増えるのはエアコン。
BMWの E30エアコン修理。
これだけ古いとエアコンの故障も一箇所じゃすまない。
エバポレーターの漏れを発見。
エバポレーターを部品取り車から交換。
E30は大好きな車だから部品取り車持ってた。
エアコンガス入れてみたらコンプレッサーも怪しい。
交換交換。 部品取り車があるうちに交換。
エアコン修理終わりました。
さてBMWの古いやつに多いんだけど、マフラーの音がだんだんでかくなってくる。
ノーマルマフラーでも20年くらいたつとスポーツマフラーみたいな音になる。
理由は調べたことがないんだけどなぜかみんななる。
新品に交換するとものすごーく静かになって拍子抜けする。
てか、そのナチュラルスポーツマフラー音が好きな人はがっかりしちゃう。
じゃあ交換しようとおもってスポーツマフラーを探しても、あれだけあった社外マフラーはまったくなくなっちゃってるかとんでもなく高くなってる。
あってもM3用とかしかない。
だから古いBMWの音はむずかしい。
音のでかくなったマフラーが使えなくなって、マフラーを交換しなくちゃいけなくなった場合は
音が静かなノーマル、もしくはそのOEMのタイプ
スポーツマフラー
しかない。
あとはそこらに転がってる走り屋用の太鼓をつけるしかないんだけど、BMWはデュアルマフラーが多いから流用だと取り付け工賃があがっちゃう。
だから結局ノーマルタイプにリプレイスするのが一番リーズナブルなんだけど、ノーマルも溶接で交換だったりするんだよね〜。
てなわけでBMWの古いやつはお客さんにこれがいいよってお勧めしにくい。
えらんでもらうしかない。
今回のこいつはいい感じの音だったんだけどある日ものすごく音がでかくなったというはなし。
あちゃ〜 一本落としてきちゃってる。
このパイプがあるのとないのとじゃあ音量はまるっきり違う。
これ後ろ走ってた人驚いたろうな。
その後ろの人は一本野糞だと思ったろうな。・・・・・・。
マフラー交換は6万位しちゃうし、スポーツマフラーはステンレスとかで10万以上するし、どうしたもんかねえ。
太鼓が生きてるから一番安く済ませる方法はパイプをつける。
だなあ。
でもこのパイプ伸びたS型になってるから作るのむずかしいし。
まずゴミ箱と呼ばれる宝箱にあさりにいくとこないだ交換したばっかのセフィーロのマフラーが捨ててあった。
(捨ててあったのかよ!)
これを拾ってきて(拾ってかよ!)
曲がりのよさそうなところを切ってみる。
この2ピースをあてがいながらいい感じの形になるようにイメージをつかむ。
とかやってたらもう一本が折れた。 うはははは。
2本つくんのかよ〜。 ・・・・・・・・。
まあ、だいたい1本目はイメージつかめてたから何とかなるかな。
こんなかんじになるはず。
いけそじゃない?
もう一本つくった。
川。
溶接してやって完成〜。
出口しか見えないから特に何も処理しない。
出口の面さえあってればどんな経路でどんな形でもわからない。だから面あわせだけに集中してつける。
ちょっとパイプが太かった。
出口径4mmアップ! (当社比 大体。)
しかも少しカチ上げ気味。^^;
ほらわかんないでしょ?
意外とかっこいいし。
地震お見舞い 2011年3月12日
このたび発生しました地震に起きまして各地で甚大なる被害が発生しました。
各地で被災されました方々へ心よりお見舞い申し上げます。
また皆様の御無事を確認する術もございませんが、皆様が御無事で有られますようお祈りいたします。
今後もまだ余震、二次災害など予想されます。どうか十分に御注意ください。
府中レーシングベース 社員一同
なお当社におきまして昨晩の余震等ありましたが被害は無く業務に支障は有りませんことを申し添えます。
現在でもまだ電話が通じにくくなっているようです。
Emailに関しては問題なく機能しているようです。
地震速報 2011年3月11日
本日大きいな地震がありました。
当社は工場、駐車場、倉庫とも被害ありませんでした。
お預かりしている車両もすべて無事です。
地震後すぐに作業再開できるほどで閉店時間の午後7時まで作業可能でした。
お電話いただきました皆様 御心配おかけいたしました。
金丸
夏はエアコン冬は・・・・・・・ 2011年2月19日
そういえばこないだお台場でクラシックカーのイベントがありました。
私が自分の車を動かすときは雨と決まってます。イベントに引っ張り出して車が濡れなかったときはない。
関東は何十日も雨が降らない異常乾燥注意報。
さすがに雨はないだろう。
うははは。
みたかわが神通力。
かんばつ地域への雨乞いのご依頼承っております。^^ うそ。
そういえば前日窓拭いてるとき雪がチラッと舞ったんだよな。・・・・・。
このときは積もるほどの雪ではなくただ舞っただけ。で、其の後2月半ばにして関東も雪の予報が。
テレビやラジオでは積もるとか大騒ぎ。
またまたうそだろ なんて思ってたら 降るには降ったけど雪が積もるほどではなかった。
だろ〜 うそつき。
な〜んておもってたら其の2日後まもなく閉店な時間になって。
うが〜 ふってる。
てかこんなに降るって言ってないから完全ノーマーク。
降りすぎだろ。
帰りはFR車で、しかも橋渡って帰る。
うあ〜 ノーマルタイヤ、リア山少ない。・・・・・・・。
おそるおそる帰りました。
毎年夏はエアコン修理で暑い思いをするんだけど今年の冬はヒーターコアばっかり。
A110とR8 あわせて3台。
ラジエターやさんにおんなじヒーターコアばっかり持ち込む。
またこれか? って何度も言われたよん。
一応このタイプは1個いつでも交換できるようにリンク品をストックしてるんで必要な方はお問い合わせ下さい。
基本的にA110とR8は同じものを使っています。
A110は助手席足元の上 ダッシュボードの中にぶら下がってるから作業するときは姿勢がきつい。
R8はダッシュボード下半分はずさなきゃいけないんで面倒。
まあ、かんたんな作業じゃないし面倒。 しかも大概ホースはだめになってるし、ヒーターコックも大概漏れた跡がある。
なのでヒーターコックもリビルトしてやる。
リビルト後。
リビルトって言ってもきれいに掃除して中のOリング交換するだけだから猿でもできるんだけど、このOリングが曲者で確か内径が12くらいで線径が3mmくらいある太いやつなの。
なのでそこらで売ってないのよね。
で、ちょっと太くても細くても具合が悪い。
よくあるのが細いOリングを使って組んであるんだけどこれは大体もれるのよね。
なんか手に入りにくい部品なんで分解するときに壊さないでね。
真鍮でできてるから簡単に壊れるよ。
で、306はこないだヒーターコア交換したでしょ?
ダッシュボードはずすから大騒ぎ。
505もやったね。
あとはBMW。
これは幸いヒーターコアの交換まではいたらず。
でもヒーターコアとエンジンルームをつなぐパイプが折れた。
プラスチックでできてる。
さすがに古くなるとプラスチックは落雁みたいにボロッと折れる。
ろくな写真ないね。
ヒーターコアのとどめはチェロキー。
これは気がついたらヒーターが効かなくなってたんだって。
とにかく冷却水の量が少ないからまず冷却系を点検する。
リザーブタンクが空っぽ。ラジエターには1リットル入った。
漏れがないか。冷却水の色は?。
漏れらしきものは見つからない。
おかしいな。 ウオーターポンプのパッキンがちょっと怪しいんだけどもれてはいない。
とりあえず全部の水を入れ替えてみる。
水は茶色。
錆が相当発生してるっぽい。
冷却系を洗ってとりあえず負圧をかけてみる。
そしたら優秀で漏れはない。
なんだこりゃ。・・・・・。
LLCを吸い込ませてヒーターかけてみるとやっぱり冷たい。
温風と冷風の切り替えはフラップだからコックの点検はないとして、ネットで調べるとそこらじゅうでみんなヒーターコア交換してるじゃない。・・・。
しかもダッシュボード脱着だって書いてある。
うが〜 俺ダッシュボードはずすの嫌い。・・・・・・・。
ヒーターコアに行くホースは2本とも温まらない。
水が流れてない。
ヒーターコアからエンジンに戻るホースをはずしてみるとまったく水が出てこない。
え? エンジンかかってますけど。・・・・・・。
どうやらヒーターコアが詰まってるようです。
他所のホームページもみんなヒーターコアつまりで交換してる。
あ〜あ。 お客さんお金払えないだろうなあ。
仕方ないんでヒーターコアを洗ってみる。
水道直結。
最初はホースつないどいて水道ひねってみた。
そしたらホース外れて回りに水が飛び散った。
周りの人みんなびしょびしょ。 うははははは。 よけろよ。
俺かからなかった。 ^^v
ホース押えとくから蛇口ひねってくれる?
ってひねってもらったら ヒーターホースが膨らむ。
怖! 怖!
ひねりすぎ! 容赦ないな。 水かかったから。
そしたらバフ! という音とともに水が出てきた。
汚い水 物凄い。
上流と下流を何度も繰り返して何回も洗った。
だいぶ普通に流れるようになったし、出てくる水もきれいになってきた。
抜いた水を何回かすてて、桶にたまってたものは。
さび。
コップ半分くらいでたな。
しかも恐ろしいことにヒーターコアは多分アルミでできてる。
てことはこの錆びはエンジンブロックから出た錆び。
この錆びは冷却系等の一番高いところにあるヒーターコアにこれだけ詰まってたんだから、エンジンブロックの中とラジエターの中は見るもおぞましき状態になってるんだろうね。。
こういう車は、水が減るけど足しとけば平気 てな考えで乗られてきた感じのが多い。
そういうオーナーだとこういう箇所がほかにもいっぱいある。
だから治し始めちゃうと車の値段超えちゃうような状態になってるのが定石。
不具合が顕在化して初めて故障箇所がとんでもない箇所、それも数箇所にわたって ってことになってる。
とてもじゃないけど予算が追いつかなくて治らなくなる。
とりあえずヒーター配管をつないで冷却水を足す。
お〜 あったまるじゃない。
とりあえず症状は治った。
でも原因は何も治ってない。
また詰まると思うよ って言って返すしかない。・・・・・・・・。
チェロキーは多分ヒーター配管がエンジンの上を通ってるんでウオーターポンプの中のエアが一番最初にヒーターの方に行きやすいみたい。
はじめのうちはまたエンジンに戻って来るんだろうけど、冷却水が減ってくるとエアはずーっとヒーターコアの中にたまるんだろうね。
だからチェロキーはヒーターコアが詰まりやすい。
それでそこらじゅうでヒーターコアの交換やってるんだろうな。
そういえばラジエターのドレンコックまったく動かなかったもんな。・・・・。
水は必ず交換しないと。
まさに身から出た錆び。 お財布傷む。・・・・・。
あとはリモコンキーが効かなくなった。
開けて電池交換しようとしたら何かが落ちたって。
仕方ないから開けてみたらスイッチがポロ!。
うはははは。
スイッチが基盤から外れてる。
こりゃ無理だろ。・・・・・・。
半田付けしてみた。
他にもケースのボタンはバラバラになっちゃうし、コリャどうしたものかななんて思いながら電池を入れて試そうとしたら。
あんたこれ(+)側の電極ないじゃない?
こりゃ動くとか動かないの以前の問題でしょ。
仕方ないんで宝箱という名のがらくた置き場をあさってこんなの拾ってくる。
t=0.3mmくらいのステンレス板のきれっぱし。
これを厳密な目見当で切ってなんとなくこんな形かなって厳密に曲げる。
このくらいの厚さが有ると適度なバネ力と適度な加工性でこういうところには何とか使える。
こんなかんじ。
で、組んでみて電池の接触とか確認してテスト。
お~光るじゃない。
このリモコンは赤外線式。
インジケーターがついてるからとりあえず電気が流れてボタンのON OFF が正常に働いてるのが解る。
さっき適当に半田付けしたスイッチも動いてる。
インジケーターがないやつは赤外線が出てても見えないんで治ったか治ってないか解らない。
そういうときは赤外線を肩に当ててみて肩こりが治れば赤外線が出てる。
でも肩こりが治る前に電池がなくなっちゃうんで現実的じゃない。 うはははは。
肩こりも治らない。
赤外線が出てるかどうか見るにはコタツの中に入れて・・・・・・・。
赤外線が出てるかどうか見るのは簡単で携帯電話のカメラで光が出てるかどうか見れる。
携帯のカメラは赤外線を可視化してくれるんで画面を通してみればすぐわかるよ。
あ、光を直視すると眼精疲労が直る。 うそ。
テストは上場。
よかったね治って。
工場は毎日寒いです。
今年ももう2ヶ月終わろうとしてる。 早いな〜。
あ〜そうそう。
A110やR8のヒーターコアはリビルト品のストックを1個在庫してます。
で、R8のラジエターも1個リビルト品を在庫するようにしてます。
どちらもバラしたままラジエター屋さんに修理出すの面倒くさいでしょ。
必要なときは部品だけでも出しますんで御相談下さい。
基本的にはA110の1300系も同じです。
R8の前期はラジエターのホースが細いんでつかえません。
のはず。
縦サンクの修理 2011年1月31日
ぴんぼけ。
キャトルはほとんど収束。
どうやらベルトのすべりは解決できたっぽい。
これはまた改めてお知らせするねん。
サンクが4台。あわせて12く。 ???
日本にある縦サンクがなぜ生き残れないか。
それは排気ガス規制の所為。
親身に悪いところを見つけないメカニックの所為。
そして歴代のオーナーの所為。
まあ、これみたらだ〜れも真剣に修理しようなんて思わないよね。
縦サンクの修理、 これは本当に大変なのよ。
配管の悪夢。 そしてあふれ出す臓物。
一体なにが何をしているのかわからない。
だからメカニックに取って よーしなおしてやるぞ なんて気が起こらないエンジンルームなのよね。
このサンクは御紹介で入庫。
エンジン不調、止まる、アイドリングしない とかなんかそんな症状だった。
入庫時は無理やりアイドリング上げて何とか走ってきたらしい。
上の写真はどでかいエアクリーナーはすしてある写真だからまだすっきりしてる。
でもこんなにぐちゃぐちゃ。
とにかくまず普通に戻してあげなくっちゃ修理が始まらない。
ってんであちこち点検する。
そしたら故障の巣窟。
縦サンクの日本仕様は当時キャピタル企業がデリバリーしてた。
多分アメリカ仕様に近いタイプで、其の証拠に左ハンドルでカリフォルニア排ガス対策とほぼ同じ。
日本じゃ必要のないサイドの反射板。初期ものは丸目のヘッドライト。
クーラーつきはMade in USAのBEHR かなんかついてる。
コンプレッサーは日本製だったりして。
当時の欧州には排気ガス規制自体が無いからあとからとんでもないことしてる。
エアポンプといってシリンダーヘッドのエキゾーズトポートにパイプでエアを送り込んでる。
未燃焼の成分を残したまま排気されてくるガスに空気を送り込んで再燃焼させるシステム。
|
矢印がエアポンプと其の吸気フィルタ。
ごちゃごちゃしてて其の全貌すら見えない。 |
だから本来熱の発生しないはずのエキマニやら排気管の中、で再燃焼の熱が発生する。
エンジンルームはとんでもなく高温になる。
一番高温になるのは触媒で、縦サンクのインナーフェンダーは触るとヤケドする。
左フロントフェンダーの中に触媒がついてるからなのね。
その辺の熱害はいたるところに被害を及ぼす。
結果錆やら故障やらの原因になって生き残れない というプロセスをたどる。
この車も良くぞがんばって生き残ってきた。
ここで今のオーナーががんばれば長生きさせて上げられる。
まず手がけたのはホースの全交換。
バキュームホースを一本ずつ交換していく。
同時になにがどうついてるのか、どこになにがついているのかを考えていく。
意外と大変だよ。 触ると折れちゃうようなゴムホースだらけで、刺さってる部分は硬化&固着。
とにかく損なのと悪戦苦闘しながら手当たり次第に交換。
其の中から1本の太いホースがバックリ折れているのを発見。
このホース折れがエンジン不調の主原因。
ここからエアを吸い込んで燃料が飛んでも無く薄くなってた。
それをあとからキャブ調とか称して燃料濃くしたりアイドリング上げたりでどうにかした感じみたい。
きっと調整が効いてたころはこのホースここまでバックリ イってなかったんだろうな。
他にも負圧配管のホース折れ数箇所。
良くここまでなって動いていたよこいつも。
ごちゃごちゃで写真取れない。
ここで不思議なことに気がついた。
この車他の縦サンクと違う。
|
ダッシュボード。
クーラーのパネルもまるっきり違う。 |
年式を見ると’84年式。
なんんじゃこりゃ。
タダでさえ無理やりだった排ガスシステムがあちこち設計変更されてる。
モデル末期になってるはずなのに。
こりゃアメリカで相当燃えたな。・・・・・・・・。
だから仕方なく設計変更。
エアポンプのパイプはエキマニ直前に入ってたのが逆側から入ってる。
多分Exポートに突き出すエアノズルが太すぎて排気効率が上がらなくてオーバーヒート。
ノズルにカーボンが堆積してうまく排ガス浄化できない。
EXバルブ直近にエアを噴くことでバルブの熱で再燃焼の促進。
できるだけヘッド内での燃焼ですませて冷却水での冷却を狙ったんだろうな。
そんなわけでコストダウンとシステムの整理がはいってて余計にシステムの耐久性が落ちてる感がある。
これが各ポートにエアポンプからの空気を送るバルブ。
部品自体が変更されてて且つ肉うすのパイプになってる。
4本の細いパイプ。
それに穴が開いてる。
このパイプの先にはエキゾーストポートが。・・・・・・。
そう。ここから排気ガスは出たり入ったりしてた。
こわ。
たぶん条件によってはここから火がちろちろ見えてただろうな。
未燃焼ガスと酸素がこの穴でぶつかるんだから。
この穴何個もあったんだけどとりあえず酸素溶接で埋めてやった。
将来的にはもっと根本的な対策考えてあげないとな。
がんばれオーナー。
ポートに刺さるパイプも位置が変更になってた。
で、このパイプが止まりきれないでぐらぐら 排気漏れ。
写真ない。
そんなところひとつずつ根気良く治してあげる。
一個ずつ直していく。
いままで長い間かけて一個ずつ壊れてきた。
パイプの穴が不正燃焼を起こし、其の熱がパイプのカシメを変形させ、パイプがぐらぐらになって。
そこかしこからもれた高温のガスが吸気系のホースを劣化させ結果的に今回のエンジン不調として顕在化した。
他のところにも何箇所もの被害が。
だから故障の主原因はホースの折れによるエア吸い込みだったんだけど、其のもっと上流のもっと昔に壊れ始めたところから治してあげないと古い車は治らない。
そして誰かがその場しのぎでやった対策を元に戻してあげなきゃならない。
そしたら車は元の状態に戻る。
車物凄く調子よくなったよ。
でも今までの不調の積み重ねで触媒の中身が遊んじゃうようになってた。
触媒の中身がアイドリングでカラカラと音を立ててる。
幸い排気ガスを測ったら規定値よりもだいぶ低かったんでまあ、機能はしてるみたい。
古いからこんなもんでしょ?
そんな訳無いじゃない。 うははは。
それをいうなら こわれてるからこんなもんでしょ? が正解。
エアポンプの技術いまではもうあんまり使われなくなってきた。
そう日本にいたらほとんどお目にかからない技術。
そりゃメカニックだって治せっこないよ。 だって知らないもん。
いまだにEGRと勘違いしてる人がいるくらい。
ましてやエアポンプの初期の試行錯誤中のメカ。
過渡期の技術で使い物にならなかったシステム。
今使ってるやつもこんな使い方してないよ。
危険なの解ってたからメーカーも2重3重の安全設計を付け加えるから余計に煩雑になって、点検しきれなくなる。
むりむり〜 ってかんじ。
ま、今回はなんとかしのいだ。
ほんとなら根本的に改善が必要なんだけどねえ。
ふるいからこんなもん しりーずで この車シフトレバーがとんでもなくぐらぐらだった。
お前は大型バスかって言うくらい。
例によってシフトロッドのボールジョイントブッシュの問題なんだけど、この車は今までのサンクと違う方式だった。
サンクアルピーヌに近い。
で、このボールジョイント。
中身のブッシュが空っぽ。
たまたま向け落ちない設計だけど、なんかの拍子にシフトできなくなってもおかしくない。
でもこの部品、パーツリスト見るとロッドアッシーなんだよね。
当然生産終了。 は〜あ。
Fバンパーうらからシフトレバーまでの一本の棒だよ?
フランス人って樹脂は永遠とか思ってるのかな。・・・・・。
しかもこれ誰かが一回溶接して直してある。
だから微妙に違う部品みたい。
しかたないんでいつもの部品で治す。
日産の部品。さすがグループ企業。
ちゃんと使える部品作ってくれてる。 ってそんな訳無いか。 うはははは。
この頭のボールジョイント部分を切り飛ばして代わりにしてあげる。
残念なことにネジ径が日産の方がちょっと太い。
完成品はこちら。
お〜 いいね。 さすが親子会社。
ぴったしじゃん?
そしたらシフトレバー側のブッシュ。
これは上で作ったボールジョイントががたがたなのに無理にシフトしてたからシフトレバー側のブッシュを壊したって言う影響故障。
ね、不具合ほっとくとだめになるんだって。
このブッシュは探しまくった結果偶然発見。 もう手に入らないかもしれないぞ。
このブッシュ薄すぎるから旋盤じゃあ到底作ることができない。
でも自己潤滑できる樹脂でできてなければいけない。
あってよかった〜。
もしこの車このままほおって置いたら今度はシフトレバーの方をかじり始めてたろうな。
そしたらシフトレバーはずして大修理になってた。
ぎりぎりセーフ。
オーナーにシフトレバーのぐらぐら治すか電話で聞いたときにあんまり乗り気じゃなかったんだけど、納車のときにびっくりしてた。
そう。 元の状態はかっちりしてたんです。
これは’83年以前のサンクと比べてぐらぐらになる箇所が無いからなんです。
だからこのタイプのロッドを使ってる場合はぐにゃぐにゃなのは故障のお知らせなんですね。
この車もあと2~3回しっかりと見直ししてあげれば信頼性が高くなるでしょう。
正直言ってこのオーナーさんとは初めてで、何もバックグラウンドを知らない状況でお会いした。
納車のときにこの車で長距離いけますか? ってきかれた。
え? 長距離行ったことないの?!・・・・・・・。
まあ、そりゃそうだよなあ。 このくるまじゃあ怖かったろうな。
がんばればどこまででもいけます。 治しましょうね。
あ、そうそう。 もう一箇所直したな。
おもしろいことにこの車。 水温が上がってラジエターファンが回るとクーラーもONになっちゃう。
こりゃ冬はエアコン凍ってただろうな。・・・・・・・。
そして試乗の時には乗ってらんないくらいさむかった。
ヒーターのファン回らないんだもん。
もう凍死するよ。^^;
とにかくなおしたよん。
車燃えなくってよかったね。
燃える燃える って良く書いてるけど本当に燃える。
縦サンクは昔は本当にちょくちょく燃えた。
ちなみに現代において車は1年に8000台位燃えています。
日本国内で1日に起きる車両火災は21.9台。
ここんとこ乾燥してるからあっという間だよ。
気をつけてね。
コンテッサの整備 2011年1月17日
工場でのある日の会話。
私:サッカーって試合終わった後ユニホームの交換してるよね? あれってもらったその後どうするんだろう。
どんどんたまっちゃうよね。?
従1:選手によっては憧れの選手とかのところに走っていって交換してもらったりしてるからうれしくてとってあるんじゃないですか?
私:じゃあまったく名前もしらないし言葉も通じないような国の選手だったら特に欲しくなかったりするよね。
従1:そうですね〜 まあでもとってあるんじゃないですか?
それを途中から話に入ってきた女性従業員が
従2: え? 何の話ですか? ボクシング?
従1&私: それありえないだろ〜!
ボクシングのユニホームって1枚だけだろ? しかもリングで脱いじゃっていいわけないだろ〜。
しかもそれ履くの? (・・;)
うははは。 よくこういう 素っ頓狂なこと真顔で言う女性です。・・・・・・^^;
さて、まずは日野コンテッサ。
コンテッサには2モデルあって、1代目はコンテッサ900。2代目が1300。
1300には2ボディー セダンとクーペ があって、クーペーはセダンよりスポーティーなSUツインキャブが載ってる。
SUキャブはとってもいいキャブ。
スポーツキャブとしても十分な性能を持ってるのに、ほとんどメンテフリー。
構造がシンプルなんで壊れないし最高。
トータルの部分で考えるとある意味ウエーバーやソレックスなんかより凄く良いキャブ。
その代わり いじりマニア な人にとってはいじるとこが何もないからきっと物足りない。
いじるところなにもないから基本的なメンテだけしておけばセッティングもほぼ不要。
だから大好き。
それでいて下から上まで調子よくて、やれジェットとかセッティングとかいらないんだからこのキャブがなくなったのはとっても残念。
一番最近まで良く使ってたのはミニだよね。
このキャブがなくなった理由は排ガス規制に通ることができなくなったから。
日本のミニ1000は最後までSUだったけどあれが日本の排気ガス規制にとおってたのは単に凄い人がいて通すことができてたからなんだよね。
他の国ではそこまで真面目に取り組む人がいなかったから通せなかったみたい。^^;
さてそのSUキャブなんだけど、ほんといじるところ無くって調整もほぼ不要だったから逆に今になって寿命が来始めた。
だからきちんと分解して悪くなったところを治してあげる。
これがかっちょ良いツインチョーク系のキャブだったら今まで何回オーバーホールしなきゃいけなかったんだろう。
SUキャブ。 ある意味究極のキャブレターです。
この車車検から帰ってきたら調子悪くて だましだまし 走ってたんだけどいよいよ調子が悪くなってきたとのこと。
みるとエンジンなんかなにがもれてるんだかわからないくらい真っ黒。
こりゃ相当長い間手がかけられてないな。
間違いなくエンジンオイルとガソリンと水全部が漏れて混ざった汚れ。
車検でガス絞っちゃうといろんなところの具合が変わっちゃうんでうまく行かなくなっちゃう。
元に戻らなくなっちゃうんだよね。
おまけにフロート交換までしたもんだからなにが悪いんだか解らなくなっちゃったってとこみたい。
サージタンクの中は吹き返しの後がくっきり。
まずはフロートを交換する。
にっちもさっちも行かなくなったらしくて昔の真鍮製に戻してあった。
写真が無いんだけどノーマルは真鍮製。
今手に入るのは樹脂製なんだけど、日本ではSUキャブは日立が作ってた。
日立のSUキャブは日産も三菱もいすゞもみ〜んな使ってた。
いまだに日産はSUキャブの部品が結構出るから日産から取り寄せる。
で、その樹脂製のフロートは車種さえ間違えなければコンテッサとどんぴしゃのものが来る。
寸法も重量もまったく同じ。
で、これを交換するんだけどさすがに何十年も走ってきてるんでフロートレベルなんて狂ってるに決まってる。
だからフロートレベルを規定値にあわせてあげる。
しかもフロートチャンバーパッキンはノーマルと違うものだから厚さは微妙に違うはず。
なのでそういう部分も考慮に入れて交換してあげる。
その後に問題になるのはサクションピストン。
サクションピストンはSU独特のモスク型みたいなやつの中に入ってる。
サクションピストンの先にはニードルがついててこのニードルのテーパーがガソリンの量を変化させてる。
だからこのニードルは凄く微妙。これがこのキャブのすべて。
エアジェット、エマルジョンチューブ、メインジェット、とにかくそういう仕事はすべてこいつがやってる。
通常は触らない。触らぬ神に祟りなし
そしたらサクションピストンの下側。
ここは吸気が通るところ。
ここに1mm弱の樹脂のピンが突き出てる。
このピンが40年以上の使用に負けてつぶれてきちゃうのよ。
この1mm弱って言うのが重要。
実際はこの1mm弱はピストンがデフォルトで持ち上がってることでわずかにガソリンを供給できるようにするための隙間。
このピンがつぶれるとピストンは下がっちゃって隙間が無くなる。
そうなるとアイドリング時の燃料が足りなくなるんで今度はニードルの受け側のジェットの位置を下げて調整する。
薄くなってるんだから濃くするよね。
そうなると今度はアクセル開け始めたときに全域で濃くなっちゃう。
はじめのうちはわずかなズレだったのが日々人間が濃くしていくことでいつの間にかとんでもなく濃くなっちゃってるという寸法。
これが長期にわたって、しかもめったに乗らないし だもんでいつの間にかおかしくなっていくってちょっと厄介。
だもんでこのスペーサーピンを新しく作って打ち変えてあげる。
使うのは5mmくらいのナイロン棒。
これを古いピンを抜いて新しいのにしてあげる。
作業は結構細心。
とか言いつつ手持ちでハンドドリル。^^;
上手に加工できるとある程度の深さまで彫ったときにドリルの刃先にくっついて抜けてくる。
釣りえさの きじ みたいなのが抜けた。
ここにさっきのナイロン棒を厳密な目見当で大体長さ5mmにきったやつを入れる。
穴の径も多分5mmぴったり位。
ここに5φの棒だとすかすか。
だもんでこの棒をプレスでつぶして少し太くしてあげる。
それを Love注入じゃなくて圧入 してあげる。^^
で、出ヅラを0.7~0.8mmに削ってあげておしまい。
これが完成形。
そしたら組み付けてデフォルトのクリアランスを測ってあげる。
当然0.7~0.8mmくらいになるはずなんだけど。
で、完成〜。 右の写真は1個できたとこ。
もっときれいにしてあげようと思ったんだけどとりあえずガソリンのフィードパイプをさび落として色塗ってあげた。
キャブははずした部品を磨いてあげただけ。
そしたら今度は長い年月かけて誰かがデフォルトが変わっちゃったのにごまかし続けてセッテイングされてきた設定を元に戻す。
うまく行ってればほぼノーマルの設定まで戻せるはず。
この設定=セッティングはキャブだけでなく点火時期とかまでいじられてるはずだからそういうところまでトータルで見てあげる。
この車はタペットがつまり気味で、点火時期はありえないほど遅かった。
点火時期BTDC1くらいだった。遅すぎる。
排気ガス通せなかったんだろうね。^^
今回は原因を治した。
だから今までそうやって誰かがつじつまあわせしてきた部分を元に戻してあげる。
そうすることで車は調子よくなる。調子よくなるってのは元の状態に戻るってこと。
へへへ。結果は良好。 意外と車の修理できる。 いえい。
今回はキャブレターをオーバーホールしたわけでもリビルトしたわけでもない。
だから問題点はまだ残ってるんだけど、キャブのなかのいくつかあるうちの一番根本の部分を治した。
この人が継続してこつこつと整備してくれれば車はどんどん元の状態に戻る。
もう1個見過ごせないことが。
マフラーの排気漏れ。
これはあとから作ったマフラーがついてる。
もう穴がすでに何個も開いてる。
塞げるところだけでもいいからとにかくふさいどかないと物凄いスピードでこの後ダメになる。
だから腫れ物に触るようにそーっとふさげるところだけ塞いだ。
次はブレーキ。
うちに来るときにブレーキが引きずったんだって。
そのまま走ってきちゃったらあるところで急に元に戻ったって。^^;
機械が自然に治癒するわけは無いので点検したら。
もれてにじんでるしピストンは頑として動かない。
仕方ないんでオーバーホール。
見てのとおりルノー系とそっくりなキャリパー。
これをA110に使うと強化ブレーキになるんだけど、このキャリパーはA110より貴重品。
なのでこれを治す。
オイルシールは仕方が無いんでこないだ製作したから部品は何とかなる。
ブレーキローターは交換しないともう無理。
部品は無いから今回はそのまま使う。
さーて引きずったまま走ってきたパッドはどうなったかというと。
偏磨耗著しい上に焼けまくり。
摩擦材はポロポロした感じで落とすと音はびびったおと。
普通のパッドは硬いから落とすと高い音がする。これは鈍い音。
もうパッドとしての仕事はまったくできない。
右の写真見ると摩擦材は完全に熱に負けてクラックが入ってる。
どうせローター交換しないといけないからA110用の中古のパッドを入れといた。^^;
さーて試乗、試乗。
走るとアクセルのオンオフで ごいん。 という音がする。
なんだかでかいものが響いてる。
なんだろう気分悪いな。
言われて無いけど尋常じゃなさそうな問題に発展しそうな気がするから見ておく。
相当あちこちみた。
!!!!? あれ?
ドライブシャフトがハブと別で動いてる。 左の後ろ。
なんだこれ? こんなの見たこと無いぞ。・・・・・・・。
お〜い ばらして点検して。〜。
ばらしていく途中で見てたら何かがおかしい。・・・・・・・。
これは比較のために後から取った写真なんだけど
テーパーカラー。この部品についてる痕がおかしい。
左が現車で右が正常。
左はへこんでる。 へこんでるというよりは円周上に削れて減ってる。
ここは回転方向に力が入っちゃいけない。入るわけがない。
ここが減ってるということはドライブシャフトとハブが別に動いていたことを証明してる。
つづけて分解していく。
そしたら、ハブのスプラインが減ってる。
なんじゃこれ。 こんなの見たこと無いぞ。
こんな針みたいなスプラインじゃないよなあ。
仕方ないうちの虎の子の部品出してくるか。・・・・・。
比べてみたらこんなだよ。
こりゃダメだ。
仕方ない 自分用のストック分けてあげるかあ。・・・・・。
あ〜あ 改造して使おうと思ってたのに。・・・・・。
ではめてみた。
まてよ ドライブシャフト平気かなあ。
と思ってみてみたら うが〜 ドライブシャフトも減ってるんじゃない?
ガタガタだぞ。 仕方ないドライブシャフトも使うかあ。 (T T)
ドライブシャフトもはずしてハブベアリング新品にして、現車のドライブシャフトはずして、組んであげた。
完成〜。
たぶんこのハブナットの締め付けが悪い状態で長い間走ってテーパーカラーが磨耗。
気がつかない誰かが増し締めして締まったつもりでいたんだろうけど実際には磨耗している分締まりきれてなかった。
だからハブとドライブシャフトのスプラインがすこ〜しずつ減り続けてこんなになっちゃったんだろうな。
40年のあいだにおきた人災の可能性が高い。
さて試乗、試乗。
う〜ん 寒い。 寒い。
あれ〜 水温上がんないや。
サーモ ダメなのかなあ。点検しとくか。
第一この車のホースもう切れそうだぞ。・・・・・・。
ヒビ入ってるし。 腫れ物に触るようにそ〜っとそ〜っと。
ボクッ!。
あ、 むしれちゃった。・・・・・・・・・。^^;
先端にすこーし見えるのがサーモ |
あ〜あ。ホース切れちゃった。・・・・・・。
コンテッサののサーモスタットは特殊でこの車種専用。 まいったな。
左がコンテッサ用のサーモスタット。
こんなのどの車も使ってない。
さすがに40年も前の部品だからゴムはぼろぼろだしまともに動かないよねえ。
あとでお客さんに聞いたら前に新品に交換したって言ってた。40年前の新品に。・・・・・。
しかたがないんで右のルノー用サーモスタットを流用して組んでやるか。
まずサーモスタットをバラす。
そしたらルノー用のサーモをこの中に入るように加工する。
要は穴をでかくしてあげるんだけど、固定の作業を無くすためにキツキツのぴったりした穴にしてあげなきゃいけない。
裏に生えてる木になってたキウイ。
そしたらそこにルノーのサーモを圧入。
形は不恰好だけどおいしい。 食べる前に数日りんごと一緒にビニール袋に入れて置くと食べれるようになる。
のはキウイの話で、サーモは不恰好だけど完成。^^。
地面に落ちてると野ねずみかと見間違える。
のもキウイの話。うははは。
ホースの残骸はずして掃除
この車はなが〜いこと水がにじんでたのを放置してたからアルミが腐食しちゃって掃除すると穴が開きそう。・・・・・。
飴細工を触るようなつもりでそ〜っとそ〜っと掃除。
薄いところはドライバーで突っついたら穴が開きそうなくらい腐食は深い。
こんな感じでつくのよん。
ははは。 インチキな車屋が径の違うホース無理やりつけるために作ったアダプターみたいな形になった。
ま、見えないしサーモの役割は新品同様。 文句なし。
と、結局キャブレター不調がキャブレターの修理とエンジン調整とブレーキとハブとサーモの修理に発展。
これでも触るとまた発展しそうだったからリアブレーキはわざと分解してないしデスビも中身は触らないようにした。
クラシックカーは不調がでたらそれはすぐに治さないといけない。
今回はたまたま部品を私が持ってたからドライブシャフトもハブも修理できた。
でもハブがダメになってるの見過ごしたら、あの針みたいに磨耗したスプラインがどっかの出先でなめて空回り。
車は不動になってレッカーで運ばれてきたことでしょう。
遠くだったら修理代とレッカー代のダブルパンチだったろうな。
早めに対処しておくことが痛い出費を防いでくれることにつながる。
今回お客さんの出費を増やさない目的でいくつかの箇所はできるだけ触らないようにしたんだけど、また次回入って来たらそれはまた一箇所では終わらない予感ありあり。
40年かけてこつこつ壊してきたんだから、こつこつなおさないと追いつかないぞ〜。
今年は正月に誓った。
ホームページの更新がんばって定期的にやるぞ。
たとえ三日坊主でも。・・・・・・・。
うははは。^^v
あけましておめでとうございました 2011年1月6日
本年もよろしくお願いします。
すっかり間が空いちゃったな。
11月ごろからとんでもない年末モードに突入しちゃって完全に廃人。
何やったらいいんだかわかんないくらいでとにかく手当たり次第やった。
従業員もものすご〜くがんばってくれた。
工場に入ってる車もトンでもなく変わって
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夜の高速テスト |
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キャトル、キャトル、キャトル、キャトル! かと思えば
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天井自家張り |
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R8、R8G、R8G。
A110、A110、A110.
155、155、145.
もうおんなじ車ばっかがじゃんじゃかダブって入ってくるもんだからもうどれがどれだかわかんない。
駐車場からキャトル持ってきて〜。
え、どれですか?
白いやつ。
え? どっちの?・・・・・。
じゃあちょっぴり薄いほうの白 うははは。
見たいな感じ。
もうとにかくそのへんじゃ見たこと無い光景。
逆に言うとこのキャトルの大量入庫はみんなトラブル抱えてるわけだからこれから先が思いやられるよねえ。
とにかくキャトル入庫って話が来ると きっとあそこも、ここも、あ〜あれもダメなんだろうな。
で、その車固有の不具合がプラスしてきて。
完全にクラシックカーの整備メニューになってる。
なぜかアルファロメオもうちにしては大流行。
155はかなり値段がこなれてもうとんでもなく安いんだけど部品はまったく無いし、高いし、ほんとあきれる。
これからみんなどうするんだろう。
155は大概初代オーナーがあれもこれも部品つけちゃってつじつま合わなくなったり、事故してたり、日焼けに、乗りっぱなしな車が多いから良いタマがほとんど無い。
豪華な部品は沢山ついてるけどメンテは何もしてないのがザラで、販売の場合は仕上げの部品代がとんでもなくかかる。
しかも部品商からのFAXには必ず生産終了の文字が。 はあ。
今年は寒いですね。
そんなわけで今年はスタッドレスタイヤがこれまたとんでもない。
廃タイヤ1ヶ月で50本以上捨てた。
まだ20本くらい回収待ち。
12月に走行会があったもんだから輪をかけて凄かった。
他には事故が多かった。
12月は5件かな?
保険会社との折衝、これまた骨が折れる。
価値がわからないような古い車だともう交渉能力がすべて。人見知りの私には物凄い負担。 だれだ?笑ってんの。^^
普通の車だってお客さんに有利になるようにがんばらなきゃいけない。
だって、事故する前は壊れてなかったんだからできる限り元通りに治してあげなくっちゃいけないでしょ?
もちろん皆さん幸いにして怪我が無かったからよかったものの車は壊れてる。
ほんと12月は短かったな〜。
いや11月とあわせてほとんど何やってたんだか覚えてない。
そんな中でも従業員はあれこれ作業進めてくれました。^^v
306ヒーターコア交換 |
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バモスヘッドガスケット交換 |
106エンジンバラし |
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あとはプジョー505.
こいつは厄介だね。
お問い合わせ含めて12月は3台。
でもこれが難しいのよ。
プジョージャポンで何度も断られたってみんな口をそろえて言う。
ルノーは古いの見てくれるんだけどな〜。
ってうちの知ってるディーラーさんが何でも受けてくれるだけなのかもしれないけど。
う〜ん ○○さん 尊敬。
で、うちには505の資料がない。
もちろんディーラーにもない。
そのうえ日本に入ってたのがどんな仕様なのか解らない。
もともと505はフランスよりも他の国で走ってた車のはず。
なもんで日本仕様はどんなのが入ってるか、どんな部品なら合うのか良くわかんない。
それ以外にアメリカ並行があるからまた余計にわかんない。
フランス物とアメリカ物って車体番号のつけ方から違うって知ってた?!
こまったこまった。
やっとのことで部品番号が解ってもフランスには無いんだよね。
ただうちはしつこく治すのを心情としてるんでがんばるよ。
世界中探せば絶対にあるはず。
今年も明けたねえ。
ことしもがんばるよん。
凄いなこの並び。 |
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