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 年末押し迫ってきました〜  2013年12月18日


早い! 一年あっという間。

今日は関東に雪が降るとか そんなこと天気予報が言うもんだからスタッドレス騒ぎ。
まったくもう。

工場のほうは年末進行。
必死。
ながいことほったらかしてたサンクアルピーヌターボ。
突貫工事で必死に動くようにして工場から出してみた。
とりあえず動くところまで組上がったんで後は細々と手直し&ブラッシュアップとつじつまあわせ。

この車 サンクアルピーヌターボ改 サンクアルピーヌ!!!!

意外と大変だった。
エンジン一緒なのにそのまま乗らないのよ。
知ってた? 

え?しってたの? 
じゃあ何で教えてくれないのよ〜。^^;

そのうち売りに出すよ。でもお安くないよ。

「 でも お安くないんでしょ〜? 」 
「 いえ、そんなことは有りません。 本日に限りこちらもつけちゃいます。 」

てなわけにはいきません。^^;
多分皆さんが思ってるよりかなり高いです。 でも内容からすれば安いですよ〜。^^

で、なんでこの車を必死に動くようにしたかっていうと3年近く前から手をかけてる
こんなのがオールペンから戻ってきてこれの作業が始まるから。

そのほかじゃあ
おなじみのこんなのとか

こんな最新型ご購入いただいたりとか
英国車
もアメリカ車も日本車も
1960年ごろから2013年までありとあらゆる車が出入りしてます。

今年もあと10日くらいだ。
あっというまだなあ。

もう眠いんでかえろ〜っと。

また書き足します。









 もういっちょ 
キャトルの修理  2013年11月10日



は〜い。 またまたお次のキャトルです。
ここんとこキャトルは順番待ちいただいているような状態だったんだけど次はベージュのやつ。

こんどはどんなかな?。

まず症状は
 エンジン不調 といってもどこがどう調子悪い というレベルではなく な〜んか調子悪い。
 キャブガソリン漏れ
 オーバーヒートした
 オーバークール
 
で入庫 車は夏ごろに買ってきたばかり。
フレンチブルーに乗っていったんだって。
当日は寒くて雨も降ってたらしい。
車山の下り 大門街道を下りて来るときは現代の車でもオーバークールでいつまでたってもヒーターが温まらない。
壊れたのか? っておもうくらい。

でも高速普通に走ってる最中も寒くて乗ってられなかったみたい。
で、渋滞にはまると今度はオーバーヒート。
走っている最中は排気管から煙が出てたと一緒に走ってた人に言われた。
走ってるときもエンジン止まりそうな感じで力はないし調子悪かった。
とのこと。

走ってて調子悪くなるし、寒いし。 試乗してみたら音もうるさい。
エンジン音も振動も足回りのガチャガチャ音も。
ハンドル切ると ひょえ〜 って鳴くし。
こりゃ同乗者も運転者も地獄だったろうね。

まあ当然すんなりいくはずも無い。
お客さんが感じているのは教えてもらったとおり。
既に試乗でわかったいろんな音もしてる。

きっとお客さんが感じている不具合は一部で教えてもらったのはさらにその一部だろうな。

こりゃよくみないとお客さん今度は真冬に遭難するぞ。
だいたいオーバーヒートとオーバークールはまったく正反対の症状。
そんなもんがひとつの車で起きることはほぼ無い。
かわいそうだけどこの車 仕込満載 だな〜 きっと。
 

まずこの車。
水温計と電圧計が増設されてる。
普通のキャトルはそんなものついてない。
車のほうで勝手に管理してくれるから必要ないんでついてない。

てことは水温と電圧は人間が監視する必要があるから前のオーナーがつけたって事。
そうじゃなければよっぽどの心配性の人がつけたって事だよね。^^;

しかも水温計の単位は華氏。 華氏のメーターは日本人には理解不能。
なので間違えて輸入しちゃった業者がよくヤフオクで処分してる。
お金かけないオーナーだったんだな。きっと。
いじり壊しのにおいが ぷんぷん してきた。 ^^v

まずみてみるとサーモスタットが入ってない。
サーモを抜いたら寒いときは間違いなくオーバークールになる。
写真の手前にホースバンドがついてた跡があるでしょ。?
これが無いってのは入ってたサーモスタットを抜いた証拠。

こりゃ前のオーナーオーバーヒートすること知ってたな。 間違いない。
サーモスタットってのは名前の通り水温を安定させるためのもの。
エンジンは特定の温度域で動くように設計されてる。
熱ければオーバーヒート、冷たければオーバークール。

だいたい欧州車は90℃くらいの水温で回るように設計されている。
走ってて水温が下がりすぎちゃったときだけサーモスタットが閉じて水温が90℃前後から下がらないようにするのがサーモスタット。
だからサーモスタットを抜いてもオーバーヒートの対策にはまったくならない。

オーバーヒートするときはサーモスタットを抜く という都市伝説が昔からあって、理解してない人は必ずサーモスタットを抜く。
まったく意味ないよ。

もうちょっと知ってる人だとサーモスタットの設定温度を下げる。
よくローテンプサーモと買って言う名前で売ってる。
これも関東あたりじゃ意味無い。

これが使えるのは気温が40℃くらい以上あるところじゃないかな。
サーモスタットは取っちゃ駄目。 これが定説。


じゃあまずオーバークールの原因から治して行く。
原因はサーモスタットを抜いてあること。
サーモスタット入れておしまい。 ^^v
これだけ。

さーて今度はオーバーヒートの原因。
この車はこれまた親切に 強制ファン なるスイッチがついてるとの事。
このファンがついてるんだったらこれ回せばオーバーヒートしないんじゃね?
って事でOnにしてみるとラジエターのファンが回る。^^;

じゃあ なんでオーバーヒートしたんだ?
てかそもそもこんなスイッチいらんだろ。

普通のキャトルはラジエターについてる水温スイッチが水温を監視しててOnの設定温度になるとラジエターファンを回し、Offの設定温度以下になるとファンをとめる。
これの繰り返しをずーっとする。
じゃあこのセンサーがぶっこわれてるんだろってんでエンジンかけてみてたら どんどん水温上昇。

やばいやばい。 もう100度超えてるはずだそ。
早くファン回せ。!!

って。^^;

ファンスイッチ壊れてるんか? 見えにくいんだけど点検してみるか。
てめー!
配線されてね~じゃね〜か。

こりゃ確信犯。 てかお客さん だまされたな。
ひどいもんつかまされた可能性。
こいつはよくみていかないと俺もだまされるぞ。
見かけの罠にはまって原因を見落とす。

このスイッチに配線されていないって事は 完全手動冷却 だ。
ひどいな〜。 お客さんわからないだろうとおもってこういうの売りつけるなんて。 

この車はクーラー付き。
夏の間はクーラーを回してたんでクーラーの制御がファンを回してくれてた。
でもクーラーを使わなくなったら 完全手動。
なにが 強制ファンスイッチ だよ。
完全手動スイッチだろ~がぁ! 怒

こういう車一体どんな顔して売るのか。 後ろめたくないのかなあ。・・・・・・・

まあ、もう済んだことだしうちの仕事はこの車を治してあげることだからそっちに専念しよ〜っと。
このスイッチを配線しなおしてあげてエンジンかけてみる。
やばいやばい!
華氏230度超えたぞ! って華氏計むかつく! いったい何度やねん。

華氏230度は摂氏110度。
だめだこりゃ。
この水温計はこれまた素人仕事のアッパーホース温度計。
てことはエンジン内の温度もっと高いぞ。 しかもここから湯気 でてるし。^^;
もう氏ね。

水温スイッチ壊れてるのケチって直さなかったのかな。
はずして鍋で煮てみる。

あれ? 設定温度くらいでONになるじゃん。?
配線か?

いや待て。
これOnになってるけど抵抗あるじゃん。
てことはファン回せないくらいOnになってるってことじゃね?

ってんで新品に交換したらまったく問題なし。^^;
このやろ〜!!! 時間返せ。

多分前の人はある日オーバーヒートしたんだな。
で、治そうと思ったんだろうと思う。
いろんな人に聞いたんだろうな。
水温スイッチ点検したほうがいいよ って。
水温スイッチテスターで計ったら On になるじゃん。
じゃあ水温スイッチじゃないや っておもって配線やらなんやら点検したんだろうな。
でもまだ壊れかけだったから回ったり回らなかったりしたんだろうな。

で、わからなくなったんで 強制ファンスイッチつけて水温計つけてオーバーヒートのスリルと戦いながら乗ってたんだろうな。
かわいそうに。
修理屋にだせばすぐなおったのに。・・・・・・・。

ざまみろ。

これでファンが回るようになった。
オーバーヒートの原因。 取り除いた。^^;

でもさ、さっきの水温計のセンサー部分から湯気出てたじゃん。
これ治してあげないと。
もうオーバーヒートしないから貧乏くさい華氏計取っちゃおうかとおもったんだけど、しばらくの間はお客さんも不安だろうから まあちょっと治してみるか。
あ、余談だけど、たまにフランス車ってインチですよね。 とかいう人もいるんだけど、メートル法はフランス発祥。 温度もフランスじゃ摂氏を使う。
華氏を使うのは主にポンドヤード法の国。
だから日本で走ってるフランス車に華氏計がついてる理由はこじつけでもできない。^^;

しかしこれだけ水漏れ続けてたらアルミのハウジング腐食してるだろうな〜。
でばらしてきれいに掃除してみる
ホースはご丁寧にこんな形で切ってある。
ケチ臭いのか心配性なのか。 どちらにしても意味無い。^^;
ホースの中の糸が引っ張られて余計なトラブルの元。
しかもネジ部にシールテープも巻いてあった。
シールテープも巻かないに越したことは無い。

さてなんで水漏れてたんだ?
とにかくきれいにワイヤーブラシで掃除して締めなおしてみる。

ん? 締まりきれないぞ。^^;
ネジは締まりきってるけどセンサーがカタカタだ。・・・・・・・。
センサー突き当たってんじゃん。 
てめ〜!。 もうあきれて物も言えない。・・・・・。
いじり壊しもほどほどにね。

この人がいじったところいままでみて来て全部裏目じゃない?
かわいそうに。 これまで何台いじり壊してきたんだろう。
早く経験積んで治せるようになってもらわないと古い車がどんどん餌食になる。

センサーに銅ワッシャーいれてカサを上げてやる。
お〜 わずかに隙間できた。
かんたんじゃね〜か。
そんなこんなで漏れが止まった。
見た目もすっきり。
ま、ブルドン管タイプなんでそのうちこわれるだろうから壊れたらはずそ〜っと。
もう水温計いらないから。

なんだよ なおるじゃね〜か。

はい。 次はキャブレターガソリン漏れ。
エンジンの調子悪いのも治る。
キャブレターの交換は前回もやってるんで以下同文。
で、この車にみれる点だけ書くと
チョークワイヤーの留め金なくして適当にとめてる。
だから硬くて引けない。
エンジン不調&オーバーヒート&クールで回ってたんでブローバイ多い。
クーラー用のアイドルアップがついてる。
ベースプレートは間違いなく反ってるんでガスケットと一緒に交換。

キャトルはキャブ全部駄目になってるんで交換必要。
買うときはキャブ交換してありますか? って聞いてから買おうにもお店の方だってキャブ手に入らないと思ってるから好感なんかしてあるわけも無い。
なのでキャトル買ったら必ず交換してね。

普通のキャトルはアイドリングしてるときに排気音に混じって ポン、ポン ってかんじでちょっと不満げに息つく排気音がする。
キャブかえると不整脈のない一定の排気音になるよ。
アイドリングは20分でも30分でも普通にしてなきゃいけない。
キャブの壊れ具合がまだ緩いときはヘンなリズムの入らないアイドリング。
キャブの壊れが進むとアイドリングが落ちたり上がったりする。
もっと進むと しばら〜くして 止まったりする。

でもキャトル買ったらキャブは交換するもんだと思って割り切るしかないよ。
それが現実。

売り側はアイドリングあげたりキャブに細工したりしてくるだろうからあれこれ考えても仕方ないし。
細工するなら上手に細工しようね。^^

さてアイドリングが調子よくなったし水温もOK。
チョークワイヤー交換しようとおもってステアリングコラムのカバーはすしたら。
バッキバキ。 ぼろぼろ。
良くこれぶら下がってよな〜。
まあでもここも割れやすいんでいじり壊しポイントだもんな〜。

これじゃあチョークワイヤー固定できないんでセコセコなおすか。
はあ。

この車おかしなところ沢山有って
Vベルト背中から押しちゃってるし
シフトロッドのステーが消しゴムみたいな部品だし
ロッドはファンにあたっちゃってるし
ロッド曲げられてるし、
バキューム進角殺してあるし
そもそもロッド逆に組んであるし
ボンネットのスプリングはずれちゃってたし
ドア閉まんないし。

とまだまだ手間がかかりそう。
でも一遍にやるとお金かかっちゃってうちで売ってるキャトルの値段超えちゃうから少しずつやることになった。

でもさ。
キャブ回りやってるときに気がついたんだけど。
あ〜あ。これヒーターコア漏れてるわ。^^;
しかも水温計のセンサー部分の湯気出るポイント直しちゃった。
これで冷却系の圧力あがっちゃうから間違いなくここ漏れてくるな。

キャトルはマットがゴムだから気がつかないけどLLCは蒸発しないんでマットと床の間に水がたまって床錆びちゃうんだよな。
・・・・・・・・・・・・。

早めに治してください のポイントとしてお知らせしとこう。
とかおもってヒーターファン回したら 

ギャー!

ブロアファン終わってる。・・・・・・・。

気を取り直して試乗してみよう。
あれ〜 ?  ガクガクする。
アクセル踏み込むと飛び出そうとして息つく。

なんだよこれ。
う〜ん。 点火時期。・・・・・。
てかバキューム進角殺してあるのおかしいだろう。
でもさわりたくないな〜 お金かかるし。

でも怖いものみたさでちょっとだけ・・・・・・・。
従業員に余計なところいじってるのばれないようにこっそりと・・・・・・・。

あ〜。
プラグ締まってないし。・・・・・・。
納車点検したのか?
1番だけプラグホールにオイルが。
中から出てきてる証拠。
で、1番のプラグは
碍子にひびが入ってる。 そりゃ無理を続けてきたんだもんな〜。 
割れても当たり前。
まあ、この1番のプラグ交換するのも面倒だもんな〜。 手を抜きたくなる気持ちわかる。
で、このSplitFireの高級プラグコードが悲しくなってくる。

多分点検はある程度しかしてないんじゃないかと思って一応ポイント点検。
みるからに嫌な予感が。・・・・・

このデスビはFEMSAというメーカーのデスビでスペイン製のキャトルに多く使われてるみたい。
キャトル乗りの人たちからはちょっと嫌われてるようなイメージあるんだけどこっちのほうが質実剛健にできてて点火強化した場合はキャパが広いんじゃないかと思ってる。
フランス物はDucellierのが使われてるんだけどこっちは高電圧かけると他所に火が飛んじゃう経験あり。

タダこのデスビポイント交換のときにちょっと面倒で
この板丸ごとはずす。
中さびさび。

ポイントは裏側についてるからはずさなきゃいけない。
で、肝心のポイントは
まあ、言うまでも無く寿命。
きっと交換し忘れたんだよな〜 と思いたい。

もう勝手にしろ。^^;

でもな〜 こんなことであの症状でないよな〜。う〜ん。
で走ってみる。
あ〜 やっぱ駄目だ〜。

バキューム進角つないだからかな〜。
これつなぐと走らないの知っててわざとはずしたのかな〜。
と思って抜いてみると今度は別の症状。

なんだこれ。????

よ〜く考えながら走ってみる。

やっぱバキューム進角はついてるのが当たり前なんだから到達点はノーマルと同じ進角ありに決めた。
で、ホースをつないだときの症状はアクセルを踏み込んだ瞬間にドンと前に出ようとして車重に負けてエンジンが止まりそうになる。
でもそこからまた復活する感じ。

そ〜っとアクセルを踏んであげるとドンは来ない。

てことは踏み込んだ瞬間に何かが起きてるって事。
何が起きてるのか 灰色の頭脳という名の適当な頭で考えてみる。

バキューム進角は丁度スロットルバルブのすぐ脇から取ってるからスロットルバルブが開いたときだけ大きく進角してその後なだらかになるんじゃね?
てことは圧力変化が急激過ぎて、アクセル踏んだ瞬間だけ一挙に進角。 でもそれってこれから加速しようとしてるときだから車重に負けてるんじゃね?
進角してるって事はピストンが上がってる最中に点火してるんだからピストンを上がらなくしようとする力が強いときに点火してるって事。
そしたらエンジン逆に回ろうとするじゃん。

あ〜これかな。
でもなんでノーマルに戻そうとするとそれが起きちゃうんだ?
そもそもの点火時期が早いのか? それともデスビの進角機構が壊れてるのか?

そもそもこのバキューム進角の配管ってどうなってんだっけ?
と思ってあれこれ資料みてたらパーツリストにこんな絵が。

タダつながってるだけだよなあ。
さすところ間違えてないし。

ん?
なんだ?この部品。 15番。
こんなもんいらねーじゃね〜か。
そのままさせるよな。

ん?そういえばこの形のみたことある。
あ!

そっかあ。 
これオリフィスだ。!

こんな形だから気がつかなかったぜ~。
これがオリフィスになってて急激な圧力変化をなだらかにしてるんじゃないか?
しかしこんなもんもう生産終了とかだろ〜。(はい。そうです。)

で、ホースの中にキャブジェットいれてみた。
で走ってみると お〜 いいじゃね〜か。 ^^v
ざまみろ。

またひとつ治せた。

あぶなかった〜 原因見落として適当な対処療法するところだった。
実はキャブレターつけたとき。

アイドリングできなかったのよ。
で、それも悩んだんだけど
ジェット合わないのかな〜 とか。


そしたら新品のキャブ
ここの部品組間違えられてた。^^;
そんなのも有ったし、オーバーヒート&クールでエンジンくたびれてそうだし、ブローバイも多いしでこりゃエンジンだな。
なんて無理なこじつけして迷宮入りしちゃうところだった。

あぶね〜。^^;
3日くらい悩んだんだけどあきらめないでよかった〜。

しかし足回りの音が気になる。
というかもそこらじゅうからいろんな音がしてるんで知るか。 って感じなんだけどひとつだけハンドル切ると
くーん って音がしてね。

な〜んかこう 助けて感のある音なんで気になって
一応お客さんに言われてないけどみとこっか。 とみはじめちゃった。

ショック漏れてるし。^^;
でもこんなの後。
てかこの時点で車検通っちゃいけないだろ〜。
高速道路のS字でひっくりかえるぞ。

ん?
なんかここおかしなことになってるぞ。
ブーツは確かにぼろぼろだけど、本来何が有ってもロアアームとハブナックルは干渉しない。
なのにハブナックル錆びてる。

ボールジョイント駄目なんじゃね?
と思ってゆすってみるとわずかにガタがある。
このボールジョイントもキャトルの弱点。 意外と見つけるのも気がつかない。
なのでキャトルサンク系をやってるとこならともかく普通のとこだと見落とす率高いポイント。

でもここまでなんかなってたら一応よくみてほしかった。
ハブナックルはずして
ボールジョイントはずしてみる。
なんだかた〜いへんな事になってます。
なんだかみたことない形。
てか見えちゃいけないものまで見えてて もうこれ何が起きてもおかしくないんじゃないか?
まあ、足回りの構造上すっぽ抜けることは無いにしてもうえに向かう力がかかったら将来的に抜けたかもしれないなあ。
ま、想像はどうでもよくてとにかく危ないもんだった。 

普通はさ ガタで交換するのね。
これ破壊レベルだから。・・・・。
本来はこう。 右が新品。
はずした部品は
本来分解できない部品。
でも勝手に分解してた。
しかもブーツを誰かが交換してる。 ブーツを止めるために針金が使われてた。
てことはこれブーツ交換のときにガタ確認しないでブーツだけ交換したな。
いやそう願いたい。これだけのガタだもん。 ガタ知っててブーツだけ交換なんてそんなことしてたとしたら・・・・・・。

まあ、こっちがこんなだからハブナックルも
あ〜あ。
こりゃ交換お勧めしとくべきだな。
中古でもかまわないから。 ・・・・・・。

鋳物だから最悪割れるぞ。

とまあそんなわけでボールジョイントだけ新品で組直して
こんな。

ね。ロアアームとナックル はなれてるでしょ?
当たる訳無い。

で、ドアもまあ、閉まるようにしてあげよっか。
このままだときっとロック壊してきてまた面倒なことになるし。
あ〜 ここも。
多分板金屋さんが塗ったときにピンをなくしたんだな。
適当なもんが入ってた。
だもんでロックが本来閉じない領域までと実用になっちゃってた。
しかもずーっと長い間ガツンガツンやってたからひずんじゃってるんだな。
工夫しておいてあげよう。

で、今回の最後に。
ベルト。

まあ、電圧計ついてるくらいだから滑ってるに決まってる。
で、ここも苦労してあれこれやった跡がみられる。

カムプーリーなんかダブルにしてある。
でも残念ながら結果はうまくいかなかった。
それどころかもうノーマルにすら戻せない。
ミッションケース思いっきり削ってある。・・・・。
だれがどうみてもオルタのプーリーのほうが前に出てる。
こういうのをなんていうか。

もう言わなくてもわかるよねえ。

さすがに今回は予算の関係もあるのでオーナーとの話の結果ベルトの交換だけということになりました。
ベルトの交換も一筋縄じゃ行かなくてね。
ベルトがはずせないし掛けられない。
妙ちきりんな奇奇怪怪な機構の所為でベルトが力ずくじゃないとかけられないのよ。

こりゃプーリーも歪むわ。

ベルトだけ交換。
オーナーには長距離行かないでくださいね。
って事でお返しすることにしました。

まあ、どうせまたヒーター漏れて戻ってくるだろうし。
ベルト回りは大変だぞ〜。
ノーマルの部品捨てられちゃってるからな〜。

まあでもこれで車は調子よくなったし、くーん とも言わなくなったしまともに走るようになった。
ただベルトは滑るけど。・・・・・

あ、がたがたごとごと そこらじゅうからいろんな音もするけど。・・・・・・
あ、ショックも抜けてるんだった。

がんばって普段乗りできるような車にしていきましょう。^^










 キャトルの修理  2013年10月25日


いや〜 なんか大作になりそうなんで日和ってたんだけどかいてみよっかな。


この車は恥じててのご来店。どこかのお店で購入されたけどいろいろ不具合があるとの事。
まずお客さんからのご要望は

*点火系確認
 フルトラがついてたけど壊れたんで修理してもらった。
 でも本当に正しいのか今の状況を確認してほしい。(って前のお店は教えてくれないのか?)
*ベルトがまっすぐついていない。
 ま普通そうだね。^^;
*急坂とかでエンジンが止まる。
 再始動も困難 なんか不調
*リアブレーキ不良
 張り付くらしい。 で、ロックすることもあるみたい。
*オイル漏れ
*走行中の異音。

とかそのへん。

どれどれ点火系か。
デスビは123か。 面倒くさくなってこれにしたのかな?
キャトルにはポイント点火で十分なんだけど。
オーナーによると
もともとフルトラがついてた。でもそれが壊れて動かなくなったんで修理に出した。
で、なおったよ〜 っていうから取りに行ったら直しといたからもう大丈夫って言われて帰ってきた。
でも何を導直したのか良くわからないからみてほしいとのこと。

今わかるのは
多分 ノーマルデスビ改フルトラだった。 で、壊れたんでフルトラアンプをはずした。 
デスビをポイントに戻すんじゃなく123イグニッションのデスビに交換した。
ってことだね。
123イグニッションはいいものなんだけどそこまで必要ないかなって言うくらいのいいもの。
このデスビに交換するとフルトランジスター点火になる。
で、メリットは古いデスビは磨耗してガタで点火時期が安定しなくなるからそれを新品に交換できるという点。

それのほかもまああるけど普通の人にはわからないな。
火が強くなったり、進角がデジタルだったり、進角特性が変えられたりだからノーマルじゃあ別に何も変わらない。
てか使いこなせないな。

ま、とにかくデスビが新品で点火時期は安定するからいいね。 理解してるならおすすめ。
で、よくあるのが点火コイル。
ポイント式の車をフルトラに改造すると点火コイルとの相性が問題になる。

フルトラはコイルの抵抗値が低めのものを大概は使うの。
なのでこの車はフルトラからフルトラだから多分コイルは平気。なはず。
でも坂道でエンジン止まるって言ってるからコイルかフルトラのオーバーヒートは疑っておくべき。
ひょっとするとオーナーはそれを知ってていってるのかもしれない。
コイルをみる。
ん? これまだ売ってんの?
和光のシルバーコイル。

てことはきっと和光のフルトラついてたんだな。
一応点検するのは
電源の電圧。
1次側の抵抗値
2次側の抵抗値
だね。

で、この一次側の抵抗値が問題でこれとフルトラアンプの要求抵抗値が違うと
ミスファイヤ
点火系のオーバーヒート
フルトラ壊れる
エンジンとまる

とかそういうことが起きる。
なので1次側の抵抗値がこの123にあってるかどうかを確認しなきゃいけない。
みただけでなおってますよ〜 なんて到底いえないしね。

で、このとき調べたんだけど忘れた。
確かコイルが1.5オームくらいで123の要求が1〜3オームじゃなかったっけ?
必要な人は自分で調べて。

とにかく123の要求範囲なので問題なく使えます。 ってことになった。
でもこれで終わらない。
注文は点火系の点検だから一応点火時期もみとくか。

とおもってデスビ触ったら なんだこれうごくじゃん。
ちゃんと締まってませんから〜。^^;
おいおい どうゆうことだよ。
これじゃあいいデスビ入れても本末転倒だろう。・・・・・・。

一応プラグの焼けもみとくか。
はい。お察しの通り ゆるいですから〜。 ^^;

緩かった証拠にプラグの穴にオイルにじんでるでしょ。
中から出てきちゃってる。
オイルの蒸気が出てきて外気で冷やされるから液化する。
はあ〜あ。

最近プラグ緩いの多いんだよね。
なんでかな〜 って思ってたんだけどいつからかプラグの箱に
手でプラグを締めていってあたってから1/2回転工具で増し締めとか書いてあんのよ。
これのせいなんじゃない?

この記載は多分PL法の絡みで締め過ぎてネジ穴壊したり曲がったまんま締め付けたりするのを回避するための記載でしょ。
だからこんな25年もたってるエンジンをそんなことやってたって意味ない。
プラグの穴だってガタが来てるしカーボンは堆積してるしフランジ面だって好条件かどうかわからない。
調子の悪いエンジンなんかプラグのネジ先にカーボンついちゃって抜けないときあるからね。
でもエンジン開けられないから何とか回して抜くでしょ。
そうするとネジが痛む。

そんなことあるのに新車装着の条件みたいなもんもってこられたってねえ。
基本は理解しといてフレキシブルに対応してね。
ま、プラグなんて ぎゅっと締めとけばいいのよ。

あ〜 むかしプラグ飛んじゃった人いたな〜。 あれ相当金かかったろうな〜。
自信なければ聞きに来ればいいのに。

ま、ネジはしっかり締めましょう。
てことは他にもありそうだな。・・・・・・・。

点火系はOK 故障は無いけど故障させられるところだった。
点検してよかった。

しかし走行6.5万キロ。
デスビ捨てちゃったのかな〜 もったいない。まだ使えたのに。・・・・・。
あ、123のいいとこもう一個あった。
たしか要求電圧が結構低い。 10.5Vとかでもうごくんじゃないっけ? 他のフルトラより低い電圧で動けるからキャトルとかにはあんしんだね。

さ〜て ベルトいってみようか。
これはエアコンなしなんでいいかも。うまくすれば大掛かりなことなしになおせるかも。
まずベルトは大きなすべりは発生して無いみたい。
でもすべってたね。
左が作業前 右が作業後
まずベルトのかかりがこんなに斜め。
なんだよやればできるじゃないか。
もうまじめにやってよ。おねがい。

幸いこのキャトルはオルタネーターが新品(?)になってた。
なのでオルタの変形が少ないしブッシュがまだ生きてる。
だから比較的まっすぐついてる。

なのでオルタが前に出すぎてるのだけ直してあげて、ベルト張るときにちょっと気をつけてあげればうまくいける。
ますオルタが4mm〜5mmくらい前にでてるからベルトがまっすぐかかってない。
実際はオルタが少し下向いてお辞儀してる。

これくらいなら大掛かりにやらずちょっと小手先で何とかできるかも。
オルタはずす。
で間にはさまってたスペーサー1枚抜いてみた。
お〜いけてんじゃん。
プーリーが多分4mmくらい後ろに下がった
で、組み付けるときに下側のネジ(ブッシュのところね。)をすこーしだけ緩めにしといてベルトを調整しながらテンション側のネジを締める。
で、オルタを ぐっ っと上向けてやって下のネジを締める。ほらな〜 ほぼまっすぐ。

って書くと簡単だけどここまでの道のりは
悪夢のような配線。 さわったら取れそうないい加減な接続。
これでちゃんと動いてたんかいな。
カムプーリーはずして         カムプーリーのネジ観察して     テンショナー観察して。

ネジはなんだか頭がギタギタになってる。
ここは16mmなんで17mmで無理に回そうとしたか何度もはずしたか だよね。
ま、ベルト滑ってたろうから何度もはずしたんだろうなあ。
プーリーははずして曲がりを点検。
なぜだかノックピンがあるのと無いのがある。

左の写真みると真ん中のネジ穴の脇に2本のスプリングピンがささる穴が開いてる。
これが空いてないのもある。
多分後のほうになってから回り止めをつけたんだと思う。
で、これカムシャフトを単体にしないと多分穴開けられないと思う。
となると純正で穴あいてんのかな。
だとすれば純正が対策したんだからここ空回りする事象があったってこと。

ここ空回りさせるくらいプーリーに力がかかる。
ね、ベルトにどれだけの力がかかってるか塑像できるでしょ?
ベルト滑るはずだよ。

で、当然ウオーターポンププーリーは新品に交換。
カムプーリーとウオーターポンププーリーとテンショナーの3点でまっすぐベルトかかるか点検してそれからオルタ。
ちなみにベルトは
左が中古で右新品。
細!

減ってる。
上のカムシャフトの写真、周りが黒いでしょ。
削れたベルトカスとにじんだオイルのまざった物がこびりついてんの。

そんなプロセスをたどりながら一日中にらめっこして一つ一つの部品が正常か観察しながら進むのよ。
だからただワッシャー一枚抜いただけじゃない。

でもさ〜 このオルタ組んだ人ベルトが曲がってんの気がついただろうに。
しかもワッシャー抜けば少しはマシになったろうに。
日本車とかみたいにきた部品そのまま組めばいいとおもってるのかな。

う〜ん 

思いのほかベルトは悩まずに済んだ。
よかった。
まあ、この車はまだ自覚するほどベルトも滑ってないから発電不良もオーバーヒートも出てなかったからな。
これくらいのうちに手当てしておけば延命できる。

適当な手当てだとオルタが曲がる。
で、ステーも曲がる。
さあ泥沼。

よっしゃ今回のメインはこれ。
エンジンが止まったり不調だったりの原因。

キャブレター。
ノーマルはZenithの28がついてる。
でもこのキャブだいたい6~7万キロしか使えない。 寿命。

スロットルバルブシャフトのハウジング側部分が磨耗してそこからエアを吸っちゃう。
だもんでアイドリングのとき混合気が薄くなる。
それじゃあアイドル不調なんで濃くする。
そうするとスロットル開き始めから中速域までが濃くなっちゃう。
なんか濃いなってんで唯一いじれるところでまたアイドリング薄くする。
とかやってるうちにまたセッティングできなくなる。

そう、さっきと今とじゃスロットルバルブの居る位置が違うから。
だってスロットルバルブガタガタなんだもん。
引っかかったりスムーズだったり条件が一定じゃないんだからそんなもん調整以前の問題。
ハウジングはキャブ本体だからキャブ本体を交換するか全部ばらしてハウジング単体にしてそこにブッシュを入れてまたリーマー通して新品と同じ状態にしてあげなきゃいけない。
てことはキャブが安いなら買っちゃったほうが安い。

でもこのキャブルノージャポンで前に聞いたら20万円くらいした。 ありえん。
こんな発電機用みたいな加速ポンプもついていないようなキャブ、ばかじゃね〜の って値段付け。
それWebarnoDCOE4個かえるじゃん。

そんなわけでキャトルのキャブとキャブメーカーの歴史をしらべていく。
するとZenithというメーカーは多分Solexと一緒になってる。
で、SolexはWebarに買われて多分いまじゃあValeoかBoschあたりの参加なんじゃないかって事がわかってきた。
だからZenithの新品はもう整理されて作ってないって事なんじゃない?

キャトルは調べてみるとキャブが2種類ある。
Zenithの28と Solexの28.

SolexのほうはR4Fとかにつかってたみたいな記述が多い。
じゃあそのSolexの28は他のどんな車に使ってるのか調べてみる。
ワーゲンのタイプIの初期のころにちょっと違う形で使われているやつと、ルノーのドーフィンあたりにつかってたことがわかった。
ドーフィンのやつも厳密にはキャトル用とは違うんだけどドーフィン用は結構今でも手に入る。

で、取り付けピッチやら外形やら調べていくと取り付けは可能。
違うのはアクセルリンケージとブローバイの処理。
あとはジェットかな。

で、実はうちのキャトルはキャトル用のSolex28が手に入った。
なのでそれを使ってある。 でもこれと同じもの今回探したけどどうしても見つからない。
うちのについてるのはひょっとすると新古品みたいなのだったのかも。

じゃあしょうがないんでドーフィン用を仕入れた。
ドーフィンは排気量が850ccくらいだからジェットは駄目かも。
で取り寄せてみたら
いいかんじでしょ? 
でもブローバイがささる16mmのパイプが無いのとスロットルバルブを動かすリンケージの位置が変わる。
チョークワイヤーの位置も逆になる。

でもSolexはハウジング側に減らないように対策してある。
そうZenith直すならこうしようと思ってた方法と同じ。
てことは寿命も長い。

これから主流はSolexですね。
キャトル乗りのみなさ~ん Solexですよ。

って言った所でキャブ交換の前にベルトトラブル解決しとかないと走れないがね。 がんばれ。

一応みやすいように2枚並べとくか。

ま、こんなわけですよ。
で、これがキャトルにつくようにつじつま合わせていく。
まずキャトル(Zenith)のスロットルはワイヤーが直ではいる。
で、Solexはボールリンク式。
なのでZenithのワイヤーホルダーを移植する。
残念ながらそのままじゃつかないんで穴を鑢で削って着くように加工。
そしたらアクセルワイヤーがつくようになる。

次にチョークワイヤーをつける。
ノーマルは長さが足りない。
足りないものを足すのは面倒くさい作業が居る。
しかもキャトルのチョークワイヤーはプラスチックとカシメの排他的なつくりだからミスると痛い。
なのでハナから同じ形の長いやつを用意。
サンク用。 かなり長いんでもったいないけど半分くらいに切る。
これ握り手はキャトルと共通なんで変わったことに気がつかない。

そしたら今度はブローバイをキャブに戻さなきゃいけない。
良く大気開放してる人多いけどキャブに戻したほうがエンジン調子いいよ。
オイル漏れも減るし。
こんな部品を使って戻してあげる。

ブローバイはこんな回路になってる。

右下のL字のホースはインマニの圧力がいつでもかかってるところ。
アイドリング時は負圧ね。
だからものすごい吸い込む。

で、ブローバイをタペットカバーからキャブに戻す左側のホースはブローバイの圧力でガスが出てくる。

エンジンがかかるとブローバイガスがでてきてキャブが吸い込む。
でもその途中の三叉でインマニ負圧がものすごい勢いでブローバイの一部を吸い込む。
そのままの太さで吸い込んじゃうと混合気が薄まっちゃいすぎるから途中にオリフィスを入れて吸入量を絞ってる。
でもこうすることでブローバイをエンジンに吸わせることができる。

ブローバイガスはオイルはもちろん一酸化炭素やら炭化水素やらを含む有害なガスなので大気開放は環境破壊につながる。
それはもちろん車がべとべとに汚れるんで嫌い。
だから吸わせる。

あと少しでもクランクケース圧(エンジン内圧)を下げることでピストンが下がるときの抵抗が減る。
そうするとエンジンが楽に回れる。
内圧が低いとオイルもれが発生しにくい ってわけ。

つまりブローバイの大気開放は見た目かっこいいとおもってるけどエンジンのオイル漏れが起きるしやんないほうがいいよ。 ってこと。
最近の車はもっと圧力管理されてるからブローバイホースいじると調子悪くなるよ。

こういうものをつかってキャブを取り付ける。
そこまできたらエアクリーナーをつける。
今までのエアクリーナーステーが使えない。
なので着くようにつじつまあわせしてやって取り付ける。

そしたら おや なんということでしょう。
さっきまで調整の取れなかったキャブレターが嘘のように言うことを聞いてくれます。
123イグニッションもやっと性能を発揮できることができて喜んでいるようです。
排気ガスもこれならば車検に十分通ります。

てなくらいビフォーアフター並みに激変します。
そりゃそうだ。 寿命きてたキャブ新品に交換したんだもんな。
悪いとこ治せばなおるわ。

ちなみに今までついていたキャブですが
こんなだもん。
知っててなおさないんだもんな。 
まあでもルノーから新品キャブ取り寄せたら20万だろ?
そりゃ68万円じゃ売れないわな。

上の写真。さて何してあるのか。
わかった人は家の外に出て空に向かって小さな声で答えを言ってください。
ことしの吉方は北西です。 ^^

うそうそ。
これねスロットルバルブのとこにグリス詰めてあるの。
そしたら一時的にエア吸わないでしょ?
そしたら納車するときは調子いいじゃん。

そのあとは知らね〜。
実は一番最初にエンジンルーム開けたときにこれみて怪しいな〜とはおもったんだよね。
ホースバンド2個イチかよ〜 やるなあ。
これやるとバンドガタが出る構造だよね。

お、自分でやろうと思ったチャレンジャー どんどんやって。
交換時は必ずインマニの平面、計ってまっ平らにしてね。
あとガスケットは当たり前だけど間に挟まってるベークの板 これは必ず新品にしてね。
間違いなく反ってるから。
そしたら各部の調整をノーマル化してそこからキャブ調。
キャブ調が煮詰まってきたらジェットの番手変えられると思うよ。

さあ、だいぶいいとこまで来た。
お、一応かいとくか。

坂道でエンジンが止まる。
これの原因は調べなかったけどキャ変えれば直るだろうとおもってた。
推論立てただけで検証しなかったけど推論はこう。

キャブがエア吸ってた。
アイドリングの燃料が薄い
濃くする。
坂道で傾く。
フロートのレベルが変わる。
本来のミクスチャースクリューの位置ではなくかなり開いてる。
燃料がそこから流れて出てくる。

というパターンなんじゃないかと思ってた。
どうやらそうだったみたい。
キャブ変えてから いなげや の駐車場の坂で止まってみたけどエンジンは静かに回ってた。
あれ自転車で上るのは相当きついくらいの坂だからね。

しかもキャブ交換して力が出た。
いままでアクセルふみながらくらっちつながないとエンストすることしょっちゅうだったんだけど、クラッチゆっくり離すだけで走り出す。
アイドリングのローギアでアクセル踏まなくてもひとりで走れるようになった。
こりゃ渋滞楽になったろうな。
クラッチにもやさしい。

こういうのちょびっと車に詳しい人はパーコレーションおきてるんだよ。 っていうんだろうな。
調子のいいエンジンはかかっている以上パーコレーションは起きないよ。
もちろんエアクリはずしたりファンネルにしてる人は起きるかも知れない。 
でも走ってるときには気が付くほど症状が出るとは思えないんだよね。
だっていままでそういう症状を訴えてきた車、パーコレーション対策しなくてもみんな直ったもん。
直ったんならパーコレーションじゃないよね。


意外と車なおせるじゃね〜か。
もうちょっとだな。
まだなにか隠されてるのかな?
矢でも鉄砲でももってこい。 俺がそれ使うから。

次は足回り異音か。
エンジン調整ついでに乗ってみる。

これまたどれのこといってんのかわからないくらい沢山音するねえ。
てかこれハブベアリング鳴ってね~か?
こりゃブレーキが先だな。
お〜い後ろのってみて〜。

というわけで後ろのハブベアリングがうなってるみたい。
リアはブレーキの不調があるっていうからブレーキ点検。
あげてタイヤ回してみる。
右リア音でてるじゃん。 まったくも〜。 直せ!!!!!!


あけてみたら
ベアリング焼けてるじゃん。
しかも中きれい。
開けたんだろ? 気がつくよなあ。

おねがいなおして。
しかも国内在庫ねーし うちの在庫も切れてるし。
で、10日くらいして入荷。またあける。
交換。
これ焼き入ったやつ外れないときあるんだよな〜。

ブレーキのほうは前回開けたときに直った。
単なるブレーキシューの遊び詰めすぎ。
多分古い車とかあんまり整備しない人がやったんだろうな。
こんな軽い車のリアブレーキ詰めちゃったら高速道路でブレーキ踏んでスピンしちゃうぞ。
リアなんか効いてんのか? 位にしておかなきゃ危ない。
荷物載せたらだんだん強く効く様に力を配分する機構が付いてるんだから平気。
それを最初っからこんなに効かせたら機構の意味ないし。

ベアリング交換して音はなくなった。でもまだ転がるときに音がする。
フロントハブは少しだけガタがあるけど音が出るほどじゃない。
こりゃタイヤだな。 BSか〜 そのうち交換してもらおう。
今度は近所の舗装が途中で変わる道に走りに行ってみる。
舗装が変わると明らかに音が変わる。音量も変わる。 タイヤの線濃厚。

次は足回りの音だな。
こういうときのためにある、近所の段差が多い道にむかう。
この辺は一気に宅地化されたんで家の前には必ず道路の継ぎ目があって(下水引き込み)マンホールが小刻みにある。
そこに行って試すともう何個も音がする。
段差に乗る瞬間、降りる瞬間、関係なく振動で出る音、車が傾くと出る音、右左独立、左右連携。
ありとあらゆる音がしてる。

ま、想像付くやつから消していくか。
まず振動で絶えずしてるガチャガチャ音。
そりゃ何かが遊んでるんだから遊んでるもん調べていく。

車の脇にねっころがって遊んでるもの探していく。
なんだか似つかわしくないいいショックが。^^;
最近変えたのか〜。 あ、この人ネジ緩い。
これだな。 ^^;


はあ。
音が鳴ってるのはこれね。
フロントショックのアッパーマウント。
ここゴムが入っててこのゴムのかげんがちょとむつかしい。
メーカーもここでで異音がしないようにいろいろ考えてる。
いろんなタイプがあってそれらを良く見極めてつけてあげないと音がする。
これ見極めてない。・・・・・・
ゴムが変に磨耗してて変なつぶれ跡付いてる。
遊んで動いてたから摩擦でボディー側が光ってる。

つまり荷重がかかってるときは下から押し上げられてるけど加重が抜けたときにショックがフリーになって遊んじゃう。
だから振動でガチャガチャ言う。
これで一個きえた〜。
あ、これショックの下側も緩かったんだった。
やっぱりネジ締まってない
他のネジも全部増し締めしとこ。 って触ってあるネジほとんど緩いじゃんか。
これじゃああれこれ音するわ。

その次はキャトルの定番
テンションロッドブッシュ。
これ四六時中ねじる力が加わったまんま。 はや25年。
さすがにどの車も限界。

で、キャトルはいろんな国で作っててその国でも現地生産社外品があるからそういう部品はとんでもなく安い。
でもこれだけは品質のいいもの使ってね。経験上いいものと悪いものはゴムがまったく違う。
悪いのはプラスチックみたいで中で動いちゃう。
動いちゃうと音が出るしガタになる。
こいつが動けなくて変形しながら仕事してくれるような部品じゃないと駄目だよ。

これがタイヤの前後の動きを規制してる。
なので運転フィーリングも変わる。
もともとキャトルは ぐた〜 っとロールする足なんだけどこれが悪いと安心感がない、落ち着きがない動きになる。
取り得のロールが怖いんじゃ楽しめないから。

で、みればわかるけど中のカラーが外のハウジングをかじってるでしょ。
これがあたることで音が出てた。
でもこれくらいじゃあの音は出ないよな〜とおもって左側みてみた。
そうだよな〜 これくらいのことが起きてないと直すほうも張り合いがないよな〜。
って隠しキャラ何個目?
しかもこのネジ曲がってるよね。
多分前に足ぶつけたことあるんだな。
ワッシャーはかじって変形しちゃってるしネジは曲がっちゃってる。そりゃ盛大な音するよ。
足回り用の特殊な表面処理がしてある粘りの強いネジに交換。 多分トヨタ。
さすがにここは いじってないだけあてしっかり締まってた。^^;

足回りの音ほぼ消えた。
でも今度は両輪が同時に段差乗り越えるときに音がする。
片方だけ乗り越えさせても音はしない。

てことは左右つながってるもの。
スタビですね。

スタビの取り付けネジ緩いや。 増し締めしとこ。
もうなれた。
おと消えた。

一個だけ残った。
ハンドルを切りながらカーブに入ってすぐに次のカーブに入ったとき。
カキンって音がするときがある。
これ右だ。 調べたけどたまにしかしない。
多分前に捻じ曲げたときの後遺症があるな。
これは残しとこう。

前回りは音だいぶ消えたな〜。
あとはボディー回りか。

キャトルのボディーの異音定番は
ドアのパッキンとリアハッチとリアシート。
写真ないや。

ドアのパッキンは交換してなければもう寿命。
雨は入ってこないけどドアが動いちゃってうるさい。
ガタガタ ごとごと。

で、新品つけるとドアが閉まらないくらい反発力のでかい。
新車のときはこんなにパンパンだったんだ っていうくらい。
ドアなんかコトとも音しない。 とにかく外に押し出されてる感じ。
でもこのゴム使っちゃうと奥さん乗るときなんかに半ドア多発。
思いっきりしめなきゃいけない。
正しいかもしれないけど違和感ありあり。 
そんなわけでうちはこっそりルノーのほかの車種用にする。

それを使うと外寸はほぼ一緒で違和感が少ない。

リアハッチだけは特別。
上下別パーツなんだけど下のゴムはもう純正が生産終了。
で、暖かい国で作られた社外品が日本では出回ってるんだけど純正と形状が違う。
しかもちょっと収まりが悪いんでドアが動く。
だから異音が出たりするの。
なもんでうちではほぼ純正と同じ形に作られてるタイプを取り寄せて使ってる。

ドアのパッキンは接着剤でつける。
接着剤はゴム系のものを使う。
もともと同じようなものが使ってある。

で、はがしても古い接着剤が残ってる。
この上から貼ってもはがれちゃう。
新しい接着剤は古い接着剤にくっつくでしょ。
で、古い接着剤とドアの間がはがれる。
だからかなり面倒くさいんだけど古い接着剤を溶剤でふき取る。

溶剤はガソリンかシンナーあたりを使うんだけどキャトルの塗装は安いやつなんでシンナーだと色がとれちゃう。
ガソリンでも結構微妙。劣化してるやつは塗装が溶けてふき取れてくる。
なので気をつけてね。

上の写真くらいまではきれいにしてあげると結構しっかりくっつくよ。

これでドア5箇所 ボディーの音止めた。

あと一箇所だけとめてあげよう。
リアシート。
リアシートは背もたれをボディーに固定するネジ部分から音がするのが定番。
良く観察するとネジのところにナイロンのワッシャーが入ってる。
これが音止め。 でも普通の人はこれが何のためにくっついてるかわからないんでてきと~なコトするから大概馬鹿になってる。
これをてきと〜に直してあげる。 要は音がしなければいいんだからナイロンで同じものを作ってあげるか厚紙みたいなもので かさ増し してあげればいい。
作った人の考えを理解すれば簡単に直る。

さ〜音はほとんどとまったぞ〜。
試乗試乗。

うあ〜 この車エンジンの音こんなにするんだ〜。^^;
次はエンジンマウントとミッションマウントだな。
いい車になったぞ〜。 キャトルはこうでなくっちゃ。

さあ納車だ。

とかおもって点検してたら????
くそ〜!!!!!!

オルタの警告灯がチロチロ点滅してる。
いじったところはオルタの後ろの配線の悪夢とステアリングコラムのチョークワイヤーのあたり。
ステアリングコラムあたりを先に点検。
くそ〜 なんだよこのむき出しのコネクター。
火事になるように時限爆弾仕掛けといたのか?
手の上のアースの束なんかプラスチックのカバーに止まってるんだよ。
アース落ちるけど不安定極まりないだろ。
アースは絶対安定して落ちてないともう分けわかんない症状でるんだぞ〜。
しかたないから新規でボディーにしっかりとアースつけてあげた。
こんなことしても症状が出ない限りは自分しか満足じゃない。 でもそのうちこの束が接触不良になったときに困るんだよ。
だからもう勝手に直しておく。

こんないい加減なアースつけるくらいだから付いてるアーシングも点検しとくか。
とおもったらなんだよ。

一本の線がバッテリーのプラス端子に触れてる。
被服が剥けたら間違いなく煙出るな。 火災。
で、肝心のノーマルのアース線は端子も磨いてない。
むかむかしながら作業してたんで写真なんか撮る訳ない。
コイルの写真にも足の写真にも固定すらしてない青いケーブルが写ってるじゃねーか。お願い。固定して。

だいたいアーシングも付いてる車のうち10台に1台くらいしかちゃんと付いてるのみたことない。
アーシングなんていらない。
ノーマルをしっかり直してあげて。
だってアーシングって詠っている効果が出ない。公正取引委員会から改善命令でてるよ。
なんでいまだにそんなもんつけてんの?

とか思いながら作業。
でもチカチカが消えない。
ちくしょ〜 オルタの後ろの配線の悪夢か。
このコネクターのうちの一本は警告灯、一本は電源直。
それをこんないいかげんな突合せ端子でとめてる。
突合せ端子は硬くてでかいからスパンの短い振動のあるところに使うと中で配線が折れちゃう。
だからだめだな〜 とおもいながらオルタをはずす作業をやったところ。
中で接触不良でもおきたか?
でも折れたならランプはまったく点かないはず。あんまり原因とは思えないかな〜。
ICレギュレターの故障。 頭をよぎる。
そしたらこの新しいオルタ パーじゃん。 誰のせいだ?

もう考えるのも面倒だしゆくゆくトラブルの元になるのはわかってるんでもうなおしとこ。
切り取って半田付け。
半田ごて出してあっためるの面倒。だからこの新品のオルタ付けた人は突合せ端子でやっちゃったんだろうな。
だいたいルノーのオルタ裏は配線がごちゃごちゃしててしかもどれも硬くなってる。
むか〜しから本気でやり直したいポイントの一つ。
でも動いちゃってるんだよな〜。

ま、警告灯消える訳ないよね。
こりゃオルタの中にあるICレギュレター壊れたな。
しかし原因はなんだろう。
思い当たる節がない。

ICレギュレターはずしてみるか。
でた〜!!!!
ICレギュレターの配線噛みこんでつぶれてんじゃん。
これだよ〜。

しかし基本的にICレギュレターだけの部品供給はない。
なので直すならオルタ交換。
でもみてのとおりこのオルタもったいない。

仕方ないからうちの中古のオルタからはずすか。
あれ? 中古のほうがブラシあるじゃん。
なんだろこのオルタネーター。 新品じゃないのかな。

ICレギュレター交換したらバッチリ直りました。
はて。
これ誰のせいだ? オルタ自体も怪しいし。 う〜ん。
これはきっと異常気象のせいだな。 
そう日記には書いておこう。 浅田飴。

ま、うちで警告灯点か無かったとしても、間違いなくお客さんのところで点いてただろうからよかった。
ついたらお客さんまた来なくっちゃいけないじゃん。


オイル漏れとめられなかったな〜。
部品が欠品でまた今度。

書いたな〜 8時間かかった。 だから書くの面倒だなっておもったんだよな〜。

見直すの面倒なんでまたそのうち なおそ。
今日定休日だったのに〜 早く帰ってビールのもーっと。


でた〜 ミイラ男。
だからこれ巻いても意味ないって。 しかも排気漏れしてるじゃん。
上の黒いホースがエアクリーナのインテークダクト。
断熱材のカス、みんなすいこんじゃってるっての。



まだもう一台キャトルのご依頼あるんだよな〜。
そ。 不具合は同じところ。
でも次は難航しそうだ。
改良が裏目に出てる。・・・・・
大体水温計付いてるキャトルはオーバーヒートするから付いてるんだよな。・・・・・・・・・。




 キャトルでロングツーリング  2013年10月14日

昨日はフレンチブルーミーティングでしたね。
うちは今回お休みしちゃいました。
どう考えても寒いし天気も悪い。
会場のグラウンドは一番下にあるんで水はけがとても悪い。
すぐ田んぼみたいになっちゃう。

こりゃわざわざつらい思いして行く事もないかってわけで久しぶりに行くのを取りやめました。
本当は年に一度いろんなお店の方々に挨拶したりできるチャンスなんで本当は行きたかったんですけどね。
うちみたいな弱小なお店はいろんな人たちに助けていただいているのでせめて挨拶だけでも とおもって毎年行くんですが。

みなさん無事にお帰りになられましたか?

さて、話はちょっと古いですが9月の末に栃木の茂木近く、日野自動車のテストコースに行ってきました。

内緒ですがテストコースを2周走らせてもらったり、観光バスが140キロで40度バンクに入っていったり、あとは日野レンジャーのパリダカ本物 とか見せてもらってきちゃいました。^^v
ちょっと普通じゃ経験できないことあれこれ。

で、本来ならコンテッサに乗っていくのが筋。
しか〜し うちのコンテッサは不動になって10年以上。^^;

そんなわけでキャトルで行ってきました。
うちのキャトルは例の出戻りのやつですごい苦労をしてベルト回りをリブベルト化した売り物です。^^;

これね。→R4 GTL

こいつの夏の耐久テストとキャブセッティングを兼ねてロングドライブしてみます。
テストなんでクーラーは当然掛けっぱなしでいくぜ〜。

ロングドライブといっても往復で約400キロくらい。
実際はもっとあれこれ寄り道するんで500キロ弱。

気温は30度以上で連休。もちろん渋滞ありの高速あり。山道もあり。
さあノントラブルで走れるのか?
だいたい高速走ってるときにクーラーのコンプレッサーがいきなりオンオフする。
ベルトは耐えられるのか。

前日夜。
ガソリン満タン。 73447Km   これ実走行25年前の車。・・・・・・。 ^^v

朝。 渋滞情報みながら余裕こいてコーヒー飲んでたらあれよあれよという間に中央道渋滞。
中央道から4号〜環状線までほぼ真っ赤。
だめだこりゃ。

そんなわけであせって大泉に向かいます。
大泉までも一時間半かかった。 渋滞渋滞。
クーラー効いてるからまだ耐えられる。 ステレオは無い。なのでラジオも無い。
ネットでYou tubeでもかけながら行く。
タブレットは音楽鳴らして スマホは渋滞情報。 もう一個でナビをかけながら行く。
25年前の車に3台インターネット体制。^^;
あ、やば この車シガーライターもない。


やっとの思いで大泉から外環にのる。
もちろん川口の先まで渋滞。

は〜 またここから渋滞かよ。
まだ東京にいるのよ。 これだからお休みは嫌なんだよ。
とか思いつつキャトルのテストだから仕方ないか。

じつはこのキャトル、以前冬にも静岡日帰り往復一気乗り とかして試してるんだけど。
片道 180キロくらい。 
このころはまだ世界遺産じゃなかった。
松原美穂。 
三保の松原か。^^;

でもこのときは冬でかつ渋滞なしのクーラーかけず。(寒くて遭難する。^^;)
道程はほぼ高速。
だったんでほぼ耐久テストにならず。^^;

まあ、ちゃんとやってあるんで往復400キロくらいの高速なら難なく走っちゃう。
しかも無給油で。

でも今回は真夏といっても いや、真夏以上の秋でクーラー掛けっぱなしで条件の悪いとこに行くのが目的。
普段我々がテストするって言ってもどうしてもお客さんの使用状況より条件がいいんじゃないかって思ってる。
なので今回のテストはお客さんの使用状況よりちょっとオーバーなんじゃないか?って思うくらいのテストをわざと敢行。
だから渋滞とかうざったいんだけど仕方なく行く。
しばら〜くして渋滞解消。

つくばだ〜。
よゆ〜の走り。 120キロ走った。ガソリンは全然のこってる。
注:速度計は撮影用のイメージです。

既に1時間遅刻。^^;
あせってて写真撮ってない。
でも到着〜。


これ40度バンク
ここを大型バスが入っていく。
手前のストレートに速度が書いてあって一番上は140キロじゃないと走り続けられないみたい。
富士のバンクが当時30度だったから車の進歩ってのはほんと考えられない。


でもって多分企業秘密が映ってそうなんであんまり公開しないほうが身のため。^^;
大人の事情で拡大できない写真で。
許可もらったら拡大できるようにするね。
日野レンジャー。
これが悪路を全開で走る。
ものすごいことだよ。

エンジンは後退させて重量を中心に持っていく。センターデフはほんとに真ん中辺にあってプロペラシャフトをできるだけ長くしてある。
デフホーシングなんてこんなもんどうやって作るんだ?みたいな鎧の巨人に勝てそうなすごいやつ。
どんなものでもレーシングカーはすごい。 もうみなきゃ損するところ満載。

まあ、見せてくれるんだから企業秘密も大してないのかもしれないけどうちにとっては得るもの大きいよ。
車の下にねっころがってみてきた。^^

しかもこのレンジャーって耐久試験のために同じ車で毎年パリダカ走ってるんだって。
すごいね。

あとはテストコースをドライブ速度で走らせてもらって、何台かで0-400測定しておしまい。
測定の機械も面白いんで見せてもらってきたんだけど、走行する車にGPSのユニットを積んで計る。
誤差4cmだって。 
すごいね〜。 150万円もする機械なんだと。

GPSの精度ってホントはどのくらいなんだろう。
20年位前に東大生研の学会に参加させてもらったときに衛星写真で解像能50cmって言ってて現在では数センチのはず。
衛星写真から地球を撮って歩いてる人が男か女か。身長と体重くらいまではわかるってのが現在の技術のはず。
(残念ながら3サイズはちょっとわからないはず。)
それに1cmクラスのGPS精度組み込まれたらミサイルをマンホールに入れるくらいのことはできそうだね。

衛星写真で地下に何のどんな施設があるかわかるってんだから今日本で起きてるあの問題だって
アンダーコントロール 
ってどういう意味なのかよ〜くわかっちゃうね。衛星から監視しているのは可視光線だけじゃないんだから。

とか考えながらいろんな勉強しておしまい。
いろいろお見せできなくて残念。

そしたらまたキャトルに乗ってツインリンク茂木のなかのホテルが今日の宿。
ホテルの部屋からは
サーキットが見える。
部屋には聖書ならぬ
ホンダ教の教典がおいてあった。^^;
確かに偉大です。でもあなたが亡くなってから古い車種の部品供給がとても悪くなりました。
ホンダだけはと思ってたのに残念です。
逆にホンダは常に改良改善を繰り返しているだけに還って部品が大変な車だらけになりました。

いや初代Nに今のNの部品はつかえませんから、そんなことやったってごまかされませんよ。^^

ホテルの入り口には
こんなのがかざってあります。
タダのホテルではありません。^^;

で、夜は宴会して明日の博物館へ〜。

ツインリンクにあるホンダの博物館はとにかくなんでもかんでもいっぱいある。

一階はASIMOがメイン。
はじめの足だけで2足歩行をさせるための初代からず〜っと歴代の実験機が並んでる。
でもうちは2足歩行は人間だけしかやってないんで写真もとってこなかった。

うちに ASIMO もってきたって直せないよ。
手もアシモでない。 うひゃひゃひゃひゃ。^^

入り口は初めてみたレーサー。
やっぱフォーミュラーはこうでないとね。
今の尖ったするめイカみたいなF1とかまったく魅力かんじな〜い。
この寒天の押し出し器みたいな形にタイヤがついてるからかっこいいのよ。
今のフォーミュラーは空を飛ばない飛行機みたいなもんでしょ。
地面無かったらどんどん下に潜りこんでいく。

どうよこのエキゾースト。
都内の警戒態勢のときにこれ乗っていったら絶対ロケット砲だと思っておまわりさんに止められるよ。
いや、待て。そもそもレーシングカーで道走ったらその時点で止められるか。
シートベルト締めてますか?って。

うははは。

ま〜とにかく世界でも珍しい2輪4輪両方とも作ってるメーカーの博物館だけあって盛りだくさん。
手前味噌感は否めないけどちゃんとヤマハやスズキもちょびっとは置いてある。
バイクだってものすごいお宝が並んでる。

だめだ。いい写真ない。
どれも結局メカの写真しか撮ってないや。^^;

まあ、でもバイクはやっぱこういうのじゃないと。
さっきのフォーミュラーとおなじで今のレーサーはマンボウにまたがって走ってるみたいなんだもん。
赤いのなんか本来縦置き用のエンジンだよ。

こういうのはメカ的にはすごいんだけどやっぱ萌えないよね〜。
メカ的にものすごいのは良くわかる。
エンジンの単体はこんなだよ。
5気筒V型。これが1万数千回転で回る。 ピストンなんかこんなに薄くって良く裏返しにならないよね。
バルブだって夜店のりんご飴屋かってくらい つんつん してる。
そりゃ速いだろ。
最近じゃあ技術が進んでるからエンジンの力はすごい。タイヤのグリップもすごい。だもんでホイールとタイヤの間で空転しちゃうらしいよ。


そんなわけでフォーミュラーも するめイカじゃなくてこっち。
どうよこのエキゾースト。
作ってって言われたって絶対作らないからな。
ツーリングカーだってこのタイヤのクリアランス。
もう しっびれちゃう。
とまあ集合時間に遅れて怒られるまでみてたんで置いてかれた。^^;
てか気がつかなかったんだけど。
そしたら今度はSLをみて

飯食って解散。
とっても満喫しました。

そんなわけで帰りも高速をいい調子で突っ走ります。渋滞にはまりながら我がキャトルは無事到着。
73858キロ。

スタートが73447Kmだから411キロか。
意外と少なかったな。
でもこれだけの距離高速とんでって無事帰ってこれた。
もちろん途中ベルトのすべりも無く今でもベルト調整なし。

今回は点火時期と全開時の燃料をもちょっと薄くしてもいいかな? 課題を見つけてまたキャトルは煮詰まっていくことになりました。

しかも燃料計みて。
空っぽ。 燃費は14.5km/1リットル。
途中給油なし。28リッターくらいで400キロ以上走る。
モーターもエネチャージも充電カットもカーズもついてない。レアメタルも使ってない。
ま〜 なんてエコなんでしょう。クーラー掛けっぱなしだよ。
これでいて25年も生き延びてる。こいつの変わりに車生産しないでいい。こいつはまだ廃棄物をだしてない。
解体したってリチウムイオン電池もモーターごみもでない。
これがエコじゃなくて何がエコなの?
エコカー減税してよ。まったく。

あれ? 今回内容がホンダメインになってね?
しかも在庫車の距離伸ばしちゃったよ。 ヤベ。・・・・・・・(−_−〆)









 
パワーウインドウはなぜ壊れるのか。  2013年9月14日



なんだかあれこれやりながら部品待ちで次のに手をつけてっていう繰り返しばっかやってる。
だもんで頭の中が整理つかなくって書く気がしない。

リハビリ程度にパワーウインドウの修理の話。
最近の車は写真のようなウインドウレギュレターをつかってる。
大概がワイヤーをモーターで巻き取る方式であの重たいガラスを簡単に持ち上げる。
その上で大根くらいなら真っ二つに切断するくらいの力を持ってる。

ワイヤーとガラスの接合部分はプラスチックの止め具でつながってて、ワイヤーはこのプラスチックの止め具を動かす。
プラスチックはワイヤーの巻き取りリールと上下の滑車部分にも使われてて、早い話すべての力はワイヤーとプラスチックが受ける仕組みになってる。
この仕組みは日本車でも今では主流になってて最近の車でも普通に壊れる。

モーターの力はとんでもなく強い。
ちょっと前までのBMWは金属でできたパンタグラフ式のアームをモーターで持ち上げる仕組みだったんだけど 厚さ3mm、幅30mmくらいある鉄のアームを折り切るくらいの力を持ってた。
なのでちょっと古いBMWのパワーウインドウを修理するときは目を疑うような金属の切断をみてた。
なんかピンボケ
そんなわけで大概はプラスチックが割れるかワイヤーが切れるってのが一般的な故障。
ひどいのなんか切れたワイヤー巻き込んで飛んでもないことになってる。


暖かくなるとパワーウインドウの修理が増えるんだけど
今年の夏だけでも4〜5台は修理した。

しかも外車はウインドウレギュレターがすごく高いことが多い。
プジョーの306は100%壊れた。
必ず壊れるから値段は段々下がっていったんだけど最後のころでも3万以上。
クリオなんかだと6万以上もしてお客さんがかわいそうになることが多かった。
意外なことにBMWとかの方が安くって良心的だったりもして。

メガーヌIIも必ず壊れる。
しかもこれまた厄介でウインドウレギュレターはドアについてるんじゃなくって内装についてる。
内張りってのかな。
なんじゃこりゃ。
フランス人め〜。

はずすときはこんなやって
こんなやって
モーターのネジ3個はずしたら
こんな風になる。


この仕組み普通は理解できないから内張りが外れない。
で、半分 ちからずくではずすもんだから大概は内張りの爪が全部割れてる。

内張りの爪が割れてると嵌める時にずれるんですご〜くはめにくい。
ま、いずれにしろ金かかる。


だから うちじゃあ あんまりパワーウインドウ開けないほうがいいですよ。 壊れるとびっくりするほど高いから。
って言ってる。

でもそれじゃあ本当は本末転倒。 窓は開けるためにある。
なのでもう少し理解できる人には以下のことをお知らせする。
窓の開閉時にちょっとでも異音がしたらできるだけ早く持ってきてください。そのときにはもう壊れてるから。

まだこの段階ならまだ延命できる可能性がある。
逆に言えばガタっとかバキっとか音がした段階でその窓はもう壊れた。
でも大概は動く。
運がよければまだしばらく使える。
運が悪ければ一月以内に壊れる。 ってかんじ。

え? マジで? 
うん。 まじで。

壊れてからより安いと思って持ってくる人が理解してる人。

では音がしたときに何が起きていてどう壊れるのか考えてみる。

パワーウインドウのモーターは先述のとおりとんでもない力を持ってる。
何らかの理由でガラスが動きたくない力が働いたときワイヤーとプラスチックに破壊的な力がかかる。
多分音がしたときにワイヤーが巻いてあるリールの溝を飛び越えてる。
写真無いけどリールにはネジが切ってあってその溝にワイヤーがはまって巻かれてる。
この溝に負けない力でワイヤーが引っ張られるからワイヤーが溝に収まらない。
ワイヤーが溝からはみ出てるところに次の一回転で上にワイヤーが巻かれる。
さらに引っ張られるんでワイヤーがずれて バキって音がしてるんじゃないかと思う。

そのとき運よくワイヤーが本来の溝に収まってくれた人はラッキー。
一段飛び越して隣の溝にはまった人は運命の分かれ道。
次に窓を動かしたとき偶然つじつまが合ってくれたらとりあえず動く。
でもワイヤーがもつれちゃったらほぼ終了。
ワイヤーに折れ目がついちゃうんで癖がついて次回からも必ず溝にうまく収まらない。
そしたら何回か繰り返してるうちにワイヤーがこんがらがったり切れたりして窓が落ちる。


そんなプロセスでパワーウインドウが壊れる。
メーカーもそんなことは知ってるはず。
でもコストダウンのために。そして軽量化、側突の安全性などの観点からこの仕組みが一般的になってきてるんだと思うよ。

壊れるところが残ってるってのは修理屋さんにとってはいいことなんだけどさすがに値段が高くってお客さんがかわいそう。
だからうちではこっそり予防策をとってる。
その方法を よゆ〜で公開。

壊れ方はわかった。 じゃあなんでレギュレターのワイヤーやプラスチックに負担がかかるのか。

それは窓の動きが重いから。

窓はガラスでできてる。
そのガラスはゴムで作られた溝をスライドしてる。
このゴムのレールを部品名で ランチャネルゴム とかっていう。

このランチャネルゴムの摩擦が大きくなったり へたったりしたときに窓の動きが悪くなる。
そうなるとレギュレターに破壊的な力がかかって壊れる。

という仕組み。
メーカーでは重くなりにくいようにランチャネルゴムの表面に植毛して摩擦係数をゴム直接のときより落としたりして工夫してる。
多分。

でも古くなってくると汚れや埃が付着して摩擦は当然増えてくる。
ランチャネルがへたって来たりするとガラスが水平に上がらなくってガラスの角が食い込み気味になる。
そうなると余計にガラスは斜めになるんで引っかかりやすくなる。
多分車種によって壊れやすい車とそうでない車があるのは
 ガラスを水平にあげにくい重心の悪い設計
 前後のランチャネルの接触面積が大きく違うことで経年摩擦増加の差が大きくなる。
なんて事が起きるんだろうね。
最近の車はドアから屋根方向に向かってすごく傾斜してるからガラスは車体内側に傾きながら上がっていく。
なので前後方向はもちろん倒れる方向にも摩擦が発生しやすいから負担がかかりやすい。
そういう車種はパワーウインドウが弱点としてラインナップされる車種なんだろうね。

え? 公開まだかよ! って?

もうちょっとお付き合いください。^^;

さあ、もう答えはわかったでしょ?
レギュレターにグリスさしても意味が無いって。
最近ではウインドウレギュレターのプラスチックとワイヤーだけ並行輸入で売ってるけどそれだけ交換してもまた壊れるって。

答えは簡単。
ガラスが動きやすくしてあげる。
これだけ。

じゃあ実際にどうしてるか。
ガラスとランチャネルの間に油は塗れないでしょ。
まあ、塗ってもいいけどガラス ギトギト になる。
しかも油は水と合わさると乳化って現象が起きて余計に滑らなくなったりする。

なのでランチャネルゴムの汚れを取ってあげる。
ガラスをきれいにしてあげる。
そのあとにフッ素系の薬剤を塗る。
フッ素系は基本粉末なんで濡れると流れやすいんだけど植毛とかしてあるやつはそこらへんにとどまってくれるんで意外と効果ある。
具体的にはこれを塗るの。
スプレータイプで透明でガラスについてもギトギトしない。


これをランチャネルにスプレーする。
なじむまで動かす。
これでガラスが少しでも楽に上がるようにしてあげれば壊れる確立が減る。
壊れなくなると仕事が減る。・・・・・・。 うはははは。

とにもかくにもガラスがスムーズに動かない。
これが原因なのよ。 原因みっけて原因つぶす。 これがたいへんなんだけどね〜。
さあ、洗車ついでにランチャネル時々お掃除してあげてね。


あ、キャトル書いてないや。

10月15日加筆

テフロン系じゃなくてフッ素系でした。
訂正しました。^^;






 
暑い夏。  2013年8月14日



暑いね。暑いよ。 ばかなんじゃん?
41度ってなんだよ。 風呂か?
温暖化? 温暖化のせいで暑くなってますなんて誰も言わないね。
高気圧が張り出してきて、居座っていて とか。
確かに見たことの無いような気圧配置。
アベノミクス効果なんじゃない?

今年は暑いのでエアコンの修理が多い気がします。
でも5月位から突然暑い日があったりで早目から修理が入ってきたから分散してるはず。
でも多いのよ。


このところキャトルに乗ってる人たちから問い合わせがまた増えてる気がします。
大半はまあ、ベルトのすべりですけど。
ここんとこベルトすべりの相談減ってたんでみんなあきらめたのかな〜と思ってた。

やば! 今気づいた。
あきらめたって事は次のオーナーに渡るサイクルがはじまったってこと?
時は折りしもアベノミクス効果。 前オーナーにあきらめられた車はまた市場に戻って次のオーナーのところに行き始めた。
ってことか?!!! まずい。

うちはキャトルのベルトすべり直せません。
って書いとか無いと大変なことになるかも。・・・・・・・・・。

キャトルのベルトすべりは仕方ありません。
滑らない理由が無いから。
で、直し方は簡単です。 壊れてるところとその原因を直せばいい。 それだけ。

でもなおせないんだな〜。
壊れてるところ。
症状はベルトすべりだからベルトの交換だよね。
で、交換して完成〜。 3日もするともう滑る。

そりゃそうだ 原因は直ってないし。

やるとすると
1、プーリーの全交換。
2、補機類をまっすぐ付け直す。
3、ベルトをはっても補記類がまっすぐなままでいられるだけの剛性確保。
4、ベルトラインがきちんと出るように調整。
5、ベルトの規格とプーリーの規格が違うのでつじつまあわせ。
6、補機類の正常稼動、必要なら修理。

ただこれだけ。 でもこれができなんだよな〜。
何もかもできるようにできてない。
1、プーリーは欠品がでてる。 標準のプーリーは剛性が足りない。
2、補機類はまっすぐつかないんだな〜。 本当に何度も何度もシム入れたりして調整しないと出ない。
  挙句の果てにステーが曲がってて調整するとまっすぐじゃなくなっちゃったりして。
  割れたステーを適当に溶接してあるのなんてザラ。そんなのまっすぐになるはず無いじゃん。
3、今ついてるステーは剛性がまったく足りない。 ディアビアつきだとオルタのステーがまったく無理。
  テンションプーリーはテンショナー自体は強いけど取り付け部の剛性が足りない。
  コンプレッサーのブッシュの剛性が足りない。最後にはオルタネーター本体の剛性が足りなくなる。
4、取り付け剛性が足りないんだからベルトラインなんて出るわけ無い。
  ベルトを貼っては緩めてシム入れて締めなおし、繰り返してなんとかまっすぐにベルトを組みつけられるところを見つけてあげる。
  到底ベルト交換なんて自分でできなくなる。
  キャトルってベルト交換面倒くさいですよね ってよく言われるんだけど、その通り。
  メカニックも面倒くさいと思いながらやってる。としたら きちんと見てくれてるはず無い。
5、ベルトは9.5mm幅を使うのにコンプレッサーだけは13mmを使う。 そんなの解決できるわけ無いじゃん。
  無理無理 最初にこのコンプレッサーを選んで設定した奴が悪い。
6、上の5個ができたって補機類だってもう25年くらいたってるんだからもう寿命に近い。
  オルタネーターのベアリングなんてそうでなくても音が出てるのに。

で、これらのことが構造欠陥。
これらを直した上で電気や駆動の負荷に耐えられるよう見直して最後に熱で壊れないかどうか。
エンジンだってトータルで見直す。 まあ、大概キャブは寿命。

ここまでたどり着くとエンジンルームには近寄れないくらいの熱が出るよ。^^;
少なくとも左フェンダーにはやけどするから触れないくらいになる。

ね、できないでしょ。 よそのお店はどうやってるのか教えてもらいたい。
魔法の修理方法があるのか、はたまた蓬莱山でとれたベルトが滑らない秘薬があるのか、筑波山のガマの油か?。

うちは魔法使いじゃないんでひとつずつ解決していって左フェンダーには触れなくなるまでがんばるけどね。

他には206が今年はエアコン効かないの増えた。
そろそろガス漏れちゃう年式だよね。
206の弱点は
フロントの足回りのボールジョイントとブッシュの音
オートマミッションのオーバーヒート
クランクプーリーのダンパーすべり
メーターの故障。
クラッチ重くなっちゃう。(最近これ原因わかってきた。  ←いまごろ〜?。 ← 今でしょ。!!)
イグニッションコイル壊れるっけ?
そろそろエアコン故障も追加だねえ。 
お? パワーウインドウはあんまり壊れね〜か???? うちのお客さんだけ?

昔は私もエアコンガスが抜けただけで入れればいいと単純に思ってた。
エアコン効かないんだろ? ガス入れなよ。 見たいに。
あ、素人のころね。

でもエアコンが効かないのはそれだけじゃないし、ガス漏れって入れればいいだけじゃないのよ。
しかもエアコンは車の修理の中でも高難度。 どこまで行けば正常なのか、はっきりとした指針が無いの。
エアコン屋さんにいままで100回くらい質問してるし、開発してる人たちにも話し聞いたりしてるんだけど、いまだに難しい仕組み。
だってどこがどう悪いのかはっきりしないんだもん。
どの部品がどう壊れてるから交換。 その結果正常に戻りました。 とは言いにくい。
強いて言うなら壊れてるのはエアコン全体で、その中でも一番壊れてるこれを交換しました。
その結果大体このくらい直りました。 
って感じの修理  という実感がいつでも付きまとう。

そりゃそうだ。だってエアコンの中は冷媒とオイルがずーっとサイクルしてて、何かの原因で何かが壊れるとオイルが劣化したり金属粉が混じったりして。
それがまた全体にいきわたって。次々と中を汚していく。 劣化したオイルが全体に回っていく。
ガスが抜けてれば空気が混入して一緒に入った水分が中を錆びさせる。
冷媒回路はアルミが多用されてる。 アルミは腐食に弱い。 アルミは空気に触れた瞬間錆びる。
だからエアコンはずして置きっぱなしの車は中がどうなっちゃうのかわからない。
高圧の冷媒を一気に気化させることで雰囲気温度を奪う このノズルがエキスパンションバルブ。
そこ詰まっちゃうんじゃないかな。

でも空気の無いところで修理するのは不可能だから目をつぶるしかない。
早いか遅いかの問題だけでは解決できないむずかしい命題。

そう考えていくとどこまで自分の中でエアコン修理と向き合えばいいのか葛藤がいつでもあるんだよね。
まあ、冷えてるからいいか。 
この答えを出さざるを得ない。

最近じゃあエアコンのサイトグラスから見える泡は判断材料にならないし、可変容量コンプレッサーみたいなクラッチなしのタイプも増えててゲージでもガスの量が判断しにくくなってたりしてる。
日々これ勉強 だねえ。


ってぼやいておいて写真なし。

次はキャトルの典型的な修理を書くつもり〜。





 フランス車専門じゃないっていっても。  2013年7月4日
ま、どうしてもといわれればなんとかがんばる。
なので今日は変り種。

あ、! V35スカイラインでお問い合わせのメールいただいてる方。
docomoにパソコンメールはじかれちゃってどうやっても戻ってきちゃいます。
まだお困りでしたらお電話ください。


毎日いろんなことがある。
軽トラの新車買っていただいた。
納車まで2ヶ月。 長かった〜。
運送のお仕事をされてる方。
前の車は
なんと33万5500キロ!!!

う〜んすごい。
エンジンは一機で走りきった。
でもエンジンは春ぐらいに音が出始めて今では息もも絶え絶え。
なので買い替えと相成りました。
ミッションは2機目(これはじめのミッションが不良だった。)
デフも2機目。(異音で交換)

すごいね〜。 日本車って世界で売れるはずだよ。
むかしオークションで隣の席の外人に 
なんで日本で15万キロも走ったハイエースかって輸出するの?
韓国車の新車同じ値段で買えるでしょ?
ってきいたら

日本車は30万キロ走るけど韓国車は10万キロしか走らないから。
って言ってた。

確かに中古で後15万キロ走る車と新車で10万キロ走る車。
壊れずに走るのが目的 と考えた場合には中古の15万キロのほうが得なのかも。
しかし究極の選択ですな。

しかしなぜ軽トラをわざわざ2ヶ月待ちで購入したのか。
じつはこれ特装車。

荷台にリフトゲートがついてるの。
だから大変だったのよ。
で、やっとのことで入荷。

まずはリフトゲートの強化と延長をする。

そしたら今度は幌をつける。
新車にドリルでバシバシ穴開ける。 ^^;
もったいね〜。
幌を張ったら今度は幌の前の部分の防水シールを打って水が入らないようにする。

そんでもって高速でのダウンフォースを稼ぐためにキャビンの上にスポイラーをつける。
ほらストレートで300キロ超えると空飛んじゃうかもしれないじゃない?
うははは。

実際は高速走行時の幌を守るのと燃費を稼ぐため。
33万キロとか走ってたらさすがにガソリン代に影響出るでしょ。
プリウスかって半年間ガソリン入れてません てのとわけが違うんだから。
そりゃ乗って無いだけだろ っての。

だまされた。
ちくしょ〜 このスポイラー簡単につかね〜じゃん。
こんなのつけたら雨漏りしちゃうよ。
だいたいどの軽トラにでも取り付け可能ってのがおかしいとおもったんだよ。
ドア閉まんねーじゃねーか。

てなわけで苦労&工夫して取り付け。
ものすごい考えた。 でもこの車間違いなく乗りつぶすよな。
求められているのは確実な固定とメンテフリー。

じゃ穴開けちまえ。^^
実はプジョーの純正とかもそんなつくりになってる。

あとはETCやらナビやらステレオやらを移植。
完成〜。

なれない仕事は時間かかるなあ。


もういっちょ なれない仕事。

ま、たしかにくるまだねえ。

でもハンドルもアクセルもついてね~ぞ。
タイヤとハンドルがついてればなんでもやるよ〜 とは言ってるけど・・・・・・・・・。

ま、困ってるんだからみてみよか。

まず右の肘掛がすっぽ抜ける。
肘掛を差し込むと中から弾が飛び出してきてロックされる。
この玉の飛び出し量が左より右のほうが少ない。
肘掛が後ろの方向に跳ね上がる仕組みなんだけどそれと連動してこの玉が飛び出す仕組み。
うえの左の写真が引っ込んでる状態。

はずして分解してみた。
ふむふむ なるほど。
中のバネが変形して玉を押し出せない。
バネが外れてこないんでこの細いパイプの中でできるだけ形を治してあげる。
で、できるだけ飛び出し量を増やしてやる。 抜けやすい状態のまま使ってたから受け側の穴も変形。余計抜けやすくなってる。
受け側の穴も引っかかりやすくなおしてあげてOK。

次はブレーキ。
ブレーキが効かないって。
ばらしてみた。

ブレーキは別に100キロからのスピードを殺すためにあるんじゃなくて(あたりまえか)動かないようにロックするためのもの。
なのでレバーを引くとワイヤーで左右を連動させてタイヤを直接とめる。
ブレーキ自体は効くんだけどロック機構が働かない。
だからレバーを離しちゃうとまた解除されちゃう。

分解してみたらアルミに刻んである溝が磨耗しててロックがかからなくなってた。
こりゃ部品交換が必要だし、交換したほうが絶対安いんで無理に直さない。

次は・・・・・・・。
この車椅子のオーナーはおばあちゃんなんだって。

車椅子に乗るまでは杖をついて歩いてくる。
で、車椅子に乗って ???? 杖はどうすんの?
ってことで杖のホルダーをつけてほしいとの事。
杖は4本足の病院とかで時々見るやつ。


まずはどんな使い方なのか想像。
おばあちゃんが杖をつきながら歩いてくる。車椅子に座ろうとする。
え〜とこの人どっちの足が悪いんだろう。

車椅子を観察。
車椅子に座ってみる。

この人右半身が悪いんだ。
左側の肘掛の表皮が痛んでる。
で、右側から座るから右側の肘掛を動かす率が高いんで右の肘掛は壊れた。 んだろうと仮定。

てことは杖は右手に持つ。左手は車椅子に体重をかけて左足でたって座る動作。杖は右手で車椅子に掛けたい。
杖は車椅子の後ろにぶら下げたいとの希望があった。
ぶら下げるだけだと杖がゆれちゃうからゆれないようにしてほしい。

もし私がその人の立場だったとすると
1、杖の固定はできるだけ手間が無いように。ワンタッチが理想。
2、万一車椅子の周辺で転倒してもホルダーに当たって怪我をしないように。
3、最低限の動作で杖を取り出せること。
4、杖をかけるところから杖を再び持つまでの動作がすべて片手でかつ持ち替えずにできること
5、構造をできるだけシンプルにして壊れずに。あとから誰でも手直しできるように。
6、安価なほうがいいね。

ってかんじかな。
で、裏に行ってフェンスの針金のきれっぱしを拾ってきて曲げて杖のハンドル部分をぶら下げるように製作。
取り付けはネジとかを使わずに背もたれに引っ掛けてかつ外部からの衝撃を受け流せるように適度に動くように固定。

ここまでは簡単。 さ〜て
杖をぶら下げただけだと車椅子の後ろで杖がぶらぶら揺れちゃうから下側の固定をどうするか。

カチッとはめ込むタイプだと杖をどうしても持ち替えなきゃいけない。
下のほうを止めなきゃいけないのに間違いなく しゃがみたくないはず。
杖のハンドル部分だけを持って下も固定できなきゃいけない。

杖を置く皿、棚 見たいな物つけたらいいんじゃね?
ってそれ車椅子たためないじゃん・・・・・。
取り外し? 部品増える。 却下。

マジックテープで止めちゃえば? とかの話も出てきたんだけど、そうすると力の方向が車椅子の前後方向に入っちゃう。
そしたらと車椅子が動いちゃう。片足で立ってる人にはわずらわしいはず。
左足で立って左手は車椅子に体重かけてる状態で右手だけで持ち替えずにできたい。
引っかかりはこれ以上増やしたくないし。
しかも車椅子は折りたためなければいけない。

車椅子の前後方向に力を入れずにぶらぶら揺れるのをとめる方法。
杖をフックに引っ掛けるときは杖は上下の動き。
てことは下側を固定した後でも、まだ杖は上下に動かないとフックに引っかかりきれない。上下の自由度が残る固定が必要かあ。。

ぶら〜んは前後の動き。
フック(杖のハンドル)を支点にして振り子の動きをする。

ガラクタ箱アサリながらあれこれ考えた。
これかなり難しいぞ。 う〜ん。
下を固定すると上下に動かせないもんな。
厳密に作りすぎると上と下同時に引っ掛ける必要が出る。
そうすっとかなりコツが必要になってわずらわしい。
幼稚園生でも教えれば簡単にできるくらいじゃないと絶対面倒くささが残るはず。

もう杖の固定あきらめてもらおうかな〜。
でもな〜 おばあちゃん杖ついて車椅子まで歩いていけて、その後車椅子に乗って一人で動けてるんだもんな。 
杖が一緒に動けないと、たどり着いた先で降りれないよな。そしたら車椅子乗る意味無いじゃん。
きっとおばあちゃんにとって杖は土足禁止の車の靴みたいなもんだよな。
目的地着いたけど降りれないじゃん。 みたいな。^^;
杖を運べないんじゃ乗るの億劫になるよな。乗らなくなったら動けなくなっちゃうかも。
ひとりで動けなきゃ意味が無い。
どうすっかな〜。


あ〜!!! 
固定しようと思うからいけないんだ。 固定してるように見えればいいんだ。
いつもみたいに100キロ以上出す乗り物じゃないんだし。^^

ひらめいたのよん。
できたのがこれ。
なんだ かんたんじゃ ね〜か。 ^^v

下側にタダのゴムを通してあるだけ。
そうすると間違いなくワンタッチ。
ゴムだから車椅子そのままたためる。
しかも杖の下側を先に引っかける。そしたら上をフックに引っ掛ける。
フックに引っ掛けた後杖の位置は少し下がるけどその下に向かう力を阻害せずに吸収してくれてかつ杖が後ろにぶら〜んとならない。
上下動を一切阻害せず前後への振り子運動だけを規制してる。
固定はして無いし でも杖は車椅子と一緒に移動できる。
しかも杖を引っ掛けようとしてバランスを崩してもゴムだからそのまま杖を突きなおせるじゃん。

ちょっと引っかかるのは 杖の握り手をスナップ利かせて回せるかどうかなんだよな。 握力足りるかな。・・・・・。
ま、でもきっと工夫してくれるだろう。 杖をかける前に最後に杖を突く位置。それだけわかれば大丈夫だ。
コツが残っちゃったな。

フックもぶら下がってるだけでかなりフリー でも外れない程度にしてある。
万一転んでフックに頭をぶつけたとしてもフックがずれて逃げる。
ゴムはわざと金具等を使わずにタダ結んだだけ。。
調整が必要になったら誰でも手で治せる。

いいじゃね〜か。^^v


超自己満足。 うはははは。
気分がいいので左の肘掛の破れを治してやろっか とおもったんだけど丁度いいビニールレザーが無い。
なので製本テープを貼って破れを隠す。
でもここ頻繁に手をつくから破れてんだよな。製本テープじゃ長持ちしない。
さらに左右を入れ替えておく。
破れは幸い一番前の方。

なので
ほとんど手をつかない右と入れ替える。
前後も逆になる。

そうするとあら不思議 あった傷が無くなった。
という寸法。
だまってればまったく気がつかない。  はず。

できたよ〜ってお孫さんに連絡して取りに来てもらった。
おー いいじゃないですか。 てかよくできてるね〜 って。

そうそう。 そうやって喜んでもらえるのが一番うれしいのよ。^^

肘掛の破れも直しといたよ。
え〜 どうやって? 張り替えたの?  

だろ〜 右左入れ替えたの。
ぜんぜん 気がつかなかった。 って。

でもブレーキは直ってない。
残念。

部品探してまた持ってきて。

とりあえずまたひとつできた。
おばあちゃん長生きするといいね。^^







 205ラリー  2013年6月29日






これいつやったんだっけ?
205ラリー。

とっても魅力的な車
スポーツと無縁だったプジョーが104やシトロエンでの実験とかから得たデーターをきっともとにして作ったんだろうなあ な車。
今あるプジョーの礎になった車でサンクで大成功した2ドアハッチのボディーをBセグメントに持ち込んで作った車。

プジョー205は今日本人が持ってるプジョーのイメージそのもの。
今のプジョーはまたガラッと変わったけどね。

で、軽量なボディーにシンプルな足回りを組み合わせて安価でいい車を作り上げた。
エンジンのバリエーションも1000ccくらいから最終的に1900ccまで(ガソリン車)の多彩なラインナップ。

本国で走ってるのは大体がディーゼルかガソリンの1400くらいまで。
TU系 1400ccまでのエンジンはPRVユニットのOHCで シトロエンVISAやAX、ルノー14、プジョー104に使ってたもののボアストローク違い。。だとおもう。TU系は1.0、1.1、1.3、1.4がある。
このエンジンは最終的に材質やボアストローク、ヘッドまで変えて206くらいまでの1600ツインカムユニットまで続く。

1600ccは多分2種類あって
輸出仕様(多分中東向け)には1600のOHV(多分マトラのユニット)
日本を含む先進国向けには数少ないプジョーオリジナルエンジンのXU系 1600のOHC。
それをボアアップしたのが1900で、このエンジンは最終的にツインカム化、鋳鉄シリンダーで2000ccのツインカム(306)まで発展。
205のXU系は1.6と1.9の2種類。
というのが205のエンジンラインナップ。記憶が正しければ。

こう見ると205って車の生い立ちは104とAXでできた車体の焼き直しに昔からあるエンジンを載せた寄せ集めの新型車ってかんじ。
だからいい車ができたんだよね。
おんなじ酔うな生い立ちはトヨタのAE86。
あれもTE71のシャシに新しい上物のせてエンジンを新開発。だから安くて軽いいい車ができた。

サンクシリーズ(初代)が550万台 に対して205が527万台とものすごく売れた車。
中東をはじめとする市場で売れてるんだろうけどそれまで実用車的なものしか売れなかったフランス市場でも爆発的にヒットした車のひとつ。
これは逆に見るとフランスの自動車市場傾向が変化したということを表してもいて、これまでの人間荷物満載 という市場ニーズが少人数コミューター的車輌ニーズへ変化(発生)したということに取れる。
日本では最近やっとそういう変化が起きてきた。 
私が思うには現在の先進国の自動車市場はほぼ飽和と成熟期に入っていて、欧米ではそれが日本より10~20年早く来た。
日本はその期間にミニバンやら大馬力車の波があったから成熟までに少し時間がかかった。 んじゃないかな〜 っておもってる。
バブルがあったせいもあると思うけど。それが上にあるそういう変化になってるんじゃないかと。

だから今の日本では若い人は特に車も必要ない。売れているのは軽自動車。

フランスには軽自動車は無いからね。
免許なしで乗れるミニカーみたいなのはあるんだけどあれスピードでないらしいんでここでの自動車市場にはちょっと入らないかな。
(それらの車はヤンマーかなんかのエンジンが載ってる。)

はい。とりあえず205で知ってること、想像含めて大体書いた。正しいかどうかは知らない。

さあこれらのことが頭に入ったら次のステップに。
そんな中で欧州で若い人が元気だったころに205はあった。
当然205はモータースポーツの世界に。

フランス国外向けには1.9の120馬力くらいのエンジンを載せたGTIを。
でもモータースポーツには排気量別のカテゴリーがあって1300cc以下と1600cc以下というような区分がある。
そうなると205は1100ccの上は1400cc。
そう。どっちのカテゴリーに出るにも205は不利。
だから1300以下クラスに出られる様に1400ccのエンジンを排気量落として1300ccのエンジンを載せたモータースポーツ用ベース車を作った。
それがプジョー205ラリー。

他の市販バージョンの205には1.3ていう排気量のラインナップは無いから1.3のこのエンジンは205ラリー専用に開発できる。
(AX Sportsもあるけど)

だからやりたいこと沢山やっちゃった特別なエンジンなのよね。
この1.3のエンジンはTU24という型式で1400ccのエンジンをベースにストロークダウン、Bigバルブ、ハイカム、Weber40DCOM2基というハイチューンエンジンだった。
800キロくらいしかないボディーに100馬力くらいのエンジンだから戦闘力は高いよね。
早いと感じる軽自動車のターボでも64馬力だから。

そんなエンジンがのっかった205ラリーは今となっては25年も前の車。
20年位前に見に行ったアクロポリスラリーにも2~3台しか出てなかったな。
だもんでくたびれてるなんてもんじゃない。
このお客さんは106ラリーから乗り換えて205ラリーにしたんだって。
で、ある日別件でご来店いただいた。

来て早々失礼かと思ったんだけどエンジン調子悪くないですか?ってきいちゃった。
排気音が明らかにおかしい。

でも自覚症状はなかったみたい。調子良いですっておっしゃってました。

一気筒ひきずってる。

そう。 まず205ラリーの弱点キャブのインシュレーターが駄目。
シリコン塗りたくってある。
シリコンはガソリンに使えないよ。^^

あ〜どうしよ。 部品もう10年位前に手に入らないって聞いたよ。・・・・。
時は折りしもBXスポールの修理をやってたころ。

こいつもインシュレーター探しか。・・・・・・。

お客さん曰くフィアットの130TC が共通らしい。
ってそれもとっくに欠品だよ。^^;

でもYouTubeとか見てると現役でまだバンバン走ってる。
てことはなんか方法があるんだなと思って調べてみた。
そしたらアルミのブロックを削りだして作ってたり、インマニごと社外品に交換してたりってのが出てきた。
そんなこんなでずーっっと調べてたら
フランスで誰かが再生産したみたい。純正じゃないから材質やら寸法やら耐久性やらどうなってるのかわからないけど。
まあ、形があればどうにかなるでしょってんで取り寄せた。

で、キャブレターもインマニもきれいにして組んでみた。

お〜い、写真撮るからちょっと持ってみて。
すごい腹だな。 最近 排気量増えてないか? ^^;
さあ、こんなゴムのインシュレーターじゃキャブ支えられないのわかりきってる。
重い。
その証拠に もってみてっていったら無意識におなかにつけて持ち上げた。
本来ほしいのはこっちの絵。
記録写真ぽい。
でもこうやって持つと腕がきついくらい重い。
そんなもんゴムが支えられるわけ無いじゃん? だから切れてきちゃう。
これじゃ駄目だ。
ゴムはある程度仕事させといて他のもんに重さ持たせちゃおう。

とおもって考えるけどエアクリーナー取っちゃってるし部品は無いって言うし。
いろいろ考えたけど重さはインマニに持たせることに決定。
とはいえインマニとキャブを固定する方法が無いからこんな方法をとった。
手前がエンジン側で向こう側にキャブがつく。
インマニのど真ん中に穴をあけてそこからステーを出し、インシュレーターの向こうに取り付けられる同調板に固定。
そうするとキャブの重さはこのステーが持ってくれる。
このステーをあんまり強固に組まずに ある程度キャブの居たいところに居られる様にわざとこの頼りなげなステーで組む。
直角が出るように高ナットをつかう。

これでいくことに決定。
これ思いつくまで1週間くらいかかった。
さて、次に問題が。
この同調板はもともとアルミの薄い板でできてる。 そうね〜 多分3mmくらいだったかな。
そうなると同調板ついてても同調板がまがる。
だからあんまり意味を成さなかった。

同調板ついてるのにキャブがバラバラに手でうごいちゃう。
そんなのハナからいらんだろ。・・・・・

そんなわけでレーザーカットで作ってもらった。
右がノーマルの へろへろ板。
左が厚い鉄板で作った新造品。
こういうのショップだと 強化同調板!!! とかいって売るんだろうな。
あ、ついでにもう一枚だけ作ったからほしい人はご相談ください。うははは。
でもただの部材でしかないから使いこなせるかどうかは組む人次第だよ。

この同調板見ての通り真ん中の四角い穴と外のヘリまでのところが一番幅が狭い。
だからここを中心にしなるの。 それがわかったんでノーマルを強化しようかとおもったらこの四角はアクセルのリンケージが入る穴なの。
なので形状は変更できないことがわかった。
だから仕方なくごつい板で作り直した。


この板にキャブを固定。2個のキャブを一個の塊にする。
でこの板がキャブの重さをまとめて負担する。
だからキャブをぶら下げて板を持っても平気。

この同調板とインマニの間にインシュレーターを挟む。
インシュレーターを跨いだ形でインマニと同調板を固定する。
そんな手法。

ちょっと色気出して色塗ってやった。

そしたらインマニのガスケットを切り出してやって取り付けてみる。
あ、本組みの前にフランジ面の平面確認してね。

ここまで長かった〜。
エンジン始動。・・・・・・・・


だめだこりゃ。
キャブ バラバラ アイドリングすらしない。そりゃそうだ。
今までとはキャブとキャブの位置関係がかわってるし、エア吸ってたから混合気濃いし、アイドリングなんかできなくて当たり前。
というかそれだけ無理して走ってきてたって事。

キャブ調開始。
う〜ん もう2日目だけど駄目だぞ。
てか3日目でも無理だし。

ひとつだけシリンダーがどうしても負圧が低い。
キャブが駄目なのかとおもってキャブ3回くらいはずしてバタフライ調整して。
キャブは加速ポンプから燃料がしずくでたれてる。
でもだめだ。

横切るいやな予感。
確かにキャブも怪しい。でも・・・・・

そう。実は圧縮を前に計ってあった。
結構圧縮がバラバラなの。 で、大きくは狂ってないんでまあ誤差程度とおもうようにしてた。
でもその成績と調子の目立って悪いシリンダーが一致。

おわった。


シリンダーヘッドを最低やら無くっちゃいけなくなった。
もう全部組んだのに。・・・・・・・。

また水抜いて、インマニばらして、エキマニはずして、タイミングベルトはずしてシリンダーヘッドはずす。

終了〜。
バルブのあたりめちゃくちゃですから〜。
これハイチューンエンジンどころの騒ぎじゃない。
だめだこんなもん。使えない。
バルブの研磨とシートカット必要だな。 でもプジョーは駄目だからなあ。
プジョーのエンジンはなぜかバルブステムシールがプラスチックでできてる。
普通のエンジンは大概ゴムでできてる。
なのにプラスチック使うもんだからオイルの掻きがわるくなる。
で、オイル下がりを起こしやすい。
プジョー205が末期になると1000キロで1リッターくらいのオイル食いになるんだけどあれもこれが原因。
で、逆にオイルが減ることがわかったらすぐOHすればまだ間に合うかも。
でも継ぎ足しで乗ってるとそのうちバルブステムとバルブガイドのクリアランスが広がっちゃう。
そしたら両方交換。

既にこの時点でシリンダーヘッドボルトとバルブステムシールは交換決定。あとガスケットキットも。

おそるおそるボーリング屋さんにもっていってバルブのあたりを直してもらうように頼んできた。
数日後電話がかかってきて
「あの〜 バルブやせちゃってて使えないですよ。」 ってさ。

でた〜!!

計ってみたところ3/100mm位細くなっているとの事。
この数値小さいと感じるんだけどそれは計った部分だけの様は点と点の間の数値って事。
バルブステムは(棒の部分の事ね)まん丸なはずなんだけどそれがまん丸に磨耗するって事はありえない。
つまり太いところは太いし細いところは3/100じゃきかないほど細い可能性があるってこと。
何よりも丸くないんだからバルブガイドの中で往復運動を繰り返すうちに一番楽な向きになってまた磨耗開始しちゃうって事。

つまり3/100mmの磨耗は3/100のクリアランスというのとはまったく違った意味ってことなの。
わっかるかな〜。
結局少なくともバルブは6/100位は首を振るって事でしょ
そうすると傘の部分がバルブシートにぴたっと当たらなくなるでしょ?
バルブは閉じるときにどっかにぶつかって跳ね返りながら穴に収まるってのをアイドリングのときですら1分間に500回くらいやってる。
なのでバルブのあたり幅がでかくなっちゃうのよ。
そうなったらすぐ駄目になるし、バルブ閉じてんだか閉じて無いんだかよくわからんくなる。

さ〜てこまった。
バルブとバルブガイドも交換必須。
バルブガイドは金属の無垢棒から作れる。 じゃあバルブを研磨して一回り細くしてバルブガイドをそれに合わせてつくりゃいいんじゃないか?
とかっておもうでしょ。 私もいつもそうおもいます。

でもねバルブってのは焼きを入れて硬くしてある。
焼きは表面から内部に向かって入って行ってるからその一番硬い部分を削っちゃうって事。
それを削るとバルブの硬さが弱くなる可能性があるって事。
そしたらもう一度焼入れしなきゃいけない。

つまり多分なんだけど
焼きなまし
研磨加工
焼きいれ
の行程が最低必要なはず。

一体どのくらいの焼きが入っているかわからない。てことはこんな回すエンジンにそんな加工して誰が責任取るの? って問題がある。
そしてバルブが細くなるって事はバルブスプリングをとめるコッター溝が浅くなる。
コッターの落ち着きが悪くなるかも。
こんな回すためのエンジンに。・・・・・

てことでおそろしいから新品を探すことに。
正規ルート 平行車のため不明。 → こっちで部品番号調べてもう一回 → 欠品。
フランス 生産終了。
他の国 欠品。

ま、そりゃそうだよな〜。

最初に長々と書いたとおりこのTU24というエンジンはとても特殊。
兄弟の1400cc用のバルブは全然小さくて使えない。
完全に頓挫。
たったの一台分世界のどこかにあればいいんだからとおもって調べる。
でもみっかんない。

そしたらお客さんが見つけてきた。これじゃないですか?って。
ネットで売ってるところが一箇所だけ。
リンクを開いたら確かにあるんだけどどこの店で売ってるんだかわからない。
売ってるんだけど買えない、紹介サイトみたいなところ。

そっからまたたどっていってやっとお店がわかった。
しかし聞いたことも見たことも無いブランドのバルブ。 平気なのか?
へたすりゃ1400用なんじゃないか?
とおもいつつもとりあえず取り寄せることに。・・・・・・・。

二日酔いあけ。 つづく。





 
目撃  2013年6月26日

昨日の夜中2時ごろ。
まあ飲んで歩いて帰ってたんだけど。
各踏切に警備員がたってた。

何が通るんだろう とおもってみてたらはるか向こうのほうに明かりが。
そこまで歩いていった。

なんとレールの交換作業中。

丁度入れ替えて溶接するところだった。
どうやってレール入れ替えたのか見たかったな。

溶接は火花飛ばしてバリバリ溶接してる感じを想像するでしょ。
そうだと思ってた。

そしたら違うのね。
これから一本にされる線路と線路を油圧で押してスキマを開けといて(多分熱を入れることでスキマか変わらないようにだと思うんだけど)その部分に砂型らしきものとそれを囲う鉄製の治具をセット。で、上からバーナーで継ぎ目を熱する。
多分予熱。スキマは10mmくらいかなあ。
で、そしたらその上に坩堝(るつぼ)をおいてどろどろに溶けた鉄を流し込む。
流し込む前に アレ何だろうな? 坩堝の中に手持ち花火みたいなもの入れて酸素バーナーで火をつけてた。
次の瞬間ものすごく明るい光がスパークした。一気に温度が上がるんだと思う。
流し込んだら坩堝をはずす。
治具のスキマからは赤く溶けた鉄が見える。

冷まして治具をはずす。
ストップウオッチで時間を計ってた。

次に砂型らしきものを壊す。
そうすると線路が一本になってる。
残った砂型とバリをハンマーで叩いてはがして最終的にはサンダーの親分みたいなやつで平滑にする。
何度も何度も直定規を当てて継ぎ目がまっすぐかどうかを確認。削っては計るを繰り返す。

上のはその削ってるときの写真。
で、継ぎ目がまっすぐになったら今度は緑色に塗られた薬缶で水を掛ける。
右から継ぎ目まで、左から継ぎ目まで。最後に継ぎ目。 いきなり継ぎ目に掛けるとクラックが入るのかなあ。

その間左右のレールの平行度を計るための定規をあてて確認(仕組みはボアゲージみたいな感じ)
レールが冷えたら枕木と線路をとめる犬釘(ボルト)を一度抜いてレールを動かす。 平行を出すために。
どうやって動かすのかと思ったらなんと1.5mくらいあるバール。
人力で グッ って動かす。 さすがに夜だし目に見えるほどもくるっていないようで数回動かしては計ってを繰り返す。
最終的に犬釘を本番用のものに交換して枕木にレールを固定。終了。

って感じだった。
闇夜に光の塊と湯気、ハンマーとバール 光の粉をとばして淡々と作業を進めていく姿はとてもかっこよかった。
こういう人たちが鉄道を支えてるんだね。
線路は続くよどこまでも。 か〜。


う〜ん 夜中に1時間以上見てた。
ばかだな〜。うははは。
宵も酔いも良い感じに回ってきたんで帰った。


あのレールどうやって運んできてどうやって動かしたのか見たかったな〜。


2013.7.31 加筆

どうやらこの溶接方法、テルミット溶接というらしい。
酸化鉄が還元されて鉄に戻る昔理科の実験でやった還元反応が原理。

酸化鉄とアルミの粉末にタングステンか何かで点火して1200度くらいの反応を起こさせる。
酸化鉄から酸素がとられて鉄に還元。
2000度以上の温度で鋼が生成さるれみたい。

というような原理で昔からある方法なんだって。

鉄道オタクのひとのページか何かで見たら最近JRではゴールドサミット溶接っていう改良型もあるみたい。

いろんな技術があるんだなあ。 知らなかった。
ってわざわざ加筆するまでも無いか。

Youtube でテルミット溶接で探すと私が見たそのままのもの 出てくるよ。^^



 あけまして  2013年4月1日  2013年5月9日 加筆




メリーあけまして鬼はそとハッピーバレンタインぼんぼりに。

すっかりあいたけど気を取り直してスタート。
実は半年ほど仕事を休んで世界無賃旅行にいってました。

ええ、嘘です。 4月1日ですから。うははは。

おかげさまでお仕事させてもらってます。
去年末くらいからつらかったー。
年末の忙殺から途切れなく雪の事故対応、連日レッカー車で故障車が運ばれてきて。
もうどこのレッカーやさんも場所を電話で問い合わせてくることもなくなっちゃうくらい。
このところずーっと赤い車が不動になって運ばれてくる確立が高いですね。
アルファロメオは大変だなあ。

修理のほうは難航する車ばかり。
それでもひとつずつ直っては出て行き。
1台出て行くと2台入ってくる。 おかげで駐車場はまた1箇所増やして到底2人で回してる工場とは思えないほど。
その駐車場もこないだ満杯になって。
仕事が入ってくるのはうれしいんだけど顔がこわばるのがわかる。^^;

売り物のほうは長い間有った車がちらほらと納車。
台数減ってきた。
でも買取のほうも結構あって。特に今年の年度末はいろいろ入ってきた。

また写真上げなおすけど とりあえずご紹介するのは

ルノー サンクアルピーヌターボ 黒。
 こいつは結構手を入れないと売り物にならない感じ。
 外装は及第点結構きれい。
 
まあご他聞にもれず サンクアルピーヌターボは維持するのが大変な車。
普通のサンクやキャトルの比じゃない。
どっちかっていえばサンクターボに近い覚悟が居る。

でもうちはなぜかサンクアルピーヌターボだけで5〜6台見たり直したり販売したりしてきたんで意外と悪いところはわかってるんで何とかできそう。
この車も弱点のデスビが交換されてた。
そう、この手法良くやられるのよね。
サンクアルピーヌターボのデスビは中身空っぽで高圧のみを分配する機能しかない。
点火時期のピックアップはクランク角センサー。

で、進角はイグナイターAssyがやってるんだけどこのイグナイターAssyが既に相当前に欠品。
仕方ないんで進角機構つきのデスビをサンクアルピーヌから流用してつけるんで点火コイルが
こうなる。
ほんとはこんな宇宙ステーションのミニチュアみたいなやつがついてる。
こいつの中にはちっちゃなコンピューターが入っててエンジン回転数が入力されると点火時期を計算して進角させてる。
その進角特性がターボ用にプログラムされてる。
しかもアクセル開度とエンジン負荷を吸気管負圧の形で拾ってきてバキューム進角を組み合わせて点火時期をさらに補正してる。
だからこの車のこの部品だけ特別。 だもんで欠品しちゃう。

ターボとNAの進角特性は異なるし多分最大進角も違うはず
早すぎる点火時期はターボのエンジンの場合エンジンブローを引き起こす。
プラグやバルブはあっという間に溶けるし、もっとひどければピストンに穴が開く。

だからNA用のデスビの流用は危険を伴う。
この車も案の定ブーストかかり始めてちょっとするとノッキングがでる。
ノッキングは エンジンブローしますよ のお知らせなんでそれ以上踏めない。
しかもこの車他のサンクアルピーヌターボに比べてブースト圧が低い。

きっとこの改造(修理?)を前にやった人がそれらの一連の危険性を知ってて
点火時期を遅らせる、ブースト圧を下げる
の作業をやってるのだろうと推測。

え〜 それじゃあターボの意味なくない?
しかもNAより圧縮比が低いエンジンに低回転型のカムの組み合わせがノーマル。
低回転は遅くて高回転ではブースト掛けられない。
中回転のノッキングでない範囲だけで滑らかに加速するだけ。

確かに乗ってみると60〜70キロくらいの速度での半開度アクセルくらいのときは気持ちよく走る。
でもそこから全開フル加速しようとするとすぐに カリカリカリカリ ってノッキングが。

これじゃあ・・・・・・。(T T)

他にもよくあるサンクアルピーヌの弱点がもれなく駄目になってるのも見える。
お金かかるけど仕上げていくぞ〜。
仕上げはそのうちね。

なんだかうわさではニューサンクが出るとか出ないとか。
ほんとかね。



ルノー キャトルGTL 水色
 こっちは何年か前にうちであれこれやっていい感じに仕上がった車。
 お客さんが乗換えで戻ってきた。

そんなわけで連日フル回転中。
写真もフォルダに入りきれないくらいあってもう選んでられないんでそのうちまとめます。

は〜い。

お客さんきたんでまたアップしますね。

ことしもよろしく〜
ってもう3分の1 おわってるし。うははは。



一番上の写真。
時計の文字盤を蛇印のものに交換してみた。
何時だかわからない。^^



 


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